『牢獄の森』『うれしい悲鳴』 公演情報 『牢獄の森』『うれしい悲鳴』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-8件 / 8件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/08/21 (水) 13:00

    【牢獄の森】
    近未来の「ある状況」を描いたという共通点はあるが前日観た「うれしい悲鳴」の「王道アマヤドリ」に対してこちらは「令和のアマヤドリ」か?(笑)
    あらすじから予期した通りの重めの会話劇ながら程よく笑える部分を挟むのが上手い。
    終盤で明かされる「衝撃の事実」について「あ、やっぱり!」だったのは「あっち側の人」は考えるよねぇ、であり、もしかしてσ(^-^) の考え方も「あっち側」寄りだったからか?(汗)
    それにしても本作もうれしい悲鳴 も「国が決めた政策/制度により迫害される(?)一般市民」を描いており、妙なリアリティを感じるって「ヤな渡世だなぁ」(真顔)。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/08/20 (火) 13:00

    【うれしい悲鳴】
    冒頭のムーブメントから「そうそう、アマヤドリ/ひょっとこ乱舞ってコレだよねぇ♪」とニンマリ。
    そこから始まる物語は「変化球系広田作品」ど真ん中。
    で、初演・再演を観た時には「完全な架空」だったこの作品が今観ると現実を想起させることにトリハダ。
    また、今回はよく存じている方は6人だけであとはあまり馴染みのない方々だったがそれぞれ「アマヤドリキャラ」になりきっていて演出(と各人の演技)による「劇団カラー」の表現に舌を巻く。
    あと、政変といえばやっぱり雪だよねぇ。(笑)

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    うれしい悲鳴
    これがアマヤドリ!という感慨。物語を追うの忘れるほどの美しい世界観に魅了。
    感じる女、感じない男、感じることを止めた組織人、それぞれの思いが交錯する展開が結局は悲しい結末を生んだのか?自分にとっては全然うれしくなかった。
    でも、母娘の絆は普遍。泣いた。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    牢獄の森
    生まれながらの悪はないと思いつつも、DNAによる人の選別に踏み込んだ脚本に惹かれる。
    そうして選別された善は戦争を、悪は対話による問題解決を図るという皮肉が見事。
    真実を知った彼彼女らがこれからどう対話していくのか?気になる終わり方がまた良き。
    とても面白かった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    『牢獄の森』『うれしい悲鳴』両作観劇。

    『牢獄の森』
    犯罪者予備軍と判断された人たちが、一般社会から隔離され、半ば強制的に自然豊かな「森」で共同生活を送る近未来SF。
    「犯罪者」の素養を持った人は、はたして「矯正」できるのか?犯罪者予備軍として排除するのは、優生思想ではないのか?クズはどうやってもクズなのか?犯罪者予備軍でない多くの人たちは犯罪行為をしないのか。
    テーマは重めで、登場人物もそれぞれ自分勝手だし、なかなか進展しない会議での個々人のぶつかり合いは激しいし、2時間15分があっという間の濃密な会話劇。
    ラストの余韻がいい。

    『うれしい悲鳴』
    こちらも近未来SF。
    今の政治を見ていると、あるかもしれないと思えてしたいディストピア。
    幼少期のエレベーター事故を語るマキノの長いモノローグと、小学校卒業式の日のミミと亜梨沙、そしてミミと母のシーンは、自分の体も心もマキノに、ミミに、亜梨沙に、母に、同化してしまいそうな感覚になった。
    静かな雪のシーンの美しさたるや。
    ラストのダンスは圧巻。
    非常な満足感の高い舞台だった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/08/19 (月) 13:00

    座席1階

    「うれしい悲鳴」を観劇。コリッチの説明文には「集団の狂気」とあるが、それ以上に深い洞察が込められているように思う。物語を追っていくとやや難解なところも多々あったが、随所に展開された、あれだけの人数の出演者による切れのいいダンスは見応えがある。

    たぶん、近未来の設定なのだろう。「絶対に例外はない」というルールが支配している社会で、命令の実行部隊である「泳ぐ魚」という会社のような公務員組織と、その例外なきルールによって家を追われ、母親が殺されることになる一家の物語。一家の長女である女性、この一家に乗り込んできた泳ぐ魚のメンバーである男性がいわばロミオとジュリエットのような関係で苦悩するという筋立てもある。
    「欠席結婚式」という主役がいない舞台を設定したのも面白い発想。「泳ぐ魚」はカルト集団のような様相も呈するが、そもそも「例外はなし」というルールで社会を締め付けている政治体制が元凶である。物語ではこのルールを覆そうという試みもなされるが、見ている方からするとはかない抵抗のような感じだ。

    これは、物事に白黒付けず曖昧なまま世の中が動いていく日本社会のメタファーであろう。「決められない政治」が世の中を悪くする原因だという批判は聞こえはいい。だが、現実の日本ではここ数年、与党による「勝手に決める」政治が幅を利かせ、世の中は急速に悪くなったのではないか。曖昧さを許さない社会、もしくは「決められる政治」の内実がいかに恐ろしいものであるかを、この舞台は暗示している。

    役者の動きはよかったが、絶叫する調子でのせりふが多いのは少し気になった。それはそれで迫力はあるのだが、特に女性のせりふで絶叫調が多く、キンキンしてやや耳障りだと感じた。
    ともあれ、カーテンコールの拍手の力強さからいっても、アマヤドリという劇団とそのパフォーマンスが若い客席に支持されていることは間違いない。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/08/19 (月) 13:00

    「うれしい悲鳴」を観劇。
    楽しみにしていた群舞が躍動感があり、キレイでした。
    ラストシーンが美しく印象的で心に刻まれた。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/08/18 (日) 18:00

    「牢獄の森」を観劇。
    近未来を想像させる会話劇に没頭しました。
    色々な想いを巡らせながら楽しい観劇だったです。

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