満足度★★
初めて学生劇団を観ました。
学生劇団はあまり縁がないのですが友達に誘われて観にいきました。
そっかー、学生劇団ってこんな感じなのかーと
。なんだか難しくしようとして薄っぺらい感じを受けました。なにか伝えようとしているのだろうけど。もっとストレートに投げてきても。
ずいぶん17歳押しですね(笑)もちろん17歳でこれを書いたのはすごいことでしょうが、観てるこちらには関係ないことですから、あまり押しすぎると…
それなら17歳に書いた本と今書いた本ではこう変わりました、っていうのが見たいな。
役者のみんなはこの本をやりたくてやってるのかな…
ちょっと言いすぎましたが、役者さんは学生とは思えないパワーがありました。スタッフワークも素晴らしいです。学生劇団でも照明や舞台美術は追いついていますね。がんばってください。
満足度★★★
若さが溢れていました
何か大きくて重く嫌なものを、
自らの熱量で支え、弾き、打ち破りたい!
といった力の方向性が、垣間見れた作品でした。
やっぱり、若かったねって思った。
満足度★★★
「よく見えてしまう」ということ。
「よく見えてしまう」作品だった。高校演劇出身者かな?難しい言葉の羅列であったり、知的になにかを伝えようとしているだけであるように見えた。
だからすごい作品なのかもと思えてしまうが、本当に伝わってこない。
もちろん、「よく見えてしまう」ということを出来たことは素晴らしい。
脚本酒井くんの今後に期待します。
満足度★★★★
賛否両極
清々しくて瑞々しくて、それでいてビターな正しく大学生を体現したような舞台で自分は面白かったですねえ。舞台はタイムスリップしたSFでしたが、実際、若い世代が全共闘世代と現代で交わるそれ自体が若い世代にはSF何じゃなかろうかなんて思ってしまいました。
劇団員の皆さんには憂国の志士たれなんて言わないですが、このまま演劇を誠実に理想の地点に向かって突き進んで欲しいです。
満足度★★★★
テーマに感動した
ネタばれにならないように感想をどう書けばよいかなかなかまとまらず、偶然観ていた知人とも意見交換しているうちに遅くなってしまいました。
パンフに「一人でも多くの人に観ていただきたいので、良いと思ったらクチコミしてください」という趣旨の一文があったので、主催者の方には申し訳なく思います。
自分のツイッターのほうでは、先にポイントのみ感想を書きましたが。
まず、テーマがよく、人物のキャラクターもはっきりしていて、よくまとまっていたと思います。
何よりも、娯楽として観るだけでなく、社会的な視点が裏付けにあり、手法にも好感が持てました。
舞台美術もセンスのよさが感じられ、音楽が控え目で、演出も抑制を聞かせてわざとらしく盛り上げることをしなかったのもいまどき珍しく、私の好みです。
若い人が演劇を通して、前の時代にも思いを馳せ、こういうメッセージを届けてくれるのも大変うれしく思いました。
日本の未来もまだまだ捨てたものじゃないぞって心強くなります。
次回作も期待できそうです。
満足度★
稚拙
稚拙といわざるを得ない。高校生のありきたりな学生演劇の範疇を出ないし、とても褒められたものじゃない。他の学生の劇団とくらべても、明らかに実力不足だと感じた。主宰の酒井くんは大きなことを言う前に、まず万人が納得する作品を作ったらどうだろう。あれでは無知な若者が駄々をこねているだけだ。まるで説得力がない。青春モノにしたかったのか、時折垣間見えるそうした要素も大変痛々しかった。
満足度★★★
うーーーん
高校時代の「ケージ」を知った上での観劇
お話はとても良くできているのですが
如何せんこちらにメッセージを伝えようとする
努力が物足りない
世界観が高校時代にがっちり出来ていたものなので
二年しかたっていない今、
その弱点をまだ修正できるまでの力は付いていなかったのではないだろうか
わざわざ再演を行ったのだから
きちんとした進化が欲しかった
満足度★★★★★
ありがとう・・・
まさに舞台の神様が降りてきたような、そんな美しいラストシーンに涙がとまりませんでした。空回りの思想だったかもしれないけれど、あの燃えるように熱い思いは、確かに現代の私たちがどこかに置き忘れてきたものだ。何回も何回も観たい舞台だった。心揺さぶられ、今日は高揚感で眠れそうにない。なんだか久しぶりの感覚。もう言葉では言い表せない。ただ、これだけは言いたい。感動を、ありがとう・・・
満足度★★★
理想と現実
学生運動が盛んだった60年代後半の若者と現代の若者が時間を越えて出会うというSF的状況の中、お互いの考え方の相違を認め合う物語で、異なる時代の若者を対照的/対称的に描く、力のある作品でした。
とある山荘に隠れるためにやって来た男2人・女1人の学生活動家と、旅行でやって来た同じく男2人・女1人の計6人の組み合わせを変えながら政治思想を中心に恋愛や友情が描かれていました。それぞれの人物の性格付けがはっきりしていて、激しい議論から悪戯っぽい会話まで色々なタイプの対話があり、メリハリがありました。
プロットは良かったのですが肉付けして戯曲にする際に、感情面を含めて説明的な台詞を入れ過ぎていて観客の想像に託す余白がないように思いました。せっかく役者が舞台で演じるのだから、言葉だけでなく佇まいや動作から感情を伝えて欲しかったです。
ある有名な事件にリンクさせる着想は面白かったのですが、それに絡む話の展開がいまいち理解できませんでした。
当日パンフレットに「音楽・演奏」と記されていたので、おそらくオペブースでキーボードを弾いていたのだと思いますが、姿が見えず、しかも生楽器ではなかったので、生演奏である意義が感じられず、もったいなく思いました。
鳥籠を模した美術に雰囲気があって良かったです。特に開演までの間、仄かに照らされている様が美しく、これから何が起こるのか期待させられました。
満足度★★★
さてどうしたものか
旗揚げから2回目の公演で、シアターグリーンという劇場に進出し、舞台美術も照明も音響もきっちりと準備して、客席もほぼ満席状態という環境は立派だと思います。ただ肝心の作品が高校演劇の域を脱しきれていなかったのが残念です。17歳の時に書いた脚本ということですが、知識や情報量が豊富にあったとしても、それを脚本に起こすためのレベルが17歳の時のままだったことが悔やまれます。「書き言葉」と「話し言葉」は違うわけで、「語る」ことと「説明すること」はやはり別物なんです。時代背景を説明するためにはある程度仕方のないことかも知れませんが、その後もすべての心情を書き言葉で説明されたのでは、物語そのものに感情移入がしづらい。ですから当然役者にも共感することが難しかった。笑いに関しても身内受け的なものが多くて、残念ながらついていけませんでした。とはいえ、まだ2回目です。5年後、10年後にどのように化けているのか、劇団名だけは覚えておこうと思います。
満足度★★
うーむ。
高校演劇を脱せていない感がありました。
セリフの一つ一つが、説明的で都合がよくて、正論で…
なかなか感情移入ができないまま終わってしまったのが残念です。
伏線も”はりました!”というわざとらしさが、見ていてしらけました。
舞台美術は、ケージを模していてとても幻想的で、照明とあっていてよかったです。
ただ、他の人の評価を見ると、純粋に自分に合わなかったのだな、と思います。
お疲れさまでした!
満足度★★★★★
戦後の若い世代の精神史まとめ
政治思想あり、友情あり、恋愛ありというバラエティーに富んだ設定の中で、登場人物の描き方が一辺倒ではなく、多角的で深かったのがとても良かった。まさに、戦後の若い世代がたどった精神史のまとめ的な作品で、アフタートークのために保坂氏を招いた人選もグー。当然、次の作品も超期待してます。
満足度★★★★
将来が楽しみ!
この作品は17歳の時に書いた作品とのこと。その早熟ぶりにただただ驚く。初日というのに、劇場前には長蛇の列。思わず、隣で公演している虚構の劇団の観客かと思っていたら、全員ミームの心臓の観客だった。早くも人気劇団である。
劇場に入ったらまず舞台美術と照明に参った。舞台が始まる前から世界をしっかりと作り上げている。作品は全共闘世代と現代をからませてメッセージ性の強い骨太の作品に仕上がった。
早熟の才を見事に発揮している部分と年相応の部分が入り交じり、まだまだ荒削りだが、そこから垣間見れるものは生半可ではない。
若さと、才能と、実力と、人気を兼ね備えている。末恐ろしい新人が登場したものだ。