FESTA-1000 ~フェスタ-サウザンド~ 公演情報 FESTA-1000 ~フェスタ-サウザンド~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    設定に疑問はあるけど、面白かった
    この劇団のことはよく知らないしどんな内容の舞台かもよく確認しないまま、6番シードの土屋さんが客演するという理由だけでチケットを予約して行きました。

    ほとんど予備知識がないままで観ましたが、コメディ部分は声を出して笑ってしまいました。殺陣もけっこうカッコ良かったです。でも土屋さんの陰陽師が、最初と最後以外はスーツ姿で戦っていたのがちょっと残念です。あの衣裳での戦いをもっと観たかったので。

    ちょっと分からなかったのは、鬼平たちを1000年眠らせたというのは納得ですけど、道満や紫も同じように眠りについたのがなぜなのかなと。何かセリフを聞き逃してたのかな。現代で道満がスーツ姿でいたので、最初は生まれ変わりかと思っていました。甦ったのだと知ってから、ラジカセのシーンなどの面白さが大きくなりました。

    敵の頭があまりに頼りないのでちょっと疑問でしたが、後半の展開に納得しました。細かい部分で首を傾げてしまったけれど、話はとても面白かったです。それに素敵な役者さんもいました。

    ただ、あれだけ歌と踊りにこだわっていたのに、クライマックスでの歌と踊りが短くあっさり終わってしまったのは拍子抜けしました。途中で入る踊りはかなりカッコ良かったので、あれくらい魅せてくれるのかと期待していたので。
    観ていた中で一番面白かったのはやはり道満と紫のやり取りと、ラジカセを巡る紫と神原のシーンですね。

    しげっちん企画はこれが旗揚げ公演だったのですね。2回目の公演はまた新たに役者さんたちを集めるのでしょうか。お目当ての役者さんが出演するならまた観に行きたいと思います。

  • 満足度★★★★

    少しキャラが多いか?
    少しキャラが多いかなと思う部分があったり、安部道満や紫たちがどうやって1000年後に転生したのかが描かれてなかたりとかありましたが、いろいろ盛り込んでたのがプラスに働いたようで、なかなかに面白く、2時間があっという間でした。

  • 満足度★★★★

    題名がちょっと…
    FESTA-1000と聞いて、どこかのシアターで演劇祭でもやっているのかと思いました。

    まさか、怨霊と陰陽師の戦いが基になった田舎町のお祭りの話に人情話が絡んだお芝居だとは思ってもみませんでした。

    ネタバレBOX

    1000年振りに蘇る悪霊は1000年振りの大地震と大津波を象徴しているようで、過去の言い伝えも自然災害を忘れないための先人の知恵だという気がしました。

    怨霊とは目を合わせてはいけません。清水宏さんと目が合うと、舞台上に引きずり上げられそうになってしまいます。客いじり、私も怖かったです!

    最後の舞台挨拶に登場されたのはしげっちんさんでしょうか。プロデューサーはあまり出しゃばらない方が良いように思いました。
  • 満足度★★★

    魅力的な役者さんは見受けられたのだが・・・
    役者の技量も悪くなく、照明、音響効果も非常に綺麗でした。

    しかし、いまいち引き込まれることもなく、
    最後まで淡々と見てしまいました。

    好みの問題といわれればそれまでですが、
    やはりストーリーに詰め込みすぎ感があり現代と過去の交錯が
    うまくいっていなかったように思えます。

    惹かれる役者がいただけに非常に残念でした。

    企画ものなので次回があるのかはわかりませんが、
    もしあるのであれば期待したいです。

  • 満足度★★

    泥臭い
    贅肉が多い。鬼がらみのところはよいが、現代のみのところがどうにかならいだろうか。

  • 満足度★★★★★

    あまりにも素晴らしい!
    黒木崎六九(劇団さるしげろっく)の本で一番好きなのが 「ZiN-Ki」だ。あの時も鬼物語だったが、今回も鬼物語だ。どうやら黒木崎はこういったあの世とこの世の狭間を書くのが得意なのかもしれない。更に個人的に猿山のぼる(劇団さるしげろっく)の演出が好きだ。この二人のタッグに今回の舞台でこれでもか!というほど魅了された。また鬼平を演じた
    清水宏(炎の演劇部)、樹役を演じた白井悟(マーベルプロモーション)、菊乃を演じた丘崎杏の妖怪的な演技が光っていた。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    田舎町の封金神社を舞台に伝説の陰陽師「安倍道満(あべのどうまん)」の生誕1000年祭を町おこしとして祝うことになった。そんな喉かな町の風景に突如として現れた1000年ぶりに蘇った鬼たち。この鬼たちはかつて2000年前にも安倍道満が封印した鬼たちだったのだ。

    いにしえの儀式として行われるはずの「生誕1000年祭」は安倍道満らと悪霊との1000年越しの因縁をかけた戦いとなってしまう。悪霊たちは人間どもの愚行を嘆き、負の強い人間の身体を乗っ取って憑依し操り、更に負のエネルギーを増大させてしまう。刹那的で脆い憎悪を持った人間こそを大好物にする悪霊たち。

    鬼平に憑依された樹はまるで鬼平そのものになったかのように荒れ狂うのだが、この場面での二つの鬼の魂の壮絶さはお見事だった。更に鬼平(清水)のやりたい放題のアドリブの連発は相当面白かったし、清水の自由にやっちゃってる姿は他の舞台でも同様なので毎度のイベントなのだ。笑

    安倍は悪霊たちに結界を張りながら実体のない怨霊を閉じ込めその魂を葬り、うつつの世を浄化させて己自身もあの世に戻るのだが、現代に生きる町民らの様々な物語と蘇った魂を交錯させながらの舞台描写は実に楽しく見応えがあった。メイク、衣装、音響、照明、舞台構成、どれも秀逸で見事なまでのプロっぷりだった。特に音響ではキャストがセリフる場面に音量を少し下げる作業は綿密だったと思う。

    今回の舞台は大いに笑い、妖艶たる鬼っぷりに度肝を抜かれ、時空を超えたロマンに酔いしれ、全体的に美しく楽しい舞台だった。大満足で満たされた。

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