満足度★★★
戦争の“気配”を描く
単細胞の私にとって非常に難解なお芝居でした。
プログラムを買って、岩松さんのインタビューも読んだけれど、それでもよく理解できなかった。
戦争が終わっても、次の始まりの気配はある、一見戦争と関係ないと思われる事象が実は戦争と結びついている、ということらしいが、その“気配”というのが観ていてあまり私には伝わってこなかった。「俺、こんなにわかんなくしてんだ、お前らもわかんないだろう」という岩松さんの言葉を読んで、そう言われてもなぁ(笑)と困惑した。
身近なことが戦争につながらないためには「日常生活でも程度をわきまえること」というアドバイスは大変勉強になりました。
チェロの生演奏(荒井結子)が効果的に使われ、難解ながらもひきこまれてゆく魅力的な作品ではありましたが・・・。
満足度★★★★
面白かった
ベンチシートだったけど、それほどケツの痛さが気にならないぐらい面白かった。迫力もあった。一緒に行った友達に「訳分かんない!」と責められたが… ミネラルウォーターとアメのサービスはうれしかった。
満足度★★★★★
流石岩松
夜の部を観賞。
昼に観た「浮標」に負けず劣らず、良い作品でした。
今年今まで見た中では最高です。
ミステリアスにドラマチックにオカルトっぽく
3つのストーリーをうまく描いています。
岩松作品、やはり良いですね。
満足度★★
「戦争」は至るところに転がっている
試みは凄く面白いと思いました。 台詞も恐ろしく良いものが
ぽんぽんと飛び出してきたし、それだけなら凄かった。
それだけに、ここまで構成を捻ってしまうのはどうだろう、という気も
しなくはないです。 これだったら、それぞれがゆるく繋がっている
感じの連作オムニバス集でも良かったと思う。
満足度★★★★★
翻弄されていてまだふわふわです
何が真実で何が虚構か?役者か?生きているのか?時代は?背景は?そんな「?」がたくさん入り組んでこんがらがって…。でも不快じゃない。そこに漂う雨の香りとか波の音とか、味とか、…。今日はアフタートークがあってさらに深く考えることができ、もう一度観たい作品です。あのマイナーメロディーがエンドレスです!!
満足度★★★
若い
一応は3つ物語がありつつも、それらが複雑に入れこんでいて、しかも、岩松らしく適度に不条理。エンディングもやや呆気なく、非常に不思議なテイストの作品だった。初舞台も含めて舞台経験の少ない役者も多い中、全体の感触に未熟な部分はなく、面白い、という表現が適切かどうかは分からないけど、意味はある2時間半だった。