満足度★★★
戦争の“気配”を描く
単細胞の私にとって非常に難解なお芝居でした。
プログラムを買って、岩松さんのインタビューも読んだけれど、それでもよく理解できなかった。
戦争が終わっても、次の始まりの気配はある、一見戦争と関係ないと思われる事象が実は戦争と結びついている、ということらしいが、その“気配”というのが観ていてあまり私には伝わってこなかった。「俺、こんなにわかんなくしてんだ、お前らもわかんないだろう」という岩松さんの言葉を読んで、そう言われてもなぁ(笑)と困惑した。
身近なことが戦争につながらないためには「日常生活でも程度をわきまえること」というアドバイスは大変勉強になりました。
チェロの生演奏(荒井結子)が効果的に使われ、難解ながらもひきこまれてゆく魅力的な作品ではありましたが・・・。
2011/02/15 16:26
2011/02/14 21:55
コメントありがとうございました。
KAEさんのように、戯曲を解釈する力があるかたにそうおっしゃっていただくと安心しますね(笑)。
「羊と兵隊」を酷評する人もいましたが、あれは何とか理解できましたが、(ただし、終盤、主人公の入れ替わりのポイントがわからなくなり混乱・・・)これは手ごわかったですね。徳永京子さんの「国民傘をわからないの一言で片付けず、インタビューを読んでください」というメッセージをネットで読み、プログラムのインタビュー読んだけど、私のようなバカにはついにわかりかね・・・(苦笑)。