満足度★★
閉じた世界
会場に入ると、すでに舞台ははじまっている。
ふしぎな世界をもった作品だ。
旧約聖書の『ヨブ記』とやらを下地に、孤独を描いたとのことだが、
それはまったく伝わってこない。
4組のカップルによるセリフの繰り返しも
ほとんど意味をなさない。ストーリーもない。
それでもひきつけられるのは、いったい次なにが起こるのか、という
作品の孕むハプニング性ゆえか。
はじめから、この規模の空間でのみ通じればいい、
といったつくり手の姿勢がみえてくる作品だった。
満足度★★★
抽象的
「ヨブ記」も「ノルウェイの森」も未読だったために(?)ちょっと抽象的でよくわからなかったです.
ストーリーの緒をさがそうとしてしまい,見方を間違えてしまったかな…
いつの間にか始まっていつの間にか終わっていたので,現実感がなく,そういう意味では空間づくりがうまくいっていたのかな.
ちょっと途中冗長に感じてしまいましたが…
満足度★★
舞台の言葉は抽象的
序盤、「あれ?『地球割り』かい?」なんて感じたほど、抽象的な言葉の羅列で始る。誓約聖書の中に登場する「あなたはただしい。」から。
しかし、『地球割り』ほどの芸術性はない。だから、個人的には照明、演出でもっと幻想的な世界感が欲しかった。
それでも、たぶん、幻想的な世界観を演出したとしても、今回は現実に無理に引き戻される事件が起きた。
以下はネタばれBOXにて。。