満足度★★★★★
心強いっっ
平和主義は理想的で非現実的なのか?
丁寧に核抑止論の矛盾を解きほぐす第一部。
地球上で今も内部被爆してる?
ドキュメンタリー映画監督が今を語る第二部。
そして追悼井上ひさしの第三部。
圧倒的に言葉の力強さを見せつけられた。
三部共に日本演劇を支える一流の演劇人達の共演。
これで1500円!
日本の演劇の骨太さと力強さを感じます。
勇気づけられる。
来年も絶対行きたいっっ!
満足度★★★★
行って良かった!
実行委員からの嘆願メールに、重い腰を上げて、行きましたが、正直、大変驚きました。
どうも、メッセージ色の強い、プロパガンダ的舞台を想像していましたが、きっちり、演劇として、面白い作品に仕上がっていました。
今までは、永井愛さんや、渡辺えりさんだの、ベテラン劇作家が書いていたこのメッセージ演劇を、今回は、戯曲セミナ卒業生でもある、若手にバトンを渡したことが、好結果に繋がったようにも思います。
一部の「Re:カクカクシカジカの話」は、若いに似ず、相当筆力あると定評の相馬杜宇さんの作、チャリT企画の主宰楢原拓さんの演出で、この2人が、実に驚くべき、力を発揮されていました。
リーディングだということを忘れるぐらい、とても演劇チックな展開で、芝居の出来としても、決して他に、引けを取らない舞台になっていたのは、本当に驚きでした。
この作品で、錚々たる大ベテラン俳優に囲まれ、驚くべき役者根性で、主役を好演された小山貴司さん!!一目惚れしましたが、丸尾さんの劇団の所属俳優さんでした。彼を知っただけでも、行った甲斐あり、でしたが、2部でも、知らなかった現実をずいぶん聞かされたり、3部では、つくづく演劇界の損失だと痛感させられた、井上作品にダイジェストながら、触れたりできて、本当に思わぬ感動舞台となりました。
今日は満席でしたが、昨日はかなり入りが悪かったようで、こんなに良い舞台なら、もっと人に薦めておけば良かったと後悔しました。