満足度★★★★
行って良かった!
実行委員からの嘆願メールに、重い腰を上げて、行きましたが、正直、大変驚きました。
どうも、メッセージ色の強い、プロパガンダ的舞台を想像していましたが、きっちり、演劇として、面白い作品に仕上がっていました。
今までは、永井愛さんや、渡辺えりさんだの、ベテラン劇作家が書いていたこのメッセージ演劇を、今回は、戯曲セミナ卒業生でもある、若手にバトンを渡したことが、好結果に繋がったようにも思います。
一部の「Re:カクカクシカジカの話」は、若いに似ず、相当筆力あると定評の相馬杜宇さんの作、チャリT企画の主宰楢原拓さんの演出で、この2人が、実に驚くべき、力を発揮されていました。
リーディングだということを忘れるぐらい、とても演劇チックな展開で、芝居の出来としても、決して他に、引けを取らない舞台になっていたのは、本当に驚きでした。
この作品で、錚々たる大ベテラン俳優に囲まれ、驚くべき役者根性で、主役を好演された小山貴司さん!!一目惚れしましたが、丸尾さんの劇団の所属俳優さんでした。彼を知っただけでも、行った甲斐あり、でしたが、2部でも、知らなかった現実をずいぶん聞かされたり、3部では、つくづく演劇界の損失だと痛感させられた、井上作品にダイジェストながら、触れたりできて、本当に思わぬ感動舞台となりました。
今日は満席でしたが、昨日はかなり入りが悪かったようで、こんなに良い舞台なら、もっと人に薦めておけば良かったと後悔しました。
2010/07/23 02:03
2010/07/22 14:15
2010/07/22 12:01
コメントありがとうございました。
いえ、もう本当に、あなたの実力には感嘆しました。
長男と、戯曲セミナー同期でいらっしゃるので、処女作の観劇もさせて頂き、その当時から、実力ある方とは認識していましたが、帰着点が最初から決められた芝居を、こんなにもベテランの役者さんが総出になる作品で、尚且つ、御自分のカラーをしっかりと出されて、台本を書かれたことに、本当に感動してしまいました。
こらからも、益々その実力に磨きを掛けられることを確信し、期待しています。
きゃる様
そうなんですよ。意外にも、とても良い芝居を安価で拝見することができ、観ながら、きゃるさんもご覧になれたら良かったのにと思っていました。
幾ら安価でも、観て賛同できなかったら、カンパはしないつもりでしたが、終演後は、迷わず、篠原さんの持っていらしたカンパ箱に、お札を入れてまいりました。(笑)
劇作家協会の劇作家と、俳優さんの有志が、心を一つにして、活動しているので、私も、こんなことなら、セミナーに通い始めた年から参加すれば良かったかと後悔しました。