満足度★★★★
綺麗で幻想的
チェーホフの「桜の園」をノア版として、基本なストーリーは変更せずに、設定を日本に置き換え、日本の旧家を舞台としての公演。
よい戯曲に、ノアお得意の照明・効果音、そして役者の独特な動きがミックスされ、綺麗で幻想的な作品に仕上がっていました。よかったです。
しかし松倉さん、強靭な腰だな(笑)
満足度★★★★
もっと和風に
ロシアから日本に舞台を移すというので、横浜の洋館洋室洋服ではなく、和風和室和服を期待していたものだから、登場人物の名前こそ日本人なだけで、原作の世界から抜け切れなさばかりを感じてしまいました。もっと大胆な翻案でよかったのでは。それ以外の芝居や舞台自体は大いにたのしめました。
満足度★★★★
面白い演出でした
役者の体を使った演出方法、とても面白かったです。
照明効果が上手く、スポットの当て方、タイミングもよくて素晴らしいと思いました。
あの長々とした原作をよく纏め上げたと驚きました。
チェーホフ作品を他団体の芝居で観た事がある私と、観た事がなく原作も知らず、とりあえず『あらすじ』は知っている人との観劇後の感想の違いが面白かったです。
リメイクの醍醐味であり、挑戦を見た気がします。
満足度★★★
翻案は嬉しいが・・・
「桜の園」を和物に翻案しているところが評価できる。現代は昭和のころに比べると「桜の園」が誰でも知っている芝居ではなくなっている。だから小劇場演劇でこういう試みをやってくれるのは大賛成。寺戸さんがロシア語学科出身というのも心強い。ぜひ、「三人姉妹」も上演してほしいと思います。
舞台美術も良かったけれど、桜の幹は素晴らしいのに、花の創りが大まかで、幼稚園や小学校でよく見る花飾りのようでちゃちな感じがした。
この花の装置、興味深かったのは、能舞台の「松」と似た扱いになっていること。人々は目の前の桜に向かって語りかけているが桜は背景にある。能も背景に松があるが、実は演者は目の前に松があるという設定で演じている。
能舞台の松は神の象徴であり、神に向かって演じるが、観客には松は背景として映っているのだ。
ちなみに「演劇初心者バツマーク」をつけたのは、やはり、もし自分が演劇になじみがなく、この芝居を観たとしたら、引いてしまうだろうな、と思ったからで、決して「低評価」の意味の×ではありません。
なんか不愉快
CoRichの招待が当選したので行ったら受付に券が用意されていなかった。それだけでもかなり×だが、ままあることなので、携帯の当選メールを見せたら、それでもさらに疑られ、頭から私が日付か場所まで間違えたかのように「これは12日の招待ですね~。」って、12日だから当たり前だろ!この若年ボケ!っと、思ったが、大人なので「今日は12日ですよ。」と、努めて冷静に対応したが、もう見ないで帰ろうかと思った。一人でもファンを増やそうというつもりの招待もこれではまったく逆効果ですよ。
満足度★★★★
分かりやすい♪
「桜の園」の舞台は過去何度か観ているけど、舞台となっているのが帝政ロシア時代で、演じている役者もどちらかというと淡々と演技している印象があっていまひとつ内容が把握しきれないでいたんだけど(人物の関係性とか特に‥)。この作品は舞台も日本で(たぶん40~50年くらい前の設定かな?)役者も感情を込めて熱演していたおかげで、改めて「あぁ、桜の園ってこういう内容だったのか」と再認識出来た。
中でも特に実業家”山岡”と屋敷の主人マツの養女”竹代”役の二人の演技が光っていたと思う。照明の使い方も印象的で良かった。ただ演じている役者がみんな若いせいもあって各々の年齢設定がちょっとわかりづらかったかなぁ。あと全員が舞台に登場すると、舞台がかなり狭く感じてしまうので、もう少し大きな劇場でやれればもっと良かったと思う。
今朝起きてみたらギックリ腰。。。なんとか劇場にたどり着いて観劇。
満足度★★★
原作を読んでいないが
チェーホフ作品を日本版にアレンジしたということだが、すんなり入り込めました。音の使い方が巧みであリ、役者さんも自らの役割をきちんとこなしていたようです。小作人から実業家になりあがった役の方(役者さんの名前が記載してあったチラシをなくしてしまいました)は内に秘めた劣等感のようなものをうまく演じられていました。なかなかのできでした
満足度★★★★★
立派な演劇
これまで観たノアの中で最も「演劇」を感じた作品。しっかり和風にリメイクされた物語に随所にノアらしい工夫が施されている。ノアの舞台ってのっけからワクワク・ドキドキさせられるんだよな。やはりあのダンスには惹きつけられます。今回,登場人物1名の熱演がちょっと熱過ぎてうるさいと感じる部分はありましたが,総合するとやはり良い舞台だったと思います。原作を読んだ上で観劇したほうがいいのはもちろんですが,原作を読んでいなくても十分楽しめ演劇を感じられるはず。オススメできる舞台でした。
満足度★★★★
美しい演出
全体的にスタッフが創作した器は情緒溢れるもので、器の中で演じられた芝居はゼンマイ仕掛けの人形を見ているような感覚。斬新でもあった。
以下はネタばれBOXにて。。