満足度★★★★
原始を巡る旅の果てに・・・
進化論を軸に、創世記からこれまでに人間が深く関わり合ってきた物々(亀類、魚類、恐竜の化石、おたま、しゃもじ、運動靴、ツボ、鍋、杖、アンモナイトなど)がざっくばらんに標本化されうず高く積み上げられた無数の箱をルーティンワークさながら機敏な動作で繰り返し移動して組み替える個を排し無に徹した人々は舞台装置のとして機能し、反復される素朴な単語の数々はドラマティカルな響きを放ちながら、言葉の無意味さを裏付けているかのよう。変拍子の電子音は脳髄に響く。ショーケースの中でくるくると回り続けるお人形を見ているような舞台だった。
満足度★★★
うーん、期待しすぎたかな?
去年の琵琶湖畔での野外公演『呼吸機械』で
水上舞台や湖上に浮いた舞台装置など、あまりのスケールの大きさに
本当にぶっ飛んだ!
で、待ちに待った維新派の新作!
今回は、廃校になった中学校の体育館が会場。
外の校庭には、屋台村も出現(ミニライヴもあり)
屋台のモンゴルパン、美味しかったです。
それにしても維新派の舞台美術はホント凄い!
手間とお金がかかっててるなあ。
ストーリーというか日常の風景を切り取った場面場面という感じ。
内橋さんの音楽もナイスで、グッとくるシーンはあったものの、
今回は最後までその世界観に入り込めず。。。
ウーン、残念だー。
席が前過ぎ(2列目)で舞台全体が見えづらかったのもその要因か?
維新派の場合、前よりも最後列のほうが良い席。
それに『呼吸機械』に比べるとやや動きが少ない?
単に期待しすぎだったかな?
初めて観る劇団で衝撃を受けて、2回目「あれ?」っていうことは
たまにあるからそれかな。
舞台美術の美しさには目を奪われました
F/T秋の開幕作品を鑑賞。会場は超満員でした。維新派を観るのは3回目だけれど、いつも舞台美術の美しさには目を奪われます。
満足度★★★★
屋台は終演後も1時間ほど営業
維新派を見るのは6年前に新国立劇場中劇場で上演した「nocturne」以来。このときは良い印象を持たなかった。2年前に埼玉でやった「nostalgia」もチケットは取っていたのだが、開演時間を間違えて見られなかった。この劇団とはどうも縁がないなと思いつつ、2度目の観劇となる今回は、内橋和久の音楽に気持ちよく反応できたので、台詞のある歌の部分も、台詞のないダンスの部分も飽きずに最後まで楽しめた。ドラマとしてではなく、あくまでもソング&ダンスの音楽ショーとしての面白さだった。これがいわゆるジャンジャンオペラってやつ?