公演再開、切れなかった集中力
中日に再度観劇予定でしたが、インフルエンザ事件で
の公演中止。振り替えでの観劇。
アクシデントのショックをものともせず、役者の集中力は凄まじかった。
初見の知人に見せるのが目的のリピーターだったので、正直初回ほど
楽しめないのではと踏んでいたのだが、初日よりずっと良くなっていて
初めて観るような新鮮な感動があった。
自分は時代劇ファンとしてのキャリアが長い分、いつもかなり辛口評価
のほうなのだが、設定など細かいところはたくさん気になるにもかかわらず、
森山演出と殺陣の迫力にぐんぐん惹きつけられ、途中から不覚にも涙が
出てきた。「いい、これはやっぱり面白いよ!」
殺陣が得意で時代劇経験も豊富な知人も隣りで泣いていた。
(「若い集団でこれほどできるのは凄い!」との感想)
初日のときの女優陣のおかしな着付けも直っていたし、
りく役の辻明佳の芝居に深みが出て、数段良くなっていた。
観てないけど気になっていたら、観て損はないと思う。
12日千秋楽の観劇お薦めします。
2度目ですので、あえて評点は出しませんが。
森山智仁の今後が楽しみです。
満足度★★★★
公演再開おめでとう!
公演中にインフルエンザ感染者が出て、休演というアクシデントを経て本日から再開。舞台上にも観客席にもその喜びが溢れていた。
忠臣蔵を全然違う解釈で新しい舞台にしているのだが、その解釈が素敵だ。そしてこの劇団得意の殺陣のシーンがまたかっこいい。
月曜日に追加公演が決まったということで、見逃した人が観れるといいのだが。
満足度★★★★
肩が凝らず楽しめる新釈忠臣蔵
プログラムで「史実との食い違いや時代考証の問題は承知の上」と釘を刺されては、そのことをとやかく言えないというより、それを言うと物語が根底から
崩れてしまうので言えない(笑)。
多数のバージョンが出尽くした古典を平成の若者が上演するなら、これくらい弾けてないと面白くない、ということでしょうか。
まったく違う世界に置き換えるやりかたを取らず、あくまでそのままで
現代風に演じるのがこの劇団の特徴のようで。
換骨奪胎ぶりはすがすがしいほどです。
狭い舞台をうまく使い、デメリットを感じさせないのは見事。
私がこの劇団を最初に観たのは、旗揚げ公演だったのですね。
主宰の森山智仁の名を初めて知ったのは東大の劇団シアターマーキュリー
「らんまるっ!」での殺陣。
旗揚げの「~奥州源平記~弟斬草」も森山氏が殺陣を担当していました。
時代劇専門に上演している劇団ではないのに、これだけ迫力ある殺陣ができればたいしたものです。
殺陣が得意な若手女優を誘って、もう一度観に行くことにしました。
以下、ネタバレで。
満足度★★★★
なかなか
初見の劇団。面白く笑わせてくれれば程度の期待でしたが,なかなか。冒頭のシーンは聴きづらい部分もあり,心配になったが,想定失敗作4連発からは何の心配もなく,楽しく観ていられました。よく考えるとつじつまの合わないところもありますが,観劇中はただただ物語りにのめりこむだけで,良い観劇時間でした。次も期待できますね。
満足度★★★★
巧みな演出による、まったく別の忠臣蔵
どんな忠臣蔵を見せてもらえるのかと思っていたが、なかなかスピーディで物語も面白い。
生粋の忠臣蔵ファンにはかなり辛いストーリーかもしれないが、よく似た別の物語として割り切って見ることができれば、楽しめるのではないかと思う。
正直、冒頭は「う〜ん」だったが、先に行くに従って、どんどん物語に取り込まれていった。
笑えるはずのところはあんまり笑えなかったりしたけれど・・・。