BOOKEND 公演情報 BOOKEND」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★★

    衝撃
    普段演劇を見ることはほとんどなく、こうした小劇団の公演は初めて観たのですが、ほんとに衝撃でした。舞台でできるほとんどハイエンドを見せられた気がします。また他の公演もぜひ観てみたいです!

  • 美術の明かり
    が好きでした。
    秋山くんの美術が好きなのです。

    後輩たちが頑張っているので
    私もがんばろうと思った、懐かしのアトリエでした。

  • 満足度★★★★★

    無意味って意味あるよ
    日ごろ、意味ばかりを求めてくる人たちに見せたいです。
    そういう人はこれを見ても何も変わらないかもしれないですけど。
    一見直接的な下ネタも、一周回ってスマートな笑いとして観れました。
    さすが犬と串!

    ネタバレBOX

    シュール神が落ちこぼれと称するゲセワ神とヨゴレ神。
    「笑いの種類」を擬人化して、相容れない「シュール」と「下ネタ」がしょうがなく(?)協力して奮闘する様子がとても愛らしかったです。

    舞台美術と照明の都会的な感じがとめどなく素敵でした!スタッフワーク、いつもなんでこんなに豪華なのでしょう?

    個人的に悪役?の藤村先生が憎めなくて好きでした(笑)
  • こういうのが…
    前回のカシスのときも思ったけれど、みんなこういうのが好きなんだぁ、と思って気持ち的に遠くの方から観てました。
    やはり笑いについての芝居だったホチキスの公演(アルバトロス)がかなり楽しませてもらったので、こういうのはちょっと好みではなかったです。下ネタはキレがあれば面白くなりそうですが、あまり頻繁だとただの露出にしか思えず…。声もがなり気味で耳触りだったのが残念でした。
    前回よりは劇団の色が見えてきたかなと思いました。

  • 満足度★★★★

    確かに・・・
    これは初心者向けではないかも。
    というか、シモネタをどこまで許容できるか。どこまで笑えるか。
    僕はかなり笑わせてもらえましたが、場内に見受けられた女子高生(?)なんかはどう思ったのだろうか?
    それでも、ここまで思い切りよくやってくれる、この団体は好きなのですが。

    物語自体は、めずらしく一本のストーリーで構成されていて、ハチャメチャ度合いは減ったものの、かなりみやすくなった印象でした。

    ネタバレBOX

    それにても、スナックのシーンでの下半身露出には…。
    客席から「ひどい」の声があがっていました。
  • 満足度★★★★★

    こりゃ!
    万人受けを狙うより、自分達のエネルギーで圧倒的に巻き込んでやろうという勢い、というか図々しさが素晴らしい!

    ネタバレBOX

    シモネタは爆笑とドン引きの境界線を上手く綱渡り したなという感じです。個人の感覚によると思いますが、僕は爆笑のほうでした。
  • 楽しかったです☆
    最初から勢いのある演技でとても楽しませてもらいました☆
    下ネタオンパレードでちょっと最初はビビッてしまいましたが、
    セリフのスピード感とかにいつの間にかひきこまれていました♪


  • 満足度★★★★

    笑いの間口の広さ
    物語がしっかりあって
    曲がりなりにもその中に
    笑いがおりこまれていて・・・

    好き嫌いはあるのかもしれませんが、
    さまざまなバリエーションの生きた笑いが
    生まれていました。

    作り手の志が感じられる舞台でもありました。





    ネタバレBOX

    主人公の生い立ちからはじまって
    笑いを離れまた取り戻すまでの話。
    そこに天上の世界の神様の確執の話が重なって
    物語が流れていきます。

    物語のテーマが笑いに絡んでいるので
    細かく丁寧にストーリーをくみ上げようとすると
    よりたくさんの笑いが必要になる。

    そのために、さまざまなタイプの笑いが
    舞台に編み込まれていきます。

    その間口が広いのですよ。
    単純にナンセンスなものから
    物語としてのコミカルさまで・・・。

    下ネタも盛りだくさん・・・。
    その下ネタにもバリエーションがあって
    単純に尻を見せるお子様向け(?)のものから、
    観客ではなくむしろ女優にいけないものを見せて
    そのどんびきさを供するものまで・・・。
    高度な大人の下ネタもたくさんあって・・・。

    しかも、ギャグによっては
    吉本も真っ青になるほどの切れがある・・。
    おっぱいとティッシュで作る笑いなど
    がきデカのような突っ込みの鋭さとスピード感があって・・・。

    観る側は笑いながらもとにかく物語を追うことに飽きない・・・。
    笑いが物語の表現手段という枠に
    ちゃんと収められているのです。

    こういう感じ、私は大好きです。
    きっとこの劇団は同じ力量で
    いろんなものを見せてくれる気がするのです。

    今回の充実に加えて
    期待もいっぱいに感じさせてくれる作品でありました。










  • 満足度★★★★★

    無意味をあきらめない
    まだ第三回公演なんだという感じ。その間番外もやってるから、実際はもっと公演を重ねてきているんだろうけれども…作劇のスタイルや俳優の位置づけは十分固まってきた感じ。今回の公演も相変わらず、犬と串のブラックでシュールな笑いに満ちていた。
    チラシに書いてあった「無意味をあきらめない」という言葉がこの公演をよくあらわしているように思える。あえて、だと思うが観客を選ぶ芝居をしていること、そしてこれからもこのスタイルを貫いていくんだという高らかな宣言のようにも感じられた。
    今年から加わった新たな面々も正に身体を張った頑張りを見せていた。

    これから、どこまで突き抜けていけるのか、楽しみにしている。

  • 満足度★★★

    やりすぎ!
    コメディもここまで脱ぐと、ただのパロディになっちゃう。つまり質の良さは境界で決まるのだと思う。ある一線を越えて暴走しまくったら、それは学芸会となんら変わりない。11月15日に観た高校演劇の方がレベルは格段に上だった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    作者はモラルがないから、モラルとネーミングしたのだろうか?そしたら、アンモラルと名づけなきゃあ駄目だよね。確かにモラル母は「息子にこんなことさせる為に仕送りしてる訳じゃあないっ。」って気持ちは解る。笑

    個人的にはここの劇団の笑いのネタふりは好きだ。テンポもいいし、真髄もついちゃってるから確実に笑える。だがだがしかし、だがしかし!
    おでんネタはかなり引いたし、ケーキねただって古すぎる。決して下ネタは嫌いじゃあないけれど、ゲセワ神こと岡本空の脱ぎっぷりは犯罪じゃね?

    クレヨンしんちゃん並の脱ぎっぷりで、お尻もおちんちんまでをも露出して、観客にまで堂々と見せる始末。この物語で脱ぐ必要があったのだろうか?ドン引きしたし、物語の内容も前作と比較して雑だった。まあ、それでも笑箇所はあったのだけれど・・。

    次回公演もこんな感じなのだろうか?だとしたらわざわざ観にいく価値はないなぁ。多くの小劇団がレベルの高い芝居を見せる為に競ってるというのに。

  • 満足度★★★★★

    さすがです!!
    序盤から引き込まれました。

    かなり楽しめました!!!
    堀サンの芝居が格好よくて好きです笑。

    そのパワー、うちの劇団にもください!!!って感じです。

  • 満足度★★★★

    ひどい・・・
    もうなんだか下ネタのオンパレード。

    ネタバレBOX

    おしりを出したり・・・
    下ネタ叫んだり・・・

    もう、これでもかってくらいにお下劣だった。

    けれど・・・

    それがおもしろいんだから困る。

    つまり自分も相当にお下劣な人間なわけで・・・
    こういうの嫌いじゃないわけで・・・

    というか、
    こういうのって舞台でしかできないだろうし・・・

    そう考えるとなんとも貴重なものを観れた気がする。

    だいたいからして周りのうら若き女性達だって恥も外聞もなく大口開けて大股開いて大笑いしていたわけだし・・・

    そう考えると、つまりはすごくおもしろかったってことだ。

    芝居が終わった時、ふと周りを見回してみると、皆ニヤニヤしていたのは、おそらくお下劣さのせいだけじゃないだろう。

    ただ、
    おしりの下の方に覗いていた玉袋や、
    手で隠して尚はみ出てしまう元気な陰毛たちは、
    思い出す度に小さな笑いとともに小さな食欲の減退を招くから複雑な気持ちになる。
  • 満足度★★★★

    「笑い」は「(感動の)涙」に勝つことができるのだろうか?
    当劇団、本公演初見。
    人間界をよりよい方向に導くために、「笑いの神」と「感動の神」が覇権を争う神の国。
    劣勢に立たせされた「笑いの神」は、人間界に救世主を求め、一人の男に白羽の矢を立てる。
    「笑いの神」は、その男を自陣に引き込むことができるのだろうか?

    本作は、作・演出のモラルの自伝的作品とのこと。
    つまり、「笑いは涙に勝つことができるのだろうか」ということへの彼の戦いの歴史でもあり、「負けまい」という今後への意気込みを表現した、というところであろう。

    感動を廃し、全編笑いでつなごうとする作風は面白く、まさに”ニューウェーブ”というにふさわしい。
    一方で、不必要に繰り返される下ネタ表現も多く、どれだけの観客が本作を受容できるのだろうか。
    評価が真っ二つに分かれる作品であろう(私は許容派)。

  • 笑いで笑いを語る
    当日パンフに自叙伝とあるが、自分にはむしろこれからの創作への宣言に見えた。「下手な感動は排し、シュールで不謹慎でポップな笑いばっかりつくる」という宣言。
    この、「笑い」という題材を「笑い」という表現方法で描くのが英断というかリスキーすぎてビビった。だって、テーマが結実するクライマックスのネタで笑えなかったら、それまでの物語で語ってきた「笑い」論が無に帰してしまうから。
    あと、役者の器用さ・パワーやスタッフワークはさすが早稲田の劇研だった。

    ネタバレBOX

    そういう意味では、最後の時間を巻き戻して「くだらなくやり直す」というシーンが最大のネタになっていなかったのが唯一にして最大の弱点。
    「同じ状況が目線次第でこんなにバカバカしく!」っていう上手さ、巧みさで舌を巻かせるか、もしくは「辻褄とかどうでもいい!ネタはそこまでじゃないけど笑っちゃう」っていう多幸感(?)どうにでもなれ感(?)までいくか、どちらかに突き抜けなければいけなかったのではないか。
    「笑い」を「笑い」で語る以上、あそこが一番ウケる必要があったのに、直前のゴスペラーズの方がウケていたのが残念。

    ラストが突き抜けた状態をもう一度みたい。そしたら最高だ。
  • 満足度★★★★★

    笑いの神に祝福あれ!
     お得意の犬と串節が炸裂して会場は笑いの渦である。

     主役は初抜擢の萩原達郎。個性派揃いの犬と串の中では控えめなタイプだが、期待に応えて好演した。またシュール神を演じた堀雄貴も天性の明るさで笑いの神を好演。上手い役者をあえて脇役にまわし、シンプルなテーマを奥の深い笑いによって彩った。

     そして、体当たり演技の鈴木アメリが相変わらず魅力的だ。

    ネタバレBOX

     しかし、今回の芝居、とてもまじめなテーマに思えた。笑いと感動の戦いの中、感動に勝たせてなるものかと闘う神々はまさに劇団としての犬と串そのもの。モラル氏は当日パンフでこれは自分の自叙伝っぽい(?)と書いたが、奥に流れるテーマはまさに彼の創造活動上の永遠のテーマなのだろう。

     役者の熱演ぶりに思わず感動してしまったのだが、果たして、単純に感動して良かったのだろうか?

     観ている人、それぞれの心の中でも感動と笑いが闘いあうという見事な作りである。もう一度観たくなった。 

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