満足度★★★
まさに「温故知新」
基本的なストーリーは古典的と言っても過言ではない人情喜劇だが、そこにボクサーたち(元も含む)のそれぞれの想いを練りこんでまさに「温故知新」。
特にタキシードを着てリングアナウンスをすることで「もうボクサーではないんだ」と自分を納得させようとする不本意ながら網膜剥離で引退した元ボクサーと、紅茶研究会の面々に芳郎のことを語る父(@終盤)にツボを突かれる。
前年のザ・ポケットでの初演よりも舞台の幅が広くなったことで控え室の窮屈さが減じた憾みはあるも、サブステージを使って警備員としての芳郎を見せるという演出もあったので一長一短といったところか。
満足度★★★
人、多すぎ
あってもなくても良い役と台詞が多いのではないでしょうか。
それを減らせば、もっとスッキリしたのではないかと思います。時間も短くてすむし。
あと、役者と役の年齢があってない気がします。
満足度★★★★★
再演だからこそ完成されてた!
ホント、素晴らしい舞台でした。初演と比較すると全体的な筋は変わらないものの、脚本を見直し批判を繰り返し更に練り上げた跡が見て取れるような完成された舞台でした。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★★
よく練られた大作。
群衆劇でもないのに、総勢30人にも及ぶキャストをぜいたくに使い、その30人の役者それぞれに見せ場を用意し、それでいて劇が散漫とならない。しっかりと主人公を中心とした骨太のテーマに全てが集約していく、脚本も演出も見事だ。2時間を超すドラマでありながら、途中でだれることもなく、どんどんドラマが盛り上がっていく。とても面白かった。
満足度★★★★
びっくり!!
前回見たときは・・・・正直なんだか腑に落ちないというか・・・・ストレスをかかえて劇場を後にしました。
脚本はきっと面白いのに、なんだろう、この感じ・・・・、そんなことを思った記憶があります。
でも今回は違いました。
なんでしょうか、脚本の面白さがきちんと形になっていて。
すごくバランスのとれた作品になっていたと思います。
時間もあっという間でしたし、まえも同じくらいの長さではあったと思うのですが、非常に長く感じました・・・・
前回とは天と地の差といっても過言でない気がします。
テンポもよく、すごくお稽古したんだろうなぁ~~というのも伝わってきて、とてもいいプロジェクトメンバーなのだろうなぁ~~~とそんな風に思える舞台でした。
見終えた後、なんとも気持ちいのいい感じの、あの感覚。久しぶりでした!!
満足度★★★★★
リング上で高く高く拳を上げる、爽やかなコメディ
予想外の展開に笑い、予想内の展開に涙するという、オーソドックスなコメディながら、観ている者にとても優しい。
コメディと言っても、流れるようにスマートだったり、爆笑が連続、というようなものではないのだが、観た後、気持ち良く劇場を後にすることができる舞台だった。
「爽やか」と、少しぐらい言ってもいいかもしれない。