満足度★★★★
雨の新宿西口
最後やっと物語が動き出した(違う、やっと止まったのかも)ところで暗転になったから一瞬頭が真っ白になった。
外に出たらちょうど雨が降っていて、おかげで胸がもやもやしたまま新宿の街を歩くはめになりました。
あの終わり方はたまんないです。
満足度★★★
背筋がゾクゾクっと~
ザワつく感じで観ていました。ホラーじゃないんだけど登場人物の心の奥底に潜む神様(あるいは悪魔)に突き動かされる心情に恐怖を感じる。
でも、そう感じながらも楽しく観劇できました。
満足度★★
素直に
あっという間に時間が経ったのですが、良かったのか悪かったなのかが・・観る位置がわるかったのか・・・。よかったのかなと思います。
すいませんこんなコメントで。
満足度★★★★★
絶望した。
仏壇に手を合わせていても信仰心があるわけではなく、最後の神頼みをしてるくせに神の存在を信じているわけではない。クリスマスにケーキを食べて花祭りには甘酒を飲む、そんな標準的な日本人の感覚を持つ私だけど、「神を守ろうとして人を刺し返り血を浴び犯罪者になる」、そのラストに心の中で叫びました。「神様はいない!」。その時、神がいることを願っていた自分に気付き、カーテンコールの後に深い絶望感を覚えました。
花束をバシバシ叩きつけたり、不自由な足を蹴飛ばしたり。「片想い」の方でもババァとかデブとか言いたい放題で、MUの見せる凶暴性には容赦がない。しかしそこに「人間のありのままの姿」を見出し、またそれを肯定する自分に気付き、小さな罪悪感と奇妙な快感に包まれる・・・だから私はMUの虜なのだと気付かされました。
怖くて素敵なお芝居をありがとうございました。次回作も楽しみにしています!
(追記)あまりの衝撃に、ラストの「雨は雨」の意味をその場では分からずにずっと考えてました。いまさらながら、他の方々の感想でいろいろ気付きを与えてもらってます。私にとってMUのお芝居は、怖いほどリアルな「己との対峙」です。このような演劇もあるのだと感動しきりです。
満足度★★★★
正攻法でしっかりと。
宗教とテロを題材にして、「神様はいない」という挑戦的なタイトル。これだけでもとても挑戦的なので、どんなラジカルな芝居になるのかとはらはらとしていたが、あくまで正攻法で、宗教問題ではなくて作家のあり方に重点を置いて描きたかったんだということがわかった。
重くなりそうな題材を、決して笑いに逃げることなく真面目に取り組んで、ストーリーと文体で80分、観客を引き込む。大したものだ。
満足度★★★
意外にアッサリ見れました。
「己の神」が交錯した作品。(片思いは神の力のみ登場)
こちらは印象深い人も・アンケートに書く印象深い言葉はなし!
素材が戦争・宗教・平和なんですが、重い感じもなく
80分スルリと見れてしまいました。
スタンガンの時はまさかナイフ?と勘違いしたりしてビックリしたけど、
楽しく拝見できました。人に勧めるのは好き嫌いが分かれそうですね。
これ1本だけ見たらチョット勿体ない、片思いは単体でもOKですが
こちらは単体より片思いも見てもらいたいと思います。
でも、過剰な血は不要だったかな(後はTBへ)★は片思いより下で3
満足度★★★★
適度な濃密さ
最近見た公演の中では、はっきりいって80分という上演時間は短いほうに入る。でも、その時間の中に適度な量のイベントが発生するお話が、結構テンポ良く進行していくので「物足りない」という印象は受けなかった。
タイトルは「神様はいない」だが、本当にいるのかどうか私には芝居をみても結論は出なかった。神様という概念は存在することは間違いないのだが、絶対的事実として他人に主張できる人は現代の人間にはいるとは言えないだろう。でも、個人個人の心の中には神がいる人もいない人もいるのかもしれない。
変なスイッチを押されたのか、内容が脱線してしまったので、この辺で止めておくが、非常に興味深いテーマを扱った作品だと思った。
満足度★★★★
80分がアッという間
諸事情により特例的に繰り上げアップ…
こちらはシリアスでもう一方の『片想い…』がコミカルと事前に耳にしており、しかもテーマが宗教とテロということで、若干肩に力が入り気味で観始めたら、序盤(に限らないか)に笑える部分があって肩がほぐれたばかりでなく、非常にわかりやすく、80分がアッという間。
また、引き際が見事と言おうか潔いと言おうか、最高潮に達したところでスパッと幕切れになるのも心地好い。語りすぎず、不足もなく、余韻を残して切り上げて強い印象を残す、な感じ。
あと、スタイリッシュな蕎麦屋(台詞に出てくる「リニューアル」によってああ改装されたんでしょうね)の1階店舗部分をメインに、2階にある長女の仕事場も上手に同居させた装置に劇団競泳水着のソレを連想。
満足度★★★★
たたみかけるスピード感
飽きさせない。飽きさせるどころか、物語に引き込まれ、引き込まれているうちに終わっていく。演出の妙か。紅一点、足利さん好演。片想い撲滅倶楽部も楽しみになった。
満足度★★★★
舞台の空間、舞台と観客との間にある「虚無」
前回の公演は、会場のサイズと1本の上演時間の短さで、凝縮され、こちら(観客)側と舞台との一体感を強く感じたのだが、今回はそうではなかった。
クールなのだ。
いい意味でスカスカ感、冷めた感が漂う。「虚無」とも言えるその感じ。それはまるでエーテルのように存在する。その感じは、演出によってコントロールされたものだと受け取った。
80分なのに短編を観たような印象。
演技がきれいに流れていかないところに、少し苛立ちを感じたが。
満足度★★★★
ハードでした。
かなり驚きの展開でした。
好みはかなり別れそうだと感じましたが、私は好きです。
役者さんたちの表現力はとても素敵でした。
足利さんの演技に心惹かれました。
もう一方の作品はポップで可愛いらしいので、そっちも楽しみです。
満足度★
神様はいない
思うことを台詞にのせればいいというものでもないと思った。
劇団という形態で役者が下手ならあーあというしかないけれど、あちこちから呼んで大根揃いというのはどうなのだ。
神様はいない。