満足度★★★★★
難解だけれど、心に沁みました
舞台で映像を使うのは、基本的にあまり賛成ではありませんが、この作品では、実に効果的に映像が使われていて、舞台空間のイメージの広がりを助けていました。
ソンドハイムの難解な曲のミュージカルに戸田さんがキャステイングされた時は、おやっと思ったのですが、舞台を観て納得!あの役を今できる最適な女優さんだと思いました。
スーラの絵のイメージをそぐわない、実力派キャストが集結して、心の芯に響く素敵な舞台だったと思います。
戸田さんの名演に何度も泣き笑いし、畠中さんの役を大切に演じるお姿にまた魅了されました。
満足度★★★★
沁みました!
初演当時、なぜあんなにも心奮え記憶に残ったのか?!
再演でキャスト・演出の違いはあっても、貫かれている
ものはチャンと込められていたと思いました。
だから一気に当時の自分が感じたことも甦りました。
そして、新たな感慨も噛み締めました。
真っ白なキャンスを思わせる八百屋舞台、
キャストが演じ上げる真摯な想い。
エンディングが流れる中、改めてこみ上げてしまう涙に
自分自身が浄化されて、勇気を貰った気がしました。
満足度★★★★
美しい
まさに美術、芸術の作品だった。石丸幹二さんのみをめあてで観たのだが、
ドットやマリー役の戸田恵子さんも予想を超えてよかった。
デビューが歌手の戸田さんでも石丸さんの相手は務まらない、と
思っていたのだが、これだけの演技力は歌唱力をもカバーする。
映像というかCGというか?そんな舞台芸術も素晴らしかった。
満足度★★★
ジョージとドットに恋した私は幕間に取り残された。
ジョージは点で絵を描く。ドットの声は届かない。彼が筆で描いていたのは、光の粒。世界はドットでできている。やがてジョージは自分で描いた絵画に埋もれて見えなくなる。
満足度★★★★
アートのような舞台
ミュージカル映画「オペラ座の怪人」では、冒頭の荒廃したオペラ座が華やかかりし時代へと一気に遡るCGを駆使した画面が見事だった。
結局、この映画この場面以外にはあまり見るべきものはなかった。
舞台を映画化するのならば、映画でしか出来ない特色を生かすべきである。
ところが、「サンディ・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」の先端テクノロジを使用したアートとも言える舞台技術は、映画の特質をも凌駕するである。