満足度★★★★
恋をする
小学生でなくては考えつかないようなことを、大人が舞台化したような印象。
ゆるいとかくだらないだけではくくれない唯一感を感じられるかどうかが、この作品を理解できるかどうかの境目なのだろうなと思います。
私は、アンビバレンスなことを常に成立させ続けているというワクワクのせいで、この作品、恋におちました。
満足度★★★
44歳、独身男・・・
から始まる芝居は、ふ?(・・?)
もしかして、もしかして、やってくれるんじゃね?なんつー期待は中盤で崩れる。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
精緻極まる、ゆるさ
これは好きだぁ〜。シュールなゆるさが反復しまくる前半。繰り返しの効用で、脳みその焦点がどんどんぼやけて参ります。さらにゆる〜いストーリとなる後半。常識から解放され、夢うつつの気持ち良さでございます。ああ、舞台って、こんな最少な情報だけできっちり成立するものなのね。ステージでやっていることは本当に些細なことなのだけれど、その些細なことだけで空間が充足するなんて、なんて緻密なお芝居なんでしょ。ゆるさと気持ちよさを寸分違わず作り上げる見事なセンスと技量。ほんとうに気持ちよくって、好きだわぁ〜。
満足度★★★★
なにはともあれ、祝復活
ベターポーヅとの涙の別れから早2年近くが経つ。その涙もすっかり乾ききったころ、帰らぬはずの人が名前を変えてもどってきた。喜び勇んで初日に出かけたが、40席ほどの客席はどうにか満席という程度。自分の期待と世間の反応の温度差にやや戸惑う。
作者にとってはそれなりのブランクだから、今回はウォーミングアップという面もある。前半は短いやりとりを反復する変態シュールなコント集の趣き。後半は人物や状況の設定がそれなりに定まってくる。
さすがにここの芝居は誰にでもオススメというわけにはいかない。いってみれば、好きな人の、好きな人による、好きな人のための演劇。