ばべるの塔の僕とガイジン【ご来場ありがとうございました】 公演情報 ばべるの塔の僕とガイジン【ご来場ありがとうございました】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★★

    結構好きです。
    白人と黒人チーム、同じ日に両方観ました。
    白人チームのガイジンくんは可愛らしい感じ、黒人チームのガイジンくんは見た目のインパクトがデカい(笑)

    最初シンイチは嫌がってた共同生活だったけど、段々とガイジンくんと仲良くなっていく過程は微笑ましかったです。
    エッチな話題は国境を越えた相手でも仲良くなれる手っ取り早い手段なのかしら(笑)

    面白かったです!

    ネタバレBOX

    ガイジンくんの描き方はどうか分かりませんが、日本人のダメな性格が現れてたかな、と思います。
    シンイチみたいな人はたくさんいると思うし、自分もそっち寄りです。
    あと、現在の日本では戦争はないけど、外国だと戦争が身近なものである所もあるんだよな、というのを改めて実感しました。

    ラスト、シンイチがガイジンくんに対する熱い気持ちを話したとき、友情を感じられてちょっぴり泣いてしまいました。
    それが何より悔しいです(笑)
    実はドッキリでしたってオチは好きですよ。
    ホッとしましたもん。

    全体としては白人チームの方が好きです。
    内田さんと松居さんのほんわかした感じにちょっと癒されました。
    そして、黒人チームは、目次さんのインパクトがホントデカい。
    この人は毎度毎度やってくれますね!(勿論良い意味でです。)
  • 満足度★★★★★

    世界平和計画
    「ドッキリ大作戦」というチャラいオチがなければ、重苦しい心持ちで帰路についたことでしょう。芸術やエンタテインメントで世界平和を実現出来るかどうかといえば、今のところあまり成功してないと思いますが、演劇界にタカ派が殆ど存在しないのが救いでしょうか。若い頃世界を旅して見聞を豊かにしてきた大家さんが、いいこと言ってたなあ。

    ネタバレBOX

    終演後のトーク。当初出席予定の人が病欠だったのは残念でしたが、靴を脱ぐ脱がないとかのディテール云々よりも、劇団のオッカケで、出演していたメンバーのお母様と思しき方のお話のほうを聞きたかった。「劇団に入れると礼儀作法を教えてもらえるから...」とか独特の子育て論をお持ちのようでした。
  • 面白かった。
    詳しくは自分のブログで。面白かったですよ。http://palove.blog.shinobi.jp/

  • 満足度★★★

    ちょっと・・・
    なんか・・・
    モノ足りない感じだった・・・かも。

    ネタバレBOX

    ゴジゲンの松居さん・・・抜群でした。
    なんかいい感じですよね。
    この人がいると舞台がそれっぽくなります。
    それっぽくってのは・・・素人っぽくない感じですかね。

    ガイジン役の人・・・この方もなかなか良かったです。

    おじさん役の人・・・声が大き過ぎてびびりました。
    松居さんを投げ飛ばし過ぎです。
    彼をいじめないであげてください。

    さて、
    ストーリー・・・

    若干単調でした。

    セリフに頼ってる割にそれほどおもしろいこと言ってませんでした。

    なんてゆーか、アメリカのシットコム的な感じになれそうでなれないみたいな・・・そんな中途半端感がありました。

    おじさんがシンイチをいじめ過ぎててドタバタし過ぎてた感じです。
    けれどそれがないとなんだか単調すぎるし・・・。
    困ったもんです。

    けれど、結構楽しめました。
    おもしろかったです。

  • 満足度★★★

    白組さんを観ました!
    ゴジゲンの松居君が出演するからには、やはりここは白人チームを観たい訳です。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    このところ、松居君を下北沢で見かけたり(勿論男子数人で連れ立って)、とある公演の観客として見かけたり、何かと不思議なご縁があるのですが、相変わらず女性連れの彼を見た事はない訳で・・、そんな情けなさを地で行く松居君は役柄でもなんだかリアルな松居君のような気がしてならないのです。(苦笑!)

    舞台はアパートの一室でガイジンとルームシェアすることになったシンイチ(松居)は言葉の壁から中々コミュニケーションが取れない。日本男子特有のウザイとかメンドクサイとかダルダルの気配一色のシンイチに対してガイジンは仲良くなろうと努力する。
    ガイジンとシンイチのちぐはぐな会話が面白い。
    そのうちガイジンは一生懸命にシンイチに話しかけながら、日本語を覚えていくがシンイチはガイジンの母国語を覚えようとしない。それでも二人は親密になって、いつもシンイチに暴力を振るう大家に仕返しを企む。

    ここでのシンイチは日本人特有のコミュニケーションの下手さ加減を表現し、一方でガイジンは多国民族の手馴れたコミュニケーションに対する文化の違いを見せ付ける。要するにシンイチとガイジンの精神は大人と子供くらいの違いがあって、置き換えると日本人のソレは諸外国に比べるとまだまだ成熟してなくて、たぶん、100年は遅れているのだ。

    タイトルの「ばべるの塔」の意味は終盤になって理解できる。コメディとして観るなら面白いが、物語としては雑で練りが甘い。いきなりバイブを持ち出したり、大家の暴力もどうしてあんなにハイテンションなのか理解できないし、立ち居地も曖昧なんだよね。最後の「どっきりカメラ」は無理に笑いをとる手法で頂けない。
    むしろ、ガイジンの母国の内乱で終止してシンイチは自分の甘さに気付き、これからは真摯に生きる。みたいな流れの方が良かったような気がする。

    それでも相変わらずの松居君の演技に魅せられました。

    アフタートークはぐずぐず。

  • チケットプレゼントで招待されてるのであんまりアレなことを書くべきじゃないのかもしれないけど、そこで胸にしまっておくのも正しくない気がして書きます。 ご招待ありがとうございます。


    自分は「どちらかというと白人」チームの回を見たが、シンイチ役の松居大悟氏が出色の好演だった。彼が自劇団のゴジゲンでよく描く、ダメでバカでナイーブな大学生、という役がピッタリはまっていた。

    ガイジンの扱い方、描き方こそ疑問が残るが、二人の交流はベタならではの面白さ、素敵さで愛らしくなる。ザ・プレイボーイズの前作に比べて言うと、ダメ男達のはしゃぎ合いではなく人数を絞ったのは正解。

    ただ、意地悪でパワフルなおじさんに全く好感が持てない。え、あれ意識的に敵対心を煽ってた訳じゃないよね?

    ネタバレBOX

    そして最後、ガイジンが内戦中の自国に戻ってからの、世界平和論が頂けない。いきなり熱く語る主人公とおじさんのバックボーンが見えず、とってつけたような台詞と、70年代的「ぶつかってこい」演出の暑苦しさには赤面すらしてしまう。

    また、「人より上に行きたい」という思想が争いの元、というまさにバベルの塔の逸話が主人公から語られるが、これが主張かと思いきや最後に主人公が「いつか平和になったらデカい塔を建てて、最上階でまた一緒に暮らしたい」と叫ぶ。
    え?バベルの塔、建てるの?認めるの?それとももしや「それでも塔を建てたがる人間の業」ってこと?

    そしてとんでもないオチがやってくる。
    「実はドッキリで、ガイジンの国は内戦してないしガイジンも帰国してなかった」というもの。
    これは直前の熱さの照れ隠しなのかしらないけど、このドッキリによって、バベルの塔の逸話をなぞりたいのか、そうでないのか、世界平和論を唐突に語り出した意味があるのか、「迷う」のではなく「意味不明」にされる。どういう意図なのか(知ってる人いたら教えてください)。

    あと、今回行った理由でもある「1985年生まれの劇団主宰」は、結局自己紹介以外何も語られていなくて残念。企画がパクりでも何でもよいが、パクったスタイルで何を語るかだと思う。司会や進行がアレだったけど、それ以上にそこの中身を考えてほしかった。
  • 満足度★★★★

    ばべるの塔以降の人間たちの、世界平和(?)コメディ
    それまで1つの言語だった人類は、ばべるの塔事件以降、多言語となってしまった。

    結構大上段っぽいタイトルを冠した、(おおげさに言うと)異文化交流コメディ。
    なんだかな〜というところはあったりするのだけれども、結局、ガイジンさんとはうまく言葉が通じないから、笑っちゃうよね、という話なわけで、それなりに楽しめた90分。

    「どちらかといえば黒人に見えるチーム」のほうを観たのだが、このストーリーで考えると「どちらかといえば白人に見えるチーム」とは脚本は違うのだろうか、ちょっと気になるところだ。時間があればこの目で確かめたいのだが、無理。

    ネタバレBOX

    ガイジンの描き方については、う〜ん、と思ってしまうのだが、ま、いいかとさらりと受け流すことにした(名前は笑ったけど)。

    出演者は3人だけなので、特に気になったのは、大家さん。
    大家さんは、シンイチ(20代・たぶん)の父親の兄であるという設定なのだが、そうすると、50代以降のはずで、その年齢設定であの格好はないんじゃないかなあと。

    役者の実年齢と比べて無理があるのならば、せめておじさんっぽい衣装とメイクぐらいするべきではないのだろうか(髪は銀髪っぽくなっていたけど、それだけじゃね)。そうするとおじさんなのに、強すぎるという設定になったと思うのだが。

    それでも無理がありそうだから、いっそのこと従兄弟という設定にしてもよかったのでは、それならば見た目には全然問題ないし。例えば、同い年なのに大家と家賃を溜めている店子という関係ならば、別の面白さが増したのではないのだろうか。

    終盤のメッセージは、だてに(たぶん)「ばべるの塔」をタイトルに入れていないことがわかるし、言葉の通じないガイジンとの関係なんかもうまく包括していて、なかなかよかったと思う。

    笑わせるだけでおしまいでもよかったのだが、そんなコトを入れたりして、ちょっと舞台の空気が変わるのが面白かったのだ。

    ま、人によっては、そんなメッセージじみたものは、ウソっぽいと感じるかもしれないが、私は本気とみた。
    ラストのオチは、その照れ隠しのように思えて、笑えるオチでは全然ないけど、いい感じであったと思う。
    ・・・ひょっとしたら「何をそんなマジになって」っていう笑いだったりして・・・。

    このオチ、先日観たホチキスの「アルバトロス」と、同じなんだけど、偶然なのか、単に安易なのか・・・。とりあえず、「そんなに面白いオチではない」と声を大にして言っておこう。

    ばべるの塔は、高い塔を作ることで、神の怒りをかい、それまで1つの言語だった人類は、いろいろな言語に分けられ、世界に散って行ったという話だったと思うのだが、シンイチは、「天国まで届くような高い塔を作って、その一番上で一緒に住もう」なんて言っているのだ。

    人は結局は同じ過ちを繰り返してしまうのだ、ということなのか、それとも、その台詞を何もそこまで深く考える必要はないのかな。
  • 満足度★★★

    「黒」観劇
    コメディとして非常に分かりやすい設定で、笑いやすかったです。
    登場人物も3人ということで、中盤を過ぎるまでは、話にもしっかりとついていくことができました。

    前回公演よりもずっと面白くなっていたように思います。

    ネタバレBOX

    ただ、大家さんの設定が都合良すぎる気がして、受け入れることができませんでした。また、ドッキリへの流れもあまりに安易すぎて、後半からはちょっと、ストレスでした。

    見せたいことややりたいことの爆発力は感じたので、もっと緻密に物語を組み立てていただきたいなと思いました。

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