満足度★★★
マチソワで「我」「刻」を
ホムペの情報から伝奇系時代劇かと思いきや、裏歴史研所属究会に所属する女子大生とその指導教授が鬼伝説の真相を解明するという、ある意味社会派の人間ドラマ。が、鬼伝説のルーツたるものは現代社会にも依然として生き永らえている、という狙い・テーマは良いものの、性急な部分があり展開が唐突に感じられる部分があるのは惜しい。
また、「他人がどう見ているかを気にしながら行動する自分」というテーマがハッキリ提示されるのが終盤なのはちょっともったいない気がする。
なお、主人公・白狐丸とヒロイン・静の関係が「我」ではレオンとマチルダのように感じられ「刻」ではほぼ対等に見える(体格差もその一因か?)ことを筆頭にダブルキャストの面白さもアリ。
なお、座席はマチネがC列12番、ソワレがG列6番と、アップ&引手、引き+下手と2度観るのに理想的な位置。
満足度★★★★
涙ポロポロ。゜゚(ノд・。)゚ ゜。ラヴってイイです
ファンタジーも楽しみだったけど、それよりも恋バナが良かったです!!
悲しい恋だったけど、ホント純愛してて、
両者が強く想っている気持ちが伝わる良い作品でした~ヾ(≧∇≦)ノ"
あと途中途中で、やっぱりオカシナ?場面もあって、
劇団ASSHらしいところも満載でした。
恋話以外で良かったのは、現代・過去・中過去?の3つの時代が繋がって、
ストーリーが展開されていたところ。
前回の現代劇も時間が変わって、色んな場面を見せてもらったけど、
自分は今回の方がドラマチックで、その中に“驚き”と“感動”と、
“格好良さ”があって、とっても面白いと思いました。
カッコイイのは好きです。やっぱり、何度もあのドキドキした興奮シーンを
もう一度感じたく見たくなるからです。色々と不思議なお話だったけど、
泣けたのにはチョットびっくりだったので、また面白い舞台を作って欲しいです。
満足度★★★
体に文字を刻む
「体に文字を刻む」というシーンは素敵だったと思います。
このシーンが静の美しさだとしたら、動の部分をもっとエンターテーメントに仕上げて欲しかったと思います。
殺陣のシーンも少しヒヤヒヤした。
追手の村人たちがちょっと弱そうに見えちゃったのが残念。
白狐丸たちと、その20年後?と、現代、の3つのシーンが転換しますが、テンポが落ちるのか、場面が変わるたびに集中力がそがれてしまいました。
現代はなくてもよかったのでは?
ラストシーンで「俺は天刻丸」と告げるシーンはかっこよかった!
ここからが本番だよ、みたいな感じで、ここから先を見たかったような。。。
あとですね。気になったのは、オープニングの映像。
(テーマやキャスト名等、映していたもの)
暗くて全然見えませんでした。
キツイ言い方ですが、これじゃ、映す意味ないと思う。
満足度★★★★★
まつだ壱岱という作家、演出家。
ダブルギャストの『我』と『刻』を両方観ました。役者さんが違うので変わってくるのは当然としても、きっちり演じるひとにあわせてキャラクター、演出を変えていて、それは役者さんも嬉しいだろうし、両方を観る側にとってもお得感がありました。ASSHは何度も観ていますがいつも思い、今回確信したのはまつだ壱岱というひとは現実社会で生きることの苦しみ、つらさ、悲しみを深く知っている、あるいは経験して深く傷ついた経験があるのではないかということ。ただそれをそのまま舞台に上げるような野暮なことはけっしてしない。だって傷ついた事がないひと絶望したことがないひとなどいないから。それを忘れてしまうのか、引きずるのか、糧にできるかだ。(以外にやってしまう表現者もいるのだ。ブログにリストカットの写真を載せる「わたしってかわいそうでしょ」みたいな悪趣味を)まつだ壱代はその心の闇を素晴らしいエンターテイメントに昇華できている。今回の作品の構成の素晴らしさ。いつも以上にうまく、すっきりとした空間の使い方。そして物語!初の時代劇ということでどうなるかと思いきや、演者さんの殺陣や所作、軽やかで晴れやかな動きで引き込まれた。これも観るたびに思うのだけどASSHの芝居に出る役者さんはみんな美しいのです。不思議だけどひとり残らずキラキラしている。いったいどんな稽古をしてるのだろう。自分がいかに良く見えるかという傲慢さが誰にも見えない。この物語のために、しっかりと役を生きている。(これも結構いるもので、醜いものですよ)物語は大団円とはなりません。登場人物のセリフにもありましたが、お手軽なハッピーエンドではないけどめっちゃ悪くもないエンディング。それはやはり現実を知っているから。かといって突き放したままになんかにしない。できないんだと思います。優しいです。おためごかしの上っ面の優しさじゃない。そんなのすぐにバレる。ラストにはちゃんとスタートラインに立たせます。そして見る側が登場人物の行く先を想像したくなる!なんだろうこの清々しさ。劇場を出る時に胸に小さな「おみやげ」をもたせてくれる。それは観たひとそれぞれ違うものだろう。「おみやけ」をもらったことにいつ気が付くのかも。最後、ヒロインの元に桜の花びらがひらひらと舞ってきます。現実に戻るために外に出ると本当に桜がひらひら降ってきました。心憎い演出です。
満足度★★★
もりだくさん…
ASSH初見、タイトルがまず印象的だったのと好みな内容だったので、楽しみに観劇させていただきました。(客演メンバー主体の「我」ですが)
登場キャラクターが多彩ながらわかりやすいストーリー運びで、テンポもあり、最後まで飽きませんでした。
シアターグリーンも初めてだったのですが、傾斜があり、一番上の席でも見易く、良い空間体験でした。
面白かっただけに、個人的には細部でもうちょい!みたいなところも…既に公演終了しているのですが、以下ネタバレにて。
満足度★★★★
刻
ストーリーは内容の濃い、感動した舞台だった。ただ、妙に小さな笑いを取りに行くことが多く、滑っていたのは気になる。「刻」では静のキャラ設定がちょっと違和感を覚えた。「我」も観たかったけど・・・。
満足度★★★★★
密度濃
12時開始の「我」バージョンを見ました。テンポよくストーリーが進み、1時間40分飽きませんでした。音響も良かったです。白虎丸の赤い目が目立ったのは最初の殺陣の時と最後の挨拶の時のみだったので、要所要所で顔を上の方に向けてくれたら、もっとインパクト大だったと思います。
満足度★★★★
楽しめました
『我』を観ました。舞台の雰囲気が効果的で、飽きることなく、楽しめました。
伝説を手段の一つとして仕立てられてますが、構造的に良い意味で
オーソドックスで、その分 ストーリーそのものや演技への注目度の深みを
増していたように感じました。
まとめかたも、心に迫るものがありました。
気になったところは、主役を取り巻く役者さんの力量が目立っていたところ
くらいでした。
満足度★★★
予想以上
『刻』を観ました。
予想以上にしっかりとした演出なんだと感心。
しかしやや役のイメージと縁起が食い違うのが気になるところで。
白狐丸はもっと知的で繊細で、恋に落ちるなんてことがないくらいの
シャイな一面がほしかったし、シズカは強がりであっても乱暴者では
いけないような気がしました‥
しかし不覚にも白狐丸の最期では泣いた笑
そこから先が長かったなー
満足度★★★★
構成が見事!
Wキャストは好きでない。もうひとつの組の方が良かったのではないか?と気になるからだ。しかし、だからと言って両方見るほどの元気はない。
構成が見事でシーンの展開の仕方が素晴らしい。どのシーンも魅力的に終わり、そして、新しいシーンが魅力的に始まる。演出力に感動。そして、作品も面白い。特にラストシーンは脱帽。
主役の男女は好演していたが、のぞむらくはこの世のものとは思えないくらいの美男・美女に演じてもらいたい役である。
満足度★★★★
最終的に満足!
途中まではこれまでのASSHとは違っていて,ストーリー的にも展開もあんまり好みではないのかなぁと思ったのですが,後半は見事!観劇後にジワーッーと思いが押し寄せ,満足させていただきました。いやぁーやっぱ,この劇団良いわ!ただ一つ,残念だったのは物販で過去の公演のDVDがなかったこと。前回の公演では観劇後DVDを1作品購入し,それも良かったので,今回もと思っていたのが,ちょっとガッカリ。次は過去公演のDVDの物販をやってね。
満足度★★★★
趣向を凝らした構成
「我」を観ました。
入場時にいただいたパンフレット(の後半)を読まずに舞台を観たのでストーリーの構成に驚きました。
静(しずか)役の永田杏也子さんがとっても可愛らしくて引きこまれました。メグミ役の竹村奈津さんも元気いっぱいで声がきれいだなと思って見ていたら、プロフィールをみると、声優もなさっているんですね。納得です。
クシダ杏沙さんからはコメントをいただいたりしたので、気になって見ていましたが、遊女の役円(まどか)を色っぽく演じていました。
記憶障害の静の刹那的な愛を白い鬼白狐丸がいかにして繋ぎとめていたのか。記憶障害が故に純粋な愛を白狐丸にぶつける静。鬼の伝説というベースに人としての純粋な愛の形を見せてくれています。
素敵な感動の物語。いい話...舞台でした。
満足度★★★
シズカのキャラ設定が幼稚すぎた
白髪神社を想像させるに相応しいセット。
大きな赤い鳥居が印象的で素晴らしい。
だがだがしかし、だがしかし・・。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★
プレビュー観てきました
チラシも、セットも、BGMも、衣装も、オープニングも凝っていて
時代モノらしい雰囲気が凄く出ていました。
今回はたまたま、脚本が個人的に好みではなかったのですが
恐らく好みが分かれる作品かなぁ と思います。
年代的には、どちらかというと若い人向けな気がしました。10代の頃観てたら、大興奮でハマったんだろうと思います。
衣装や 役者さんの華やかさがとても魅力的で、ツボにはまっていい要素がたくさんありました。
一方で、普段そんな華やかさや、純愛から遠ざかった生活をしている者としては、少し気恥ずかしさを感じる所もありました。
あとは ネタばれで。