満足度★★★★★
「シュプレヒコール!」1999年の高校生の心を変えた、甦った小さな革命の物語。やっぱり観て良かった。
学園闘争の最中に意識を失い、30年後に突然目覚めたヤマザキは、高校に復学し、果たせなかった「僕たちの革命」を成し遂げようとした!
今、君は何のために戦っているのか。
早くも再演。ほんとうはやめようかと思いましたが、
虚構の劇団の山崎雄介、小野川晶、高橋奈津季出演と聞き、
観ないわけにはいきません。
あーこんなこともあったなぁ…と意外と忘れていた場面など
を見ながらも、拓明高校有志たちの成り行きに知っているのにハラハラ。
いくつになっても変わらない、ガクランが似合う中村雅俊に
ぐいぐい引っ張られ、あっという間にエンディング。
また、この間は小劇場でも共演されていた武藤晃子と澤田育子、
特に武藤さんは独特のキャラクターで楽しませてくれます。
そして、この日は、東京千秋楽。
鴻上尚史、加藤鷹(この日はトークショーも)も舞台に上がり
GAKU-MCによるメンバー紹介、
何度も続くカーテンコールと「シュプレヒコール」!
劇場は興奮のまま舞台は終わったのでした。
やっぱり観て良かった!
満足度★★★
実感を伴った横から目線。
全く期待感なくフラットな気持ちで行って、意外におもしろいことに驚きました。第三舞台が大活躍な頃を知らず、虚構の劇団を見て鴻上さんももう古いな、と思っていた私としては、その頃観られなかったことを悔しく思いました。リアルタイムで観てたら結構好きだったかも。
虚構の劇団で浮ついた感じで若い俳優を演出している鴻上さんより、絶対こういうちょっと古めの雰囲気でもちゃんと実感のこもった作品を作ってる鴻上さんのほうが好き。若者の不思議感覚を斜め上からふわっと捉えるより、横並びに生きているほうが絶対おもしろい。
満足度★★★★
中村雅俊+鴻上 尚史!!
観劇させて頂きました。この作品は、あらすじ通りで主人公役の中村雅俊が学園闘争時代に意識を失い、30年後の近年に目を覚まし、再びかつて通っていた高校に復学し・・・と言う物語でした!中村雅俊が主人公でありながら独占舞台にならずに、良い意味で中心になりながらも息の合った舞台に仕上がっていました!観劇させていただく前には中村雅俊の独断場になるのではないのかと若干不安な点もありましたがその様なことは無く、その上で映像と音楽を織り交ぜながらも、巧みに舞台上を使いながら物語を展開させていました!そして物語は客席を楽しませることに熟知した、終演まで全く飽きさせることの無い舞台でした!ただ、昨年鴻上 尚史の「ドラえもん」を観劇させて頂いたのですが、舞台展開の構成が少し重なるかなぁ~、とも思える気がしてしまいました。客席を楽しませることに熟知している分だけ、少しだけ器用にまとめ過ぎているような気もしましたが、恐らく「ドラえもん」を観劇させていただいていたからでしょうけれども、その辺がひょっとしたら巧みな脚本・演出家の悩みになるのかもしれません。今回の作品の星の評価は星4つですが、もしかしたら昨年「ドラえもん」を観劇させて頂いていなかったら星5つつけていたかもしれません。しかし、中村雅俊の学生服姿がかなり似合っている、かつての学園闘争を現代に舞台を移して、観ている者に分かりやすく、その上で楽しませる作品になっていました!
満足度★★★★
再び鴻上尚史に逢う。
映像の使い方が流石。紗のように透けた布をスクリーン代わりに1969年の学園紛争の映像を流し、紗のむこうでは役者たちが同様の紛争を演じる。
二つが重なり合って臨場感が溢れ40年の時が重なる。素晴らしいです。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★★
鴻上演出、恐るべし!
すごく良いじゃないですか!
TVCMだけを観て『な~んだ、想像つくよね』って感じで、スルーするつもりだったんです。
でもスペシャルプライスのメールが来て、「どうせ池袋に用事があるし」な感じで観に行ったんです。
そしたら、ぜんぜん良いじゃないですか!
全ての年齢層で、何かを感じて、シッカリ楽しめます。
ありがとうございました。