春琴 公演情報 春琴」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-20件 / 21件中
  • 満足度★★★★

    照明
    何事も光と影なんだな。

  • 満足度★★★★★

    怖い。
    深津絵里ってかわいいと思っていたのに、これをみて、怖いと感じた。女優ってすごいなぁ。

    ネタバレBOX

    エコーの使い方、映像の使い方、幕、スクリーン、照明の区切り方など、すべてが勉強になった。すばらしい。あれ、やりたい。やりたいでできれば苦労はない。
  • 満足度★★★★★

    実は
    初演の方が良かったけれど。

  • 満足度★★★★★

    重厚な内容
    詳細はまた今度

  • 引き込まれた
    良い。

  • 満足度★★★★★

    陰翳の見事さに息をのむ
    観る者のイメージを膨らませる、いろいろな仕掛け(棒一本でいろいろなものをイメージさせたり、原作のテキストを映像で見せるなどの演出)が次々と現れる。
    しかし、それがテンポの良さと相まって散漫にならず、しっとりとした印象さえ受ける演出は見事だ。

    思ったよりも少人数の出演者が、ひとつになって舞台を作り上げているという様子にも感動した。

    また、この舞台を日本語がわからない方が演出しているというのにも驚いた。

    ネタバレBOX

    原作の『春琴』は、「私」のモノローグで語られていくのだが、舞台ではさらにラジオドラマの体裁をとり、ナレーターが出てくるという重層的な構成にも唸った。

    ナレーターの存在は、ともすれば、ストーリーを追うことだけに繋がりそうなのだが、春琴と佐助の気持ちが痛いほど伝わってきた。

    目を閉じて聞くと、本当にラジオドラマとしても成立するのではなかろうか。
  • 満足度★★★★★

    おもしろい。


    現代的でとっても興味をそそられました。

    何度も何度も見たい舞台です。

    チョウソンハ、深津絵里が最高にいい。

    ネタバレBOX

    観劇経験があまりない私にとってはとってもコンテンポラリーな劇のように思えました。


    道具が代わる代わる様々なものの表象となって、また、個人的に好きな浄瑠璃の要素が入っていることも大いに魅力的でした。

    とても、よかったです。特に、チョウソンハさんには心打たれました。また、自らのコンプレックスを考えるいい機会にもなりました。

    脳みそにも心にも、非常に意義のあるイメージを与えてくれる舞台だったと思います。もう一度いけないのが残念でなりません。
  • 満足度★★★★★

    光。
    初・舞台春琴でした。過去に物語は消化してからの観劇なので、内容を追うストレスなくステージ上で動く人々を楽しく拝見。煙のように物が移動する様は水の上にいるようでした。
    初めてこの物語に触れた時は号泣しましたが今はマゾヒズムの面白さを楽しんでいます。何も知らずに行ったなら、後半おいおい泣いたことでしょう。笑いの要素があったのが意外でした。

    私は佐助が好きで、これをチョウソンハさんがやると聞いた日にゃ、この役を日本人が演じる場合に彼を超えられるんだろうかと恐怖しました。体いっぱいの佐助がそこにいました。
    深津さんはご自身の容姿に甘えることなく努力してきた方だと思う。人柄に才能と努力が重なった時、大きな光になるんだなあ・・・動いているものが何もかも素晴らしかった。


    余談ですが、これから映画も観てみたいと興味のおありの方は、京マチ子、山本富士子も美しいですが、72年「讃歌」を個人的にお勧めです。耽美な世界とマゾヒズムが一番強い作品に思います。

  • 満足度★★★★★

    改めて感心
    自分が世界一好きな演出家。昨年も観てぶっちぎり年間ナンバーワンだったので今年も足を運びました。昨年より全体的にコミカルと言うかわかりやすく演出されていたように思いましたが、相変わらず「陰翳」の見せ方、身体性へのこだわり、発想のシャープさ、美し過ぎる空間の印象、描いているものの秘めやかさ、奥深さ、その表現の慎ましやかさ。こういう演劇をやりたいものです。

  • 満足度★★★★★

    嬉しい再演
    昨年も観劇した「春琴」の嬉しい再演。

    サイモン・マクバーニーという演出家の存在が大きい舞台。
    でも実際はWSを繰り返す事で作り上げた作品ということだから、役者さんたちの演劇に対する真摯な姿勢と、それを引き出して方向付けた演出家の技量にやはり舌を巻いてしまいます。

    谷崎潤一郎の作品を日本人以上に読み解いて立体化した事に、日本人としては嫉妬してしまうのでした。。。

    演劇関係者はぜひ見てほしい作品です。

    ネタバレBOX

    キャストは一部入れ替わっているけど、見た印象としては昨年の初演時と大きな差はありませんでした。
    でも、何度見ても見入ってしまう不思議な世界。

    ほぼラジオの収録という形式でひとり語りでストーリーが語られてゆき、でも役者たちは舞台上から姿を消すことはなく、常に忙しなく動き回って舞台のワンシーン、ワンシーンを作り出してゆく。

    あるときは小道具を運んでセットして、あるときはエキストラとして、ある時は背景のセットの一部として。
    個が消されてひとつのイメージを作ることに全員が集中力を発揮してシーンを作ってゆく。
    慌しく周りでセッティングのために他の役者たちが動き回っているのだけど、そのシーンが出来上がるとまるで魔法のように、元々そこにあったかのように別の世界が立ち上がる。
    その切り返しの技術が素晴らしいです。
    白い棒を使ってスピーディーに部屋を再現してゆくのは、本当に生きて立ち上がってくるようでした。

    若い佐助のチョウソンハさんと幼い春琴(人形)のやり取りが凄く印象的でした。
    そしてあの光の中に出演者たちが進んでいくと最後に三味線が破壊されるラスト。

    演劇を見ていて良かった、と思わせてくれる作品です。
    何回でも再演してください。
    何回でも見にいきます!
  • 満足度★★★★★

    美しい…
    凛とした作品で吸い込まれました。日本独自の和が上手く出ていましたね。最後まで引き付けられる美しい演出でした。

  • 満足度★★★★

    ほぉ去年とは違うね
    昨年2回観ていますけど
    今年はさらに違っていますね

    個人的には去年の2回目のほうが
    良かったけれど、
    今年の演出もあり、問題はないよね。

    ただ、3回目ともなると
    全体的な新鮮味はないなぁ。


    そう、今年は3階席まで立ち見が出てたな。

    ネタバレBOX

    最後、三味線が潰されるのは
    昨年公演の後半からありましたが
    衝撃度はなぜか今年の方があったな。

    それと、今年のは安い笑いがあったのは残念ですね。
    徹底的に空気作ってほしかったな。
  • 満足度★★★★★

    はじめての体験
    演出がとても興味深いものでした。今まで見たことがない演出でした。友達にお薦めされて見に行ったのですが、あれで2000円(3階立ち見でしたが)なら十分に満足できます。
    あまり詳しくないので分からないのですが、演劇芸術としての評価は高いのではないでしょうか?と思いました。
    なので、娯楽として見に行くにはあまりお薦めできないかもしれないです。

    ネタバレBOX

    最後の演出と畳の移動がとても好きです。
    最後三味線がセットによって破壊されるところなんかは、背筋が凍りました!恐怖です。何で感じたか分かりませんが、恐怖でした。
    畳の移動は、舞台の雰囲気をうまく作り上げていて素晴らしいものがありました。音も立てずにスススと畳の計上が変化していく。視覚的面白さですよね。
    後は深津絵里さんの演技。始めは声をどっからか出してるのかと思っていたのですが、人形を動かしていましたね!!すごいです。声の演技もすてきでした。
  • 満足度

    がさつ
    1階だったら印象が少しは違うかもですが。

    照明とそれでできる影には多少気をつかってるぽいけれども視覚刺激にしろ聴覚刺激にしろやたら演出がうるさい。みなさん平気なのですね。がさつすぎるわマッチョすぎるわでなんでもっとそーっとできないのかなあと残念な気持ちになった。最初は見た目のおもしろさで何かあるかもと思ったけど役者の身体性への意識の無さがぽろぽろ出始めて途中で萎えちった。

    ところで関西弁がみんな上手やったでー。三味線の人すごすぎ。そういったサポートの人の仕事がすごく丁寧なんだろうなあ。それに比べてマクバーニーちょっとださいぞ頑張れ。あんなラスト恥ずかしくて誰もやらないぞー。鼓ぽんっ!って誰か止めてやれよ。でも谷崎読みたくなるね確実に。本読んだり三味線の演奏聴いたほうがねーみたいな。

  • 満足度★★★★★

    やはりこの舞台の独特の世界観はすごい!
    たぶん、キャストもほぼ前回と同じ
    (春琴の若い頃の役の人代わった?初演の時はもっと小柄な人だったようなー?)
    演出も細かいところは変わっているようだが、ほぼ前回と同様。
    (その辺結構記憶があいまい)

    初演を観た時のようなインパクトはなかったが、
    やはりこの舞台の独特の世界観はすごいなあ。

    深津さんもぶっ飛んだ演技もすごい。
    でも、この舞台によく溶け込んでいる。

    上演時間自体は2時間弱だが
    もっと長く感じる重厚な物語だ。


    初演の時はただただ圧倒されたが
    今回は見ていて(割と席も良かった分)、細かい部分も気になった。
    まず、上記の春琴の(操られている)若い
    頃の役の人が
    深津さんよりひと回り大柄な人だったこと。この点が観てて気になった。
    役者さんが後半で鼓をたたくシーンがあったが
    もっときれいに音が出るといいのに思った。

    初演の時の評判や公演期間も短いこともあり
    前売りは完売、当日の立ち見も50人近くいて驚いた!

    ネタバレBOX

    ラストの三味線がつぶれる演出、
    初演の時もあったと思いますよ。
  • 満足度★★★

    なぜ、今、  
    原作はずっと前に読んでいました。
    映像化されたり、パクられたりした手垢まみれの作品で、かつ、さほど緩急に富んだ物語とも思えないので、この評判の高さはなんだという気持ちで舞台を見つめました。

    綺麗でした。
    斬新でした。
    想像の枠をはみ出してくれた場面もありました。

    しかし今なぜ春琴抄なのか分からず、読書による脳内イメージを揺さぶり続けてくれたかと言えば、物足りなかったのでした。
    広く勧められる作品というわけではないと思いました。

  • 満足度★★★★★

    あれ? おかしいな?
    初演も観たはずなのに・・・。
    呆然としてしまって、カーテンコールでまともに拍手できなかったです。

    ネタバレBOX

    あまりの美しさに鳥肌立ちまくりでした。
    やっぱり特筆して凄いのは、サイモン・マクバーニーの演出。
    自販機の光さえ美しいなんて!!
    それにしてもラストの三味線が潰される演出にはぶっ飛びました。
    去年観た時なかったのは、プレビュー期間に観たからなのか、それとも今回初めて付け加わったからなのかは分かりませんが。
    そして、“声キチガイ”深津絵里。
    本当にゾクゾクさせられっぱなしでした
    高音と低音の使い分けがたまらない。


    そういえば、佐助が死ぬ間際のシーンでは、「The BEE」を思い出したりなんかもして。
  • 満足度★★★★

    春琴を堪能
    先に小説を読んでいたのですが、その世界があまり壊されず、かといって斬新な部分もあり。
    ああいった形で春琴抄の世界が再現されるとは思わず魅入ってしまいました。
    人形と人との関係がおもしろい。
    舞台空間の使い方など、とても楽しめました。

    この芝居にはたくさんの日本美がつまっていました。

  • 満足度★★★

    闇に浮かぶ美しいもの
    日本文化に対する西洋人の憧れ、というもののわかりやすい形ではあるかもしれない。

    しかし、それはもちろん私たち日本人も憧れるものでもある。

    ネタバレBOX

    舞台全体が煌々と照らされる瞬間はない。

    ぼんやりと浮かぶその端々を、想像力をもって拾い集めていかなければならない。

    その美しさ、その悲しみ、そのよろこび。



    日々の日常生活に忙しくしていると遠く離れてしまいがちないわゆる耽美的なもの。

    そんな世界に静かにひたることができました。
  • 満足度★★★★

    熟成
    初演に続けて2度目の観劇

    出演者の皆さんも大分こなれていて
    まろやかに分かりやすくなっていた感じ
    その分、谷崎文学に肩を借りた冗長さが失われていて
    ちょっと残念

    日本人には作りえない、日本様式美を堪能

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