満足度★★★★
昨年知ったばかりの匂組の2作目は、配信で見た。
前作は大逆事件で処刑される事となる女性を扱ったドラマであったが、今回は現代劇。女性目線のより濃い出戻り女性の集うある関東圏の農村でのお話。「アマゾネス」と自らを喩える台詞があり、傷を持つ者同士の健気な連帯の世界観もみえるが、その彼女らも若いイケメンの芸大建築学者が「都市近郊家屋の研究」と称して物件巡りに訪れるや一様に目の色を変えるという(女性目線的には)「自虐」表現もあり。
台詞が危うく感じたのは台本の上りが遅かったのか、千秋楽に映像配信で固くなったか。確かに説明的なくだりの多い台本ではあったが、瑕疵を拭って余る清々しい劇であった。
実演鑑賞
橋田壽賀子調の物語背景を分担説明しあう会話劇。好きな女優さんが出てたら見入ってられる芝居。
登場人物の妊婦さん、女性たち中心の芝居であのお腹の大きさに意見した人はいなかったのか。
あのお腹に違和感を持つか優しく観れるかがこの芝居を観る分岐点だと思いました。
当日パンフに描かれたイラストの女性は8人、登場女性は9人、料理人の指摘で後からレシピに書き足された人物がいたのか。それとタイトル名、ネギ生産者の青年が一人出てきたが、何が農園パラダイスだったんだろ。
か、か、か。疑問しか残らない悶々ともしない舞台観劇が続く。観終わった後の虚しさというか、あきらめ感というか。いつの間にかコロナ渦に浸ってる自分の心の問題なんだろか。
ネリって発音の名前、10年ぶりくらいに聞いて個人的に懐かしかった。
満足度★★★★
なるほど、女の園は彼女たちにとってこの上なく心地いい場所で「パラダイス」そのものだ。ただ、パラダイスであるが故、物語に波乱もなく観る者には少々物足りない感もある。逆に互いに惹かれあいながら素直になれない男女の心の機微は、この平凡な日常の中で見事に際立っている。
満足度★★★★
公演は主に観(魅)せる面と登場人物、特に女性たちの揺れる心情、そして力強く生きる面、そんな二面を描いた物語。そして何よりも、今の社会(生活)を映し出すドキュメンタリー的な描き方だと思えた。
舞台は東京近郊にある農村の家…何となく立松和平の小説「遠雷」(映画化もされた)を想像したが、そこまでの土着性はない。どちらかと言えば、副題にある~愛しのアマゾネス~の方がピッタリだ。
ジェンダーと言うには少し大げさかもしれないが、離婚した女性や何となく婚期?のタイミングを逸した女性に対する社会的偏見が垣間見える。
コロナ禍という状況にあって、やはり”生で観劇”できるのは嬉しいし、楽しませたい、そんな思いが伝わる好公演だ。
(上演時間1時間40分)
満足度★★★★
鑑賞日2020/10/16 (金) 19:00
笑いあり、恋愛要素あり、ドラマあり、急に歌い始めたりと、次に起こる事がすぐには予想できず、面白可笑しかった。
何気ない日常会話の中に、不倫や浮気、急逝、受験問題、通学問題、離婚問題、それにジェンダー論、人生観、少子化問題など、深刻な問題がさり気なく織り込まれていて感心した。
物語の中心的な構成要素となる2人の恋愛も、なかなか素直になれなかったり、鈍感であったりと、もどかしさもありつつ、リアルな恋愛って案外こんなものなのかもなぁと思えた。
満足度★★★★
面白かったです。東京に出ていける距離の田舎(?)を描いた、温かみのある作品でした。田舎ならではの行事、人間関係や、男女間のもどかしさ、悩みや葛藤など、考えさせられる事も多々ありました。心が温かくなる良い舞台でした。
満足度★★★
この距離感での観劇は久々ということもあり、つい過剰に期待してしまったのが悪かったのか、中盤までは自分でも意外なほどノレず。当パンに書いてあった文章で言うなら、レシピよりは、シェフの仕事との相性なんでしょうけど。
満足度★★★★★
劇場に入った瞬間に、これは怖いおとぎ話ではないわねと思えるセットでした。
当日パンフレットに書かれていた「レシピ」と「料理」の話がすごく腑に落ち、終演後にお話しさせていただいてさらに納得しました。
東京に近いところの農園はぱらだいすになりうるのかもしれないと思えました。地方ではなかなかこうはいかないかも。
満足度★★★★
日常の何気ない会話なのだが、おもしろくて、吹き出してしまった。
なにかと言うと、マイクを持ち出して、懐かしい曲を歌う。それがまた、おもしろくて、ゲラゲラ笑ってしまった。
あたたかい、ほっこりした気分になった。
田舎に住み、東京のいいところだけ楽しみに行くっていう方法いいかも。両方のいいとこどり。参考になった。
個人的には、なにか、ええーっていう事件が、真ん中辺で入り、最後は、穏やかに終わると、もっと、おもしろくなったように思う。
最後に、スタッフと受付の、2人の、女性のかた、ありがとうございました。
コーヒーの飲み過ぎで、トイレが近く、苦しんでいる私に、親切に、とてもよくしていた
だきました。本当にありがとうございました。すごーく助かりました。(16日 14:00の回のスタッフさんです。)
満足度★★★★★
鑑賞日2020/10/15 (木) 19:00
等身大の味わいのある人間ドラマが展開。女同士の会話が面白い。子供の受験の話をもうちょっとたくさん聞きたかったな。
この公演に関するtwitter
初日1週間前から「団体名」と「公演タイトル」を含むツイートを自動表示します。
(ツイート取得対象にするテキストは公演情報編集ページで設定できます。)
匂組(わぐみ)『農園ぱらだいす〜愛しのアマゾネス』大森匂子、鈴木アツト。東京近郊の農家で祭の準備。園子(清水優華)と秋男(泉正太郎)。各種事情を抱えつつ実家に戻る女たち(本多真弓、中村真季子、廣岡綾、金井由妃)。園子の母(清水ひろ… https://t.co/xPtF3SEtnU
約4年前
今日は劇団匂組 「農園ぱらだいす」を観劇してました!! 下北沢の駅前劇場ですね✨ 女性だらけの所に、男が一人来るだけで大騒ぎ。妊婦さんがいつ来るのか、いつ来るのか、とにかく気になって観てました! ほっこりする場面に心惹かれました。 #農園ぱらだいす
約4年前
今週末は、 『農園ぱらだいす』 『真夏の夜の夢』
約4年前
無事初日あきました。 下北沢駅前劇場 『農園ぱらだいす〜愛しのアマゾネス〜』 明日15日(木)14時〜/19時〜 当日券あります。 劇場でお待ちしております! (客席1/3以下舞台客席間かなりディスタースとってます)
約4年前
本田真弓【出演舞台】 農園ぱらだいす~愛しのアマゾネス~ 日にち:10月14日(水)~10月18日(日) 会場:下北沢駅前劇場 https://t.co/A1AmrBzxNl お問合せ:劇団匂組 https://t.co/xLBFwwoRcB
約4年前
【こりっちチケットプレゼント!10/4(日)〆切(東京)】 劇団 匂組「農園ぱらだいす」10/14(水)~10/18(日)於:駅前劇場 CoRich舞台芸術!: https://t.co/UFkUPDVZBe ※ログインしてご応… https://t.co/oDqRwkxrUE
約4年前
「農園ぱらだいすー愛しのアマゾネス」10月14日から18日 @下北沢 駅前劇場 松田正隆さんのアフタートークの日時が変更になりました! 18日12時回上演後が 17日14時回上演後に 変更になります しかし!! 18日12時回の配… https://t.co/YEOJUrJrLm
約4年前