満足度★★★★
公演は主に観(魅)せる面と登場人物、特に女性たちの揺れる心情、そして力強く生きる面、そんな二面を描いた物語。そして何よりも、今の社会(生活)を映し出すドキュメンタリー的な描き方だと思えた。
舞台は東京近郊にある農村の家…何となく立松和平の小説「遠雷」(映画化もされた)を想像したが、そこまでの土着性はない。どちらかと言えば、副題にある~愛しのアマゾネス~の方がピッタリだ。
ジェンダーと言うには少し大げさかもしれないが、離婚した女性や何となく婚期?のタイミングを逸した女性に対する社会的偏見が垣間見える。
コロナ禍という状況にあって、やはり”生で観劇”できるのは嬉しいし、楽しませたい、そんな思いが伝わる好公演だ。
(上演時間1時間40分)