「CoRich舞台芸術まつり!2012春」の最終審査に残った10組をご紹介します!(上演順)

ひょっとこ乱舞 うれしい悲鳴

2001年結成。広田淳一によるオリジナル
戯曲を中心に活動。さりげない日常会話と
仰々しい詩的言語を駆使し、身体性を重視した表現を展開。
随所にクラッピングや群舞など音楽・ダンス的な要素も
節操なく取り入れ、リズムとスピード、熱量と脱力が交錯する
「喋りの芸」としての舞台を志向している。

ひょっとこ乱舞 ひょっとこ乱舞
FUKAIPRODUCE羽衣 耳のトンネル

2004年、深井順子により設立。
作・演出・音楽を担当する糸井幸之介が生み出す唯一無二の「妙―ジカル」を上演するための団体。
独特な歌詩と耳に残るメロディで高い評価を得るオリジナル楽曲を用い、ありふれた日常のあれこれを、ありふれない歌と踊りと人間力で表現するパフォーマンスが特徴。劣情を一回転半して、祈りにまで昇華させる。
2007年度サンモールスタジオ最優秀演出賞「よるべナイター」。
2008年世田谷区芸術アワード"飛翔"を受賞。シアタートラムネクスト・ジェネレーションVol.2「あのひとたちのリサイタル」。芸劇eyes「愛死に」上演。
また、2009年から年2回程度、劇中歌を用いた音楽LIVEを開催している。
次回本公演はリニューアル後の東京芸術劇場にて、来年早々に新作上演を予定している。

FUKAIPRODUCE羽衣 FUKAIPRODUCE羽衣
DULL-COLORED POP くろねこちゃんとベージュねこちゃん

2005年の旗揚げ以降、社会の枠からはみ出しちゃった人間達たちを、
飽くまでポップに、どこまでもグロテスクにえぐり続ける若手劇団。
文学的奥行のある主題を現代人のポップカルチャーとして描き出す。

現代劇、古典悲劇、不条理、海外戯曲、ミュージカルと、
演劇の枠を右から左まで駆け抜ける荒れくれた正統派として、
東京の若手演劇シーンで独特の存在感を光らせている。

DULL-COLORED POP DULL-COLORED POP
子供鉅人 キッチンドライブ

2005年、代表の益山貴司、寛司兄弟を中心に結成。

「子供鉅人」とは「子供のようで鉅人、鉅人のようで子供」の略。

音楽劇や会話など、いくつかの方法論を駆使し、世界に埋没している「物語」を発掘するフリースタイル演劇集団。路地奥のふる長屋を根城にし、演劇のダイナミズムに添いながら夢や恐怖をモチーフに、奔放に広がる幻視的イメージを舞台空間へ自由自在に紡ぎ上げる。また、いわゆる演劇畑に根を生やしている劇団とは異なり、劇場のみならずカフェ、ギャラリー、ライブハウスなどで上演、共演とボーダーレスな活動を通して、無節操に演劇の可能性を食い散らかしている。2007年にはヨーロッパに進出、2012年もヨーロッパ・大阪・東京と精力的に活動する予定。

子供鉅人 子供鉅人
tsumazuki no ishi tsumazuki no ishi

1990年、劇団ランプティパンプティ解散後、寺十吾・木立隆雅(現・釈八子)・宇鉄菊三のメンバーを中心にtsumazuki no ishiを結成。2001年、座付作家としてスエヒロケイスケが参加し、以降、スエヒロの作品を中心に活動を続ける。スエヒロの描く世界は、舞台が閉じ込められた空間であることを大きく意識し、限定された空間に生きる人たちの間に生まれる人間性と人間関係、そしてそこで発せられる台詞が空間の更なる緊張感を作り出す。舞台でしかありえない世界観を描き出すスエヒロと、舞台を最高の遊び場とする寺十の演出、そしてその空間にしっくりと馴染む住人となる役者たち。そこには現代社会の最大の問題ともいえるデスコミュニケーションをデフォルメした、様々な人間関係が描かれている。

tsumazuki no ishi tsumazuki no ishi
空想組曲 深海のカンパネルラ

脚本家・演出家のほさかようを中心に結成された演劇プロデュースユニット。

毎回魅力的な役者を集め、「ものがたるものがたり」をキーワードに、ファンタジーと現実会話劇の両方をひとつの作品内で表現することを目標にしている。

観客に希望を提示するため、きちんと絶望を描くことをモットーにしており、闇を描いた上で少しでも光を灯すにはどうすれば良いか、というギリギリのラインを探しながら作品作りを行っている。

年1、2本のペースで公演を行っており、毎回確実に動員数を伸ばしている。

空想組曲 空想組曲
北京蝶々 オーシャンズ・カジノ

北京蝶々は「数年後の日本」をさまざまな切り口から描くストレートプレイカンパニーです。
毎回精力的な取材を行い、エネルギー問題や地方行政など現代日本を席巻するテーマに深く切り込みます。

近年は企画第一主義を掲げ、さまざまなアーティストとコラボレーションする事で、老若男女問わずどのようなお客様にも楽しんでいただける舞台作品を制作しております。

北京蝶々 北京蝶々
範宙遊泳 夢!サイケデリック!!

Tokyoを拠点に活動する演劇集団。
2007年、山本卓卓が桜美林大学在学中に設立。
人間に対する愛憎をアイロニカルなユーモアに変え、シュールでかつ綿密に練られたコンセプチュアルな脚本が特徴。
それをあくまでポップに演出し、人間の機微、業を取り入れることを忘れない。
現代美術や音楽、漫画、映像などとも積極的に交流を図り、演劇を演劇以外のものでパッケージングして提出するスタイルを模索している。
劇団名には"範疇を自由に遊泳する"という意味がある。

範宙遊泳撮影:yukitaka amemiya 範宙遊泳撮影:yukitaka amemiya
バナナ学園純情乙女組 翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)

2008年、某私立大学内で結成。が、暴れ過ぎて即追放。二階堂瞳子を中心に、女だけではなく男もセーラー服を着用し暴れまくるという戦闘スタイルが持ち味の、いつまでもそのセーラー服(心)を脱ぎたがらない集合体。年頃の女子にありがちな自分本位で果てしなく我が儘な気持ちのまま舞台に挑む。やる事は主には演劇とライブ。バナナ学園の特徴である"おはぎライブ"は日本の現代社会から出て来た自然現象であり、日本独特のアイドル、ヲタク、アニメなどの文化は現代を生きる若者達の身体からカオティックかつ、狂騒的なエネルギーとして発散され、舞台上で強烈な一体感を生み出す。

バナナ学園純情乙女組撮影:Cyclon_A バナナ学園純情乙女組撮影:Cyclon_A
intro ことほぐ

2006年に脚本、演出、イトウワカナのプロデュースユニットとして活動開始。
2009年6月より劇団として活動開始。
メンバーは脚本、演出のイトウワカナを筆頭に俳優6名と音響スタッフ1名で構成されている。

日常の言葉と日常の人間をていねいに描き、
それゆえの可笑しみ、悲しみをデフォルメしながら見えないものをあえて見せてゆく。
そこには、日常と非日常、リアルとファンタジーが同居し、境界線などなくなってゆく。
劇場すべてをひとつのグルーヴで巻き込み、いま目撃していたあなたが劇場を出たあとも、
あなたにまとわりつく劇の空気を作り出す。あなたの生活に食い込みたいと、introは思っています。

intro intro

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