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豆
オイスターズ(愛知県)
公演に携わっているメンバー:4人
- 団体紹介
- オイスターズは2006年にユニットとして名古屋で旗揚げし、ライトでドライな不条理劇を上演してきました。しかし独自の作風を追求していく上で、メンバーが固定されないユニット公演では積み重ねが得られ難いと考え、2008年に劇団化。京都・広島・東京などでも公演を行ってきました。
その結果、座付作・演出家平塚直隆の戯曲賞受賞に加え、若手演出家コンクールに2年連続最終審査進出、日本劇作家協会東海支部プロデュース“劇王Ⅸ”にて劇王を獲得するなど、上演形式のコンクールでも高い評価を得ることができました。
近年は“過剰なまでに会話劇”を掲げ、演技も舞台装置もそぎ落とし、ナンセンスな会話でみせる作品創りを続けています。
古くは“芸どころ”と呼ばれた名古屋も、所謂“名古屋飛ばし”が続き“文化不毛の地”と言われてきました。そんな名古屋に根差した劇団として、トッキントキンな不条理会話劇を全国に発信していきたいと思っています。
- 応募公演への意気込み
- 昨年は漢字2文字タイトルシリーズとして、「雑音」「水分」を上演しましたが、今年は漢字1文字タイトルで。劇王となった「鹿」に続く第2弾は、「豆」です。
今年40周年を迎える名古屋の老舗の劇場である七ツ寺共同スタジオ。舞台形式の自由度と、濃密な劇場空間により、劇場全体を作品世界で埋められる魅力的な劇場です。
平塚はこれまで、客席と舞台を入れ替えた四畳半の舞台や、間口14m奥行き1.8mの舞台など、その自由度を生かして作品を創ってきました。
今回も、劇場の魅力とオイスターズのスタイルを生かした演出で、不条理な状況に追いつめられていく人間をナンセンスに描きます。
- 将来のビジョン
- 座付作家 平塚直隆は、「トラックメロウ」にて、第16回劇作家協会新人戯曲賞最優秀賞を受賞致しました。
同じ名古屋を拠点とする劇作家である劇団あおきりみかんの鹿目由紀氏とのW受賞を記念して、座・高円寺にて受賞作品を競演します。
また地元では、初演と同じ劇場での凱旋公演となります。名古屋市の隣、長久手市文化の家にて、オイスターズ史上最大客席数のステージで、出演者数も最大規模の地域密着公演“大トラックメロウ”を企画中です。
受賞作のお披露目となる東京公演、再演ならではの企画である長久手公演。それぞれのアプローチで「トラックメロウ」を再構築します。
公演に携わっているメンバー(4)