木曜組曲

木曜組曲

いるかHotel(兵庫県)

公演に携わっているメンバー:7人

団体紹介
 「いるかHotel」は、阪神大震災後の1998年、兵庫県西宮市において、「今、この場所でできることを」と発足した劇団です。2009年まで、番外公演を含め、17回の公演を行ってきました。いつもテーマにしているのは、「人間の強さや弱さを描きたい」ということ。また、自分たちの普段使っている生きたことば(関西弁)にもこだわってきました。
 そして今年2012年、「劇団として公演を行う」という原点に立ち返るべく、いるかHotelは再始動します。

 今後は、当劇団の代表作である、阪神大震災後のボランティアの葛藤を描いた『青い街』や震災後の高校生の喪失と再生を描いた『破稿 銀河鉄道の夜』をはじめ、多くの人たちの心に寄り添えるような作品で、関西においてはもちろん、日本全国で、お客様に楽しんでいただけるクオリティの高い作品をお届けしたいと考えています。

 また、当劇団は、これまでワークショップ形式で脚本を作成する方法を採用してきました。主宰の谷省吾は、10年以上ワークショップを継続し多くの若い演劇人を育ててきました。
 今後は、日本各地で、公演を行うだけでなく、(演劇人だけでなく)一般の生活者と交流する中で作品を生み出すということも模索したいと考えています。
 また、小説やエッセイ、日記や手記など、上質で、舞台化を待っている文学作品を上演していくことにも挑戦したいと考えています。
応募公演への意気込み
 再始動である本公演は、恩田陸原作『木曜組曲』を舞台化します。
 この作品は、小説家「恩田陸」の代表作で、一人の女流小説家の死を巡る女たちの物語です。一見「自殺か、他殺か」を探るミステリーですが、その実描かれているのは、「小説家として何かを残したい女たちのおかしみやかなしみ」です。
 女であることの「業」、物書きであることの「業」、すなわち人間の弱さ同時に強さを、役者の身体性や舞台の瞬間力を用いて表現することに挑戦します。
 当劇団の女優陣に加え、関西の魅力ある女優たちを迎えてお贈りします。「女であること、物書きであること」は、「女優であること」とどこか似ていると考えます。女優の「業」もまた、その舞台に乗る作品といたします。
 また、会場には「Art Theater dB 神戸」を選びました。この劇場は、2009年、震災後の再生「神戸・新長田」に生まれ、舞台芸術を「つくる」「上演する」「出会って何かが始まる」現場がいつも起こっていることを目指している劇場です。今回、それぞれの理念に共感しあい、協力して公演を行うことになりました。
(上演許可申請中)
将来のビジョン
 いるかHotel 15周年記念公演『シェイクスピア’s からッ騒ぎ!』
  原作:W.シェイクスピア  構成・演出:谷省吾
  日時:2012年9月1日(土)2日(日)
  場所:ピッコロシアター大ホール

 関西弁&オールフィメール(演者が全て女優)で贈る
「いるかHotel シェイクスピア喜劇3作」のうち、
最も再演希望の多かった『からッ騒ぎ!』を上演します。

劇団名「いるかHotel」の目指すところでもある「居心地の良い異空間」を作り出すべく、おもてなしの心で、お客様に満足していただける作品をお届けします。

また、演出、役者ともにこの大ホール公演で力をつけ、上述の全国ワークショップ&公演につなげていきたいと考えています。

公演に携わっているメンバー(7)

みや
制作 当日運営 その他(スタッフ)

公演制作担当です。
きゃんきち

宜しくお願い致します。
ぎもてぃ

よろしくお願いします。
テディ

宜しくお願いします!
いるかHotel支配人

演出です。
ハルキ

製作総指揮をやっております。よろしくお願いします。
こまち

役者・制作として参加します。 よろしくお願いいたします!

このページのQRコードです。

拡大