HOTEL CALL AT “杉並演劇大賞”受賞

メガバックスコレクション（東京都）

公演に携わっているメンバー：7人

団体紹介

メガバックスコレクションは”心に響く作品”を発表し続け、演劇の素晴らしさ・楽しさを多くの方と共有したいと願っています。

現在「演劇」というエンターテインメントは、数多くの劇団が存在する割にはごくごく一部の大手劇団しか一般には認知されておらず、まして小劇場に足を運んでくださる方は非常に限られている発展途上の分野です。ただ、デジタル放送等によるチャンネルの多様化でソフト不足を生みつつある今こそ、小劇団にとっては最大のチャンスであると考えます。時代に乗っ取った一つの将来ビジョンとして、小劇場が身近なエンターテインメントの発信基地となるよう取り組んでいき、最終的には、劇場に足を運んでもらい“生の演劇の迫力・心の響き”を一人でも多くの方に感じていただきたいと思います。
また、「評判を聞きつけ観たいと思った時にはもう終わっている」という悲しい現象を避けるため、様々な困難はありますが、できる限りロングラン公演を打つようにしています。

応募公演への意気込み

『HOTEL CALL AT』は2010年に上演し大好評をいただいた作品です。本当の良作は、時事にとらわれず何時観ても楽しんでいただける作品だと思っています。ですから本年も自信を持って、10日間16公演のロングランでお届けいたします。
この作品の一つの魅力点は、観客を巻き込むその世界観です。生と死の狭間に置かれた古城をイメージしたホテル。まさにその場にいるような錯覚を呼ぶセットと空気。日本人が演じているとは思えないほど掘り下げた役作り。衣装や音楽もさらに世界観を濃密なものに仕上げてくれています。
そして、その空間で紡がれるストーリーは、2時間全編において、お客様の心を離しません。先が読めるようで実は意外性溢れる展開。それは死に直面した者たちの未練や後悔、生への固執という重く感じるテーマでありながら、エンターテインメント作品として成立させてくれています。

将来のビジョン

まだ詳細は決まっていませんが、本年夏頃に公演を計画中です。広く楽しんでいただけるようロングラン公演を目指します。