アイ・アム・アン・エイリアン

アイ・アム・アン・エイリアン

ユニークポイント(静岡県)

公演に携わっているメンバー:7人

団体紹介
私たちは2005年以降、韓国の演劇人との共同制作と、国内でのオリジナル作品をほぼ交互に上演してきました。結果として相互の公演に刺激を与え、劇団の力と作品の質の向上を同時に図ることができました。私たちにとても合った方法でした。今後とも韓国との交流をさらに発展させ、できれば2013年にはヨーロッパでの上演も果たしたいと思っています。

もうひとつ。私たちは都内にアトリエを構え拠点としており、この利点を最大限利用することです。まずアトリエで試演会をなるべく多く行い、その中から将来性のあるものをブラッシュアップし劇場公演にしていきたいと思っています。劇場を借りての公演は、頻繁に行うことはできませんが、この方法でなるべくリスクを回避し、冒険的・実験的な作品にも取り組むことができるはずです。劇団としては常に作品の幅を広げていかなくてはいけません。いずれもどのようにして質の高い演劇作品を生み出すか、そして劇団を運営していくのか。ここに書いたことは、そのための方法であり、実践の宣言をもって、将来のビジョンとしたいと思います。
応募公演への意気込み
アイ・アム・アン・エイリアンは「どの命を救うのか?」という議論を舞台上で行う物語です。元となるのは12人の怒れる男たちです。無作為に選ばれた男女が、取り出された心臓をどちらの患者に移植するかの議論をします。登場人物たちは、自分たちの価値観を改めて意識し、物事が決定するその過程には、ほほえましい「日本人的」なやりとりが見られます。劇団史上、最高のエンターテイメント作品になるでしょう。

「なぜ私たちが生き、なぜ彼らが死んでしまったのか」と震災から一年たった今、改めて問いたいと思います。明確な答えを出すことはできませんし正解もない問いです。そういった意味で、この作品は臓器移植という題材を扱いながらも、今の私たちを描いた作品なのです。今の私たちとは「生きている私たちこそが亡霊なのではないだろうか」という逆説的な意味でです。
将来のビジョン
2012年8月10日~14日、座・高円寺1で「THE TUNNEL」という作品を上演します。(日本劇作家協会プログラム)釜山演劇製作所ドンニョクとの共同制作作品です。私たちが定期的に行っている日韓共同制作作品です。日韓両国が一本の海底トンネルで繋がることになったら・・・という、パクヨンホンのアイディアから作品が発想されました。それを聞いた私は「わあ、楽しそう」と思った反面「何かを失うことにはならないか」とも思ったのです。私たちが失いたくないものって何でしょう?真っ先に何が思いつきますか?そんなことを、考えていきたいと思っています。ドンニョクの劇作家パクヨンホンと、ユニークポイントの山田裕幸が共同で脚本を執筆し、韓国からも俳優が来日し日本で稽古を行います。

公演に携わっているメンバー(7)

若林瑞季
役者・俳優

「アイ・アム・アン・エイリアン」に携わっているメンバーです。
わかばやし

出演します。
nagiksk

劇団員です。出演します。
フル

劇団員で頑張ってます。
83

子供とともに頑張ります。
みるきー

劇団員で出演者です。
山田裕幸
脚本 演出

作・演出です

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