オーシャンズ・カジノ

北京蝶々（東京都）

公演に携わっているメンバー：9人

団体紹介

北京蝶々の目標は「日本を代表するストレートプレイカンパニーになる」事です。目標を達成する為に、以下の３項目を実施します。

１．表現と経営の両立
表現と経営を両立させる為に、北京蝶々は公演の目的と目標を共有する企画会議を開催し、企画書に則ってキャスト、スタッフを集める制作体制を採用します。

２．東京一極集中からの脱却
日本の劇団と観客の大半が集まる東京という都市は、先端的な表現を生み出す場であると同時に、コアな観客がコアな表現をもてはやす閉鎖的な場になりつつあると北京蝶々は認識しています。より普遍的な表現を獲得する為、北京蝶々は積極的に地方公演を実施し、舞台芸術に馴染みの無い土地に住む方にも楽しんで頂ける作品を創作します。

３．開かれた創作環境の整備
北京蝶々は他の演出家や俳優と積極的にコラボレーションし、多様な方法論を許容する開かれた創作環境を整備します。北京蝶々は俳優が新しい方法論と出会い、観客が新しい表現と出会う場を提供します。

応募公演への意気込み

東京、大阪をはじめとする日本の各都市が推進するカジノ誘致条例を題材に採り、日本が抱える課題を軽快にあぶりだすストレートプレイを創作します。綿密な取材によって得られた情報に基づき構成された骨格の強固な戯曲を、軽やかな身体表現を駆使する若手有力演出家が実力の確かな俳優と共に舞台作品として立ち上げます。若者も、中年も、老人も、男も、女も、東京に住む人々も、東京以外の街に住む人々も、全ての日本人が「今」観て楽しめる作品を提供します。本作は、約２週間に渡るロングラン公演を実施する事で、誰もがアクセス可能な「公共性」を確保します。さらなる公共性を獲得する為、同作のショートバージョンを地方で上演します。

将来のビジョン

王子小劇場にて開催される佐藤佐吉演劇祭出場作品として８月から９月にかけて「都道府県パズル」という新作を上演します。道州制を題材に採り、地方自治体の今後を描く「１２州の優しい日本人」です。地方出身の俳優を集め、多様な方言の飛び交う多言語劇を創作します。同作も地方公演を実施します。日本のどこでも上演出来る普遍性の高い演目として演劇史に残る作品を作ります。