文学座・中野志朗主宰WS/菊池寛『父帰る』読み合わせ
丁寧な指導により、演技力をブラッシュアップさせます。
大正6年に菊池寛によって書かれた近代古典の名作『父帰る』を読みます。日本語にこだわって書かれた新劇黎明期の作品に取り組むことで、台詞のデリケートなやり取りを学びます。細かな読みによって、作品世界を楽しみます。
多くの気付きをとおして、参加者みなさまの、各々の現場に活かせる内容を目指します。
~あらすじ~
明治40年頃のこと。かつて家族を顧みずに家出した父が、20年ぶりに落ちぶれ果てた姿で戻って来た。
母と次男と娘はこれを温かく迎えたが、貧困と闘いつつ一家を支え、弟妹を中学まで出した長男・賢一郎は、決して父を許さなかった。父は家を去る。しかし哀願する母の叫びに賢一郎は翻意、弟を連れて狂ったように父を追う。
開催日:4月14日(土)13時~18時
開催場所:高円寺北区民集会所 第1・2集会室
参加費:2000円
定員:男性3名+女性2名より開講致します。演技経験は問いません。
テキスト:開講が決まり次第、ご送付させて頂きます。
申し込み・問い合わせ先:shiro.nakano72@gmail.com(中野)
お申し込みの際には、上のアドレスまでお名前、性別、年齢、演技経験の有無/経験年数をお知らせ下さい。
締め切り:4月7日(土)
中野志朗・プロフィール
文学座演出部所属。2007年度文化庁在外研究員として、1年間ベルリンにて演劇研修を受ける。演出活動の他に、俳優養成の講師を務める。都立総合芸術高等学校舞台表現科市民講師。他にも芸能事務所、専門学校等で指導をしている。演出代表作としてファルク・リヒター作『崩れたバランス』、ベルトルト・ブレヒト作『男は男だ』などがある。