楽園王では、12月公演に向けた新しい俳優と出会う機会として、俳優向けのワークショップ(以下WS)を急きょ開催することにしました。
せっかくのWS、WSとして良いものにしたいので、テーマを掲げて行います。今回は、「基礎とちょっとその先」、としました。前半は楽園王が普段行っているウォーミングアップを丁寧に行いながら、俳優にとって大事なことを“具体的に”探っていきます。後半は、台本、台詞を使って小さく台本稽古をやってみます。ダイアローグ(対話)を生かした稽古にしていきたいと考えています。
その中で、劇団側、参加者、お互いお互いの何かを見つけていって、公演に繋がればいいと思っています。もし琴線に触れるところがありましたら、ぜひご参加ください。
楽園王は今年25周年で、それに合わせた意欲的な公演を行ってきています。8月にはOi-SCALE企画オムニバスof OiOiの中で短編を発表し、また、それとは別に、過去には優秀演出家賞を受賞したイヨネスコの『授業』を島根と東京にて上演します。
※今回のWSへ参加の方へは、是非見て知ってほしいので、東京での『授業』にはご招待いたしますので、そちらのスケジュールも空けてほしいです。よろしくお願いいたします。
また、楽園王は10月にも公演を行いますが、そちらはすでに出演者が決定しております。募集の公演の時期は、12月19日(月)-25日(日)で、劇場は日暮里d-倉庫です。稽古期間としては、11月初旬より。稽古地は主には池袋駅周辺です。
WS情報:
日時: 9月18日(日)14時~21時(途中1時間ほどの食事休憩があります)
場所: 池袋駅から徒歩圏内の稽古場。詳細は応募者へ直接お伝えいたします。
参加費: 4000円
※参加費は、事前にお支払いいただけるよう応募者へ連絡いたします。
連絡先: home@rakuenoh.tokyo
ホーム@ラクエンオウ・ドット・トウキョウ
★☆ご招待する公演の情報: イヨネスコ『授業』9月8日(木)―10日(土)@サブテレニアン(板橋ビューネ2016参加公演)→
詳細は、HPをご覧ください。
この公演に関しては、劇場のホームページにインタビューが掲載されています。http://subterranean.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/2016-0233.html
◆WSファシリテーター: 長堀博士(楽園王主宰、劇作家、演出家)
2004年「利賀演出家コンクール」優秀演出家賞
2015年「利賀演劇人コンクール」奨励賞
その他、青学WSD第18期履修、心理カウンセラー認定資格など
「戯曲=詩」の考えの下、独特の音楽的な要素のある話法にて、耳から入ってくる言葉の音が気持ちいい作品を上演して評価の高い演出作品を上演しています。劇作家としては、「エッシャーの絵の中に紛れ込んだよう」と言われる迷路のような作風にて、楽園王のみならず他劇団にも多くの書き下ろしをしています。
◆楽園王
URL: http://www.rakuenoh.tokyo/
Mail: hoem@rakuenoh.tokyo
楽園王は、東京を拠点に今年25年目を迎えた劇団。劇団化をしておらず、公演毎に出演者を集めるスタイルで公演を行ってきていますが、長い目で見ると多くが継続した出演をしてもいます。もともと、他の劇団へ書下ろしをしていた劇作家の長堀博士が自身の手による上演する場としてスタートしたカンパニーです。しかし現在では、賞の受賞など演出家としての評価が高くなり、古典戯曲や文学作品などもレパートリーに加えています。
写真は、昨年の利賀演劇人コンクールのもの: http://togaconcour.tumblr.com/