旗揚げから9年。キャパシティ50席の劇場から始め、本年12月、その十倍の500席超えのホールで公演を行う、有言実行・成長を止めない団体が主催するワークショップ(WS)です。
古典から新作までさまざまなテキストを用いて、現場で必要とされる演者になるための「適役」を「複数」探ります。「複数」というところがポイントです。
求められるポジションを取りに行くことが現場で勝ち残るためには必須です。それには、自分のできることを伸ばし、他の人との差異を出すことが求められますが、本WSでは、どこが強みかを分析し、伸ばすべき点を鍛える方法をお伝えします。
ただし、オーディションでは自分の適役が既に別の人で決まっていることも珍しくありません。そこで、「老け役と小物」「庇護者と魔物」「紳士とおっさん」「女子高生と獰猛な動物」など、勝負できる役どころを複数準備しておくことも必要です。
本WSでは、台本の基本構成も解説しますので、その役は物語においてどう演じるべきか理解して演技プランを立てる方法を身に付けることを目指します。芝居における役とは、役割です。各登場人物の役割を理解することなしに、監督・演出の求める演技は成立しません。
初舞台の人でも本番でしっかり笑いを取ることができることは、過去2回の連続ワークショップ修了公演で実証済みですが、それは役の機能を理解して演じたからです。
役割を理解した上で、自分が勝ち取りにいくべき役を見定める。そして演技力を磨く。それが本WSの目的です。
【日時】 2024年12月22日(日) 15時~18時30分(途中休憩あり)
【会場】渋谷区内のスタジオ(JR「原宿駅」「明治神宮前駅」から徒歩10分ほど)
お申込み時に詳細をお送りします。
なお、一般貸をしていないスタジオですので、スタジオの清掃管理にご賛同頂ける方のみ、ご参加下さい。
【参加費】3500 円(テキスト代等含む。遅刻等での途中参加も可能ですが、料金は変わりません)。リピーター割引として、過去に一度でも弊団WSを受講された方は500円割引します。
【募集人数・参加資格】年齢・性別・経験は問いません。初心者の方も歓迎します。とにかく芝居がしたい! という動機の方、大好きです。次回弊団の公演に出演を希望される方で、弊団の制作方法や雰囲気を未経験の方は一度受講されることを推奨しています。
【お申込み・お問合せ】roudokupannda@gmail.com までメールでお申し込み下さい。定員になり次第受付終了しますが、WS 開催前日までお申込み可能です。以下の必要事項をご記載下さい。
(1)お名前(ふりがな)(2)性別・年齢(配役の参考にお伺いします)(3)当日連絡の取れる電話番号(4)演技経験の有無・経験年数など
※お預かりした個人情報は朗読パンダが厳重に保管し、本WSに関する諸連絡以外に使用することはございません。
【担当講師】
大塩竜也 高校・大学・予備校で講師を務めながら、漫画原作者としてデビュー。文学研究で培った技術を応用して劇作・授業・演出を行う。漫画や映画の手法を取り入れた映像同期など従来の朗読劇の枠に囚われない演出で朗読パンダを急成長団体へと押し上げる活動を展開中。『世にも奇妙な物語』では短編常連ライターとして奇妙な脚本を執筆。その描き出す世界観は「百年後に評価される」(単行本レビュー)と評される。朗読パンダ全公演の作・演出・総合演出を担当。代表作は、フジテレビ系『世にも奇妙な物語』超短編(‘14年秋、‘17年春、‘17年秋)、FMとやま『西村まさ彦のドラマチックな課外授業』ラジオドラマ脚本(‘18年8月、10月、‘20年4月、‘21年8月、'22年4月、’24年4月) 、『あっ! アシカがっ!!!』(‘12年3月、集英社ヤングジャンプコミックス)など。
【ハラスメント防止のための取り組み】
弊団では、恫喝、罵倒などの威圧的、暴力的な言動や、許可のない身体的接触は行いません。
誰もが心身ともに安全で、安心できる環境づくりに努めます。
ワークショップ中に主催者と参加者が2人きりになることはありません。