3/18(水) 19(木)両日13:00~18:30
濱口竜介監督による俳優ワークショップを開催いたします。
【講座内容】
監督をしています濱口と申します。
最初にはっきりと申し上げておきますと、この2日間のワークショップで「演技ができるようになる」というようなことは一切ありません。どちらかと言えば、演技というものの「できなさ」に出会うことになるでしょう。それは厳しい演技という世界の第一歩、という意味ですらありません。今現在の私の考えでは、演技というのはどこまでも「できない」ものなのではないかという気がします。では、「演技」と言うときに指す行為は何かとはたと考えてみると、話す、動く…、細分化するならば、立つ、座る、歩く、食べる、寝る、見る、聞く…。どれも我々が日常にやっている行為、できている行為です。では、演技の「できなさ」とはいったいどこに存しているのか。つまり、単に生きることと演じることは何か違うのか。「できなさ」自体を生きること、耐えること、例えばそれが「演じる」ということなのではないか、という気が、ごく何となくですが、します。その「演じる」を、我々の日常的な所作や会話の中から考えていきたい。わずかな手がかりから始めたいと思います。興味持たれた方は是非、ご参加ください。
【講師プロフィール】
濱口竜介(はまぐち りゅうすけ)
映画監督。1978年生まれ。東京大学卒業後は自作製作と平行して映画、テレビの助監督を務めた後、06年に東京藝術大学院映像研究科に入学。修了制作 『PASSION』は2008年のサンセバスチャン国際映画祭、東京フィルメックスのコンペに出品されるなど、国内外の映画祭で上映。2011年より酒井耕との共同監督で、東日本大震災以後の「東北記録映画三部作」を制作。2012年、講義を受け持ったENBUゼミナールの映像俳優コースの卒業制作として[7]、二部構成の大作『親密さ』を監督。同年、東京・渋谷で初の特集上映も企画された。神戸で撮影された最新作『ハッピーアワー』は今年公開予定。
【日時】3/18(水)19(木) 両日13:00~18:30
【受講料】20,000円(税込)
※ペア・複数割引、中高生割引料金18,000(税込)
【定員】20名
【会場】ENBUゼミナール
【短期講座詳細】http://urx.nu/djr9
【申込方法】
コチラの申込フォーム( https://enbuzemi.co.jp/apply/kouza.html )
またはメール・電話にて承ります。
メールでのお申込の場合、件名を「ワークショップ講座申込」とし、本文「お名前・ふりがな・希望講座・性別・年齢・ご住所」を明記してお送り下さい。
TEL 03-5358-5211
mail enbu-info@enbuzemi.co.jp
申込み後、銀行振込にてご入金、もしくは事務局窓口にて直接、お支払下さい。ご入金の確認をもって、申込み完了となります。
センセーショナルな作品を発表し続けている濱口監督によるワークショップをどうぞお見逃しなく。お申込みお待ちしております。
/ENBUゼミナール事務局