CoRich舞台芸術アワード!2024

「白魔来るーハクマキタルー」への投票一覧

1-6件 / 6件中

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投票者 もらったコメント
長寿郎長寿郎(5947)

3位に投票

実演鑑賞

人間讃歌が多いと
作品の方向性を思ってたら
こんな怖い話を出してくるとは
なかなか驚かされました

実話の人食い熊の話を
巧くまとめてたなぁと
思った作品でした
映画のグリズリーより怖いわー

プロローグは
スキーに行く途中で
渋滞避けて脇道にそれた
四人が避難した山小屋で会った老人から
この辺りの昔話を聞き
本編は回想で
永代開墾法に望みを託して
引っ越してきた家族が
巻き込まてる壮絶な悲劇を
障子とかを上手に使った
ホラー描写が凄かった
エピローグは
話を聞いてた四人のうち
三人までが寝てしまいー
本当に怖いのは
人間でしたって結末

ハウザーハウザー(853)

3位に投票

実演鑑賞

同劇団の「将棋物」に親しんでいた自分にとって、良い意味で衝撃の舞台でした。開演前に少し時間がありましたので、「三毛別羆事件」を調べてから観劇に望んだのですが、文字で知るのと、実際に舞台で体感するのでは全く別物でしたね。凄惨な描写と登場人物達の葛藤が、深く胸に刺さり、何度も息を呑む瞬間がありました。また舞台の構成も素晴らしく、障子の開閉や光と音を駆使した熊の描写には、思わず目を奪われ、まさに傑作と言える舞台でした。
一つだけ残念だったのは、観劇の最後に「また逢う日まで」を聞けなかったことですかね(笑) まあ、今回の舞台には合わないですが。

FenegyFenegy(1508)

4位に投票

実演鑑賞

いつもとは全く違く雰囲気でぞわっとし、自然の怖さより人の怖さを感じる舞台でした。
障子の向こう側は見えないが、咀嚼音や悲鳴、影のみで血の匂いを感じさせる地獄を表現するのは上手いなぁと。
最前列で見ていたので、色々な感情で体が強張ってしまうほどでした。

arugoarugo(235)

5位に投票

実演鑑賞

あらかじめホラー、スプラッター要素アリってアナウンスあったので、それなりに覚悟して行ったのですが、それでも凄惨な描写に息を飲む壮絶さでした。
自分は、メルヴィルの白鯨を思い出したりしたんですが。
生と死、善性って何だろ?、正気と狂気。
ただ、怖いだけじゃなくて、色んなこと考えられる深みもあると思います。
凄い芝居だった。

コナンコナン(1451)

3位に投票

実演鑑賞

三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)
大正4年、北海道で実際に起きた事件をモチーフにされたとの事ですが、よくぞここまで見応えある作品に創り上げたものだと感動!
動物パニック映画に通じる恐ろしさは舞台で体感すると、生で感じる防衛本能なのか注意力(集中力)がグングン上がってのめり込んでいくこと必至
登場人物に対しての感情移入にも熱が入って一分一秒に息を呑む展開
野生の脅威、それがどんなに血生臭く残酷な物語であっても、やっぱりラビット番長さんが描き演じられる人間ドラマは秀逸
ただ「怖かった~」の枠に決しておさまっていない
恐怖しながらも人間ドラマとしての完成度の高さに感動したのでした
やはり語り継がれている名作で間違いなかった
これで自分も語り継ぐ事ができる一人になれたのはとても光栄だと思いました

たなまちたなまち(202)

5位に投票

実演鑑賞

お初の劇団さん
とある農村における人と熊との戦い。
三毛別羆事件や福岡大学ワンダーフォゲル部ヒグマ事件を思い出した。実際に三毛別羆事件が元になっているとのこと。
三毛別羆事件はウィキペディアで経緯などを読んだ程度だけだが、ウィキペディアだけでも当事者の村民の恐怖が感じられた。
その点で、本作はある種私にとってネタバレになってしまっており、事件を初めて知ったときの衝撃を超えてこなかった。

ラストシーンで「誰も寝てはならぬ」を使うのがオシャレすぎてとても好き。
帰宅後に歌詞の和訳を見てみると、ラストシーンの状況をうまくなぞっている。
素晴らしい。

貞夫とお菊の第三子は平吉に育てられたが、熊を恨み大量に熊を殺している。
平吉は、人を襲っていない熊は撃たない、と言っていた。
なぜ熊を殺すようになったか、解釈が難しい。

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