CoRich舞台芸術アワード!2022

「コチラハコブネ、オウトウセヨ」への投票一覧

1-4件 / 4件中

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投票者 もらったコメント
ちーやまちーちーやまちー(15)

1位に投票

実演鑑賞

またこうして、PMC野郎さんを観られる日が来たことを、心から感謝します。
新しい物語に、前の短篇の作品、キャストが違うので新鮮。また前の作品もDVDで観なおしたくなった。
大好きな劇団さんの公演を大好きな劇団員さんとゲストの皆さんで観られるということが、当たり前ではなく奇跡なんだと改めて強く感じた公演でした。こんなに泣いた舞台はないっていうくらい、泣いた。
宙ぶらりんになってた気持ちに、一応の区切りがついて、またここから新たにこの劇団を応援していこうと思いました。
笑えて泣けて、これぞPMC野郎さん。本当に素晴らしかった。一生大切な作品として、心にしまっておきたいと思います。

byassistbyassist(843)

5位に投票

実演鑑賞

23日19時開演回(123分)を拝見。

本作は、まず全体を貫くストーリーとして「箱舟の浮上」があり、病床にある主人公・俊樹の意識を覚醒させようと、彼の演劇仲間たちが脚本を朗読して聴かせているという設定で
「無音はお前の耳にも届いている」
「透明組長」
「赤の男」
「ふたりは永遠に」(この話だけ、以前、どこかで観た記憶がある)
「縦歩きのサイモン・クラブ」
の5本の短編がぶら下がっている構成。

各短編はそれぞれ、シリアスだったり、大のオトナがよくもまぁ〜!だったり、笑わせつつも不意にしんみりしたり・ハートウォーミングだったり、と多種多様。
そしてメインストーリーの「箱舟…」は、今は亡き吹原幸太さんへの想いが切々と語られているようにも感じられた。

実は、当初、見込みが甘くて、チケット発売日以降に予約しようとしたときには既に全回ソールドアウト。
ところが19日の晩、キャンセル発生につき空きが出たというツイートが流れ、慌てて予約を押し込んだところ、故・吹原幸太氏の誕生日である今宵の観劇につながるという奇跡を生んだ。
その結果、出演者の皆さんの気持ちとチカラのこもった舞台を体感することが出来たことに、心から感謝申し上げたい!
【配役(敬称略)】
「箱舟の浮上」
俊樹(意識不明の植物人間状態の男)…野口オリジナル
宗助(俊樹の意識下に現れた謎の人物)…NPO法人
白村(俊樹の友人。かっての芝居仲間)…高田淳
糸井(俊樹の友人。俳優)…井上ほたてひも
宇佐見(俊樹の後輩。俳優)…廣瀬響乃
清水(俊樹の友人。脚本・演出家)…横尾下下(よこお・しもしも)
野村(俊樹の元・恋人。かっての芝居仲間)…増田赤カブト
洋子(俊樹の身内)…小岩崎小恵(こいわさき・こめぐみ)
伊藤(宗助の父親)…笠原紳司

「無音はお前の耳にも届いている」
バーのマスター…高田淳(たかだ・じゅん)、作家・正田…横尾下下
バーの客…野口オリジナル

「透明組長」
透明一郎(透明組・組長)…???
アキラ(透明組・若頭)…野口オリジナル
下川(アキラの舎弟)…井上ほたてひも
上原(アキラの舎弟)…青地洋(あおち・よう)
里崎(アキラのライバル)…辻響平
神崎(透明一郎と旧知の果汁組・若頭)…大野清志(おおの・きよし)
渋川(透明一郎と旧知の情報屋)…今井孝祐(いまい・こうすけ)
のりこ(スナックのりこのママ)…横見恵
大崎(少年院の刑務官)…笠原紳司、北条孝明(アキラの実の父)…横尾下下
チンピラ…高田淳、渡辺裕太、ホステス…廣瀬響乃、小岩崎小恵

「赤の男」
亀の大魔王…笠原紳司、キノコの国の桃色の姫…廣瀬響乃
緑のヒゲの配管工(赤の弟)…青地洋、赤のヒゲの配管工…横尾下下
キノコ兵…横見恵、栗の雑魚…井上ほたてひも、亀の雑魚…渡辺裕太
お化け…大野清志、恐竜…今井孝祐、剣士…高田淳
丸いの…増田赤カブト、住人…辻響平

「ふたりは永遠に」
辰郎(偏屈な天才科学者)…野口オリジナル
メカ辰郎(辰郎が自分とそっくりに作った人間型ロボット)…NPO法人
八重子(辰郎の妻)…小岩崎小恵、松本(辰郎の昔からの友人)…青地洋
坊主…辻響平

「縦歩きのサイモン・クラブ」
サイモン(時を超える蟹)…渡辺裕太
テリー(サイモンの親友の年老いたシャコ)…今井孝祐
ベス(メスの蟹)…横見恵、ウニ…辻響平
チンアナゴ…大野清志、イカ…青地洋

kikikiki(522)

6位に投票

実演鑑賞

お久しぶりなのにいつものPMC野郎で、劇中劇的な短編の切れ味(バカバカしさも切なさも怖さも)に改めて感嘆したりもした。
メインのストーリーと各短編と、作品の上演に向けられた人々の思い。ラストシーンで彼が見せたやわらかな笑顔。劇中の物語と重なる追悼と祈り。静かに前に進もうとする意志が胸にしみた。

作倉作倉(60)

5位に投票

実演鑑賞

初めて見たが、実に美しい脚本だった。作中作がこれほど粒揃いな作品があるだろうか。

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