パークビューライフ【4月25日大阪公演中止】
エイベックス・エンタテインメント
世田谷パブリックシアター(東京都)
2021/04/07 (水) ~ 2021/04/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ついにコロナ過ぎ初観劇。
4人が本当に仲良く、観ていて本当に楽しい。
(女性3人はドラマ「デイジー・ラック」を思い出す。)
楽しみながらジェンダーとは、性別とは何だろう・・・とふと考えてしまう。
山姥の息子
水中散歩
シアター風姿花伝(東京都)
2021/06/23 (水) ~ 2021/06/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
舞台上手で独り生演奏を披露する大平清氏。トルコの弦楽器サズやウード、他にも見たことのない打楽器(カンジーラ?)を駆使して独特な世界を構築。曲調はインド音楽っぽいが、伊福部昭の特撮映画サントラを思わせる雰囲気も有り、あの当時の東宝作品の気分に包まれる。
地元の山にまつわる民俗伝承を百話集める仕事を、父親に仰せ付けられた元詐欺師のニート。うんざりしていたが、偶然出会った自称『山姥の息子』の兄弟に着目。家に居候させて彼等の思い出す山でのエピソードを記録していく。
細田守の『バケモノの子』っぽい世界観、キャラの造型がアニメ的。昔々の山奥で妖怪達が大騒ぎするところの絵心が無邪気。役者が各々仮装して妖怪に扮するのだが、座敷童風味の佐野みかげさんが印象に残る。うちわを自作して応援に来ているファンもおり、微笑ましい。
後半物語のキーを握る丸尾聡氏は独特な声が特徴で何とも言えない存在感。
お婆ちゃん役歌野美奈子さんはユーモラスでもっと出番があっても良かった。
インク
劇団俳優座
俳優座スタジオ(東京都)
2021/06/11 (金) ~ 2021/06/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
大衆に、読むべきものではなく、読みたいものを、という「ザ・サン」のモットーは間違っていないはずなのに、その行きつく先はヌードで売る新聞。日本は新聞はそうなっていないのはなぜか。政権党とべったりのよみうり、産経の一方で、朝日が批判的スタンスをたみっているのは重要。大衆の求めるものが日英で違うのか。
日本で言えば週刊誌の部数競争。ただヘアヌードは終わり、中高年セックスも息切れして、ゴシップとスクープの原点に戻ったのが今ではないか。テレビの芸能化(とくに民放)は、マンネリそのものだが。
紐カーテンをスクリーンや目隠しや透かし見に使った演出、美術がうまい。俳優陣もよかった。マードックの千賀功嗣さんが風雲児らしくかっこよかった
首切り王子と愚かな女
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2021/06/15 (火) ~ 2021/07/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
劇場新装のこけら落としがコロナ禍にぶつかったのは、不運だった。
ステージに向かって扇型に広がるスロープのある芝居を観るのは最適の700程の客席を持つパルコ劇場の自前の制作作品である。ここで新しい渋谷劇場文化を打ち出そうという意欲が作・演出・キャスティング、美術など、舞台のすみずみまで溢れている。
なかでも、意表を突いたのは物語。
タイトルだけを見ると、時代錯誤かと思うようなタイトルだが、中身はいまをはやりのコミック原作を思わせる奔放なファンタジーだ。しかし、2・5ディメンションとは全然違う。作・演出の蓬莱竜太はもともと小劇場の出身で、小さな世界を得意としていた。それがデビュー以来20年地道に経験を重ねてこの大型のファンタジーの世界で演劇を作った。時代も場所も架空の王国という現実の手掛かりが全くない世界を舞台にするのはかなり難しいが、成功すれば「スターウオーズ」のように大きく化ける。内々、そういう狙いがあるのかと思わせる器量の大きさがあるところが面白い。するとこれはエピソードXなのだろうか。
没落が忍び寄っている女王(若村麻由美)王国の跡継ぎ王子(井上芳雄)をめぐる権勢争いに揺れる王宮に庶民の若い女(伊藤沙莉)が巻き込まれる。愚かな身分の低い女と言われながら、不運な運命を背負った王子とともに王国の明日を開いていく。まぁ、なーんだと言われるような話ではあるが、変に時勢批判や時流に媚びたりしないでまっとうに現代のファンタジーを作ろうとしているところを評価したい。広いステージを生かして多くの構成デッキを組み合わせて舞台を作っていく美術も、歌える主演者を生かした印象的な音楽も、ベテランの中に一人入っている新進の女優伊藤沙莉も、なかなかいい。王子と愚かな女の違いをセリフで見せているところなど蓬莱らしい工夫である。
昼間の公演だがほぼ9割の入り。ファン客ばかりでないところも頼もしいが、こういう演劇がどのように発展していくかは、よくわからない。劇場の力量にかかっている。
3年B組皆川先生~2.5時幻目~
大人計画
本多劇場(東京都)
2021/06/17 (木) ~ 2021/07/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最高に面白かった!久しぶりに演劇で、声を出して笑いました!
本多劇場だけなのが残念です。
良い役者さんの演技って、やっぱり凄いです。
新作が楽しみです。
夜は短し歩けよ乙女
「夜は短し歩けよ乙女」製作委員会
新国立劇場 中劇場(東京都)
2021/06/06 (日) ~ 2021/06/22 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★
ヨーロッパ企画にしては、面白くなかった。
「先輩」の長台詞が、活舌悪く、メリハリもなく聞き取れなかった。テンションだけ高く、更に聞き取りを難解にさせた。
小説が好きだったから、ストリーは把握できたが、読んでいなかった人は理解できたのだろうか。
21 1/2 世紀の少女
アートプロジェクト集団「鞦韆舘」
藝術工場◉カナリヤ条約(大阪府)
2021/06/20 (日) ~ 2021/07/03 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
2章も拝見。こちらの方もすごかった。芸術系は何がなされるか分からない(お化け屋敷感)が、刺激される。賛否両論あると思われる作品。
21 1/2 世紀の少女
アートプロジェクト集団「鞦韆舘」
藝術工場◉カナリヤ条約(大阪府)
2021/06/20 (日) ~ 2021/07/03 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
かぶりつき席で拝見しましたが、大迫力。美しさも有ながら、あの演出には敬服いたします。ダンスも良かったが、主張したい内容が陰に隠れていたような気がします。
目頭を押さえた
パルコ・プロデュース
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2021/06/04 (金) ~ 2021/07/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
親子の問題、従姉妹との関係、村に馴染めない人間関係など様々な問題が
複雑に絡み合うのは興味深かったが、全体を通してみると
盛り上がりに欠ける気がした。
特に主人公と従姉妹のやり取りが一方的で、あまり描写もない
あんなことをされたのに主人公は特にそれに対して怒るわけでもなく、
ただ気まずく接しているだけ、そういう性格なのだろうか。
2人のやり取りをもっと見たかったのだが、どうも消化不良のまま終えてしまった。
宇宙のなかの熊
東京演劇アンサンブル
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2021/06/12 (土) ~ 2021/06/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
抽象度の高いらしいデーア・ローアー作品であったが、子ども目線の話という事でハードル低く足を運んだ。食わず嫌いでもあったドイツの現代劇作家作品との初お目見えは幸福な時間となり、感謝であった。出演者4人の役割の案配よろしく、マリンバ生演奏を始め、趣向と言える演出が多々あって会場から子どもの笑いが聞かれたのも良かった。
前作で登場した若手女優・仙石氏が芝居を力強く支えていたのは出色。他の役者の表情、佇まいもじっくり見られた。この人数での上演じたい劇団では珍しいのでは(「桜の樹の満開の下」が確か二人芝居だったか)。
内容は、「罪な男の話」としておく。
Silent Scenes
ゼロコ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/06/11 (金) ~ 2021/06/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
マイムがベースのパフォーマンスだけに無言だが「無音」ではなく、BGM、効果音、生声でも唸りやシーッ(BESILENTの意)など賑やかだ。二人組が大道芸よろしく登場し、客いじり(拍手の要求)から徐々に「見せる」無言劇仕立てのエピソード集へ。
マイム出身(恐らく)の二人が演劇的表現に魅せられ、あるいは開拓の地平を見出したのだとしたら納得。技術を披露するパフォーマンスから、人が出会う風景を表現する「演劇」に踏み込んでいる。そのための技量が開拓されている、と見える。ただしマイム=形を作る技術の上に演劇を構築する作業は伝統芸能でも余程な事ではある。何が言いたいかと言えば、「芝居」として見る限り、気になる隙間がある。無言の表現として「ここまでやった」芸は披露され拍手は起きたが、「演劇」に踏み込んだ以上「演劇」を見たくなる。ここで言う演劇とは、別役実の言うそれに近い。
神は細部に宿る。人間の存在はどのように切り取ろうとも切り取られた「実(じつ)」が放つリアルの魅力がある。演劇を観たいのはそのリアルとの接点を観たいからで、折角おかしな人間の様が描写されるならそこに人間のディテイルが欲しい。目、口、鼻と輪郭を描けば人だと分かるが、もっと陰影が欲しくなるのだ。
LOVEマシーン2021
宇宙論☆講座
王子小劇場(東京都)
2021/06/16 (水) ~ 2021/06/20 (日)公演終了
メガネニカナウ6
メガネニカナウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2021/06/15 (火) ~ 2021/06/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
それぞれ違う三つの演目がいい順番で並んでいて、とても面白かったです。山本香織さんがストーリーテラーのように誘ってくれるのもこの企画ならでは魅力ですね。
そういうことか!と笑い転げたり、心情を揺さぶられたり、色々な思いを引き出してくれました。もう一回観たいです。
東京と歩む
制作「山口ちはる」プロデュース
下北沢 スターダスト(東京都)
2021/06/15 (火) ~ 2021/06/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
価格3,300円
20日19時半開演のBチーム回を拝見。
話の進め方、登場人物の見せ方等々、柴幸男氏の『あゆみ』を想起させる50分。
"もんちゃん(ヒロインの父親)"世代のヒトは
開演早々から涙腺が刺激される展開に困り果てたw
名前と顔が一致する役者さんが3人出られていることで選んだBチーム。
その3人が好演だったのは勿論のこと、とりわけヒロインの金沢沙耶さんが、まるで当て書きのようなハマり役。実にすんなりと感情移入出来た。
目頭を押さえた
パルコ・プロデュース
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2021/06/04 (金) ~ 2021/07/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
開場したころから独特のカラーで都会の芝居好きの心をくすぐる芝居を作ってきたパルコ劇場がフレッシュなキャスト・スタッフで、次世代の商業演劇を創ろうという新路線。新装なった劇場の「ショーガール」から三谷幸喜に次ぐ、柱になる路線を開発しよう、と言うわけだ。目の付け所はいい。
ジャニーズ男性タレントに代わり女性タレントを主役に広い分野からのキャスティング。芝居の書ける若い作家。収まりのいい演出家。日常生活とつながるアクチュアルな素材。まずは、外の一回り小さい劇場でのトライアウト。正攻法のトライアルがこの東芸イーストでの「目頭を押さえた」40公演だ。
コロナ禍でのスタートは不運だったかもしれない。芝居の組みはよく時勢を見ているが、舞台には狙いが行き届いていない。最初から当てようというつもりもなかったかもしれないが、座組はきちんとできているのに、どこも際立っていない。おもいきってどこか、突出するところがないと舞台は動き出さない。商業演劇なのに、Iakuの公演ほどにも盛り上がっていない。残念だった。一つ言えば、素材にもなっている「遺影」をなぜ、もっとさまざまに生かさないのか。物語りが始まるのも意外な女子高校生の受賞だし、そこに山村に生きる人々の生活や哀歓も象徴的にうつしだしていただろうに。おまけに現実に主人公は写真を「今撮っている」。人生をかけようとしている。なじみのない「喪屋」よりももっと素直に観客の心に物語の芯が入って行けただろうに。
ガールズトーク☆アパートメント 2020Ver.
UDA☆MAP
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2021/06/16 (水) ~ 2021/06/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
持田千妃来さん出演。
この演目はシリーズものなのですね。2010年、2015年があって、今回が3回目のようです。過去のは拝見していませんが、きっと、宇田川美樹さんが同じ役をされたのでしょう。楽しいシェアハウスの様子が目に浮かびます。
2010年の初演の公開情報によると、シェアハウスは「祖師ヶ谷大蔵辺りの、2階建て5LDK」とのことです。部屋数より人数が多いので、相部屋なのですね。
大橋頼さんはどこかで拝見したな・・・と。この4月に観劇した「みく×ぶれ」の漫画家さん役で、熱演されてました。
宇田川美樹さんはホットポットクッキングの「失神タイムスリドル」以来、何度も拝見しています。コミカルな役が多い印象ですが、今回はさらにコミカルで楽しかったです。
おどる小説 プツンパツンプチン
CHAiroiPLIN
ザ・スズナリ(東京都)
2021/06/17 (木) ~ 2021/06/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2021/06/20 (日)
観てきました! びしゃびしゃになりながらのダンスシーンは見ごたえがありました☆
ミュージカル『17 AGAIN』
ホリプロ
鳥栖市民文化会館(佐賀県)
2021/06/18 (金) ~ 2021/06/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ACT1は、ACT2がいいシーンがあるだけに、もう少し詰めてもいいのかなと思いました。
アメリカ版の映画は観ていないのですが、韓国リメイクドラマを観ていたからかもしれません。
歌はあってもいいのですが、ミュージカルでない方がよかったのではと。
虹む街
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)
2021/06/06 (日) ~ 2021/06/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
疲れた体で観たので(寝なかったが)もう一度観て感想を述べたかったが願い叶わず。
「こだわり過ぎ」が標準である庭劇団の、こだわりゆえの逸脱度(演劇的常識からの)はあの「蛸入道」と同レベル。ただしこちらには一応演劇的ストーリーがある。
もっとも点が幾つか配される程度のストーリーで、大きな隙間を埋めるのが「リアル」、これである。
劇場に入ると「この町」の空間に足を踏み込む感覚をまず味わい、度肝を抜かれる(美術=稲田美智子)。最前列の席の足下にまで「この町」の地面が及び、両サイドの壁もくすんだ色で舞台の色調に馴染んでいる。ステージと客席の境界で「世界」が区切られた感がない(客席とステージの境界が絶妙に処理されるのがスズナリ)。
事前に詳らかでなかったのがこの町に住む多国籍な人々の登場。フィリピン人、台湾人、南アジア人(インドかパキスタン)が商売の町の風景を彩る。日本人俳優が扮するのはランドリー(超レトロな)のオーナー(安藤玉恵)、カラオケパブの女将と常連客女性(蘭妖子・島田桃依)、風俗の従業員らしき初老の男(金子清文)、フィリピンパブのオーナー(緒方晋)、看板持ち(タニノクロウ)といった面々。ストーリーの主体ではなく、風景を構成する一部として存在する。
舞台装置が具現する「経年」のディテイルは驚嘆物だが、この場所にはたとえどういう形であれ、生活があり、否定し得ない人生が実在する事実が静かに迫ってくる。
第70回公演「ベンガルの虎」
新宿梁山泊
花園神社(東京都)
2021/06/12 (土) ~ 2021/06/23 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2021/06/19 (土) 19:00
座席1階
新宿梁山泊の神髄である、唐十郎の演目。もちろん、状況劇場のころの舞台は見ていないけど、パンフレットで風間杜夫が語る「踏み込んだら危険な場所。怖いもの見たさでテントに入った」という言葉を想像しながら今回の舞台を楽しんだ。
平成、令和の世での梁山泊のテントは何度も見ているが、やはり最終幕のテント外の借景を舞台に取り込んだシーンが楽しみで足を運ぶ。前回は(前々回?)は下北沢で、背景の「スーパーオオゼキ」のネオン看板がちょっと残念だっただけに、今回は暗い花園神社の境内。今度はネオンに邪魔されず楽しめるぞと意気込んだ。結果はネタバレになるので書かないが、壮大なスケール、度肝を抜くアイデアとその美しさに体が震えた。
さて、物語は第二次世界大戦での悲劇の地であったインパールの白骨街道をモチーフに進む。客演の風間杜夫が、ビルマの竪琴で現地に残った水島上等兵がいた隊の隊長役。年齢を感じさせないパワフルでユーモアあふれる演技で感動した。風間杜夫は途中の換気休憩2回をはさむ3時間出ずっぱりで熱演し、これぞ役者魂!かという舞台だった。
梁山泊のお約束の若手女優人らによる歌とダンスは「うっせえわ」。この大熱唱がテント外の歌舞伎町に響いたかと思うと、それだけでおもしろい。今回の選曲は冒頭の曲がナンバーワンだと思う。
やはり観客を楽しませる仕掛けは満載で、その一つは、競輪の実演である。花月園の舞台設定で、「場外」を駆け回る競輪選手たちにはラストシーン同様、驚かされる。テントでしかできない演出だ。
さて、物語はビルマなど東南アジアと日本(錦糸町と鶯谷というちょっと猥雑な街)を行ったり来たりして進む。水島上等兵と水嶋カンナという名字の一致が時空を超えていろんなことを想像させる。カンナの母、ミシン売りの男。金守珍演じる産婆のお市など、多彩なキャラクターに彩られるが、何といっても白骨の化身で全身をくねらせて舞台を盛り上げた奥山ばらばはすごい。また、入谷の朝顔市の婆ァを演じたのぐち和美に開演前、客席へ案内され、間近で見る迫力にちょっとたじろいでしまった。
3時間はお尻もいたくなるし長いが、価値ある時間だ。コロナ禍ゆえ、終演後にゴールデン街でこの舞台を肴に盛り上がることができないのがいかにも残念である。