無くなったイス
TAAAA Company
SPACE9(大阪府)
2022/02/21 (月) ~ 2022/02/23 (水)公演終了
満足度★★★
短時間だったけど、難しかった。芸大系は難しいことが多い。主役は生きていたのか?両親が生きていたのか?そして何を言いたかったのか…😓
母孵ル、
fukui劇
劇場MOMO(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
凪のように穏やかに
雀組ホエールズ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/02/17 (木) ~ 2022/02/21 (月)公演終了
チクリ、冬が胸をさす。
ゴツプロ!演劇部
「劇」小劇場(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
これを見逃す手はない。あっと驚く構成の妙。巧みな脚本に唸る。この世はまだまだ未知なる才能とアイディアに溢れ返っている。感心した。幾らでも物語を語る方法論に開拓の余地はある。
昔、「メロディーは出尽くした」と言われた音楽界だが、ハウス(DTM〈Desktop Music〉)が台頭しアレンジを変えることによって無限に選択肢は増えた。「物語は尽きた」とされた映画界にはタランティーノが登場し、種種雑多なる語り口の変化で更に奥行きが拡がった。
そんなことを今更思い起こす程、気持ち良く畏れ入った。お薦め。
氷や雪の中に蝋燭を灯す町のイベント、“雪灯り(ゆきあかり)”が名物の長野のペンションが舞台。幻想的な光が雪の白と夜の黒を溶け合わせ、無数のキャンドルが放つ神秘的な炎の揺らめきに世界は妖しく照らされる。願い事をすると、それはきっと叶うと云う。
ペンションを始めたばかりの男(久保俊貴〈としき〉氏)と今週でペンションを終業する女(林彬〈はやしあきら〉さん)、二組の物語が同時進行で語られる。下手にある階下と上手の階段を上った二階を役者陣は頻繁に行き来する。空間を立体的に活用、声だけのシーンなど上下左右かなり広く使われるステージ。
練りに練られた構成とスピーディーな暗転による場面転換、張り巡らされた伏線、上質なミステリーのような演出が見事。面白かった。
【朗読見世物】『夜色の瞳をした少女、或いは、夢屋敷の殺人』
公社流体力学
調布市せんがわ劇場(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/23 (水)公演終了
熱海殺人事件「4作品同時公演」
カガミ想馬プロデュース
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2022/02/16 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
熱海殺人事件「4作品同時公演」
カガミ想馬プロデュース
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2022/02/16 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
売春捜査官初日観劇
演出は全体的にちょっと物足りないように感じたし、役者の熱量ももっとあってもよかった。
初日だから仕方ないか
ネコDAMON2022
Macプロデュース
メルシアーク神楽坂(東京都)
2022/02/22 (火) ~ 2022/02/23 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
演劇短編作品3公演とバンド1公演の2時間
各劇団の色がよく出てたと思う。演劇ばかり観ているわたしは音楽ライブがとても新鮮に感じた。
生演奏を近くで観るのが気持ちがよく、主催者の意図にまんまとハマってしまいました。
ロング・タイム・ノー・シー
ナイーブスカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
二人の男女による朗読、手紙を通じて話が進む。役者の組み合わせも曜日によってそれぞれ違うようで、見たのは1公演のみだが良かった。
サヨウナラバ
玉造小劇店
山本能楽堂(大阪府)
2022/02/22 (火) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
芝居バージョン初日を観劇しました。初めて行った山本能楽堂、すばらしい空間でゆったりと落ち着いてお芝居の世界に入り込むことができました。登場する人すべてが性根がきっちり描かれていて、どの人も愛おしかったです。是常さんとあわさんにお会いするのを楽しみにしていましたが、お着物姿が麗しく、強く美しく、期待以上でした。お芝居ってやっぱりいいなあと幸せを感じる時間でした。
鶴かもしれない2022
EPOCH MAN〈エポックマン〉
本多劇場(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/23 (水) 19:30
2014年に明大前の小さなギャラリーで初演を見た人は先見の明があるなあ。鶴の恩返しの現代的解釈をひとりで過不足なく演じきっていた。ブラボー。
Speak low, No tail (tale).
燐光群
新宿シアタートップス(東京都)
2022/02/18 (金) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
シアタートップスが小劇場に戻ってきた。
80年代から今世紀初頭まで(85-09)一階の喫茶店トップスの上にあった劇場には、遊眠社以後の小劇場が次々と登場して、「バブル・その後」の広い層の若者に支持される「トップス演劇」を繰り広げた。
そのころすでにそれらの若者とは一線を画して社会に強いメッセージをもって下北沢から演劇を発信していた燐光群が、昨年秋から本多劇場が新しく経営することになったトップスの舞台に立つ。坂手洋二は演出に回って、本は詩人の小沼純一の戯曲処女作。ちょうど、トップスがあった時代から今までの小さなジャズバーをメインの設定にしたユニークな舞台である。バブル期にはその前の安保闘争型の若者は去り、ジャズバーで気心の知れた仲間だけに沈潜する若者の時代になり、さらには個人の時代になる。その経緯を自分好みのLPをかけながら見守っているマスター役の猪熊恒和が好演だ。あまり幸せでなかったこの国の一時代を言葉でなく体現している。客たち、古い時代は鴨川てんしと川中健次郎、次の世代は杉山英之、一番若い世代は樋尾麻衣子が軸になって演じるが、いい味を出しているべテランに負けず杉山、樋尾も微妙な時代性を出していて、この劇団の年輪と時代の波を感じる。樋尾麻衣子は、地か、演じているのか分らないが、まさに今の女だ
舞台はこのバーのクロニクルに、街中の野良猫を見守る近所の女性たちのエピソードと、一家の中で欠かせない犬との交流を回顧するエピソードが交錯する。その構成は多分、坂手が演出とともにやったのだろうが、うまいものだ。話としては猫の話が発展するところがなく後半退屈になるが、全体として、短いシーンを重ねて時代を巧みに描いていて、劇作家としての坂手の円熟ぶりも見られる。思いだしたように政治的、社会倫理的メッセージも出てくるが、そんな言葉はなくても時代批評にはなっている。いかにも、いまの小劇場らしい、時代を敏感に反映する新宿にふさわしいトップスの芝居である。これでこけら落としをやればよかったにと思うが、それはできなかったのだろう。それはネタバレで。
たぶん きっと おそらく ゾンビ
トツゲキ倶楽部
小劇場 楽園(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/02/23 (水) 18:00
チャラいあいつが稽古に来ない、女にルーズな奴はこれだから、から始まる男と女とゾンビ(たぶん)の物語
沢山人が集まれば、人数分の価値観が生まれ、
年齢と共に変わる価値観は、大切なものの優先順位を変えていく
ゆるく進んでいく話の中で、突如噴き出す演劇に対する熱い想い
起承転結がはっきりした素晴らしい作品だったと思います
ももがたり
@emotion
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/02/23 (水) 19:00
前回も見ていて話自体が好きなわけですが。全体としては良い意味でより見やすくなった気がする。まあ前も見ているからかもしれないけども。武器の作りの良さもあるのか刀、棍棒、槍などタイプの違う武器(素手も)が織り交ぜられていつつも淀みない圧巻の殺陣シーンだけでもお値段以上。どの役にも見せ場があるのも良かった。またとにかくアンサンブルが優秀。
僕はまだ死んでない
シーエイティプロデュース
博品館劇場(東京都)
2022/02/17 (木) ~ 2022/02/28 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/23 (水) 13:00
なかなか考えさせられるテーマで良かった。
片方の配役しか観ることが出来なかったので、もう片方も気になりました。
映像の演出が綺麗で面白かった。
悪魔と永遠
東京夜光
本多劇場(東京都)
2022/02/05 (土) ~ 2022/02/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/09 (水) 14:00
座席I列6番
酔った勢いで行きずりの女子高校生に誘われて心中未遂事件を起こし自殺幇助などの罪で服役した主人公のその後の人生。
途中、主人公が見る少女の霊が表すものが何であるか霊自身が主人公に示唆するのが秀逸で、ここから本作の解釈がぐっと深いものとなり観た者により受け取るものが異なりそう。
観る角度によって見えるものが違う(客席の位置とか具体的な意味ではない)と言うか光のあて方で色が変わると言うか、観る者の経験・身上/心情が大きく作用して、ある意味「観劇者自身を映す鏡」と言えるのではあるまいか?
BABALESQUE ~ババレスク~
junkiesista×junkiebros.
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2022/02/10 (木) ~ 2022/03/20 (日)公演終了
熱海殺人事件「4作品同時公演」
カガミ想馬プロデュース
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2022/02/16 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
【2月27日まで上演中】夜を治める者《ナイトドミナント》
お布団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2022/02/11 (金) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
凪のように穏やかに
雀組ホエールズ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/02/17 (木) ~ 2022/02/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
被災して亡くなった者、被災して生き残った者、被災者に寄り添う者、被災地から離れて暮らし、震災から最も遠い者。様々な視点から描くことによって、震災の全体像がリアルに浮かび上がってくる。そういう配役の中でも、ポイントだったのは斉藤こず恵さん演じるキヨコ婆さんだ。単なるにぎやかし(失礼)かと思いきや、さにあらず。織部治一の先輩、杉浦友蔵の妻、典子に向かって「被災した当事者のことなんて絶対わからないんだ、わかったふりをすればいいんだ(“思いやって寄り添う”という意味だろう)。」というセリフが我々が被災者に接するときの正に答えなのだ。ラストのファンタジックな展開には少々面食らったが、亡き夫(織部治一)から生き残った妻と娘に対する最後のメッセージと捉えると胸が熱くなる。妻と娘を両手に抱きしめながら「二人が生きていて本当に良かった。」というセリフは、東日本大震災で亡くなったすべての犠牲者から家族に宛てたメッセージのような気がしてならない。