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欠け落ちたサークル

欠け落ちたサークル

青山学院大学演劇研究会

東京アポロシアター(東京都)

2022/03/12 (土) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/03/13 (日) 13:00

先ほど観劇させてもらいました。

青学の人はとてもお洒落な役者さんが多いなあと感じました。
とても羨ましいかったです。
1時間10分と短かかったですが、見応え有りました。
有難うございました。

来年も期待しています。

関西演劇祭 in Tokyo

関西演劇祭 in Tokyo

関西演劇祭

新宿シアタートップス(東京都)

2022/03/08 (火) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

関西とついただけで「ああ、お笑いなのね」と思ってしまうのは私の偏見でしょう。
劇想からまわりえっちゃんを見たのですが、さすが関西の劇団のノリ、パワフルでこの派手な衣装・・・と思っていたら東京の劇団のようでした。最初どこが舞台なのかよくわからなかったのですが、保育園のクリスマス会だったらしく、最後迎えにきたお父さんとのやりとりが良かったです。
続いて May 。良かったです!!こっちに引っ張られての星の数です。
受付や制作の方にもとても親切に対応していただきました。ありがとうございます。

俗に言えない

俗に言えない

演劇端末イレヂエ

大坂大学豊中キャンパス大学会館 懐徳堂1階 21世紀懐徳堂スタジオ(大阪府)

2022/03/12 (土) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

満足度★★

時間どおりに初めないのは❌。遅れてくるお客を待つ必要は皆無。(自己管理ができていない。電車遅延ならまだしも)
出鼻をくじかれた上、演者のセリフをイチイチ転換しないとわからないのは…。内容はそれなりであったが、トータルでは…。次回に期待。

「土の壁」

「土の壁」

劇団アレン座

すみだパークシアター倉(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

社会派演劇のやや革新的なものです。林田麻里さんの講演が目立ちます、セリフもいいです。

 “Na”

“Na”

PANCETTA

「劇」小劇場(東京都)

2022/03/10 (木) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

好きといっても世間から石を投げつけられることはない

夜の来訪者

夜の来訪者

俳優座劇場

俳優座劇場(東京都)

2022/03/06 (日) ~ 2022/03/12 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

以前文字で読んだ時は古い、硬い作品だと印象を持ったが、中々どうして面白く観た。新劇スタイルが避けられない作品に思えるが、仰々しさが回避されナチュラルに見れたのは何故かな、と考えてみるが、やはり「謎の男」の不思議な説得力という所だろうか。地味ながら謎を「謎」とする小間使いの存在だろうか(家政婦は見たではないが「語らぬが見ている存在」は深層部分に影響しそうだ)。
ストーリーも二転三転という所があって楽しく見れる。だがストーリー展開に依存するにはラストあたりに不要な台詞が一つ混じっていて(名作と言われる作品に何故そんなものが・・テキレジの際にうっかり残したか)、禍しそうだがそれオンリーにならない味わい(人物の形象)もあった。
経済的に恵まれ、自己完結した集団であるこの家族が「他者」にどうあるべきか、要は富者は貧者に対し道義的責任はないのかといった種類の問いが根底にあって、そう私がこれを本で読んだ頃(8年位前の感覚だ)には「古い」と感じさせた訓示が、今の新自由主義の時代には根源的な問いになってしまったという事かも知れぬ。

劇團有機座・ウイングス

劇團有機座・ウイングス

有機事務所 / 劇団有機座

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2022/03/10 (木) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

予想とは全く異なる作品でした。
最初はひとつひとつの台詞の意味をしっかり探ろうとしていましたが、程なく「これは全体の雰囲気を味わうべきだ」と気づき、やがて独特な世界観に引き込まれて……お煎餅のように(笑)味わいのある舞台でした。
次は持ち去られた菓子鉢の行方を確かめに行かねば!

横濱短篇ホテル

横濱短篇ホテル

劇団青年座

紀伊國屋ホール(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

泣かされた、笑わされた。ホンもいいけれど、ホンを読むだけでは起きなかった感情の波が湧き上がってきた。落ち目の人気女優役の野々村のん、その旧友役の津田真澄の演じる感情のリアルにひきこまれた。人気女優の高校生時代を演じた角田萌果は、オーディション的な演技シーンの没入感が素晴らしい。津田の夫役の、ひょうきんなチャラ男の横堀悦夫も、いいアクセントになっていた。素晴らしい舞台であった。

「セイムタイム・ネクストイヤー」や映画「グランドホテル」にヒントを得ているが、それだけではない。マキノノゾミの自作「モンローによろしく」を先日30年ぶりの再演を見たばかりだったので、「横濱短篇ホテル」冒頭はそのパクリになっているのは笑えた。
2時間35分(休憩15分込み)

行先不明

行先不明

松竹

サンシャイン劇場(東京都)

2022/03/12 (土) ~ 2022/03/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

東京五輪を来年に控えた小さな旅行代理店。運の悪いベテラン佐々(さっさ=佐藤アツヒロ)が、その覇気の無さを仲間や退職した前社長高松(福田転球)にいじられながら、みんなダラダラ過ごしている。そこに事件が起きて…。

社員たちの積立金の口座が引き落とされて、残金がなくなっていたのだ。通帳のしまってある金庫の番号を知る高松が疑われ、そうじゃないとなると、ついで数ヶ月前に退職した経理社員の津野田(永島聖羅)が犯人らしい。津野田を呼び出して話を聞こうとするが、人付き合いの悪かった津野田の連絡先を誰も知らない。ハネムーンの予約客のキリモト(生田輝=好演)がなんと釣友で、知っていた。口実つけて、呼び出してもらったが、どうやって話を切り出すか事前リハーサルで右往左往。本人が来たら、キラキラ明るく変身していた。そのあめか、みんなどうもうまく話を切り出せず、もじもじ…

人気タレントをはめどころよく配して、ツッコミやボケ(失策)で笑わせる。空気の読めない三国(五関晃一)のキャラがいいアクセントになっている。が、事件が小さすぎるのに、その展開が大げさすぎ。犯人らしい元社員にどう話を聞くかで、延々揉められても困る。しかるべき人間が、別室で率直に聞けばいいではないか。

ただ、いくつか、みにしみるとことろもある。二幕で新任の女性社長(真琴つばさ)と元バリキャリのいま自分の意見を言わないおばさん社員((小林美江)が、女性なんて、意見行っても「自分を抑えることを学べ」とか「頭いいねえ」とか「話が長い」と言われるだけ、と盛り上がるシーン。また派遣の添乗員の夏目(馬渕英里何)が、「会社に守られて、いい気味だ」「自分の代わりはいくらでもいると思うものの気持ち、わかりますか」と、派遣の胸の内を吐露するところ。これ以外、登場人物の内面・経験を掘り下げるような告白、葛藤はない。

ネタバレBOX

新婦が突然結婚式を辞めると言い出すのも、夢を見て将来に不安になったからなんて、子供じみすぎてる。展開にリアリティが不足しすぎ。最後の預金行方不明事件の解決も、最近引き落としたという冒頭の話と違って、実は「まえの前の前野社長」が他銀行に移していたと、数年前の話にずれている。ここらへんのいい加減さが許せる場合もあるが、今作は、最も焦点になった事件だけに、台本が手抜きしすぎ。
クリキンディの教室

クリキンディの教室

電動夏子安置システム

駅前劇場(東京都)

2022/03/02 (水) ~ 2022/03/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

やはりこの作風が電動夏子、なのかな。それとも近年この感じに? 面白い。そして色々穴もある。しかし楽しい。突っ込み入れたくなるがそれも含めて。
後日突っ込ませて頂く。

ネタバレBOX

何年か前に初観劇した、見た感じではアラフォー(今回の印象)中心の劇団。その後は機会がなく昨年の「ベンジャミンの教室」を久々に、配信で観た。今作はその別バージョンと言える作品。前作は税務署の外郭的活動グループの啓発活動を外枠に、その活動に参加する各人の個人的な動機や事情がエゴイスティックに炸裂する荒唐無稽なお話。小学校での出張サービスがその各人の「発表」の場だが、ハプニング続き、一方その裏側でも事態が動き、諸々が絡みあって最後に何となくベターな結末を迎える。
今回は小学校教員がSDG'sの教材というか授業企画を話し合う職員室で、桃太郎を題材に教化プログラムを作ろうとするが、個々人の意見が取り入れられて歪な代物になって行く。その過程で各人の個人事情が吐露され、その場にいなくなった教員への疑惑も持ち上がり、解決されて漸く「本題」に戻り、歪な怪獣のような教材の台本が演じられて幕となる。SDG'sに取り組むことの虚しさ滑稽さを暗にくすぐっているように解釈できるのだが、どうなのだろう。普通に小学生に「あんたら馬鹿でしょ」と突っ込まれて文句の言えない「桃太郎」教材は、それに見合う各人の特殊な個人事情、突進型や曲解型といった極端な性格の描写が要求され、それをやってるのが電動夏子と認識するが、戯曲の「謎解き」の中身は「根は悪くない人達」である事の証明に割かれ、ハッピーエンドに着地する。自分の好みを言えば、もっと毒を残して行っていい。回収し切れない毒を。
蜃気楼を抱け!

蜃気楼を抱け!

アトリエ・センターフォワード

OFF OFFシアター(東京都)

2022/03/03 (木) ~ 2022/03/10 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なぜか分からないが、親近感が湧く。主宰のキャラのせいだろうか、何だろうか。芝居も面白く観た。100パーを振り切るかに思えた前半から、後半若干停滞も感じたが、好感の持てる舞台であった。
難点と感じた事から挙げると、選曲がいまいち。あと、幼馴染の二人が他の二人の仲間との思い出を語る、しんみりさせる場面の筆運びが・・もう少し。
だが現在の半ばリアルな社会観を逆手に、金を得る当然の権利を行使する居直り、詐欺をやる決意の悪びれの無さ、私には痛烈な皮肉で社会批評である。近年若い書き手にも多い「お利口」「良い子」な規範意識とは異なり、金、金で突き進む。義理人情も出てくるが、良識や遵法意識の要素は排している。という事は全編が痛快なわけで。

薔薇と海賊

薔薇と海賊

アン・ラト(unrato)

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/03/04 (金) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

三島由紀夫戯曲を観る貴重な機会(これでやっと4作目か)。引き込まれて観たが、最終的な着地はどこに?主宰・演出はこの戯曲をどう読んだのか、関心は何にあったのかが見えなかった、というのが舞台の印象。後日詳述。

ネタバレBOX

大河内直子ならではの役者陣で、今回臨んだのは三島由紀夫の異色作、と言って良いと思う。三島のナイーブな内面を筆に乗せたような世界で、三島が志向し理想として追い求める「純潔」を、俗物性の対比で結晶化させようとした作品とも見える。
であるために、この物語の中で完全に「浮いた」存在である主人公楓(女性童話作家)と八歳の魂を持つ三十歳の青年という「性欲を介しない」二人を、現実離れした不毛な関係として「否」を突きつけるのか、人が理想を追い求める心を思い出させここに改めて提起するのか、難しい選択に迫られる。
作者自身は大真面目に、二人の純潔の関係を讃える意図で書いたようである。それは最後に青年の勇気の源である短剣(楓の童話に登場するヒーローの少年が持つ)を「敵」の手から取り戻すために、作家を慕って奉仕する老女と老人の「幽霊」を登場させ、敵の目をくらまして童話のように「正義が勝つ」世界の具現に貢献する、という場面に表われている。
だが、この場面は「この一瞬の美で全てが満たされる」場面とならなければならない。時間は無惨に経過し、一瞬の美は時間によって色褪せる。時間に浸食されない「美」を二人の間に想像ができないのだ。(舞台処理によってそういう演出は出来るのかもしれないがこの舞台は違った。)
本舞台のラストでは、「正義が勝った」末、結ばれた二人の周りで童話の登場人物らが舞い踊るが、その時間の「その先」を我々は想像している。そして終幕寸前、演出は舞台前面に素早く紗幕を下ろし、華やいだ世界が凍り付き、モノクロに色褪せた恐ろしげな室内を一瞬だけ見せ、暗転する(終幕)。
つまり、二人の理想の関係は「死んだ」に等しいものであり、印刷された本の中でしか存在できず、現実に置き換えたが最後、時間経過によって腐ってしまう。それは「常識人」である我々観客の感覚でもある。
だが、開幕以来執拗に説明されてきた二人の純潔性、俗物の鼻をあかす二人の世間離れした特質にこそ、作者は勝利を与えたかったのではないか、という感触が終演後も残っている。
三島由紀夫の見果てぬ夢を「夢だった」と宣告するための舞台だったのか、これは?という考えがよぎる。
プルーフ/証明

プルーフ/証明

DULL-COLORED POP

王子小劇場(東京都)

2022/03/02 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

後で調べると本作はDULL-COLORで何度となく上演されている。2009年初演?では、今公演Bバージョン中田氏が出演(パンフに「オーディション以外にもこちらからオファーした人もいた」とあるのはこの人か..)。以前、風琴工房で詩森氏翻訳による本作を観ていて、今回2度目だ。その時は台詞に付いて行けない箇所があったのと、脚本の落とし所が若干気に食わなかった微かな記憶が..。Aバージョンの「プルーフ」を観ていてその原因が奈辺にあったかを思い出し、そして芝居は満足できるものだった。
当パンの谷氏挨拶によればA~Cバージョンは「演出」が異なり、Bはガラステーブルのみの抽象空間、Cはリアル空間、Aは木製チェアと台と枯葉、とある。その線で言えば風琴のバージョンは洒落た抽象空間で演じられた「高踏遊民の話」とでも。さて今回の舞台は・・。

数学者だった父とその娘の物語。他には娘の姉と、父の助手である青年が登場する。青年は父の生前一度娘と会っているが、今回対面し、改めて彼女を思う気持ちを芽生えさせている。父の才能を遺伝的に受け継いでいる娘は、精神の病をも受け継いでいるのではないかと恐れている。父の遺した膨大なノートを調べに自宅を訪れた青年に、彼女は徒労だと言う、「得るものは一つもない、私も見たから」と。父の死を聴いた姉も遠方から戻って来て、彼女にニューヨークに来ないかと勧めている。邸を売り払い、忌まわしい土地を離れるべきだと言う。姉は妹の父譲りの「異常」な性質を肉親として知っていて、医者に診てもらうのが最良だと考えている。まずこの姉との間に、娘は断絶を覚えている。さらに青年との間にも。娘の中では、数学の才能において助手の男との間に内的な葛藤がある。葬儀の夜、彼女は青年との間で悶着を起こすが、彼への疑惑が百八十度逆の答えとして返って来る。彼女は泣く。後日彼女は男の恋心に答え、その後ある「秘密」を男に告げる。家に籠っていた晩年の父が何か貴重な数学的着想を残していないかと期待に膨らんだ青年に、父の机の引き出しの鍵を渡してそこに入っているノートを取り出せと言う。姉もいるリビングに、暫くして男が血相を変えて飛び込んで来る。凄い発見がそこには書かれていると言う。彼女は、実はそれは自分が書いたものだと言う。父を看病する期間、合間を縫って数学的閃きを綴ったノートだと。姉はこれを妹の虚栄心の表れ、又は数学の道を諦めない往生際の悪さ、姉に同道してニューヨークに行かない口実、といった意味に取り、最初から疑惑の目をギラギラと向ける。一方青年は、年端も行かない女の子だった頃を知っており、今もまだ女学生の年齢である彼女が、数学の才能を持ち合わせている事などあり得ないと考えている。自らは天才的閃きを持たなくとも、天才の業績の評価眼は持っていると自負する彼は、尊敬する亡き師の全盛期に匹敵する数学的発見がここには書かれてあり、君にはとても出来ない事だと告げる。
後日談は省くが、ここにはその数学的な発見が一体何であるかは一切書かれていない。以前観た「PLOOF」に対する不満はそこにあった事をぼんやりと思い出す。だがこの物語のテーマは、真実はどこにあるか、ではなく、実証しえない物を巡る人間の態度のあり方について、である。言わば「信頼」に関する寓話。
ただし、「芝居」は要求する。役者が具現する数学者らしい振る舞い、若き日に開花した頭脳との折り合いに失敗し精神を破壊した者らしい姿、またその内的生活の姿、そして数学に取りつかれそこに美を見出す至福を知る者だけが持ち得る、共感の表出である。これに迫るのは役者の仕事であって、この脚本の舞台に満足できるか否かがそこにある、そういう種類の作品に思える。Aバージョンを演じた役者諸氏に、敬意を表する。

不思議の国のアリス

不思議の国のアリス

文化庁・日本劇団協議会

ザ・スズナリ(東京都)

2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/02/25 (金) 14:00

座席I列5番

d-倉庫の「正午の伝説」フェスティバル以来5年ぶりとなる別役作品、特徴的な「無駄に理屈っぽい台詞」の洪水に身を委ねる。
また、縦型ブラインドのような10センチ幅くらいの帯状のものを天井から床まで垂らして舞台を囲み出ハケを自在にしただけでなく途中でその中のLED(?)を仕込んだ2本をブランコのように使う舞台美術も印象的。

White Valentine Show

White Valentine Show

DIAMOND☆DOGS

博品館劇場(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/16 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

切ない恋心を歌って踊る第一部、うって変わって美女(?)たちがオーディションバトルを繰り広げる笑える第二部と楽しい時間を過ごせました。
3年ぶりのD⭐︎Dは新しいメンバーも加わったせいか、変化が感じられました。
ちょっとおとなしくなったような気がしました。

ネタバレBOX

特に中塚くん。とんがった感じが好きだったのですが、チラシで見たらなんだかすっかり雰囲気が変わっていて、舞台に登場したらかわいいくらいで違う人のようでした。
まあ、人は変わるものです。
是でいいのだ

是でいいのだ

小田尚稔の演劇

SCOOL(東京都)

2022/03/11 (金) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

あっ、

ネタバレBOX

 なんだか全然おもしろくなかった。お笑い好きの男の子の役がよくすべっていて、そういうキャラということで作っているんだろうけれど辛いものがあった。また、カントの著作から抜粋してせりふとして述べたりしていたがとってつけたものに感じられた。
 圧倒されたり、圧倒ではなくても少し驚きがあったりするところがなかった。私は例えばかっこいいものが好きでかっこいいものを受け取りたいと思ってるのだろうか。でも作ってる人が客を圧倒するんではなく、安心できるような親密な空間にしたいと思ってのことならそれでいいじゃん、という気がしてきた。

 女の人がカラオケで「決戦は金曜日」を歌うところ、女の人のカラオケのシーンがいい、と書いてる人がいて、それはそうだけど、それは演劇とか関係なく、女の人がカラオケで「決戦は金曜日」を歌ったらもうその時点で良いだろう、でも女がカラオケにいて離婚しそうな配偶者の男からの電話で何か言ってるけどうるさくて聞こえないというのはいいなあ。

 みんなのモノローグで、ト書きというのか独特な言い方で言っていて、閉じた感じというかこじんまりとした感じを受けそれもあまり好きではなかった。
 六本木が出てくるし、別の場所で大きめの事件が起こってるけど自分はとりあえず無事という状況が同じなので、やっぱり「三月の5日間」を思い出してしまった。取りつかれている
ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

ひつじ座(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

元気と熱さが伝わりました。良い時間をありがとうございます♪

廻人〜めぐりびと〜

廻人〜めぐりびと〜

sirenproject

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めっちゃ良かったです!
ダンスきれっきれで、1ダンスごとに思わず拍手してた。小劇場ってダンスとか歌とかの後拍手しない習慣なのかな〜
演者もいい!衣装もいい!
良い時間をありがとうございます♪

ネタバレBOX

ラストにもう1ダンスみたかったな〜
あったらスタンディングオベーション必至だった!
ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

ひつじ座(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/03/12 (土) 18:00

 江戸時代において、新代官による圧制が強まる島原で、一気の噂が流れ出し、口先達者だが意気地なしの臆病者のパチンコ屋でアルバイトをする益田が、いつの間にやら天草四郎として一揆軍のリーダーに祀り上げられ、破滅していく様を、天草四郎の銅像を彫る彫刻家の通称ナマリや益田の幼馴染のタツを通して物語は展開されていく。
 江戸時代を舞台にしながら、パチンコ屋が平然と、さも当然のように、さり気なくあったり、軍艦マーチが聞こえたり、最終的に島原城に籠城した筈が、実は巨大な空母であったりと、江戸時代の島原の乱と第二次世界大戦を彷彿とさせるシーンが交錯していっていて、明らかに江戸時代にパチンコ屋など無い筈だが、それらがその時代にあることが何ら不思議ではなく感じられてきてしまう俳優たちの熱演と、脚本の妙な説得力に説き伏せられ、気付くと、私自身劇世界に魅入られ、没入していた。
 口先達者だが意気地なしで臆病者のパチ屋でアルバイトをしていた益田が、ある落ちぶれた士族にそそのかされ、口達者なのが功を奏し、圧制強まる島原で、一揆軍のリーダーにいつの間にやらなり、天草四郎となっていくさまをみて、あぁ、戦争とは言葉の力やカリスマ性、一人の人物を過剰に狂信的なまでに信じることで、みんなの期待や希望を失うわけにはいかないと、心のなかではこのまま勝てないかもしれない戦をいつまで続けても意味があるのだろうか、仲間をも疑いの目で見る疑心暗鬼に陥り、不安と恐怖に打ちひしがれ、孤独に引き裂かれながら、引くに引けなくなり、より長期の戦争に発展していてしまう、戦争が独裁者を生み出し、戦争が普通の人々を狂気へと駆り立ててゆく過程を今回の劇に垣間見えて、戦慄し、改めて戦争のヤバさを痛感した。この作品の益田は、口達者だが臆病者で意気地なしの少年だが、そのしがない少年がかつての恩人でもあるパチンコ屋の店長を幼馴染のタツに殺させ、天草四郎となり、祀り上げられ、一揆軍のリーダーになっていく過程は、今まさにウクライナ侵攻を実施中のロシアのプーチン大統領にも当てはまりますし、かつて日本が第二次世界大戦に本格突入していくに当たっての天皇の異様な祀り上げられ方、ヒトラーの支持のされ方に共通するものがあると思い至り、震撼させられた。また、彫刻家のナマリに対して、権威ある人物がこれからは平和な時代だから、天草四郎の銅像やそれに殉教した人物の銅像なんか取り壊せという指令を出して、皆が右に習え的にその意見を迎合するというシーンも、何か不穏な空気感を漂わせていて、今の日本の社会にも通底する感覚を覚え、深く考えさせられ、最後には感動して、思わず涙が出た。
 演出効果や材木や木団だけを使った質素だが剛直な舞台、客席に緊張を強いながら、迫真の身体から溢れ出る狂気や不安や孤独に猜疑心などを肉体を持って最大限に出し切った俳優たちも含め、最高に素晴らしい劇だった。

ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

ひつじ座(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

パチンコと戦、そして天草四郎がつながり、からんでいました。

ネタバレBOX

板の道具をうまく巧みに使った舞台設定は工夫があって絶妙なアクセントに感じました。
後半部分、すごい爆音が鳴る中、セリフが続く場面、爆音が大きすぎてセリフが聴こえませんでした。見どころに感じた場面だっただけに残念でした。

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