2020
パルコ・プロデュース
キャナルシティ劇場(福岡県)
2022/08/06 (土) ~ 2022/08/07 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★
コロナ禍から、人間の歴史を振り返る。
様々な偏見や中傷や虐待。
コロナの後われわれは、いかにして人とかかわっていくのか。
超歌舞伎2022
松竹
博多座(福岡県)
2022/08/04 (木) ~ 2022/08/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
こういう演出だとわかって観に行けばそれなりに楽しめる公演です。
役者さんと映像のズレもなくストレスなしです。初音ミクさんの3Dも今の技術のスゴさに驚きますが、音声は...。
逆に獅童ツインはAI音声はなかなかですが、映像があと少しです。会社が違うから?
お客さん用のペンライト、重要アイテムですが、ちょっと高い設定です。
大向う付なので、超歌舞伎の見方のコーナーで操作お試しされますが、最初は子どもの声かと思いました。(笑)
cocoon【7月12日~17日公演中止】
マームとジプシー
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2022/08/14 (日) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
動員される前のchapter1「学校」のシーンは、戦時中でも明るさを少女たちの何気ない会話が小刻みにテンポよく描かれていきます。
正直、事前に作品の内容をチェックしていなかったので、キャストさんが舞台上で走り回り、この調子で2時間30分行くのは体力いるなあぐらいにしか思っていませんでした。
chapter2「動員」から戦禍シーンにはいると最後まで戦争の悲惨さを少女たちが、わたしたちに見せていきます。
少女たちが、ひとりまたひとりと亡くなっていくごとに感情移入してしまいました。
明けちまったな、夜。
ゴセキカク
王子小劇場(東京都)
2022/08/13 (土) ~ 2022/08/16 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/14 (日)
価格3,500円
14日19時開演回(95分)を拝見。
たかが28歳の分際で、もう"人生走馬灯"?と最初は鼻で笑っていたが…
隠れていたホンネがぶつかり合う、ダラダラ・ドロドロのオールの夜は、只々懐かしく哀しくもあった。
特にラストシーン。
主人公の奥川(演・岡本セキユさん)と松村(同・後関貴大さん)とが絶叫する長台詞の熱い"エール"には、胸を打たれた。
それにしても、誰でも思いつきそうな設定(卒業後、年月を経て、高校の同窓がカラオケ屋に集結して、ウンダラ・カンダラ…)にも関わらず、誰にも真似できないほど、観客の気持ちを惹きつける作劇の妙、作・演の実力の凄さが伺えるなぁと感心しきり。
12人の私と路地裏のセナ 2022
劇団6番シード
テアトルBONBON(東京都)
2022/08/10 (水) ~ 2022/08/16 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
演劇だからこその表現。面白い!!
しかし、早とちりの私は「12人の私とセナ」だけで物語が完結すると思ってしまっていたので(このページを最後まで読んでいなかった)当日パンフを読んでおいて良かったです。
帰宅後再度こりっちのページを見て思うに、これだけ詳しくいろいろ書いているということは「読んでおいてね」ということだったのかなあと思いました。
本当に何も知らないで、前情報のないまま見たらどうだったんだろうと考えてみる・・・。
三人姉妹 monologue
サラダボール
こまばアゴラ劇場(東京都)
2022/08/12 (金) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
青年団リンクの一つとしてユニット名のみ認識。近年は(一般客的には)活動休止にあったが突如出現し三日間4ステージ「三人姉妹」をやるという。主宰は四国かどこかへ転居して久しいとも書いてあったし、ここで観なきゃ当分観られぬかも、と彗星でも見に行くようなノリでアゴラ劇場へ赴いた。
三人で演じる三人姉妹であった。歌が多様され、カバレッド風のオープニング、リズム&ブルースぽいBGMで戯曲の色調の塗り替えが試みられていたり、他の役を三人に割り振り衣裳・小道具とその処理にも演出の主張が見られるが、人物そのものは本域で演じられ、三者三様の心情の発露に見どころのある(言わば通常の)「三人姉妹」の舞台であった。
装置は凝っており、濃茶系の木を基調に全体が細かなパーツで程よく埋められ、表に見えるブース的な囲いが左右に二つずつ、中央奥に出入口の枠があり、潜った所に台に置かれた水槽、中にはミニチュアの遊園地が遊び心に置かれ、暗闇の中では観覧車がライティングで浮かぶ(見通しの良い遠景を眺める気分に相応しい台詞、場面があり心境にフィットしていた)。水槽を右へハケる通路と、出入口の枠を潜らず下手へハケる通路、この二つは退出路でもあるが、隙間から引っ込んだ役者の影がうっすらと見え、また姉妹らが他の役に変わる場所にも使われる。勿論必要に応じて表の演技エリアでも堂々とゆっくり変装したりもする。
表側の各ブースはちょうど「楽屋」(清水邦夫の)に似合いそうな、各人が定位置に戻る場所となっていて、上手に一つ(イリーナ用)、下手に二つ(マーシャ、オリガ用)、上手の奥のそこは小テーブルがあり、長男の妻ナスターシャがやがて陣取る。
三姉妹の場所を区切っている壁の一部に嵌め込みガラス(材質は硬質プラスティック)が使われ、何か風俗通りにある女が座って身を晒す透明ボックスを連想させて意味深である。
先のナスターシャは次女マーシャ役が演じる。他、次女の冴えない夫と、イリーナに言い寄っているという中年男を長女オリガ役が、マーシャが恋をする将校役をイリーナ役が演じる。一瞬だがイリーナに言い寄るもう一名「体をくねらせる」変人の若い男はマーシャ役が演じる。
三人はそれぞれ自分の姉妹の相手役を、丁寧に演じる事によっていつしか三人にとっての最良の理解者となる。「姉妹に見える」事のためのそれは舞台作りにとって外的な要因だろうが、舞台効果の一つにも見えて来る。
休憩挟み二時間二十分、三人は時折甘噛みしながらもよく演じていたが、最後の場面から演出の意図だろう、異化が始まる。三人は身を寄せ合う立ち位置から、ふっと離れてそれぞれの生を演じる。時間経過の表現なのか、人は本当には理解し合えない的な含みの比喩なのか。施された細工の意図を役者が飲み込めてないという事なのか、表層的な演技が顔を出した気がした。
ラストの選曲も、迷うに違いない(迷っていてほしい)。曲調が左右しがちな場面であるが、ズルいと言われようが場をさらうキュートな曲を鳴らす。または、音楽を鳴らさずとも成立する形を作る。が、個人的希望である。
夜明けのディストーション
劇団とりもち
アトリエ第Q藝術(東京都)
2022/08/13 (土) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
開園前の音楽がとても心地よく、ゆっくりと観劇することができた。
詩的な台詞、登場人物の説明がない為どのような関係なのか分かりにくかったかな。
終わりのない物語を見ているようで不思議な感覚を味わえました。
12人の私と路地裏のセナ 2022
劇団6番シード
テアトルBONBON(東京都)
2022/08/10 (水) ~ 2022/08/16 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/14 (日) 18:00
好き嫌いが分かれる作品かもしれない。
個人的には好きな作品。映像化したとしてもあのオープニングのゾクゾクする体験は得られないと思う
そしてやはりリアルに大きな挫折を経験した樋口さんの芝居が熱かった。
前の方で見たが舞台を見下ろす感じで見た方がよかったかもしれない。(出来ればもっと大きな劇場で)
天の秤 【13/14日分 公演中止】
風雷紡
小劇場 楽園(東京都)
2022/08/10 (水) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
52年前の赤軍派による日航機乗っ取り事件をよど号機内(主にコックピット)を中心に描く。
抽象的ながら一目でそれとワカるコックピットを筆頭にこの会場の特徴を活かした舞台美術も相俟って圧倒的な臨場感/緊張感。
そんな中でコメディリリーフ的な橋本運輸相(と政府・警察側)の策がお座なりなのが痛烈な皮肉。
それに対して乗務員や日航関係者の乗客の安全を第一に考える真摯な姿勢に頭が下がる。
何だか官民のこの態度の差、半世紀経った今も変わっていないような。
さらに山村政務次官が「あんなこと」になっていたことを初めて知る。山村鉄平さん、雪乃さんに対して跡を継げとか決して言わないで下さいね。(笑)(←ここのキャスティングも絶妙)
頭痛肩こり樋口一葉
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2022/08/05 (金) ~ 2022/08/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
以前から気になっていた作品で、ようやく観ることができた。さすがに井上ひさし氏の傑作。達者な女優陣のもと、見応え十分でありました。
スペース・ゼロ寄席+避難訓練2022
全労済ホール/スペース・ゼロ
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2022/08/11 (木) ~ 2022/08/11 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
寄席を楽しんだ後に、避難誘導に従い非常口から退出するというイベントでした。
観劇した寄席は、とても面白かったです。寄席って、こんなに面白いんだなと再認識しました。
個人的には、林家きよ彦さん(女性)は、女性ならでは面白さがあって、私の笑いのツボでした。
避難訓練も兼ねた公演、面白かったし、良い経験になりました。
遡行の記憶にて
カスタムプロジェクト
コール田無 多目的ホール(東京都)
2022/08/12 (金) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
観客参加型の推理劇、非常に面白かったです!
細部に伏線が張られていて、良く作られたストーリーと資料(観客が推理するための配布物)だなと感心しました。
自分で推理する時間は30分ありましたが、あっという間に時間が過ぎ、一生懸命推理しましたが、全く見当違いでした。
役者さん達の演技も良かったし、ストーリーも面白かったし、自分が推理に参加出来て、本当に楽しい時間を過ごしました!他の観客の方も楽しそうでした。
帰りの電車でも、配布された資料と地図を見ながら帰りました。大満足でした!
天の秤 【13/14日分 公演中止】
風雷紡
小劇場 楽園(東京都)
2022/08/10 (水) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
赤軍三部作が完結
ずっと問われているのは「正義とはなにか」だが、今回は政治の醜さについても切り込んでいた
よど号事件はちょうど小学校5年生になる春休みで、テレビにかじりついていた
もう半世紀以上経つのか
これらの事件を生で知っている(覚えている)のは我々が最後の世代になるんだろうな
相変わらず場面転換も上手く、テンポよく進んだ2時間だった
機内の緊迫感が程よく表現されていたが、それを解きほぐすような運輸大臣橋本登美三郎役の霧島ロックの方言丸出しの泥臭さの演技が秀逸だった
ときじく〜富士山麓鸚鵡鳴〜【大阪公演、8月4日公演中止】
カムカムミニキーナ
座・高円寺1(東京都)
2022/08/04 (木) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
相変わらず独特な世界だ
ホンも奇想天外だが、布などの小道具や鳴り物が一層それを際立たせる
姥捨て伝説は考えさせられる
不老不死って幸せじゃないよね
輪廻転生かぁ
今は昔、栄養映画館
みやのりのかい
OFF OFFシアター(東京都)
2022/08/12 (金) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
板上には木製の椅子が7~8脚。焦げ茶と黄土色それぞれ約半分ずつが中央に。上手柱側壁に沿うようにバーカウンター。バーカンの上には、何かを記した紙がやや間を空けて1枚ずつ観客席に向けてスタンドに立てられている他雑然としており、客が座れば足がくる部分にはたくさんの映画ポスターが貼ってある。バーカン観客側手前には、電話を置く台と黒電話。時代は数十年前の設定のハズなので古い電話器である。一方、矛盾するのは携帯電話を用いるシーンも数多く出て来ることだ。上手柱を挟んだ更に上手には黒い幕。これが唯一の出捌けである。下手奥の柱には大きな映画ポスターが貼ってあり、この柱の手前斜め左に架台に取り付けた矢張り大型のポスター、ポスターの左上コーナーが剥がれて丸く垂れ下がっている所は落魄を感じさせる。この架台の観客席側に机と椅子。
今は昔、栄養映画館
みやのりのかい
OFF OFFシアター(東京都)
2022/08/12 (金) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い!
表層的には、漫才のボケとツッコミのように可笑しく観せ、内容は5分間の出来事を70分かけて不条理のように描く、といった印象だ。早送りのようなテンポの良さだが、事は遅々として進まないといった不合理さ。その相反するような不整合こそが、この公演の面白さだろう。
そう思いつつも、自分の好みとして、観せ方に注文を付けたくなるのだが…。
(上演時間1時間10分)
ドキドキしていた
情熱のフラミンゴ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2022/07/23 (土) ~ 2022/07/31 (日)公演終了
『二人で狂う……好きなだけ』
髭亀鶴
スタジオ空洞(東京都)
2022/07/21 (木) ~ 2022/07/24 (日)公演終了
岸田國士戦争劇集
DULL-COLORED POP
アトリエ春風舎(東京都)
2022/07/05 (火) ~ 2022/07/19 (火)公演終了
きゃんと、すたんどみー、なう。
やしゃご
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/07/07 (木) ~ 2022/07/17 (日)公演終了