Oh my STARS!
むさしの芝居塾
武蔵野芸能劇場(東京都)
2022/03/19 (土) ~ 2022/03/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
全員が善人、だから自己主張が苦手な主人公・関口雪乃は困ってしまう。夢は童話作家になること。何度も懸賞応募をしているが、世の中そう甘くはない。そろそろ見切りをつける時が来たようで、何か理由を付けて夢を諦めて、現実と折り合いをつけようと…。
(上演時間1時間15分)
売春捜査官
KURAGE PROJECT
高田馬場ラビネスト(東京都)
2022/03/16 (水) ~ 2022/03/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
数々の団体が上演してる演目ですが、演出や役者さんで個性が出ますよね。とにかく元気で、熱のこもったお芝居圧巻でした。とてもよかったです。滴る汗が、印象的で❗とても楽しめました。
OM-2×柴田恵美×bug-depayse『椅子に座る』
OM-2
日暮里サニーホール(東京都)
2022/03/17 (木) ~ 2022/03/19 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
前々回から3回目です。毎回同じ感想ですが、新しい演劇というか、見せ方としては感心で、面白かったと思います。前回の同じ会場の方が個人的には好きでした。ダンスは圧巻でとても良いので、前回のようにそこを中心で見せていただけた方がよかったです。次回は、ダンスたくさん観たいですね
一枚のハガキ
劇団昴
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2022/03/16 (水) ~ 2022/03/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
戦争について深く考えさせられる舞台でした。
役者さん達の演技は、しっかり安定していましたが、場面により、ちょっと台詞が聞きにくい部分がありました(でも、演技は良かったです)
八岐大蛇の舞はとても良かったし、他も観応えがありました。
戦争は本当に理不尽で、あってはならないのに、今まさに戦争をしている国があると思うと悲しくなりました。とても良い舞台でした。
リムーバリスト―引っ越し屋―
劇団俳小
萬劇場(東京都)
2022/03/12 (土) ~ 2022/03/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
狭い舞台を廻り舞台にし場面転換を上手くやってました。ただストーリーとしては引越屋というより老警官のセクハラ・パワハラ物語にしか感じられませんでした。もっと夜逃げ屋本舗みたいになるのかな~と思ってたので・・・
コトノハ
空福舞台
布施PEベース(大阪府)
2022/03/19 (土) ~ 2022/03/20 (日)公演終了
満足度★★★★
旗揚げとは思えないでき。感服します。千秋楽ということもあり、満席🈵。六風館のスタイルを、とても上手く取り込みしていたと思います‼️
Sindie 〜シンディ〜
モリマリキョウノツドイ
YUKUIDO工房(東京都)
2022/03/20 (日) ~ 2022/03/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素敵な空間を巧みに使って演出されている作品。
記憶を無くしていく本人の苦しみに付き合うのは、自分自身が苦しくなる。そんな苦しみは共有したくない。素敵な出会いが増えたと思えばいい。いい日になる。また明日素敵な出会いができる、記憶に残る作品。
ハワイ
エトエ
OFF OFFシアター(東京都)
2022/03/12 (土) ~ 2022/03/13 (日)公演終了
CHU-WOMAU
劇団ぱぶろば
ウイングフィールド(大阪府)
2022/03/19 (土) ~ 2022/03/20 (日)公演終了
売春捜査官
KURAGE PROJECT
高田馬場ラビネスト(東京都)
2022/03/16 (水) ~ 2022/03/21 (月)公演終了
「震災演劇短編集」宮城・東京ツアー
Whiteプロジェクト
こまばアゴラ劇場(東京都)
2022/03/18 (金) ~ 2022/03/21 (月)公演終了
粛々と運針
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2022/03/08 (火) ~ 2022/03/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
若手劇作家の中でイチオシの横山拓也の大劇場進出作でまずはめでたい。横山の微細な会話劇を、ウォーリー木下が大舞台のエンターテインメントに見事に仕立て直した。セットは、天井からぶら下がった無数の白いひもが林のように並び、舞台には8個程度のイスとソファー、テーブル。コート、スタンド、振り子時計等々も宙に浮いており、それがシルエットとして、家庭内の様子を象徴したり、蛍光灯や白熱灯がついて、府に気を変えたります。舞台奥にドラムと、アルプホルンの小型原型楽器を電子的にビブラートするような楽器(Didgeridooというらしい)の二人のミュージシャン。奥の壁面には桜をシンボライズした水玉でできた花模様や、様々な中小デザインが、音楽に合わせてダイナミックに展開する。
舞台のバックでこれだけ支えたうえで、6人が演じるのは、夫婦(徳永えり、前野朋哉)とアラフォーの兄弟(加藤シゲアキ、須賀健太)そして老女(多岐川裕美)と子供(河村花)の縫う人の、3組の会話。縫う人の二人は、どこかの桜並木が伐採されて、桜が見られなくなった話をしている。
最初は夫婦が、夫が路上実験中の自動運転車に追突されて、警察に言わんといてくれれば、新車と交換するといううまい話なんや、などたわいもない話から始まる。そして夫婦の妻が妊娠したかもしれないという話から急転直下、本題へ入っていく。兄弟の母ががんで余命いくばくもないから「孫を見せてやれよ」という話もかさなり、産む産まないをめぐってのシリアスないさかいになる。
子どもを産む産まないでシビアにぶつかる演劇は、数年前にどこかの小劇場でも見た。今回もいい芝居だった。男と女の負担の違い、埋めがたい溝が突き付けられて、痛い。横山劇には珍しく、あまり笑いが起きなかったのは不思議だった。休憩なし2時間
客席はずらーッと女性ばかり。本当に99%女性という感じで、しかも若い人が多い。この女性たちが、この芝居をどう思ったか、聞いてみたい。
椿姫
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2022/03/10 (木) ~ 2022/03/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ソプラノ中村恵理も、テノールのデソーレも、バリトンのミシュケタも最高だった。オケも軽やかで抒情的で、盛り上げるところはしっかり盛り上げ、すばらしかった。全幕、きき所だらけ。なかでも、3幕のヴィオレッタが、なかなか来ないアルフレッドを焦がれるシェーナの後半が聞かせた。指揮者はウクライナ出身。母国の状況を憂いているに違いないが、音楽にも劇場にもそんなきな臭い気配は一切なかった。
2時間45分(休憩30分)
「最高は一つじゃない」という言葉を「粛々と運針」の須賀健太君が、好きな言葉として挙げていたので、使わせてもらいました。
OM-2×柴田恵美×bug-depayse『椅子に座る』
OM-2
日暮里サニーホール(東京都)
2022/03/17 (木) ~ 2022/03/19 (土)公演終了
泣くな研修医
劇団銅鑼
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/03/18 (金) ~ 2022/03/23 (水)公演終了
一枚のハガキ
劇団昴
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2022/03/16 (水) ~ 2022/03/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/03/19 (土) 19:00
第二次世界大戦末期、松山啓太ら百名の中年兵士が招集され、兵士たちは上官のくじ引きで赴任先が決まる。その結果、行先がフィリピンと知った森川定造は生きて帰れないと悟り、妻にハガキを読んだことを伝えてほしいと一枚のハガキを戦友啓太に託す。過酷な戦況の中なんとか生き残った六人のなかに啓太はいて、やっとのおもいで故郷に帰ってみると、叔父から、お前はもう戦死したと思ったお前の妻は、親父とお前の妻ができていて、今はお前の妻はキャバレーで働いていると聞いて、逆上した啓太は、妻がいるキャバレーを訪ねるが、やがて意気消沈し、何もかも嫌になり、自身もなくし、叔父のところにしばらくの間居候しているが、心機一転、急に思いつきでブラジルに移住すると言い出すまでの流れやスピード感、啓太の感情の起伏や心の迷い、焦り、不安や恐怖、ショックからなかなか立ち直れない人間像などを丁寧に掘り下げ、深堀しながら時に感情的に、時に人間の弱さを見せつつ、啓太という人間をとことんまで突き詰めて、中西陽介という俳優が演じ切っていて演技派としての素質を垣間見せてくれて、とても良かった。ただし、もちろんこれは、脚色にも問題があるかもしれないが、休憩挟んだあとの劇の後半での中西陽介演じる啓太が戦争で夫を失くし、その後、小さな畑を守るためその弟と結婚するが、その弟も戦争で失くし、心臓発作で森川家の父は死に、その後を追うように森川家の母は自殺し、とうとう身寄りがなく一人になってしまった服部幸子演じる森川友子のところを訪ね、そこで友子の夫から託された伝言を言う場面までは良かったが、そこで身の上話をする場面や友子の連続して起こった悲劇、今は亡き、戦争で死んだ友子の夫の話、お互いの苦労話などを語る場面において、全然その悲惨さや、やるせなさ、悔やんでも悔やみきれないことなどが、あまりに森川友子(森川友子を演じる服部幸子に関しては、悲劇が折り重なっても強く生きようとする芯の強い女性をあまりに意識しすぎてから、劇の最初の方から基本的に感情の揺れ動きが分かりにくく、淡々とした口調で喋るきらいがある)と松山啓太を演じる俳優が割と、時々感情的な高ぶりを見せながら、基本的には淡々とした口調で、食事をしたり、水を飲んだりしながら戦争の悲惨さについて語るので、はっきり言って全然緊迫した空気が作れていないし、お互いに戦争を経験していろいろ思うところもあるはずなのに、言葉に詰まったりといったところがなく、流れるようにそれを演じる俳優が喋っていっているのには、リアリティに欠けるし、そんなことで戦争の悲惨さなんて伝わるはずがないと感じた。
あと、泉谷吉五郎を演じる宮島岳史と松山啓太を演じる中西陽介の格闘シーンが、そんなにふざけた劇でもないのに、ドタバタコメディ風にやり合うのもどうかと思った。それに、泉谷吉五郎という人物は戦中は鬼畜米英お国のために、天皇陛下バンザイとかいって率先して街を仕切っていたのに、戦後は民主主義だとか言って完全に転向する浅はかだけども憎めないコミカルな人物として描かれるが、転向するにあたっては、戦争中と戦後では価値観に大きく隔たりがあるはずで、その本人の内心での焦りや葛藤など複雑な心情があるはずなのにも関わらず、泉谷を単なる道化キャラにしか見えなくさせているのには、脚色にも問題があるだろうし、泉谷吉五郎を演じる宮島岳史のこの人物に対するアプローチの仕方にも問題があると感じた。
森川勇吉と森川チヨを演じた俳優は、はっきり言って演技が棒だったが、森川チヨを演じる林佳代子の自殺前のやや鬼気迫る演技は良かった。
劇全体としてまず、兵士たちの上官が訓練の場では厳しいが、そうでない通常時は、途端に優しくなって酒を振る舞ったり、歌を歌うようせがんだりする、根は陽気で人の良い人物として描かれるが、それは絶対に違うと感じた。そもそも第二次世界大戦中における日本軍の上官というのは仲間のことを思いやったりする気さくな人間である可能性はほぼゼロだったと推測する。だからといって上官が怒鳴り散らし、蹴飛ばすだけが能のステレオタイプが横行していたかというと、それも違うと思うが、実際には上官というものは、中央から派遣されてくるわけで、そうするとその現地軍の事情など知る由もないので威圧的で、自分のほうが優秀だと考えている人の率が高いので、自然と態度がでかくなり、自分の気分次第で部下に言いがかりをつけたり、仲間同士で拷問させたりといった、非人間的で、計算高い人物だったのではないかと思われる。そういう意味で、今回の軍の上官の描きかたは相当に生ぬるく、見れたものではなかった。
また、夫である森川定造がフィリピンに行く途中の戦艦が攻撃されて死んだというが、その辺りの描きかたが曖昧で良くないと感じた。写真や映像を多用するのは良いが、それも原爆やフィリピンでの戦闘、B-29戦闘機による東京大空襲などを上から俯瞰して撮っているものが多く、市街地に原爆が落ちた瞬間を蟻の目線で細かく見ていったりしないので、これをもし戦争を確実に経験した世代が見たら、どう思うんだろうと考えると、中途半端な映像を見せるのはどうかと思う。
劇の構成として、途中度中、戦中と戦後を同時進行的に見せていくやり方は、非常に良かった。
そして、劇の最後の方で、松山啓太が未亡人友子と仲良くなり、一枚のハガキと啓太が森川定造の伝言や定造との思い出がきっかけで互いに愛し、そしてこれからずっと2人で一から畑を耕し、生きられる限り行き続けよう、それが今まで、戦死した夫や夫の弟のため、亡くなったお父さんやお母さんのためにではない。死者は生き返らないんだから、せめて僕らが生きることが大事なことなんだ。戦争が2度と起こらない為にも、生きてゆくことこそが何よりも大事で、希望を持って歩んでいくことが大事なんだというようなことを言うが、そもそも戦友で森川定造のことを誰よりも知っているということ、そしてハガキを持っていたことがきっかけで恋仲に急接近し、発展するというのはいくらなんでも荒療治だし、無理がありすぎ、最後にこの劇の一番伝えたいことを啓太にあまりにもど直球に熱く語らせて終わるというのは、いくらなんでもこじつけ感があからさますぎて酷かった。
劇の中で出てくる広島県有田神楽の演舞シーンと、フィナーレで賑やかな祭り囃子を出し、締めるやり方は上手いし、臨場感も、迫力もあって感動した。ただし、劇よりも神楽や囃子のほうが際立ってしまったのは、非常に残念だ。
第二次世界大戦によってもたらされる惨劇やその後を描いた作品の筈だが、天皇の戦争責任や一般市民のお互いがお互いを監視しあう窮屈な関係、情報統制がなされ、不安を煽られ、他人を疑う険悪で生きづらく、軍隊の横暴、物資の不足等々制限が掛かり、毎日ビクつき、それでいて表にはそれを出さない重苦しい空気感が全然作品から滲み出てきていなかった。
オペラ『あん』
オペラシアターこんにゃく座
俳優座劇場(東京都)
2022/02/10 (木) ~ 2022/02/20 (日)公演終了
Speak low, No tail (tale).
燐光群
新宿シアタートップス(東京都)
2022/02/18 (金) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
Living
サスペンデッズ
雑遊(東京都)
2022/01/18 (火) ~ 2022/01/23 (日)公演終了
THE LAST SHOW
制作「山口ちはる」プロデュース
新宿シアタートップス(東京都)
2022/03/02 (水) ~ 2022/03/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
作家の方は悲劇を書いてきたと言っていた、書いていたが、悲劇なのだろうか。
ただ死に関することが多いという印象があります。