風がつなげた物語
グッドディスタンス
新宿シアタートップス(東京都)
2022/03/31 (木) ~ 2022/04/06 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
一番感激したのは、モロ師岡さんを目の前で観れたこと。
コメディアンでもあるので、いろいろ笑えておもしろかった。
もう、個人的にはこれがとても満足。
最後は、かなり衝撃的だった。
まさか、こういう展開に...
しかし、モロ師岡さん、いいですねー。
かわいいお父さんという感じ...
ますます、好きになった。
ちろうに検診
Peachboys
サンモールスタジオ(東京都)
2022/03/30 (水) ~ 2022/04/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
この日のために京○大火篇まで予習しましたがその必要は全くありませんでした。。。
開始1分で考えることをやめました!懐かしいものから最近の時事ネタまで!誰がわかるんだ?というマニアックなものからニュースでよくみるようなものまで網羅しております!
ほぼ満員!結構きゃぴきゃぴとした方もいました(女優さんのお友達かな?)
題名が題名なだけに、パロディAV作品のアダルト要素を軟らかめにした者だと思っていたのですが、〇ろけん要素はほぼ皆無でした。申し訳程度にコスプレしてくれましたが、、、。
学生時代に授業受けないで演劇ばっかりやってていい、お金の心配もそんなにしなくていいっていわれた子たちが全力を尽くしたらこうなるのかなと思いました。終わらない学生生活のノリ、上下関係も3年間という縛りもなし、、、そう思うとなんだかしんみりとしました。
前説で出てきた方が座長かと思ったら劇団員ですらなし!
不謹慎で全力でぶん殴って来るスタイル!
関係者にバレたら全方位謝罪必須の映像化不可の超スペクタル!
4月3日まで。なんでも許せる方はぜひ。
赤き方舟
風雷紡
小劇場 楽園(東京都)
2022/03/19 (土) ~ 2022/03/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/03/20 (日) 14:00
座席D列11番
連合赤軍の実在したメンバー5人に創作人物1名を加えて描く事実を基にしたフィクション。
「半世紀ほど前の事実を下敷きに現代を描いた」と言われたら信じてしまいそう。もちろんあの当時だから、な部分もありつつそのまま今に通ずる台詞もあり愕然。
が、考えてみるとドキュメンタリーや評伝芝居ではないのだから創作要素も多分にあるワケで、書き下ろし新作であるからには作家は現代の人であって、劇中人物が交わす会話がイマの情勢を反映したものになるのはむしろ当然ではないか?……なんてことも考えた。
また、「今の世の中を少しでも良くしたい」という理想の下に結集しながらも結果的に人殺し集団になってしいまうことに新撰組との共通項を見出したりも。とはいえ、あの若さで社会のことを真剣に考えていたと思うと隔世の感ひとしお。
あと、「(自分が思うところの)より良い社会にする」という理想を掲げて活動するも、思うように進まない苛立ちやストレスがひしひしと伝わってきて、その気持ちに共感したりも。
風がつなげた物語
グッドディスタンス
新宿シアタートップス(東京都)
2022/03/31 (木) ~ 2022/04/06 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/03/31 (木) 14:00
座席1階
「珠子がいなくなった」をまず、鑑賞した。
女三人姉妹の家族。父(モロ師岡)も含め喪服姿で、葬儀を終えて疲れた顔をしているところから始まる。2番目の珠子は結婚していて、その夫の姿も。珠子は母の遺骨をずっと抱えている。「何か食べた方がいいね」と財布をバッグから出そうとするのだが、抱えた遺骨を離さないため、財布を出すのに苦労している。この場面が、劇作の縦糸として最後まで物語を決定づける。
母の遺骨を抱えた珠子と夫は自宅に帰るためにバス停に寄る。バスはなかなか来ず、夫はタクシーを探しに行く。その間に、遺骨とともに珠子は消えてしまった。どこへ行ったのか。ネタバレになるので書かないが、ここから物語はどんどん展開を始める。このバス停というのが、同時上演の「月と座る」で劇作のモチーフになっているバス停だ。舞台の構造は2段になっていて、手前が父が住むこたつのある家、奥がバス停で、舞台は両方で切れ目なく進行する。なかなかの演出だ。
珠子の言動がとても興味を引く。設定では「小学生の時に牛乳瓶を職員室に投げつけるなど、奇行癖がある」とされるが、奇行ではなく、単に正直に行動しているだけではないかと思われる。その謎を解くヒントが、珠子が持って離さない遺骨にある。きょうだいたちもそのヒントを知らない。だから、「珠子は昔から変わっているから」で片づけられ、父や姉妹は珠子がいなくなっても特段探そうともしない。
こんな家族、ないだろうと思われるかもしれないが、自分にはすぐ隣にいるような人間関係だとも思える。少しだけ書くが、父親がぼけ始めたとか、ぼけた父親を介護するのは誰なのか、とか。片方の老親を見送った子どもたちの間に、よくある話だ。
また、父親は「子供には迷惑を掛けない」と言って施設にでも入ると考えているが、「それではお父さん、かわいそうすぎる」と介護を拒否する姉を妹が非難する。そうしたよくある話を体現する会話劇に、客席は自分の身近な物語としてどんどん引き込まれていく。
居なくなった先の珠子の行動に、共感できる部分がある。遺骨をわきに置いての行動は奇行ではない。珠子と亡き母親の会話劇というように感じる。
秀作だ。見ないと損するかも。明日の「月に座る」の観劇ががぜん、楽しみになった。
風がつなげた物語
グッドディスタンス
新宿シアタートップス(東京都)
2022/03/31 (木) ~ 2022/04/06 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「珠子が居なくなった」…可笑しみの中に、じわっとくる温かみ 滋味ある好公演。お薦め。
前作「風吹く街の短篇集(第五章)」の「朝、私は寝るよ」は55分、二人芝居で素晴らしかったが、この公演は少し時間軸を長くして、家族の物語を紡ぐ。
常識という概念からズレているような主人公・珠子の思考や行動、それに振り回される周囲の人々の可笑しみ。表層的にはシニカルな感じもするが、ラスト 父との会話によって滋味溢れる物語へ変転させる上手さ。珠子も その家族もどことなく変な人達だが、全否定できない微妙な感覚のズレを見事に表している。少し変わっている家族に対し、珠子の夫を常識人(対比)として描くことによって、一層変なズレを際立たせる。家族であるが、家族になりきれない夫の歯がゆさ、苛立ちは観客の共感を得るところ。しかし家族には家族にしか分かり合えない絆・繋がり、そして歴史がある。それがラストシーンに…。
(上演時間1時間35分)
謳う女Pt.Ⅱ
青山学院大学竹内ラボ
浅草リトルシアター(東京都)
2022/03/27 (日) ~ 2022/03/28 (月)公演終了
ひび割れの鼓動-hidden world code-
OrganWorks
シアタートラム(東京都)
2022/03/25 (金) ~ 2022/03/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
役者が語る言葉は、自分の内側へと落とし込まれて、自分の経験に戻ってきて、気持ちが忙しくて嬉しくもなる。
ダンサー、コロスはその他大勢でなく個で、個性で、可愛らしい
全ては理解できないけど
没入する時間はしあわせで
かっこいい。
また見たい。
変身
江戸糸あやつり人形 結城座
「劇」小劇場(東京都)
2022/03/26 (土) ~ 2022/03/30 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「変身」のドラマ(ストーリー)を直截に表現して不条理を噛みしめる舞台になっていた。若干構成が原作と異なる部分もあるが、小説を立体化した感覚が大きい。ラストは原作とニュアンスが異なったと思えたが、演出なりのかみ砕き方と理解。
民衆の敵
ハツビロコウ
小劇場B1(東京都)
2022/03/29 (火) ~ 2022/04/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ハツビロコウさん、やっぱり素晴らしいです。
迫力がスゴい!!!
前回もいいなあと思い、また、絶対観たいと思って観たが、やっぱり期待以上でした。
[民衆の敵] は私が18 才の時、観たい! と思いなかなか機会がなかったので、観れて超満足でした。
本当に、役者さんひとりひとりが、熱演していて、いい味出でました。
正義って難しい。どこまで貫くか?
うーんと唸りながら、役者さんのことばに真剣に聞き入った。
もらったチラシに次回作が出てました。
次回も楽しみ!!!
民衆の敵
ハツビロコウ
小劇場B1(東京都)
2022/03/29 (火) ~ 2022/04/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/03/29 (火) 19:00
初日観させてもらいました。
イプセンの戯曲は見応え有りますね。
今の世界の情勢とだぶって、考えさせられました。小さな劇場なので、口論の迫力凄かったです。私の気持ちもあっちこっちになってしまいました。
有難うございました。役者さんに感謝します。
民衆の敵
ハツビロコウ
小劇場B1(東京都)
2022/03/29 (火) ~ 2022/04/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
今、この作品を上演するハツビロコウの見識の高さは流石で、この点については無論期待通り。スタンディングオベーション! 無論華5つ☆、必見作品、追記2022.3.31 04:43。
ひび割れの鼓動-hidden world code-
OrganWorks
シアタートラム(東京都)
2022/03/25 (金) ~ 2022/03/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ひび割れの鼓動
この作品を鑑賞した直後に、この作品でしか表現し得ない時間感覚に襲われました。この感覚が何だったかを考えながら感想を書きたいと思います。
まずは、今作品の座組みの概要を振り返りながら考えてみようと思います。
今作品はOrganWorksに加えてテキストとドラマターグを「太陽」や「獣の柱」を手がけた劇団イキウメの前川知大。音楽を現行シーンで活躍するラッパーのCampanella、C.O.S.A.やシンガーソングライターの折坂悠太などのビートを手がけるRamzaが担当しています。
つまりは、最先端のダンスミュージック、現代演劇とコンテポラリーダンスという、最先端のアートたちから、2500年前の時代の舞台を、言い換えると、原初の文化を体感させられたような感覚です。まだ、掴みきれていない感じがします。
このような感覚を想起したのは何故なのか。次は舞台のディティールから考えてみようと思います。
アンビエントを抑えたループミュージックの要素が強いビート、演者が舞台を回りながら繰り返されるセリフ、ハンドクラップも交えながらトライバルな激しいダンスの3要素が分離せず絡まります。
しかも、それらが繰り返されていきます。繰り返されることによって、それは振動になり、私たちの意識という地面を揺らしてきます。その地面がひび割れて無意識の感覚が露わになる。それこそがタイトルの「ひび割れの鼓動」が指すことなんじゃないでしょうか。
つまり、「ひび割れの鼓動」とは、私が鑑賞した直後に体感したこの作品でしか表現し得ない時間感覚の正体であり、やはりこの作品しか持っていない「揺れ(vibes)」なんだと思います。そして、この「揺れ」は原初の文化、この舞台のテーマでもある「コロス」があった時代から存在した感覚なんだと思います。
長々と書いてしまいましたが、この作品は演劇、音楽とダンスで積み重ねた瞬間が「揺れ」となり、現在から過去と未来を露わにする。
まさに、時間の引き金の様な作品でした。
そして道の向こうまで
劇団片倉天国
シアター風姿花伝(東京都)
2022/03/28 (月) ~ 2022/03/29 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
登場人物の高校生の成長が、しっかり感じられる舞台で面白かったです。
気付くと、松田の成長を応援していました。
友情っていいな、夢中になれるものがあるっていいなと、改めて思いました。
一生懸命さと初々しさを感じる舞台で、良い舞台でした。
石を投げる女がいて
ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2022/03/23 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
今回のジグジグさんも凄かったな!
登場人物とキャストさんがドハマリ
ハマり役
舞台場の時間のながれと共にキャスト変わっていく!
楽しくもありいろいろと考えてしまう舞台である
長編と思わせない作りでこの世界観に引き込まれた
何度もみても面白い作品でした
京時雨濡れ羽双鳥/花子
劇団俳優座
俳優座スタジオ(東京都)
2022/03/16 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了
彷徨いピエログリフ
9-States
駅前劇場(東京都)
2022/03/25 (金) ~ 2022/03/28 (月)公演終了
下品なジョン・ドー 笑顔のベティ・ドー
第27班
王子小劇場(東京都)
2022/03/24 (木) ~ 2022/03/28 (月)公演終了
片生ひ百年
ハコボレ
新宿眼科画廊(東京都)
2022/03/26 (土) ~ 2022/03/28 (月)公演終了
オロイカソング
理性的な変人たち
アトリエ第Q藝術(東京都)
2022/03/23 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/03/25 (金) 19:00
家族と性の問題を扱っている、とても重たく痛みをともなう物語です。しかしながら、上演時間110分があっという間にすぎる、そんな作品がこの『オロイカソング』です。笑いのバランスがとにかくいいからかなと思います。「ひどい」と笑いが交互にやってくる、問題によっては笑っていいのか逡巡しつつも大笑いしてしまう、だからこそ、目を背けずに、目の前に起きている物語を凝視できたのだと思います。時間や場所がめまぐるしく変わりながら、ある家族を追いかけていくのですが、振り落とされずに進めるのは構成が巧みだからだと思います。構成役者の演技、演出ともに素晴らしく、骨太で、それでいて思いっきりポップで、本当に良い作品でした。
魔法はひとつじゃありません!
劇団25、6時間
キーノートシアター(東京都)
2022/03/24 (木) ~ 2022/03/28 (月)公演終了