東京学生演劇祭2022
東京学生演劇祭実行委員会
王子小劇場(東京都)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
誰がために
Lumeto
OFF OFFシアター(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/05 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ラストのシーンを冒頭に持ってくるのは良くある手法なのですが、その為人間関係が分かりにくくなってしまったような。
ストーリーはちょっと無理がありましたが、最後あかりちゃんと陽菜さんの会話にうるっときました。
空蝉
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
生演奏(SEも)とテンポの良い会話で進む華やかな江戸の舞台。
横にあるスピーカーの為か最初台詞の聞き取りにくさがあったのですが、途中で解消し楽しめました。
特に魚屋・新八さん、粋でいなせな兄さんで役にピッタリと合っていました。
空蝉
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
地獄生活もまんざらじゃあない?なんか楽しくなっちゃいました。生演奏によって一体感増し。キャスト多いなあと思ったけど、上手く工夫されていて、話に自然に入っていけて、粋な啖呵や台詞も気持ち良かった。私も会いたい人がいるので、頓服飲んでみたいです。
空蝉
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
徹底的に楽しませる エンターテイメント性を追求したかのような快作。
舞台は幻の江戸 八百八町。この世とあの世を行ったり来たり、手軽に往還できる日帰り旅行のようだ。何故か あの世は極楽ではなく地獄だけ。それでも、そこに恋しい人がいるのだから出掛ける。この話題を放っておくはずもない落語家の欲深さが交錯して…。その荒唐無稽に展開していく面白さ 楽しさ。あやめ十八番らしい聴かせる音楽が奏でられ、物語と相俟ってメタバースな世界観を堪能させてくれる。
(上演時間2時間40分 途中休憩10分含む)追記予定
青春の会 父と暮せば 【東京公演】
ゴツプロ!
シアター711(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
「助けて!」と泣き叫ぶ姉を残して逃げたことを苦にして、50年間誰にも被爆体験を語らなかった故・高倉光男さん。「原爆だけがいけないんじゃないと思います。原爆がいかんで大砲がいいなんてそんなアホなことありますかいな。戦争はいかん。」
現実にこういう思いを抱えた人達がうんといたのだろう。
当日パンフには美津江役・中薗菜々子さんの中学校の卒業文集『わたしの平和宣言』が載っている。彼女は広島出身。今作にとって重要な方言も本物。
竹造役・佐藤正和氏は今作の発起人でもある。二人芝居を自ら主演で背負うこと、思うだにゾッとする。
けれどこの二人の役者は実に魅力的だった。他の役も観たくなる。
館内は啜り泣きと漏れる嗚咽、井上ひさしの最高傑作、是非体感して欲しい。何度観ても新しい発見がある。
大豆生田家の庭に咲く花は薔薇かスミレか!
ライオン・パーマ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
今年観た作品中、ベスト。華5つ星! タイゼツベシミル!! いつも通り、間を脱臼させる擽りの見事さに、泥んこと贅沢やセレブの暮らしを対比させつつ、ある大劇作家の某作品のワンシーンをさりげなく紛れ込ませることによって作品の厚みを数百年の時の厚みに重ねる上手さ。脚本の素晴らしさ、役者陣の上手さ、演出の妙、舞台美術の様々な工夫と照明、音響の効果的な用い方、何れも素晴らしい。(追記9.3)
あの夏の暗い夜、虹の袂のエデン。
Oi-SCALE
新宿シアタートップス(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
No.1日帰りキャンプから帰る息子を待っていました。洗面所にいたので、洗面台にしがみついて、家のあちこちの落下物の音を聞いていました。 No.2息子が生まれた日。
暗い夜に架かる虹の橋は見えたのでしょうか。
林さんの独特な世界はどんどん深くなっている気がしました。
明かりや音楽の演出が興味深かったです。
当日パンフも読み応えがありましたが、文字が小さいので家に帰って明るい光の下で読めました。横尾さんのまだ小さい人の話が良かったです。
空蝉
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
休憩10分を挟んで160分という長尺だが、充分に楽しませてもらった。皆さん熱演だけど、舞台全体に何とも言えない軽みがあるのがいい。
空蝉
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
空蝉
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
あやめ十八番は4年ぶりだったけど、相変わらず時空を超えた独特の世界で2時間40分も長くは感じなかった
生と死を自由に行き来できたら・・・楽しいより苦しいかも
良く出来たプロットでセットも上手く使われていた
生演奏も良かったけど、ファゴット入ってたのは不思議
キャストは新八はじめみな熱演だった
死神のスパイスはなかなか面白った
閻魔大王が止め名の噺家というのも
しかし、閻魔大王も選挙で選ばれて、そのために熾烈な選挙運動あるわけね(笑)
評決 The Verdict
劇団昴
俳優座劇場(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
手に汗握る2時間半でまったく集中力途切れず
さすがにベテラン勢、表情が素晴らしい
セットも重厚感あふれる
畳み掛けるように緊迫感が増していく
ラストシーンはホンも照明も音楽もお洒落だった
空蝉
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/01 (木)
価格1,000円
9月1日18時半開演回を拝見。
前半73分、途中休憩10分挟んでの後半73分、上演時間160分弱の舞台。
最近は「江戸系 宵蛍」「音楽劇 百夜車」とシリアスな題材の作品が続いた「あやめ十八番」だが、今回は、ソフィスティケイテッドされた落語テイストの、現代版・浅草軽演劇の趣き。
終始、くつろいだ気分で、各々の役者のセリフや一挙手一投足を楽しませてもらった。
なお、登場人物では、魚屋・新八(演・林明寛さん)と緒方卵白(丸川敬之さん)の活き活きとした描写がとりわけ気に入った!
※チケット代は障害者割引を適用。
誰がために
Lumeto
OFF OFFシアター(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/05 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
会社を立て直す為に保険金目当てで自殺をすることを妻に話す夫が理解できない。で、その後、その話をいろんな人に話す妻がもっと理解できない。ラスト前のシーンからスタートする構成も、ただただ先の展開が読めるだけで、なんか効果あったのかしら?
SHINE SHOW!
Aga-risk Entertainment
シアター・アルファ東京(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ちょっと桁違いなコメディー作品。
ビジネスマンそれぞれの思いの丈が交錯する会社対抗のど自慢大会。
これに関わる出場者、司会者やマスコミそして影の主役であるスタッフ陣等々。
晴れの場に、みんなが持ち込んでくる様々な悩み・トラブル、ここから滲み出る人間味がめっちゃ可笑しく、時には哀愁も。
何が凄いかって、これだけの(笑いのもとでもある)悩み・トラブルがひとつひとつ、きちんと味付されていて単独でも美味しいし、別の味と絡み合ってもこれまた美味しい。
それにこれだけボリューミーだと、途中から何の味か分からなくなったり、盛り上がるだけ盛り上がって収集がつかなくなったり、といろいろ危惧しそうなところ、しっかり旨味を味わいつくしながらのショウ・マスト・ゴー・オン
常に新鮮な感動と笑いでもってラストへと駆けのぼっていくのでした。
実にうまいこと考え抜かれ、そして演じられています。
歌のところではひとつ、またひとつと思いが昇華していくようで、この構造もまた巧い。
あの夏の暗い夜、虹の袂のエデン。
Oi-SCALE
新宿シアタートップス(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
観(魅)せる”力”のある物語。
テーマは「生きる」といった根源的なところを描いている。一見 ダークサイドを思わせるが、それは見栄やプライドなどを捨て どんな辛苦にも耐え生き抜くという、人の奥底にある生への執着とも言える。全編 薄暗がりで紡がれる。それは 2011年東日本大震災以降、福島第一原発事故等の影響による節電で街灯の灯が間引きされたこと、夜の闇に紛れて仕事をする人々の暮らしを現わしている。
東日本大震災から10年も経たないうちに、今度はコロナ禍で人々の生活様式に変化をもたらす。一時は夜の街の灯りも消え、生活の心配・不安といった焦りにも似た気持が…。しかし、その状況(コロナ禍)はまだ続いている。公演は、そんな状況下においての上演、そこには演劇を通して 明日への夢や希望を抱き続けさせる”力”が漲っていた。
(上演時間2時間 途中休憩なし 脚本演出の林灰二 氏のプロローグ・エピローグ的な会話を含む)
YUKUE-鼓動-
せんすtheatre
兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/02 (金)公演終了
満足度★★★★★
演劇的なファクターもある、どちらかというとミュージカル的な演出。人との繋がりと、一番表現したい言葉を端的に繰り返すことで、どの年齢層にも分かりやすく構成されている。(けっこう子供も多かった)平日にも関わらず、満席で期待感はかなりあると思われた。実際期待以上でした❗
帰還不能点(8/17~8/21)、短編連続上演(8/25・26)、ガマ(8/29~9/4)
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/08/17 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/08/30 (火) 14:00
【ガマ】
沖縄には多数あり戦時中は避難壕や病院壕として使われた「ガマ」で遭遇した民間人・軍人6人。
断片的というか漠然とというか部分的にしか知らなかった(第二次大戦における)「沖縄の特殊性」を改めてきちんと認識できた感覚。そして登場人物それぞれの戦争体験とそこからの身の処し方に関する葛藤が生々しい。
評決 The Verdict
劇団昴
俳優座劇場(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/01 (木) 14:00
座席1階
米国のベストセラー小説。映画化もされた名作だ。今回、劇団昴がなぜこの作品に取り組んだのかはパンフレットにも書いてなく不明だが、2幕物の長編でも飽きることなく舞台を楽しめる。
特に、演出がよかった。主役の弁護士ギャルビンの事務所、彼が通うバー、裁判が起こされることになった原因である医療事故の場面(病院)、そして法廷。これらの場面転換が舞台の各所で切れることなくつながっていくのはテンポがよくて舞台が引き締まった。
ただ、法廷には陪審員の姿はなく、最後の評決はどういう形で描かれるのだろうと思っていたら…。これはネタバレになるので書かないが、ちょっと意外なスタイルだった。
大病院、実績のある著名な医師たち、病院お抱えの敏腕弁護士。医療事故裁判は日本でも多いが、患者・家族がこうしたヒエラルヒーの権化に立ち向かうのは容易ではない。証拠になる医療情報はこれまで、ほとんどが患者側に開示されなかった。現在は法整備も進んではきたものの、患者側が「いったい何が起きたのか。どうして最愛の家族は死ななければならなかったのか」という真実を知りたいという思いに応えられるシステムは整っていないし、ましてや裁判になれば病院側は都合の悪い事実や証拠は隠してしまうのが通例だ。
主人公のギャルビンは、簡単に示談金を引っ張ってそのご相伴にあずかることができる事件を選んで糊口をしのいでいるようなダメダメ弁護士だった。だが、彼が一転して患者のために真実を追求する姿勢に変わり、圧倒的に不利な状況を跳ね返していく物語はある意味で勧善懲悪でもあり、分かりやすいと言える。
面白かったのは、裁判長の訴訟指揮が訴えられた病院側べったりだということだ。日本ではここまであからさまな訴訟指揮はないだろうと思っていたら、最近でも訴訟指揮が国側とべったりだとして裁判官忌避を申し立てられた国賠訴訟もあった。被告が国だと、国側と裁判所が同一視されるような裁判は、安保法制や辺野古の訴訟など考えてみれば多い。権威にすり寄る司法というのは、どこの国でも同じだというのはこの舞台が示した教訓だと思う。
SHINE SHOW!
Aga-risk Entertainment
シアター・アルファ東京(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
泣いて笑って忙しかった。久々に長い上演時間(途中休憩有)の芝居だったけど、長いなー、と感じるヒマもなく、達者な演者さんと素敵な脚本に押し流されました。
あー、楽しい時間でした。心地よい疲れ。
普段コメント書かないけど、興奮したので書きました。