LAST RENTAL VIDEO
!ll nut up fam
萬劇場(東京都)
2022/04/06 (水) ~ 2022/04/10 (日)公演終了
第73回「a・la・ALA・Live」
a・la・ALA・Live
座・高円寺2(東京都)
2022/04/07 (木) ~ 2022/04/07 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
四人の女性が、自分の専門の技を披露。
ひとりひとり、素晴らしかった。
講談、一人芝居、ダンス、オペラ...
ひとつひとつ、良さがあり、本当に良いパフォーマンスを観た。
観客を飽きさせないようところどころ、工夫がしてあり、本当に楽しい二時間だった。
今日だけというのはもったいない。
まだ夜の公演に間に合うので、都合のつくかたはお薦めです。
個人的には、オペラをやったみまさんがおもしろくておもしろくて最高だった。
まわりの人は、お腹を抱えて、笑い転げていた。
堅苦しくないオペラ、生まれてはじめて観た。
来た人みんながオペラを好きになりそう。
これは絶対必見。
「流れる」と「光環(コロナ)」
劇団あはひ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/04/03 (日) ~ 2022/04/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
「光環(コロナ)」(「Letters」から改題)観ました。当日パンフを読んで足りない知識を補ってからの観劇でしたが、淡々と進む話になかなか入り込めないと思っていたら、もう終演。自分にとってはハイブローでした。視覚的には良かったです。
風がつなげた物語
グッドディスタンス
新宿シアタートップス(東京都)
2022/03/31 (木) ~ 2022/04/06 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
セリフがセンスあるし、伏線もしっかりしているし、節々で伏線から新しい展開が生まれ、ラストまでよくできた芝居だった。「月と座る」を拝見。
バス停で本(実は漫画「モーレツ!ア太郎)をよむ女性・瀬戸(旺なつき)に、ひったくりにスマホも財布も取られた千波(野々村のん)が話しかける。「突然、話しかけられて迷惑ですよねー」という感じで。通りがかる女性4人が、なんとなく知り合い、しゃれたセリフから、それぞれの重い人生が見えてくる。
千波が高さ16,17センチはあろう、派手な赤い厚底ハイヒールに文句言うシーンは笑えた。
三十路の地下アイドルの大原瑠花(後東ようこ)の、若さの陰りかけを払い飛ばそうとする精一杯のいきがりぶりがいい。大原のいきつけ(押しかけアイドル?)のスナックのママ田代(鬼頭典子)のうらぶれた色気もいい。最初は一瞬、母娘なのかと思うが、大原は母に捨てられ、田代は、未婚で産んで実家に預けっぱなしの娘に拒まれた。互いに親・娘を思う気持ちで共通するのに、弱みを見せまいと素直になれないで否定しあう姿も切ない。
もちろんバス停は、ホームレスの高齢女性が引きこもり男性に殺された場所。ささげられたガーベラの花が、女たちの間をぐるりと回ってまたバス停に備えられるくだりも絶妙。瀬戸は、女性が死んだ後で「友達になった」という。知らなかったことが申し訳ないと。
座席数100人程度の小劇場がこの繊細な会話劇にピッタリ。口コミサイトの評判もあって、満席。本多グループ経営とはしらなかった。
ひび割れの鼓動-hidden world code-
OrganWorks
シアタートラム(東京都)
2022/03/25 (金) ~ 2022/03/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「新たな舞踊を呼び起こす感覚を得た。」と、プログラム巻頭に記されているが、いつも予想もつかない世界観を提示され興奮し続ける
平原ワールド。
今回はまた俳優の台詞演劇とダンスの
一体化が余りに馴染み絡み合い、しかし領域は分け合っての匠みなシーンに釘付け。課題のコロスの存在が明瞭な蠢きに展開している。
3.12月KAAT初公演から予定の各地公演が出来ず、ようやく再演された待望の舞台。
いつも進化する平原ワールド。
再考され、研ぎ、削ぎ、洗練…益々の進化に興奮冷めやらぬ公演だった。
意味深いテーマ毎の一呼吸で、より鮮明に組立てがなされたような体感。
上下二段となる板の舞台空間に先ずびっくりする。始まる前からの空気感と登場の仕方、また俳優の掛け合いがダンサーの絡みと相まって深みにはまっていく。
台詞の掛け合う演技と集団コロスのダンスの匠に蠢く動作からの二元性。ダンサーのリアルな立体感のある蠢きと発散からの鎮まり。俳優とダンサーのコンタクト噛み合い方の匠な妙に、まさかの自分も同化したかのような錯覚に引き込まれてしまう。
俳優とダンサーの出演者が古典演劇誕生の型を予感する衣装や音、照明の組み合わせ、二枚の板空間の舞台に乗じて、
実に平原ワールドでないと誕生しない出会いの壮大な文化の結合と進化を目の当たりにする。
ダンサーのあまりにリアリズムの削ぎ落とした洗練された動きに圧倒されながら、俳優の台詞に重なる時の調和はコロスの原点か…平原ワールドの止まらない探求心がたくましい。コロスを軸にしながら、表現者個々への尊厳たる希望の一石を投じている。
しかもこの世界観には、演技・舞踊の原点、
神祭りに起因する神聖な空気感をもいざなっていて印象深い。
台詞の言葉はダンス表現の輪郭を得ることができる。感じたワード…
よちよち歩きの時のこと覚えてる?
もう下り坂
荷物捨てて…
死人に口なし
いや生きてる人間に耳がない
寄り道
疲れて歩けない
地下を照らす灯り
終演後夕陽眩しくも興奮覚めず、
ワードでフラッシュバックしながら歩いていたら下北沢の混沌街に辿り着き、
現実に還った…
いつも新鮮な驚きを与えてくれるダンスの世界観をまた一新。
研ぎ澄まされたこのワールドにまた身を投じたいと、心が湧くばかりだ。
あぶくの流儀
プリエール
ザ・ポケット(東京都)
2022/04/05 (火) ~ 2022/04/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
久しぶりに速水映人さんの舞台を見ました。カッコよくてお綺麗でした。
いや〜、見事に騙されましたね。騙されに行くのがお芝居かしら。
最後のショーも楽しかったです。阿知波さんも素敵でした。
おしり筋肉痛 リノベーテッド
大人の麦茶
ザ・スズナリ(東京都)
2022/04/06 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
いろんな人たちの優しさとかお節介とか勘違いとか稀に悪意とかの物語。
面白かったです。
その後がとても気になる人たちもいます。
メリー・ポピンズ【3月26日~30日公演中止】
ホリプロ/東宝/TBS/梅田芸術劇場
東急シアターオーブ(東京都)
2022/03/20 (日) ~ 2022/05/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
今回の私のミッションは「メリー・ポピンズはどこへ飛んで行くか」を調査せよである。
エンディングで役目を終えたメリー・ポピンズが舞台から客席の後ろ上方へ飛び去るのだが到着地点はどうなっているのかが気になっていた。今回はそれを確かめるべく3階下手の席をとった。いざ3階席に座ってみると舞台は遥か彼方の谷底に見えて「これは高すぎる、2階に着地か」と心配になった。さてそのときになり1階席を低空で飛んで2階に上がったところで一旦見えなくなる。ああやっぱりだめかと諦めていると再び姿が見えて3階で笑顔を振りまきながらさらに少し上がって天井にある小屋に入って行った。あんなところにあんなものがあったのか。まさかそんな高さまで上がるとは思っていなかったので目線より上は確認していなかったのだった。いやあ、これは怖い、濱田めぐみさんも笹本玲奈さんも最初は泣きたくなっただろうなあ。
好奇心旺盛な方には3階席下手天井の小屋の確認のために3階まで上がることをお勧めしたい。しかし観劇という点では舞台が遠く臨場感がないので座席は(当然ながら)1階席をとるべきである。
LAST RENTAL VIDEO
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萬劇場(東京都)
2022/04/06 (水) ~ 2022/04/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
『トイ・ストーリー』や『シュガー・ラッシュ』風味で『ラスト・アクション・ヒーロー』なんかも思い出す。
寂れたレンタルビデオ店、常連客のカップル(奥田龍平氏と熊手萌〈めぐみ〉さん)が週一で借りに来るぐらい。映画大好きな奥田氏は夢中になって作品を選び、大好きな奴は何度も借りる程。そんな男に付き合わされて、ワンカップ大関片手に斜に構えた熊手さん。けれど再生ボタンを押せば二人が部屋で眺めるレンタルDVDは虚構のマジックで世界を塗り替えてくれる。
閉店後の店では借りられなかったDVD達が思い思いの鬱憤を吐き出している。
藤代海(ふじしろかい)氏、アメコミ映画のスーパーヒーロー。やたらカッコイイ。
椎名亜音さん、無視されまくるコメディ映画ヒロイン。
松岡里奈さん、ヘイトを買いまくるミュージカル映画ヒロイン。歌が場にそぐわない程巧い。
緑川良介氏、探偵映画の知的な主人公。
小島ことり氏、魔法ファンタジー映画の主人公。
他にも、怪獣ヤクザホラーダンスお姫様冒険戦争サムライアクション・・・、ありとあらゆる映画が借りられるその日を待ち望んでいる。
借りて観て貰えないと何も始まらない存在、何年も見向きもされない日々に嫌気が差し、それぞれ現状を打破せんと策を講ずるが・・・。
映画愛に満ち溢れた逸品。奥田熊手カップルを観ているだけで幸せな気分。今作のアイディアは抜群で、何かの拍子にディズニーに目が止まってDisney+の配信作品なんかに声が掛かったら面白い。脚本の奥行きは深く、映画マニアならニヤニヤする筈。キャストはやたら豪華でサービス抜群、お薦め。
貧乏物語
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2022/04/05 (火) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/04/06 (水) 14:00
まだ見てなかった名作をやっと見ることができました。ここで描かれていたような思想統制の時代に日本が再びなって欲しくありません。
LAST RENTAL VIDEO
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萬劇場(東京都)
2022/04/06 (水) ~ 2022/04/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/04/06 (水) 19:00
ちょうどメディア論の本を読んでたところなので、その中身が役に立ちました。優れた文明批評。
「流れる」と「光環(コロナ)」
劇団あはひ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/04/03 (日) ~ 2022/04/10 (日)公演終了
イン・ザ・ナイトプール
コンプソンズ
王子小劇場(東京都)
2022/04/05 (火) ~ 2022/04/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/04/05 (火) 19:30
この劇団は2度目。劇団員が書いて演出した短編を4本。(4分押し)115分(30分,20分,25分,40分)。
基本は会話が噛み合わない風の、一種シュールなコメディで、「ナイトプール」というキーワードを使う点は共通するが、4作とも作・演出が違うのでテイストもかなり違う。4本とも出てる星野花菜里の存在感もいいのだが、忽那文香のブッ飛びぶり、宝保里実から漂う独特の雰囲気が面白かった。1作目の『ホットライン』のダークさがいい。
イン・ザ・ナイトプール
コンプソンズ
王子小劇場(東京都)
2022/04/05 (火) ~ 2022/04/10 (日)公演終了
風がつなげた物語
グッドディスタンス
新宿シアタートップス(東京都)
2022/03/31 (木) ~ 2022/04/06 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
小劇場の繊細な会話劇。母の遺骨を抱えた珠子と夫はバス停に来ます。バスはなかなか来ないので、夫はタクシーを探しに行くのですが、その間に遺骨とともに珠子は消えてしまうのです。問題はこれが珠子の奇行癖なのかという点です。姉妹は「珠子は昔から変わっているから」と言っていますが、それは真実なのでしょうか。そして父親は定年退職のタイミング。最終的に珠子は家に戻ってくるのですが、姉妹は年老いた父の世話を誰がするかの話に移ります。その時々の微妙な心の変化を実力派の俳優陣が演じています。三姉妹の個性が豊か、実像の女性の生き方を描いています。そしてモロ師岡、味のある父親役です。色々な芝居がある中、劇場でしか観ることの出来ないような濃密な芝居、劇場で観てこそ感動が伝わる家族劇と言えます。
S高原から
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2022/04/01 (金) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
石を投げる女がいて
ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2022/03/23 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/03/25 (金) 14:00
座席8列5番
あらすじに暗示されているように不穏な方向に向かうが一難去る。しかし真髄はその後ではないか?
実際にあった事件等を想起させる出来事が次々に起こりしかもそれまでのトラブルのように単純でなく真相も藪の中。ある共同体が壊れてゆく過程を見せられているようで居心地が悪かったなぁ(褒めてる)。これ、堤さんのダークサイドなのでは?(笑)
なお、ラストシーンで星新一の「おーいでてこーい」を想起したりも……(爆)
うらめしブギ
ホチキス
あうるすぽっと(東京都)
2022/03/18 (金) ~ 2022/03/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/03/19 (土) 18:00
客席に笑い上戸の人がたくさんいたらもっと盛り上がったのに。
泣くな研修医
劇団銅鑼
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/03/18 (金) ~ 2022/03/23 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/03/19 (土) 13:00
テレビ版より良かったかも。スーパー医師ではなく、悲しくて泣き、悔しくて泣き、嬉しくて泣く人間的な研修医を好演。
White Valentine Show
DIAMOND☆DOGS
博品館劇場(東京都)
2022/03/09 (水) ~ 2022/03/16 (水)公演終了