シャイヨの狂女
劇団つばめ組
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/10/06 (木) ~ 2022/10/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
古典というハードルもあり、自分には難しかったという印象でした。
でも、華やかな雰囲気があり、女性達の元気で陽気な姿が良かったです。
若干、台詞を噛むシーンもありましたが、役者さん達は難しい台詞をこなしていたと思います。
パリの雰囲気を楽しめる良い舞台でした。
クランク・イン!
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2022/10/07 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ゴダールの『軽蔑』を思わせる雰囲気。全編秋山菜津子さんの独壇場。彼女の羽田ゆずるという役名は羽生結弦を連想せずにはいられない(何の関係もないが)。秋山菜津子さんの独り芝居でも成立したであろう世界。彼女の静かなる狂気が美しく奏でられ観客はその世界に浸されていく。
『プラトーン』で有名なサミュエル・バーバー作曲の『弦楽のためのアダージョ』に似た曲が流れ、厭世的な空気を醸成。
香り高き素材だけを並べ、観客の想像力を刺激していく作劇。調理は頭の中で個々に為されなければならない。
主演女優の事故死によって撮影が中止された映画。相手役の秋山菜津子さんを主演に脚本を弄り直し、後はクランク・インを待つばかり。監督(眞島秀和氏)はもてもてで家庭を持ちながらも次々に女優に手を出す女にだらしない昭和型。秋山菜津子さんがくどくど脚本にクレームを付ける為、一向に撮影は始まらない。暇を持て余した女優やマネージャー達はペンションのような宿舎で愚痴を零し噂話を立てる。そんな中、大部屋女優の吉高由里子さんがふらりと顔を見せる。
一度しか
ほりぶん
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2022/09/29 (木) ~ 2022/10/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#川上友里 #墨井鯨子
#上田遥 #木乃江祐希
#藤本美也子 #櫻井成美
(敬称略)
ウォーミングアップという形で披露され散りばめられた幾つかのシーンと本編で出会う楽しさ。このアイデアに一本取られた気分。ここ何作か最初に作品を解説するスタイルを取っているけれども、その説明だけでも可笑しくて笑う。アッパレだなぁ。
ほりぶん……いつから観ているだろう。もう随分前になるけれど、可笑しさは色褪せないし、マイナーチェンジを繰り返しながらパワーアップしてる。認知度も人気も着実に上がっているのも感じる。緩さとわざとらしさが絶妙なバランスで笑わせてくれる。その中にチクチクッとするものが潜んでいる。
♬う●●にご〜用〜心〜
う●●にご〜用〜心〜🎶
脳内スパイラルが止まらない。
シャイヨの狂女
劇団つばめ組
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/10/06 (木) ~ 2022/10/09 (日)公演終了
NO GOAL -HOMELESS WORLDCUP-
青春事情
駅前劇場(東京都)
2022/09/30 (金) ~ 2022/10/04 (火)公演終了
How to stop falling in love
劇団スクランブル
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2022/10/07 (金) ~ 2022/10/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★
鑑賞日2022/10/09 (日) 14:00
今日の私には残念ながら全くハマりませんでした。コメディとのことでしたが、笑えるシーンやセリフも、心に残るシーンやセリフも、感情に響く演出も、私には1つもありませんでした。開演から終演までの約90分間、舞台を無表情で眺めて終わりました。終演後のカーテンコールでは全役者さんが演出なのでしょうか、無表情で整列し、そでに、はけていきましたので、まあ、それでいい作品なのだなぁと、私もすぐに離席し無表情で会場をあとにしました。劇団や役者のファンと思しき方々も客席にはお見受けしましたので、本作のようなテイストの脚本、演出が好みという方もいらっしゃるのだと思います。ただ、今日の私には合わなかっただけです。
夜、劇団スクランブルのウェブサイトを見ました。
モットーは「最高の暇つぶし」
という劇団スクランブル。
あぁ、そうかあ。
私自身、舞台演劇を観劇するのは、暇つぶしを目的に行っているのではないということに、気がつけました。
そして、暇つぶしで舞台演劇を楽しむという人たちもいらっしゃるんだなぁと。
生きていて、「暇な時」というのが無い生活を送ってる私にとっては、
それを気づけたのが、今日の収穫
「ストロング」「山の声」
坂井水産
RAFT(東京都)
2022/10/05 (水) ~ 2022/10/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/10/08 (土) 19:00
「山の声」を観劇。いい芝居を見せてもらった。90分。
昭和初期の登山家である加藤文太郎と後輩の吉田登美久の遭難を題材に、15年ほど前に大竹野正典が書いた戯曲で遺作。いろいろな団体が上演する2人芝居で観たのは初めてではないが、今回は独特の面白さがあった。冬山へのチャレンジということで、暴風の轟音を流しているときは登山(遭難)の様子、静かなときには回想シーン、という切り分けが見事で、静と動の切り替えも鋭く、登山の場面ではリアルな印象をしっかり持たせてくれた。ライブな会場で、微妙にエコーする声や、面白い照明プランも含め、勝れて演劇的な魅力に溢れた作品だった。
燐光のイルカたち
劇団青年座
ザ・ポケット(東京都)
2022/09/23 (金) ~ 2022/10/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ピンク地底人3号の作品を一度観た気でいたがどうやら初であった。架空の世界(日本の近未来的な)とそこに暮らす人間を描いた作品で、骨太な印象である。舞台は場末の喫茶店を思わせるカウンターとテーブルのある店(若干広く物が少ないのが寂びれた地方や途上国のどこかを思わせる)。冒頭、風雨の中、店に入って来た若い男をカウンターの中の男が迎えて見合っているが、これが奇異な出会いである事を窺わせる。若い男は「カミ」の地域からやって来た。店の男は若い男の服装でそれを察知し、厳しい目で凝視しながら、庇護する意思を示す。監視塔はカミからこちら側を監視している。手続を踏めばカミからこちらに来る事はできるが、その逆はできない。カミの人間は裕福に暮らし、こちら側は貧困にあえいでいるが、両の経済力の差ではなく、こちら側が囲い込まれているためだ。こうした状況が序盤の短い台詞のやり取りで浮かび上がる。連想は一気に、イスラエルが建設した分離癖で囲まれたパレスチナに飛ぶ(パンフを読むと明確にその事に触れている)。圧倒的に非対称な状況を強いられている、にも関わらず「複雑な歴史的経緯」の一語で「どっちもどっち」と扱われるパレスチナの状況を、日本に仮設したドラマから何が見えて来るか・・。戯曲はそれを試みており、恒常的な「戦時状況」での日常がまことしやかに描かれる。絶望的な状況での分断された人間同士の共生の可能性、といったテーマは当然潜んでいるが、「問題提示→解決」が容易に訪れないパレスチナ人が獲得している(だろう)「日常」は口当たりの良い答えには辿り着かせない。だがシンプルな人間の感情はそこにある。芝居は結末を迎えるが、問いは浮遊する。
シャイヨの狂女
劇団つばめ組
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/10/06 (木) ~ 2022/10/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
フランス戯曲 2幕。1945年のジャン・ジロドゥ作。第2次世界大戦中、ドイツ軍の占領下で執筆した、彼の晩年の作である。
前半と後半とで劇風が異なって観えた公演。前半はパリのカフェで男たちが悪だくみを相談する光景であるが、演技が今一つで会話が弾まず冗長に感じる。後半は狂女が登場し活気が出てきて、騒がしさの中にテーマらしきものが観えてくる。
さて冒頭、池袋駅のアナウンスは何を意味するのか、は誰もが疑問に思うところ。勿論 上演劇場がある池袋を指すが、同時に世界中の何処かで起きている紛争や侵攻といった きな臭い出来事が、どの国や地域においても例外ではない。日本においても起こり得ることを示唆している と思うが…。
(上演時間2時間5分 途中休憩あり)
仮名手本吉原恋心中
ネコダマシ
ブディストホール(東京都)
2022/10/07 (金) ~ 2022/10/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「『ロミオ&ジュリエット』『曾根崎心中』にヒントを得た殺陣・歌・踊り・三味線演奏ありのドラマティック時代劇」という謳い文句…なるほどなぁ。元禄時代という設定だから「曽根崎心中」なんだろうが、どちらかと言えば「箕輪心中」の方がしっくりくる。タイトルの「仮名手本」は、歌舞伎の演目「仮名手本忠臣蔵」を意識したのかも知れない。ヒントにした作品があっても、本作は紛れもなくオリジナル、歌舞伎の書き抜きのように役者の血肉となり独り歩きし出した。
さて、所作は良かったが、気になるところもあり少し残念だ。
(上演時間2時間30分 途中休憩あり)
風吹く街の短篇集 第六章
グッドディスタンス
シアター711(東京都)
2022/10/05 (水) ~ 2022/10/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/10/08 (土) 19:00
座席1階
昨日に続いて下北沢へ。今日はもう一つの演目「仮説に、ゆれる」を見た。
舞台セットは「犬も食わない」と似て、中央にテーブルと椅子。ただ、このテーブルはスーパーのバックヤードにある控室で、万引きでとらえられた女性と、警察に通報する前に話を聞くスーパーの店員が相対している。
この万引き女は、かつてこのスーパーで働いていた。要するに元同僚に話を聞かれているのだが、万引きしたものをバッグから出してと言われても、のらりくらりと出さないでいる。それどころか、元同僚にさまざまな禅問答のような質問を投げ続けて、はぐらかし続ける。まるで、別役実の不条理劇のようだ。
二人とも、特に万引き女の方は人生に何らかの意味を見つけようともがいているように見える。ラストで明らかになる万引きしたものを見て、そうだったのかなと思った。ただ、物語として胸に刺さるかというと自分としてはそうではない。見ている方が女性なら、何か別の感じ方をしたかもしれないと思った。
客席は前日に比して満席(補助席も使い切っていた)で、終幕時の拍手の力強さもこちらの方があって「犬も食わない」より支持されている感じがする。しかし、自分としては昨日の方がおもしろかった。前作第五章の完成度が高かっただけに、比較してはいけないとは思うが今作は少し残念だった。
シャイヨの狂女
劇団つばめ組
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/10/06 (木) ~ 2022/10/09 (日)公演終了
「カレル・チャペック〜水の足音〜」
劇団印象-indian elephant-
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/10/07 (金) ~ 2022/10/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
国家と個人、言語や民族による分断、カレル・チャペックをめぐる家族や友人との人間関係…第一次世界大戦後から第二次世界大戦前までの出来事、それまでのチェコスロバキアの苦悩の歴史も表現され、また、笑いも含まれていて、とても素晴らしいお芝居でした。
仮名手本吉原恋心中
ネコダマシ
ブディストホール(東京都)
2022/10/07 (金) ~ 2022/10/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
豪華で美しい舞台でした。とても面白かったです。
若者2人の悲しい恋の話ですが、お家問題、遊郭の女性達の姿、友情など、様々な要素が盛り込まれていました。
衣裳は本格的で観応えがあり、役者さん達の熱演も良かったです。
ラストは悲しくて美しくて、涙が出そうでした。
濃密な時間を過ごせて、大満足でした!
How to stop falling in love
劇団スクランブル
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2022/10/07 (金) ~ 2022/10/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
相変わらずの安定的な面白さでした。だらだらしながら楽しい暇つぶしができました。(悪い意味ではありません。)
中根さんのお芝居も安定の優柔不断っプリで、楽しめました。でも、中根くんの役そんなに悪いことしてませんよね?次回も楽しい時間お待ちしています。
遅夏 chi-natsu
モリマリキョウノツドイ
けやきの森の季楽堂(東京都)
2022/10/07 (金) ~ 2022/10/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前回から2年。内容を知ってるのに、良い作品は面白いですね。役者の皆さんの熱演もとても見事でした。アドリブ結構ありますよね?古民家ならではの空気、雰囲気も最高でした。こうなったら何年かごとに各所の古民家で上演してください。楽しみにしております。
ぴえろ
タクフェス
サンシャイン劇場(東京都)
2022/10/07 (金) ~ 2022/10/16 (日)公演終了
「没入すると怖いよね、恋愛」の略で没愛
ガレキの太鼓
OFF OFFシアター(東京都)
2022/10/05 (水) ~ 2022/10/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
かなり久しぶりのガレキの太鼓。相変わらずに面白い。地方の排他的で、プライバシーの概念の無さは誇張もあるけど、かなりリアルで、地方出身の自分には大いに納得。嗚呼、地元には帰りたくない。
嘘ぎらい
『OYUUGIKAI』製作委員会
本所松坂亭(東京都)
2022/10/05 (水) ~ 2022/10/10 (月)公演終了
大皿インダハウス
オドリバ企画
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2022/10/07 (金) ~ 2022/10/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
「超豪華出演陣の競演はやはり無条件で楽しい!」そんなお芝居でした☆中田イロハさんの存在感は別格☆三田村啓示さんのオイシイ役所は要注目☆中でもカン・ソンヒョさんが上手い!聞き役の時笑ってるとことかスッゴイリアルで個人的MVPの演技を魅せてくれました☆