ハーツ・ハート・ハード!
イノチガケ
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2022/11/29 (火) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初めは何が起きた?でしたが、話が進むにつれ面白くテンポ良くであっという間でした。ラストの迫力は凄く見に行って良かったと思える舞台でした。
長い墓標の列
明後日の方向
王子小劇場(東京都)
2022/11/22 (火) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/12/01 (木) 13:00
福田善之が1957年に書いた「古典」を黒澤世莉が演出。興味深い舞台だった。67分(休み10分)100分。
東大教授の河合栄治郎をモデルとする1938年頃からの実話を元にした戯曲だが、男女を入れ替えたことや、何もない舞台で上演する、などの工夫が興味深く見せてくれた。衣装は男女を入れ替えることなく現代的な装いで、小道具も現代的な部分(スマホ,PC)を取り入れているが、そのことでの違和感はなく自然に観た。何しろ長いので疲れるが、そんなことを気にせず緊張感を持って観ることができた。
2013年に新国立劇場での上演を観ておりそのときの主演・村田雄浩の演技が印象に残っていたのだが、今回の辻村の演技も別な意味で印象的だった。
千一夜
ONEOR8
新宿シアタートップス(東京都)
2022/11/26 (土) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
ハーツ・ハート・ハード!
イノチガケ
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2022/11/29 (火) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/11/29 (火) 19:00
価格4,000円
時事ネタを盛り込んだ世相を皮肉るような話しなのかなと思ったら、それは誘い水で、臓器提供が絡む死の選び方の話しです。
だからといって、しんみりするかというとそうでは無く、声を張り上げドタバタして面白い。
演技も熱くて楽しさが伝わってくる。
『アワヨクバ ~Toinen rivi vasemmalle~』 『レジデンス』
カカフカカ企画
オメガ東京(東京都)
2022/11/30 (水) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/11/30 (水)
価格4,500円
ノンストップ2本立ての115分間、11月30日の初日舞台を拝見。
Aキャストで観た前半の「アワヨクバ」は、今の季節に相応しいファンタジー。
客席との距離が近いオメガ東京の舞台で観る前田友里子さんが、とても映えていた。
後半の「レジデンス」は、複数のサブストーリーが互いに絡みながら大団円へと向かっていく、いつものパターン。
出演者では、初参加?のチカナガチサトさんが印象的だった。
アベベのベ 2
劇団チャリT企画
駅前劇場(東京都)
2022/11/30 (水) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/11/30 (水) 19:30
「ふざけた社会派」劇団の2006年初演、2016年再演作の再々演。初演を観てる。面白い!93分。
コンビニのバックヤードを舞台に、さまざまな個性のバイト・パートタイマーが描く群像劇。いかにもありそうなユルイ会話や出来事で、ちょっとずつ笑わせながらもシリアスな問題も感じさせるあたりのバランスがよい。初演は第1次安部政権の時期で、近未来の憲法改正国民投票の前日、という設定だったが、今回は安倍元総理が殺された日という設定になっていて、同じく投票をどうするか、という話題にはなっている。大宮という微妙な土地を選んだこともいいバランスだと思う。
私がこの劇団を初めて観たのが本作の初演なのだけれど、社会派コメディとして面白く観たのを思い出す。
戰御史 -Ikusaonshi-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/11/23 (水) ~ 2022/11/29 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
再演ではあるけれど、初演の時からキャストが変わって一部得物も変わってたりしたので、別作品のような気持ちで見てました。
事前にツイッターで「残留思念」の説明があったり、演出的にも初演よりは分かりやすくなってたような気がしますが、それでも初見で理解するのはやっぱり難しいかも。もともと初演の時の大熊さんがマイムのスペシャリストなので、劇中にもマイムがたくさん出てくるし、世にも奇妙なストーリーは大阪時代の壱劇屋のテイストを残していて、それが今では東京支部の他の作品とは異才を放ついい味を出しているようにも思います。
ただ、初演の時よりはもっと殺陣がフィーチャーされている感じで、特に主演のお二人の「でかい!!速い!!上手い!!」の殺陣は圧巻!!
化け物じみた跳躍力には驚かされたし、身体能力お化けの超人的なアクションは見てて気持ち良かったです。
それに何といってもオールスター戦!!初演よりも尺が長くて、じっくり楽しめました。それぞれ違う得物をもったキャラ達が戦うところがちょっとした
格闘ゲームみたいな要素があって見てて楽しかった。個人的には鉄砲を側転で回避して接近戦を挑む丹羽さんのアクションが好きだった。
最後に、何より一番面白かったのは、おかこばの戦い。今まで竹村さんVSおかこばのどちらかというのは比較的見たことがあるのですが、壱劇屋でもトップクラスの殺陣スキルを誇るこの二人の戦いをじっくり見れたのは本当に面白かった。また他の作品でも対戦してるとこがあれば見てみたい。
次の荒人神も楽しみにしています(*^_^*)
舞台版「ひとくず」大阪公演
映像劇団テンアンツ
近鉄アート館(大阪府)
2022/11/29 (火) ~ 2022/12/05 (月)公演終了
満足度★★★★★
内容は同じだが、キャスティングが若干変わっていた
今回も涙😭と鼻水垂れまくりで、心が洗われた感じ
昨日(初日)とは客層も異なり、舞台の途中で隣どおし 映画の時は○○やったな〰️とかうるさい👂⚡おっさん達が目立った
本当のファンは初日と千秋楽に集うというのは、本当なのかもしれない
何度でも観たい作品
ハーツ・ハート・ハード!
イノチガケ
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2022/11/29 (火) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
チミドロの境界線
劇団YAKAN
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2022/11/17 (木) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
ハーツ・ハート・ハード!
イノチガケ
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2022/11/29 (火) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
冒頭は ポップな感じの描き方だが、場面転換した途端に情景が一変する。その感情を揺さぶる振幅が凄い!登場人物はわずか4人、その個々人のキャラクターが強烈に描かれているが、客観的に見れば身近にいる人々である。そこに居る人によって 登場しない人物の意思が鮮明に伝わるようで、思わず唸ってしまう。自ずと「生と死、そして愛を見つめて」というシンプルなテーマガ浮かび上がる。
面白可笑しい場面と緊張・緊迫した場面の緩急ある演出、それを出演者が熱演し物語の世界観をしっかり表している。舞台美術はシンプルであるが 状況が一目瞭然、そして絶え間なく聞こえる音が おのずと「生」を意識させる。勿論 照明・音楽といった舞台技術も印象的で余韻を残す。この作品こそ珠玉作と言っても過言ではない。観応え十分、ぜひ劇場で…。
(上演時間1時間20分 途中休憩なし)22.12.2追記
千一夜
ONEOR8
新宿シアタートップス(東京都)
2022/11/26 (土) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前説の山口さんと矢部さんの雰囲気が良く、見る前からワクワクしていました。
セットの使い方の上手さ、一見関係無さそうな事がどんどんと合わせっていきラストへ。
見終わった後の満足感からかグッズも本も買ってしまった。
戰御史 -Ikusaonshi-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/11/23 (水) ~ 2022/11/29 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしい舞台でした。ほぼ殺陣で、セリフ無しなのに、演者さんの表情や仕草で沢山色々なことを考えたり想像したりして観るのもとても面白かった。
殺陣のシーンは圧巻で、照明と音楽とで本当にすごくて、とにかくかっこよくてかっこよくてかっこよかった。
演出にはびっくりするようなシーンがたくさんあって、本当に観にいってよかった。すごすぎです。
ミステリークレイフィッシュ
ACTOR'S TRIBE ZIPANG
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2022/11/24 (木) ~ 2022/11/27 (日)公演終了
いつでもどこでも誰とでも
演劇ユニット「みそじん」
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2022/11/23 (水) ~ 2022/11/27 (日)公演終了
自分がかわいいクッキー屋さん
江古田ぐるぐる
小劇場 楽園(東京都)
2022/11/17 (木) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/11/19 (土) 18:00
幼稚園で食べたクッキーの味が忘れられず当時の先生からレシピを教わりクッキー店を開いた主人公の盛衰記。笑いもふんだんにありつつ業界の世知辛さなどを描いて江古田ぐるぐる版の池井戸潤?(笑)。
ASAKUSA THUNDER GATE
妖精大図鑑
浅草九劇(東京都)
2022/11/25 (金) ~ 2022/11/27 (日)公演終了
しびれ雲【11月6日~11月12日昼公演中止】
キューブ
本多劇場(東京都)
2022/11/06 (日) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ケラ舞台を久々に、という所で、折しも夏に上演した「世界は笑う」の配信があり、本作の追加公演発売があり、ほぼ同時に購入。後でよく見るとこっちは中々お高い入場料(衝動買いしてしまった)。
さて「世界は笑う」の出来がえらく良く、直前に観たせいもあり、開幕早々緒川たまきの特徴ある声が「同じキャラ」の使い回しに聞こえる(うまい料理でも続けてはちょっと..)。Nylon100℃を初めて観た舞台に感じた「緩さ」も感じる。多くの評とのズレを感じる所だが、今まで観た(大して観ちゃいないが)ケラ作品で当たりは少なく、今回はハズレの回かとの予感を過らせつつ観始めた。
2時間弱で漸く休憩に入る長編(上演時間はチェックしてなかった)、前半を耐えて後半ガラッと様相を変えるパターンを期待。二幕ではフジオの初恋、夫婦喧嘩の仲裁、父親のボケ(認知症)と見入らせる優れた場面が訪れる。ただ、記憶喪失のフジオという存在を除けば全体に昭和的な日常の要素だけを貼り付けたような劇で、敢えてそうした「意図」の片鱗を探りながら観ていた所がある。そうした「何事もなさ」や捻りのない笑いは、「ついに枯れたか?」との念がふと過ぎったほど。基本、半径何メートルの日常の風景と言って良いのであるが、それに相応しいタッチだったかどうかの点で、多分自分の好みとは異なった。
WAO!フェス
劇団WAO!
味園ユニバース(大阪府)
2022/11/25 (金) ~ 2022/11/25 (金)公演終了
実演鑑賞
味園ユニバースに初めて行きました!
いつもの劇団WAOさんの舞台とは違って、歌ばかりのメドレー?でしたが、たくさんの舞台を観ているようでとても楽しかったです。
また来年もやってください!
ありがとうございました。
ベンガルの虎
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2022/11/23 (水) ~ 2022/11/28 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
さほど頻繁には観ていない流山児事務所だが、atスズナリというと幾つかの舞台を思い出す。高取英追悼「帝国月光写真館」(2021)、鄭義信を演出に迎え黒テント俳優や結城座も加わった「チャンバラ~○○水滸伝~」(2015)、他界した瓜生正美の他保村大和、伊達暁らが客演した坂口瑞穂(黒テント)作「お岩幽霊~ぶゑのすあいれす」(2010)等..。
小林七緒演出による唐十郎作品の舞台はほぼ未知数な状態で観劇に臨んだが、中々の出来であった。弾けた台詞回し、動きは唐作品らしいが、梁山泊などのテント公演と異なるのは、ノリを優先して言葉(台詞)の読解の暇を与えない演出でなく台詞が聞こえ、唐作品の詩的な響きを味わう事ができたこと。唐十郎作品はリーディングで聴いても趣き深いものになるのでは・・?という感触を持った(いや勿論物足りなく思うだろうけれど)。1,2年前あたり風間杜夫出演で埴生の宿を竪琴の生伴奏でしっとりと聴かせた新宿梁山泊の長丁場の上演では、(梁山泊では毎度そうであるが)「穢れ」の要素(この演目での「らしゃめん」のような)をきらびやかに、記号化して見せるのだが、言葉を聴かせる今回の上演ではある生々しさを残していた。
現代では実はホステスであるヒロインが、彼女を見出した青年によって彼の元教師となり、青年と同道する縦軸があり、二人の純愛が底流にあって最後に顔を出す。その狭間に激動の歴史に翻弄された人間のドラマが象徴的人物を配して描かれる。で、このヒロイン役の女優がどうしても青年と最初は同世代に見えて仕方なかったが、劇が進むにつれ年上の女に見えてきた。井村タカオが狂言回しと言って良い立ち回りで芝居の各所に油を差し全体に貢献していた(笑えた)。