最新の観てきた!クチコミ一覧

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大皿インダハウス

大皿インダハウス

オドリバ企画

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/10/07 (金) ~ 2022/10/10 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

生前葬をテーマにした作品
家族と親戚や知り合いあいが家で繰り広げるドタバタコメディ
設定が分からないまま唐突な始まりに少し戸惑いますが徐々に登場人物との関係性など状況が見えて来る。
感情を露わに吐き出したり、挙動不審な人、マイペースな人など、次々と訪れる変な来客との絡みで楽しませてくれる。

人生の節目にどう生きるのか?生きてきたのか?足踏みしてちょっと考えさせられます。

急遽のキャスト変更にも関わらず千秋楽まで無事に終えれて良かった。

YOKOHAMA 3 PIECES

YOKOHAMA 3 PIECES

theater 045 syndicate

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2022/10/13 (木) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/10/14 (金) 19:00

110分。休憩なし。

朗読劇 無宿の寵愛

朗読劇 無宿の寵愛

株式会社K'sLink

ザムザ阿佐谷(東京都)

2022/10/09 (日) ~ 2022/10/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 己の思考を用いて自らの進路を選択できぬとすれば、そしてそれが真か事実であるなら、これほど惨めで哀しい事は無い。以蔵の頭脳が作中、以蔵役の台詞に現れた通りならば彼の殺人は責められるべきではなかろう。然し、本当にそれほど無能だったのだろうか? 犬を殺して剣術の稽古をしたという件があったが、人も犬も呼吸が大切だとも語っていた。これは剣術のみならず格闘技の本質の一つである。本当に無能な人間にこのような本質が掴めるとは思えない。寧ろ彼は己の生い立ちに於いて武士として必要な教養を修めることが出来なかった為に勤王・佐幕の政治的議論に参加できなかった件を「己が馬鹿だから云々」という言葉で表現していたのではなかったか?(追記後送)

精神病院つばき荘

精神病院つばき荘

トレンブルシアター

シアター711(東京都)

2022/10/12 (水) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

医師が前職と言うのは作家にはよくあるが、演劇人では非常に珍しい。創作現場に時間がかかるから、片手間で少しづつ拡大していくという手が使えない。関西から出てきたくるみざわしんは中年になってから、まず投稿戯曲で注目された。今春初めて見た作品(阿佐ヶ谷ザムザ・「ひとつオノレのツルハシで」)は新人らしからぬ戯曲だと思ったが、それはこちらが知らないだけで、関西では多くの作品が既に上演されていた。
今回の作品は医師として専門領域である精神科病院の現状についての物語で、専門領域だけあって、知らないことが山盛りで、それだけでも興味深く見ることができた。前回と同じ告発劇で俳優も同じ。戯曲のスタイルも似ていて、セリフで押していく。
今回は一部の政・官と民間の阿吽の呼吸で戦後乱立した精神病院の現状が告発されている。
登場人物はそういう病院の雇われ院長(土屋良太)と、長期入院の患者(川口薫)、30年以上勤めている女性看護師(近藤結宥花)の三人。長期入院患者で成立している病院なので、長い習慣的ルールで病院が維持されている。形としては民主的、合理的な入院患者と病院側の定期的な会合もあって、そこでの合意で病院の日々が回っている。院長は取りまとめ役だ。長い慣習の中には古くなるものもあるし、新しい時代のハラスメント規制や事態の変化にも対応しなければならない。この舞台で描かれる問題点は、原発事故が起きた時に備えて、どう対応するかを平時から決めておくことの可否(是非ではなく、出来るかどうかで、なんとしても、病院側は出来ることにしたいが、現実にはまったく無理である。こういう事態はいま疲弊化している日本の現実として随所に見られる)である。病院長が巧みにうやむやにする経緯が喜劇調に描かれる。
だが、後半、原発事故は現実のものになる。日本のほとんどが住めなくなる。そこでも、院長は生きている。
1時間45分ほど、セリフ続きで、主役の医師を演じる土屋良太は大車輪で、熱演である。ほかの二人もそつがない。ただ、前回は演出が芝居を面白くする経験も豊富なベテランの鈴木裕美だったので、同じような狭い舞台ながら動きも俳優の性格付けも派手で、飽きない作りだったが、今回はセリフを立ててほとんど板付きである。(演出・大内史子)。それだけに人間的な共感よりも告発の趣旨が中心になってしまったのは、セリフも内容も面白かっただけに勿体ないような気もする。初日はいろんな客層で満席

高円寺が踊る

高円寺が踊る

東京高円寺阿波おどり演劇公演

座・高円寺1(東京都)

2022/10/13 (木) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

素晴らしい。これを無料で観れたなんて杉並区は太っ腹。阿波おどりにも高円寺にも何の思い入れもなかったが、ラストは郷愁たっぷりに見入った。池亀三太氏は流石の仕事をした。記憶の断片が降り注ぐ中、優しかった人、あたたかかった人の温もりだけが胸を衝く。

1957年、高円寺を盛り上げる記念行事の企画会議。自転車屋の銀次郎(中島多朗氏)が中心となって、踊りながら通りを練り歩く徳島名物の阿波おどりを開催することに。行きつけの居酒屋の娘、智恵子(松本みゆきさん)への秘めた想い。回を重ねる毎にどんどん盛り上がっていく『高円寺阿波おどり』。遂には海外のイベントにも招聘され、国を代表する民族舞踊として世界的評価を得るまでになる。昭和平成令和、一家三代の高円寺物語。

ネタバレBOX

銀次郎と智恵子は結ばれ、将太(あらおえみりさん)と葉子(小久音さん)が誕生。中三の将太は父親に抗い子供の頃からやっていた阿波おどりを拒否する。

京都の大学に行き、そのまま就職した将太(日下諭氏)は八ツ橋をメインとする和菓子屋の娘、百合(中坂弥樹〈みき〉さん)と結婚することに。久方振りに実家に帰省し、銀次郎(伊藤嘉信氏)、智恵子(やすみきよこさん)に紹介。そこで離れて初めて分かる、阿波おどりへの愛着を自覚。

結婚し高円寺に帰った将太と百合、麻美(小池舞さん)と久美(樋口双葉さん)を授かる。だが百合は思わぬ病で早逝。銀次郎も老衰で世を去る。
銀次郎の葬儀の後、智恵子が麻美に思い出話をするところから舞台は開幕。

ラストは現在、軽い認知症に陥った智恵子(やすみきよこさん)は若い頃の自分(松本みゆきさん)と会話をしている。数々の胸に刻まれたシーン、シーンが再現されていく。記憶の雨に打たれて立ち尽くす智恵子と観客。そこに本物の『高円寺阿波おどり』の一団が踊り始める。「楽しかったなあ。退屈なんてすることはなかった。」と笑顔。
GOLD IN THE DUST

GOLD IN THE DUST

GROUP THEATRE

浅草九劇(東京都)

2022/10/12 (水) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

いびしない愛

いびしない愛

ばぶれるりぐる

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/10/13 (木) ~ 2022/10/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

お互いへのコンプレックスを抱えた姉妹の確執。生き方とドアの開け方のコツは、人それぞれね。方言は意味がわからない部分も多数あるけど、さほど気にならない。

忘れちゃえ!

忘れちゃえ!

lovepunk

劇場MOMO(東京都)

2022/10/12 (水) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

現在進行形で同じ状況なので、身につまされる思いがした。元気で勢いのある場面ではそのパワーを貰って、繊細な病状の場面では同じ思いで見入った。一人じゃ辛いから、舞台にしてみたというのが本当に良いなと感じた。だって介護って辛いから。本人も辛いけど、実は家族が一番辛いものだと思う。私も同じように、どーしようもないから笑ってしまえという気持ちで寄り添っているから、一緒にがんばりましょ!という気持ちになれた。アイドルの子達がおっきな声で跳ねたり歌ったり。本人たちは色んな葛藤もありながら演じていると思うけれど、その元気、疲れてる私にはとても嬉しかった。素敵な舞台でした。ありがとうございました。

NIGHT CLUB

NIGHT CLUB

品川親不知

西新宿ハーモニックホール(東京都)

2022/10/08 (土) ~ 2022/10/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かった〜!はまったー!ラスト怒涛の伏線回収!お見事です!

仮名手本吉原恋心中

仮名手本吉原恋心中

ネコダマシ

ブディストホール(東京都)

2022/10/07 (金) ~ 2022/10/10 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演者、ストーリー、舞台美術、衣装も全部はなまる!艶やかで切なくて。良い時間が過ごせました。ありがとうございました。

足跡

足跡

さるしばい

萬劇場(東京都)

2022/10/06 (木) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「明日の後で」を観劇。演者もストーリーも舞台美術も良かった!笑えてあったかい気持ちになれて。良い時間をありがとうございました。

GOLD IN THE DUST

GOLD IN THE DUST

GROUP THEATRE

浅草九劇(東京都)

2022/10/12 (水) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演者もストーリーも舞台美術もいい!こんな劇団がまだあったのかー これだから小劇場はやめられない!

忘れちゃえ!

忘れちゃえ!

lovepunk

劇場MOMO(東京都)

2022/10/12 (水) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

これから、福祉に携わる身として見て良かったと思った。福祉的な部分でみると、認知症の方の周辺症状が丁寧に描かれているなと思った。

足跡

足跡

さるしばい

萬劇場(東京都)

2022/10/06 (木) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「約束は昔日」を観劇。
コミカルさもぐっと胸を締め付けるところも十分に堪能できました。
20名以上の演者が出演されていましたが、生き生きとした商店街の様子がリアルに伝わってきて、楽しめました。
ただ、暗転が長く、話の流れがちょっとぶちっときれちゃっているかも?と思いました。
あと、会場の大きさにしては音楽が結構爆音で、びっくりでした(前から3列目だったから?)。

ネタバレBOX

借金取りの方、商店街の方たちの白熱した説得に「約束」守れ!とすごんでいたけど、
19時という期日守ってないのにいいんだ、とちょっと違和感。
GOLD IN THE DUST

GOLD IN THE DUST

GROUP THEATRE

浅草九劇(東京都)

2022/10/12 (水) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

未来を切り開き光を見つける迄の彷徨、その心の旅を描いた物語。その光とは何か、それがこの公演の肝になっている。表し難い心、その内にある感情をコントロールする研究ー「感情を抑制する脳内因子『ダスト』の特定と不活性化についての研究」という理論上の世界をどう表現するのか。研究理論が説明され 少し小難しく感じられるが、観ているうちに表層的な面白さに翻弄される。しかし研究成果(核心)の発表として語られるのは、「生きる」という希望の感情である。
(上演時間1時間45分 途中休憩なし)

ネタバレBOX

舞台セットは、3つのシーンで場景が異なる。一番目は、説明にある木村(真人)の葬儀場面。鯨幕の手前、上手下手に3脚づづ椅子が置かれ、中央の黒い台の上に白棺。二番目が都内にある工科大学脳科学研究室内、テーブルや机等が置かれている。下手には地下実験室への下り階段がある。三番目は地下実験室で中央に椅子、上手に実験装置(PC)がある。下手に研究室への上り階段がある。場景の連続に拘りの工夫が見て取れる。それぞれの場面転換には時間を要するため、暗転時に舞台上部に白木の枯れ枝や四角い板状の影を回転させる照明、その妖しげな雰囲気に飲み込まれる。表現し難い照明効果にも心内の曖昧さを重ねる。

物語は、工科大脳科学研究室「通称:BSラボ」に勤務する斉藤智治(北見翔サン)は、一年前に交通事故で亡くなった同僚の木村真人(林佑太郎サン)と続けてきた研究を、志半ばで 鬱病が進行していることを理由に退職すると言う。室長の杉田良一(梶原涼晴サン)は、せめてこの研究をやり遂げるよう説得する。そして杉田は斉藤が退職する前に急遽 実証実験をすると宣言する。が 検体として使用予定であったラットがいなくなったことから、代わりに斉藤の人体実験ーー心の旅が始まる。

少し分からないのが、そもそも斎藤が鬱になった原因なり理由である。困難なこと、煩わしいことから逃避しようとする性格のようだが…。
物語では、同僚の死によって鬱が進行したよう。それが「詳らかになる感情の足跡と喪失の記憶」という研究の核心に触れるところ。そしてBSラボでの木村との親交、その死による喪失感といった描き方である。人体実験で記憶の感情(信頼・恐れ・驚き・悲しみ・嫌悪・怒り・期待)が色によって可視化できるに繋がる。この感情の読み取りによって鬱病の対処に役立つ。自分の情況と研究成果を重ね合わせる巧さ。

観せ方は、実験過程で死んだ木村と 度々現れる もう一人の自分(シャドウ人格〈衣装の色彩にも注目〉)と思われる安西鏡像(山本龍兵サン)が、心という感情を擬人化して台詞の応酬をする。それは自身の葛藤する姿そのものである。その先にある光輝くもの、それは人の想像力である。言い換えれば、人間の想像力は光を生み、豊かな感情を育み未来を輝かせる。「生」への力強いメッセージである。終盤に流れるピアノ演奏は、心洗われるような印象 見事な音響効果である。ラストは、刺激的でドラマチックな展開が用意されている。
次回公演も楽しみにしております。
消滅寸前 (あるいは逃げ出すネズミ)

消滅寸前 (あるいは逃げ出すネズミ)

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2022/10/06 (木) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/10/12 (水) 19:00

この作品は村の終わりにどう向かっていくかを考えようということから、最後は国レベルになる巨視的なベクトルの内容でしたが、私は個人的体験から自分の家の終焉にどうむかっていくかをあれこれ考えてしまいました。日本の田舎の限界集落の話におわらず、地球の終わり方、ウクライナ/ロシアの戦争の終わり方など、いろんなレベルでの思考に応用できる作品だと思いました。

ネタバレBOX

最後の最後に船ができて、皆で決意を決めて出帆するシーンがカッチョよかったです。
A・NUMBER

A・NUMBER

サンライズプロモーション東京

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2022/10/07 (金) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

日本ではあまりお目にかからない種類の脚本で僅か70分。それでいて一夜芝居である。
父(益岡徹)と息子(戸次重幸)だけの二人芝居。4歳のかわいい盛りに息子を亡くした父はクローンの息子を作成して、幸せに暮らしてきた。しかしその息子が成年に達しようとするとき、息子は同じクローンが20体以上作られたことを知ってしまう。父を難詰する息子のシーンから始まり、息子の知らなかった父母(母も亡くなっている)や兄弟の事情が明らかになってくる。未来SF系の設定になっているが、これは現代科学の先端の遺伝子工学の話題を好機とした家族論である。話題も事件も多岐にわたっていて面白い。
作者キリル・チャーチルは、半世紀前にはイギリスの若い女性劇作家としてもてはやされ、日本でも「クラウドナイン」や「トップガールズ」は何度も上演された。今で言えば、ルーシー・カークウッドのような勢いがあった。これは02年の作品、日本初演である。(作者は現在も存命のようだ)
ジェンダーを意識した作品を書いてきた作者だけに、舞台には女性が全く出てこない。舞台は、二人だけの対話で進んでいくが、その奥の一段高く置かれた黒のアルコーブには男女の様々の衣装の黒い顔の人形が階段状に五六体立てられている。ここの照明がいつの間にか微妙に変わるところ、ものすごくうまい。(演出・上村聡史・照明・沢田祐二)
中年のころ、ロンドンで仕事で知り合った知人に劇場へ連れていかれると、こういう手の新劇がよくかかっていた。サザンよりは一回り小さなほそい通りに面した劇場で市井の観客が芝居を楽しんでいた。友人、夫婦連れ合いで来る客も多く、きっと彼らは帰り道パブにでも寄って、芝居のあれこれをネタに知り合いの噂話を楽しんだのだろう。観客の成熟も基盤にしているような芝居だが、日本でも女性作家が頭角を現してきているのだから、早くこういう芝居を日本作家で見て見たいものだ。桑原裕子、瀬戸山美咲、詩森ろば、たのしみにしてますよ。

GOLD IN THE DUST

GOLD IN THE DUST

GROUP THEATRE

浅草九劇(東京都)

2022/10/12 (水) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 現代社会を覆う欝。無感情の常態化。その原因とは何か? どのように原因を特定するか? 原因が特定できたとして対処法は? ある大学の研究室で繰り広げられる科学的テーゼを分かり易く解説しつつ、人間のもう一つの知性発揮領域・人文的な領域にも切り込んだ今作。(追記後送)

ネタバレBOX

 開演時、ホリゾントには鯨幕が張られ板中央の壇上に棺桶。鯨幕の手前には椅子が数脚並べられているが観客から居並ぶ面々の姿が見えるように棺桶で隠れてしまう部分には置かれていない。読経が終わるとまもなく暗転。鯨幕、棺桶等が取り払われるとそこは大学のラボだ。因みにこのラボで進められてきた研究は現代のストレス社会の中で多くの人々を悩ませている欝の解明に寄与する可能性のある大変興味深い研究である。だが、その研究の中心を担ってきた研究者2名の内、1名が交通事故で亡くなってしまった。オープニングの葬式は亡くなったチームリーダー木村の葬式であった。而ももう1人の中心人物・斉藤は元々の欝がこの事故死を契機に悪化。イキナリ免職を願い出る。斉藤は、元医学部出身だが自身の欝が悪化して医学の道を諦めこのBSラボに移ってきた人物であり、木村とは相性も良く互いに切磋琢磨して欝症状も軽くなり日々研究に没頭してきただけにその反動が大きかったと見える。だが、ラボ室長・杉田は慰留を迫る。理由は、斉藤自身も自分の病を克服する為にこのラボに移って木村という素晴らしい研究仲間を得、親友になった木村も斉藤の病克服の為に奮闘してきたこの仕事を途中で投げ出すのか? との念が在った為だ。
きっとこれもリハーサル

きっとこれもリハーサル

エイベックス・エンタテインメント

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2022/09/29 (木) ~ 2022/10/13 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

このキャスティングで、お葬式モノで、演出が劇団MONOの土田英生さんとくれば面白くない訳がない…しかし(特に演劇には)絶対という事はない、などと思いながら向かいましたが、案の定めっちゃ面白かったです
お葬式(リハーサル)が醸し出す可笑し味に沢山笑って、結局ホロリとやられました。

言動のひとつひとつにまとわる石野真子さん特有の空気感、これが付加価値となってより魅力的な作品に仕上がっていたのは間違いなく まさにベストキャスティング。
鈴木福くんを見て「いや~、大きくなったなぁ~」という親戚みたいな感覚が湧き起ってくるのもある意味効果的。

タイトルを意味づける台詞をガッツリ任された役者さんの演技が素晴らしく、引き締まることこの上なし。
気持ちしっかり届きました。
(ネタバレに繋がるかもしれないので“役者さん”としておきました)

人魚姫

人魚姫

Sophia Modern Dancers

上智小劇場(一号館講堂)(東京都)

2022/10/12 (水) ~ 2022/10/15 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても素晴らしい舞台でした!!
また観たい!!

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