当然の結末
シベリア少女鉄道
俳優座劇場(東京都)
2023/06/17 (土) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
セットを見て、当たりなのかと思ったのだが・・・内輪受けのゲームやら映画やらのネタで訳が分からず・・・かなり苦痛だった♪
21 1/2 世紀の少女
アートプロジェクト集団「鞦韆舘」
藝術工場◉カナリヤ条約(大阪府)
2023/06/24 (土) ~ 2023/07/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/06/24 (土) 15:00
今回、始めてこちらの劇場で、こちらの団体の作品を観劇しました。
若さの溢れるよい活力がありました。かみかみなこともありましたが、だからなんだ!という勢いがあり(周囲もかんだ役者以上にテンション上げてフォロー?しようとしたり)、物語以上に役者同士に漂う青春を感じました。
劇場のあのスペースであれだけ動けるのは、本当に演出の画とそれに応える練習量があったからだと思います。
よきものをありがとうございました!
舞台「下町のショーガール」
URAZARU
萬劇場(東京都)
2023/06/21 (水) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
〈空チーム〉
長谷川伸の股旅モノのようにこの手の昭和スター誕生モノも古典として残っていくと思う。松竹の木下惠介、山田洋次ラインの懐かしき喜劇映画の残像。併映向きの見事な小品。戦後の貧乏長屋からSKD(松竹歌劇団)に憧れる鳩の街(赤線地帯=売春区域)の少女達。若き倍賞千恵子の姿がうっすら見えた。
かつて木の実ナナの運転手を務めた手島昭一氏がプロデューサー。木の実ナナのエッセイから創作しているが、かなり脚本家のオリジナルらしい。
木の実ナナ、本名・池田鞠子。作中ではマリーなんて呼ばれている。演ずるは空みれいさん。観月ありさに百田夏菜子を掛け合わせたような圧倒的なスター性。素材はパーフェクト、あとは周囲の才覚と運。小劇場からスーパースターを送り出して欲しい。
心を打たれたのは親友役の大淵心実(おおぶちここみ)さん、13歳!流石の劇団ひまわり、作品の血肉と化す。助演女優賞モノ。
父親役の小磯勝弥氏は長塚圭史っぽい。
母親役の富山智帆さんの痛い台詞。
遊び人の叔父役は小笠原游大(ゆうだい)氏。阿部サダヲっぽい憎めないキャラでこの作品世界の手触りを肉付ける。彼の存在感のリアルさが今作の一つのくさび。
遊女達の艶やかな美しさ。でく田ともみさん、大和田紗希さん、橘芳奈(かんな)さん。
学習院ひろせ氏は独り飛龍革命を披露。ユリオカ超特Qか?
高橋ひろし氏のエスパニョール・キャラも重要。
いじめっ子、相星功生(あいぼしこうき)氏のエピソードも胸を打つ。
退屈させないようにシーン繋ぎを工夫したリズミカルな演出が心地良い。複雑に交差した時間軸も悪くない。
ダンス・シーンがかなりハッピーなので、これぞ木の実ナナっぽい。全ての痛みと苦しみを抱えて笑顔で踊る。
テーマはエンターテインメントの孤独と見えない絆。
現実逃避の夢で現実から逃げられた者と逃げられなかった者。
大屋海さんヴァージョンも気になる。
幸演会
オパンポン創造社
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2023/06/15 (木) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
野村さんの自叙伝を表現した作品。
面白かったです。
哀愁漂い過ぎでしょ!
また大阪で公演してください。
凱旋お待ちしております。
nameNamae
0F-ゼロフレーム-
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2023/06/23 (金) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
難しい内容なので色々な設定が甘いように感じて、
その部分が最後まで気になってしまった。
人間とバケモンとの違いやバケモンの言葉、人間が変わっていく様など…
バケモンと話せる人間役の伊藤さん?の演技は印象的でした。
伝えたいメッセージは感じとれるお芝居だった。
貝殻つなぎ
劇団25、6時間
吉祥寺シアター(東京都)
2023/06/23 (金) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
ヴィクトリア
シス・カンパニー
スパイラルホール(東京都)
2023/06/24 (土) ~ 2023/06/30 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
白を基調とした舞台にはベッドといす二つだけ。そこに(やはり白い衣装の)大竹しのぶが、ヴィクトリアという女性の生涯を一筆書きのように描き出す。かわいい女性が運命に翻弄される哀れ。冒頭は43歳からはじまる。43歳に近づこうと頑張ったのか、たしかにいつもにまして大竹が若々しく見える。パーティーでリヒャルト・シュトラウスとあいさつするところから、19世紀末の時代をうかがわせる。もはや結婚生活の破綻した夫との関係、そこに襲い掛かる不幸、…。ヴィクトリアの生涯は「欲望という名の電車」のブランチを思わせるところが多く、大竹の演技の厚みが光る。
1時間10分
キューちゃんは僕を探さない
projecttiyo
元映画館(東京都)
2023/06/21 (水) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
nameNamae
0F-ゼロフレーム-
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2023/06/23 (金) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
女尊男卑傾向のある、現在の進化をお題にしていたと思う
元気アリアリが今までは優先していた感がある劇団だったが、今回は少しシリアス感が見え、成長も感じられた(偉そうにすいません🙏)
ちょっと極端なシチュレーションでもあったが、楽しませていただきました❗
個人的にメガネ👓の女の子(ボブゴリ?名前忘れた…)が旗揚げからおきにです
21 1/2 世紀の少女
アートプロジェクト集団「鞦韆舘」
藝術工場◉カナリヤ条約(大阪府)
2023/06/24 (土) ~ 2023/07/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
アンドロイドがお手伝いさん兼両親の代わりになって、子供を育てていく 人間と人間の繋がりは今以上に気迫になり、人間のパッションやキャラクターもICチップを埋め込まれコントロールされる
いわゆる道徳観のない世界になることを暗示し、どう対応するのが良いかを客席に投げかけている
良い作品です
貝殻つなぎ
劇団25、6時間
吉祥寺シアター(東京都)
2023/06/23 (金) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
劇団初見。B班観ました。ラブロマンス・ファンタジーって言っていいのかな。話の途中まで設定を理解するのに難儀しましたが、なかなかに楽しめました。
貝殻つなぎ
劇団25、6時間
吉祥寺シアター(東京都)
2023/06/23 (金) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
テラヤマ音楽劇★くるみ割り人形
シアターRAKU
駅前劇場(東京都)
2023/06/21 (水) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
いや、結構面白かった。平均年齢69歳の劇団というふざけた座組。それを観に来る客も年齢層高め。オーバー80割なんてチケットまである。ゴッホゴホ咳込み続ける老人に序盤から熟睡の老人達。気の滅入る客席にうんざりしながらも脚本はよく出来ている。
1816年に発表されたE.T.A.ホフマンの『くるみ割り人形とねずみの王様』を大デュマが『はしばみ割り物語』に翻案。それをマリウス・プティパがバレエ作品として台本化し、1892年チャイコフスキーが曲をつけた。
1978年、実写人形アニメーション映画『くるみ割り人形』をサンリオが製作。寺山修司が書いた脚本を子供向けに直したものが使われた。今作は寺山修司のオリジナルを流山児祥氏が脚色。
元大分放送の女子アナ、原きよさんが主演。美少女のまま老いたような楳図かずお調の可愛らしさ。岡部まりと黒木瞳を足したような美貌。とにかく自然に物語を流れて行く。
高橋牧氏(『時々自動』)の作曲した名曲揃い。
戦争や虐殺死体の古いニュース・フィルムが投影される。坂本龍一の遺した言葉。
今作のテーマは現実に起きている戦争を演劇で止める方法の模索。
先日のキャンドル・ジュン氏の会見で「(キャンドルを灯したからといって、世界の戦争が終わるとは思っていませんが)いつか世界から核兵器をなくして、戦争という争いごとがなくなる日を作る。自分が戦争を終わらせるんだと。」との発言があった。
誇大妄想狂の台詞のようだが、このぐらいの大風呂敷を広げられないと“アート”なんか意味がないのだろう。
「目をつぶると見えて、目を開けると消えてしまうものはなあに?」
21 1/2 世紀の少女
アートプロジェクト集団「鞦韆舘」
藝術工場◉カナリヤ条約(大阪府)
2023/06/24 (土) ~ 2023/07/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/06/24 (土)
AIは心の病気に罹らない。人間は心に向き合って生きなければならない。そんなことを思ったお芝居でした。
それにしても、主演の女優さんのイッチャている演技はとてもうまかったなあ。今から推しになっておいたほうが良いかもです。
瀬戸内の小さな蟲使い
桃尻犬
OFF OFFシアター(東京都)
2023/06/21 (水) ~ 2023/06/28 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
まず、設定が面白い!そこから展開する会話劇はシュールで、まさに野田ワールドを存分に堪能できる。
もう、この世界観にどっぷり浸かって、一緒に溺れるように落ちていくのが心地よい。
役者陣も好演。
もっと、もっと公演を増やしてもらいたい、今もっとも期待する劇団である。
白眉濛濛
海ねこ症候群
王子小劇場(東京都)
2023/06/21 (水) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/06/23 (金) 13:00
初見のユニット。女性3人の劇団のファンタジー作品。(3分押し)94分。
3人で「劇団青い鳥」のような集団製作を目指したそうだが、興味深く観た。絵を描くことが好きなミソラが画商を名乗るツキシロに誘われオークションに出品するが…、という物語。現実には起こらないだろうな、という展開と演出や、突然歌やダンスを入れるあたりは、ファンタジーなんだなぁ、と思うが悪くはない。悪くはないが、焦点が絞れていない印象が残念。絵をフレームだけで示したり、独特の話し方の演出とか、気になるところは多い。
直前に体調の悪い役者が出て、役を変えたり演出を変えたりしたそうだが、違和感はなかった。女性だけ、に拘った理由は知りたい。
兎、波を走る
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2023/06/17 (土) ~ 2023/07/30 (日)公演終了
当然の結末
シベリア少女鉄道
俳優座劇場(東京都)
2023/06/17 (土) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
瀬戸内の小さな蟲使い
桃尻犬
OFF OFFシアター(東京都)
2023/06/21 (水) ~ 2023/06/28 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
チラシからは想像できないシチュエーションでの会話が面白い。後日談もシュールな展開で、独特なユーモアのセンスが感じられた。桃尻犬のステージは久しぶりですが、これを機に、もっと頻繁に作品を発表してくれたら嬉しいな。
『消えなさいローラ』『招待されなかった客』2本立て
Pカンパニー
西池袋・スタジオP(東京都)
2023/06/21 (水) ~ 2023/06/25 (日)公演終了
実演鑑賞
いやあこれは私には難しい方の別役だ。何かそれらしいことを書いてみたいのだが「説明」にあること以上にはつかみ取ることができなかった。もちろん実際に観たのだから短い文章とは全く違う膨大な情報を浴びているはずだ。しかしそれを沈殿させ言語化することがまるでできない。
まあでも「わが町」も「ガラスの動物園」も観たことがあったのは演劇ファンとしての基礎ができているようで単純に嬉しい。