正義の人びと
オフィス再生
六本木ストライプスペース(東京都)
2023/07/13 (木) ~ 2023/07/17 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/07/13 (木) 19:00
価格3,500円
1949年に戯曲として書かれたアルベール・カミュの「正義の人びと」
1905年、モスクワで実際に起きた「セルゲイ大公暗殺事件」がモデルとなっている本作では
テロ組織の若者たちは大公の乗った馬車が走り出す中、爆弾を投じて暗殺を企てるが…そこには幼い子どもの姿が。
革命に身を投じた青年たちの「正義」「苦悩」「葛藤」を描いた群像劇。
本公演は六本木のギャラリーでの公演。
初めて行きましたがアートスペースのようで、舞台中央には折り返し階段が設置されている。
ここを演出上、上手く利用して場転を行っているように見受けられた。
奥行きのある舞台とは裏腹に、客席側はフルでも30席ないような省スペース空間。
ここに関係者と撮影者が加わり…経営は大丈夫なのだろうか。もう少し客席があっても良いかと。
5人のメイン女優の内、4人は男性役をやっているのも面白い。
EPAD Re LIVE THEATER in PARCO
EPAD事務局
PARCO劇場(東京都)
2023/07/12 (水) ~ 2023/07/16 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
「天保十二年のシェイクスピア」2002年版で主演は上川さんなのですが、登場人物が多いのでなかなか出て来ません(笑)。阿部サダヲさんが可愛かったです。その他にもひと目で分かる役者さんもいるのですが、女性陣は化粧が濃いせいか誰なのか分からなかったりします。
シェイクスピアの作品が散りばめられていて面白かったです。初演はどんなだったのか知りたくて、帰ってから図書館のネット検索で脚本を探したら見つかったのですが、結局アマゾンで中古を買ってしまいました。届くのが楽しみです。
丹下左膳'23
椿組
新宿花園神社境内特設ステージ(東京都)
2023/07/11 (火) ~ 2023/07/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
おなじみの椿組の夏芝居。今年は酷暑の日に見ることになった。
「丹下左膳」はかつて見た、と思っていたら、なんと四回目の十八番だった。ほとんど過去公演は忘れていたが、今回は大幅に手を入れたらしく一層祝祭劇的なはじけ方だ。忠臣蔵を枠取りに使い、山椒太夫や民間伝説などを組み込んだ丹下左膳物語だが、芝居を見ているだけでは、筋立てはわかりにくく、それよりも、五十人にも及ぶ出演者が、舞台の土間を大きく横切って組まれた太鼓橋の上下で、繰り広げる、大殺陣をうちわを使いながら呆然とみるという結果になった。そこが、年中行事化したこの芝居の値打ちでもある。
Pickaroon! -ピカルーン-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/06/24 (土) ~ 2023/07/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
壱劇屋さん初体験でした。Bチームのみの観劇予定が、王道なストーリーとワクワクする演出、魅力的な登場人物たちに心を鷲掴みにされ逆班のAチームも追加で観劇しました。伏線を綺麗に回収してくれるのが好みでした。どれもグッとくる...!
劇団員さんも素敵だったので壱劇屋回も観たかったなぁというのが唯一の心残りですが早々に完売するのはおめでたい!次の機会は行きたいです...!
ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで
劇団鹿殺し
本多劇場(東京都)
2023/07/13 (木) ~ 2023/07/18 (火)公演終了
実演鑑賞
ダンスなどの身体表現がちゃんとしているのが良かった。
これ、身体表現がくだくだに下手だったら、単なる悪ふざけにしか見えないだろうなあ。
超久々の本多劇場。
こんなに客席狭かったか?
ザ・ショルダーパッズ この身ひとつで
劇団鹿殺し
本多劇場(東京都)
2023/07/13 (木) ~ 2023/07/18 (火)公演終了
Run For Your Wife
アーティストジャパン
あうるすぽっと(東京都)
2023/07/12 (水) ~ 2023/07/19 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ひとつの嘘から、またひとつ嘘が増え、嘘の雪だるまになっていく。加速して大きくなるそれは収拾がつかなくなっていく。このタイプのドタバタ、一言いえば済む話なのにと観ていてジリジリしてしまうのですが、今作はちょっと違う。次から次に口から出てくる作り話がハチャメチャで、それを受ける人のタイミングや感覚が実に面白い!しかもなぜかとてもお洒落な感じがする?無理に笑わせようという泥臭さもなく、ドタバタもべたつかずにサラッと笑わせる造りで、好感が持てる。苛々せずにたっぷり楽しませて頂きました!
シュガシュガ・YAYA
東京にこにこちゃん
OFF OFFシアター(東京都)
2023/07/12 (水) ~ 2023/07/19 (水)公演終了
普通じゃない普通
劇団水中ランナー
駅前劇場(東京都)
2023/07/05 (水) ~ 2023/07/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
葬儀場に偶然居合わせ家族に、いかに自然に会話が生まれ、そこにドラマが成立していくのかが最大のポイントだと思いながら観始めたのだが、私の目には不自然な感じが最後まで拭い去れなかった。加えてテンションが高い登場人物が多く(特に小林家の次男の代行を務めた新原などは泣き上戸にも程がある。これじゃコントだよ。)落ち着いて観ていられなかった。終盤になって、タイトルにつながるようなシーンや新原英太郎の役割が明らかになって、いろいろ考えて創作したんだろうなあ、とは感じたが、全体的にもドタバタしていて作家の意図が伝わりづらい。
丹下左膳'23
椿組
新宿花園神社境内特設ステージ(東京都)
2023/07/11 (火) ~ 2023/07/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
いや うん~内容は説明通りです
でも台詞とかは放送禁止用語
満載で38年の歳月を感じさせる芝居でした
野趣溢れる野外演劇は
まさに芝居小屋って感じで熱気が凄かった
暑さは無料配布された団扇でしのぎつつ
開演前にはよく冷えたドリンク販売もありました
熱気の凄さからか蚊などはあましいなかったが
まぁ虫よけスプレーとかはあった方が安心ですかな
いろいろと仕掛けの楽しめた2時間半(休憩15分を含む)作品です
丹下左膳'23
椿組
新宿花園神社境内特設ステージ(東京都)
2023/07/11 (火) ~ 2023/07/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/07/11 (火) 19:00
「姓は丹下、名は左膳」お決まりの科白が終演後も耳に残る。
真夏の夜、花園神社の野外劇・舞台初日にて約3時間の椿組公演を観ました。
近くに座っていたお客さんが「お祭りみたいで楽しいね」と一言。
そう、夏祭りには欠かせない太鼓と笛の音、キンキンに冷えた缶ビールとお茶が販売されて
劇団員からも直接買うことが出来ます。うちわで仰いでもやっぱり熱い!熱中症対策にお気を付けください。
以下、本公演の感想です。
EPAD Re LIVE THEATER in PARCO
EPAD事務局
PARCO劇場(東京都)
2023/07/12 (水) ~ 2023/07/16 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
「笑の大学」8Kカメラ1台で収録した無編集の映像を、PARCO劇場の舞台上スクリーンに、立体音響を用いて映写しているのだそうですが、大きいスクリーンで切り替えとかないので臨場感があって良かったです。収録の日は観客のみなさんには申し訳ないですが、スタンディングオベーションをお断りして欲しかったです。真ん中に背の高い人がいて、中央のドアから舞台を去る二人がよく見えなかったので。
WOWOWのハイビジョンカメラ14台で収録したものも見てみたいですね。
それにつけても生で見られなかったのが残念です。再演希望します。
激熱 2023夏
ユーキース・エンタテインメント
STUDIOユーキース(東京都)
2023/07/09 (日) ~ 2023/07/17 (月)公演終了
丹下左膳'23
椿組
新宿花園神社境内特設ステージ(東京都)
2023/07/11 (火) ~ 2023/07/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
初日観劇。新宿花園神社境内の特設ステージは満席。テント内に威勢のいい掛け声が飛び、その熱気とアルコールに酔いしれる。中央上部で観たから、俯瞰するような感覚…豪快な躍動感 と 繊細で抒情豊かといった違う世界観が 同時に楽しめる公演。観応え十分。
初演は42年前の1981年、片目片腕の剣鬼が駆け回って大活躍をしたらしい。そんな半世紀近く前の剣士を再び現代に登場させるが、なんと今の悪しき社会 風潮を切りまくる痛快劇へ。時代遅れどころか、進化した「丹下左膳’23」が眼前で大暴れ、同時に出生の逸話から人間臭さや滋味溢れる内面まで観せる。物語は色々な説話や伝説等を巧みに織り交ぜ紡いでいくが、それを旅芸人一座の劇中劇のように…。江戸という時代、その世相を現代に照らし合わせ痛烈に皮肉り批判する。
知らなかったが、左膳は相馬中村藩の藩士だったという設定らしい。その藩は 現在の福島県浜通り北部を所領していたことから、東日本大震災に係る問題も抉る。が、それら諸々の内容(問題)を殺陣は勿論、歌や踊り そして人形芝居といった観(魅)せ方をし飽きさせない。さらに大掛かりな舞台装置とその変形に驚かされる。これはもう 特設ステージへ。
(上演時間2時間30分 途中休憩15分)
ブラウン管より愛をこめて-宇宙人と異邦人-(7/29、30 愛知公演)
劇団チョコレートケーキ
シアタートラム(東京都)
2023/06/29 (木) ~ 2023/07/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
監督の松村(岡本篤)の、「今の目の前の仕事に懸命になれなきゃ、本当に自分のやりたい仕事など永遠に来ないってことに…」って、台詞に虚を突かれた。
人一倍走り回り、人一倍憤慨していた藤原(清水緑)の芝居がいい。
共演者全員が手に手にこん棒や銃を持ち、異星人を追い詰める場面は、まるで関東大震災の朝鮮人の虐殺を思い起こさせる。それぞれが、家に帰れば家族を愛し、仕事にいそしむ普通の人々の常軌を逸した狂気と豹変した姿に心が凍った。
チノハテ
Nana Produce
赤坂RED/THEATER(東京都)
2023/07/06 (木) ~ 2023/07/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
江戸時代には巷の事件を元に歌舞伎劇の舞台化が行われたときくが、これはまさに昨今話題のフィリッピン根城の悪党団摘発を芝居にしたキワモノ。なかなかよくできている。
田村孝裕は劇団ONEOR8(いちかばちか)を主宰してもう三十年近い。もう、岸田戯曲賞はとっくに取っていてもおかしくない実績なのだが、小ぶりな素材で変にうまいところがネックになっているのかも知れない。今回は同じような出の寺十吾が俳優として出ている。初めて見るプロデュース集団の製作である。
日本ではみ出した浮浪者(寺十吾)にいい加減な暮らしの女(鶴田真由)を父母に、行き場のない若者三人(松島庄汰 池岡亮介 竹内夢)が兄弟の疑似家族となって、フィリッピンらしき某国山中の抑留所のような小屋(このなんだか解らぬセットはうまい)で、時々見回りに来る現地人(依田啓司、後で実は日本人と解る)の目を盗んで、犯罪団の手先(渋谷康幸)の言うままに違法薬品の運び屋の中継点のような仕事をして辛うじて食っている。危険な仕事で地元住民との軋轢もあるが、一応は家族らしく暮らしている。前半のこの構造が解るまでの、なにやら不思議なチノハテの小屋の生活が、なかば現在の張りのない日々の日常生活と重なるところもあって面白い。後半は、身元が発覚しそうになり逃亡しようとなって、それぞれの身元が明らかになり対立しながらも外部とも戦わなければならなくなり、そこでお互いの本音が明らかになり、結局全員が自滅していく。
スジを書けばこういうことなのだが、この作者らしくその間のどうしようもない人間たちの荒唐無稽に見えるくらしぶりがリアリティを持ってくるところが見所か。
パンフレットを買えば製作意図や作者の意図ももっと明白になるかも知れないが、パンフレットを買えば一万円を超す。それはちょっと高い見物料だ。休憩なしの1時間50分。
入りは平日の昼8割近かった。
共演者/同級生
2223project
小劇場B1(東京都)
2023/07/01 (土) ~ 2023/07/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「同級生」を観劇。高校生の色んなことへの不満や希望がエネルギッシュに描かれていて迫力ある舞台でした。
癖の強い部員達と先生達が上手く調和していたと思います。
自分も高校自体に戻って何かをやりたいと思ってしまう位楽しかったです。
7月編『ダーフォの国』
虹の素
横浜市泉区民文化センター テアトルフォンテ(神奈川県)
2023/07/06 (木) ~ 2023/07/07 (金)公演終了
ロリコンのすべて
NICE STALKER
王子小劇場(東京都)
2015/12/24 (木) ~ 2015/12/28 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2015/12/27 (日)
2015年観劇納めという日という日にこんな芝居を(笑)。劇団名だって“ナイス・ストーカー”だなんて、相当アヤシイ(笑)。主宰のイトウシンタロウなんて、“個性的な女の子が大好きで自分がモテる芝居を演じ書くために旗揚げした”と公言しているほどナノダ。
大体CoRichではチラシの大部分が黒く塗りつぶされているが、実際のチラシは露天風呂の縁に腰かけている少女の胸と股間の部分にうっすらと湯気が漂っているだけというかなりヤバイ代物。しかも劇場の物販コーナーではその湯気すらないプリントがこっそりと販売されているのダ(さすがに買うのには相当勇気がいる。イヤ、勿論買いませんよ、ワタシは…)。
で、舞台の方はというと、これが結構面白いのダ。純愛ものと言ってもいいだろうけど、何よりもセリフが活き活きとしていて、テンポもいい。初見の劇団でこういうのがあるから、固定観念にとらわれてはイケナイと痛感させられる(固くなって痛みを感じる、ってことじゃないよ。爆)
いけない話を読み聞かす
試験管ベビー
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2023/07/07 (金) ~ 2023/07/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ありがとうございます。
今回、3度目の試験管ベビーさん公演ということで心待ちしておりました。
こちらは専門のデザイナーさんや職人さんがいらっしゃるようで
いつも衣装や舞台セットが凝っていて本格的。
今回は世界各地の童話を搔き集め、そのダークな部分をあぶりだし
世の中そんなきれいごとばかりじゃないんだよ?、と
独特の視点で描いたブラックユーモア的ストーリー。
ただ、童話のキモだけ拾って切り張りされても
元の童話を知らない(もしくはすっかり忘れてしまった)者にとっては
正直ちんぷんかんぷん。
笑いのツボがイマイチよくわかりませんでした。
毎回、半ば強制的に求められる会場内全員参加型舞台。
今回も訳も分からず一人ひとり泡風船を持たされ
これをいったいどこで使わされることになるんだろうって
いぶかりながら観る舞台も
まあ、楽しいっちゃ楽しいんですが・・・