PARADURE -パラデュール-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/04/22 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
記-SHIRUSHI-
劇団fool
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2023/04/28 (金) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
「深呼吸〜」からの「はい!!」サムさんがカッコよく弾けてました。
でもあんな性格の悪い天使達(天使464の悪口言ってたんですよ)のいる天国なんか行きたくないです。そして464が希望していた清掃課とは何をするところなんでしょう。
3人の記者会見(という名の天国か地獄へかの判決)がありましたが、どの話も物語もセリフも足らなくて共感できませんでした。
PARADURE -パラデュール-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/04/22 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
台詞有りの作品の方なので始めてみる方にも取っつきやすいかと思います。
入り組んだ物語ではありますが、キャラクターも立っているし立場で衣装が違うので派閥もわかりやすいと思います。
舞台の機構が人力で動く、世界や自然の表現も人力で行うのが面白いし場面転換も物語の一部として表現されるし物語もどんどん進んでいくので退屈しないし楽しめます。
次回作への布石や他の公演を観てたら嬉しいオマケ(知らない人もストレスを感じない程度の)があるのも楽しいです。
ABチームでキャスト(性別含む)違う事で物語の雰囲気や関係性が少し違うのもとても面白い(キャストの違いでの差異って好きなんです)し演じる方は大変でしょうが楽しかったです。
ジュニア
ミュージカル座
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/04/26 (水) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/04/27 (木)
シアターグリーンにてミュージカル座『ジュニア』を観劇。
オーディションの最終選考に残った12名の子供たちの奮闘ぶりを描いた面白い作品。タイトルそのものや、12名の子供キャストと6名の大人キャストという構成を見ても分かる通り、まさに小中学生の"ジュニア"が主役の作品でしたが、想像を超える見応えと完成度の高さに驚きました。
まず、作品の序盤に出てくる歌唱審査、ダンス審査の合格発表のシーン。恐らく今回のキャストが決まるまでにも、何度かオーディションがあったのではないかと思いますが、「合格?それとも・・?」という不安な感情が上手くミュージカルナンバーとして表現されており、面白可笑しく拝見させていただきました。また、合格した子は歓喜に湧き、落選した子は涙を見せるというシーンは、どこかのメイキング番組で見たことがあるようなリアリティー溢れるもの。「あぁこういうシーンあるある」と妙に共感してしまうと同時に、こういったシーンをミュージカルとして見せるという発想や視点の斬新さに感心しました。さらに、オーディションの質疑応答シーンで披露される子供たち1人1人のエピソードもユニークで面白く、その後繰り広げられる最終合格者発表までの一連のドラマを含め、実際のオーディションをそのまま見ているような生々しさ、臨場感、緊張感、高揚感を一気に味わうことが出来た印象です。子供キャストたちの熱演はもちろんのこと、これはそもそも脚本自体が秀逸でセンスあるものだと思いました。そして、ミュージカルナンバーの数々もバリエーションが豊富で聴き応え十分でした。フライヤーに書かれていた“ジュニアキャストの奮闘記を描いた傑作ミュージカル”という謳い文句に相応しい一本だと感じました。キッズからシニアまで、どの世代が見ても楽しめるそれぞれの視点で共感や感動が味わえる作品だと思います。
個人的には昨年12月の『クリスマスに歌えば』から、今年に入り『スター誕生2』『東京ミュージカル』『相依為命』と、このところ連続してミュージカル座さんの作品を拝見させていただいていますが、今回の『ジュニア』を拝見し、ますます好きなカンパニーになりました。演目がバラエティーに富んでいて毎回素晴らしい感動をいただいています。また、今回出演された子供たちは普段は学校生活もある中でこれだけのボリュームたっぷりの台詞や歌を覚え、こんなに素敵な作品を作り上げた訳で、劇中の台詞にもあったように、子役の域を超えてまさにプロの俳優たちだと感じました。これだからジュニアミュージカルも侮れない。あっぱれです。
PARADURE -パラデュール-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/04/22 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
ハートランド
ゆうめい
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2023/04/20 (木) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
全てのピースがピタッとハマった!までのピタッと感は得られなかったものの「なんか変」の実体が徐々に見えてくる怖さの増幅は中々のもの
とにかく印象的だったのが全編を通しての攻めの演出
苦労して絞り出したというよりポンポン飛び出しているのではないかと思うくらいアイデア満載
「ゆうめい」さんは間隔をあけて拝見していると毎回化けていて「斬新だなぁ」と思うところが多く、この先もどこに向かっていくのか楽しみ
PARADURE -パラデュール-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/04/22 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
奥行きの深い物語はもちろん、役者さん一人一人の演技、アクション、特にアクションモブと呼ぶ群舞の動きの素晴らしさ、ダンスなどどこをとっても楽しめる、物語世界に入りっぱなし、あっという間の150分でした。舞台転換の早さ、暗転と照明、スポットと客席に向けてのライトの組み合わせで次々と場面転換していく運びは圧巻。前説からカーテンコールまで飽きる暇のない感動と、同じくらいの笑いの濃密な時間でした。
PARADURE -パラデュール-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/04/22 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
出演者一人一人 お芝居の一つ一つが 完璧に組み合わさって 素晴らしい舞台を創りあげている。
ストーリーは深いが エンターテインメント性が高いので 重くならず 2時間半が一気に楽しめた。
2回観劇したけど 出来れば もっと観たかった!
PARADURE -パラデュール-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/04/22 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
A、Bチームどちらも観たけど、どっちも最高だった。
どうしたら、こんな舞台が作れるんだろうか。すごすきる。
150分もあったなんて思えない体感。ものがたりに引き込まれて本当に別世界にいるようだった。
出演者皆さんがほんとうにかっこいい。観たらこの劇団に絶対にはまってしまう。最高でした。
PARADURE -パラデュール-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/04/22 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
『パラデュール』AチームBチーム観劇しました。
2時間超えるとしり込みしてしまう私ですが
150分あっという間の濃密な時間で
ずっと集中していました。
ほんとにものすごかったです。
また観たいと心から思える作品でした。
PARADURE -パラデュール-
壱劇屋
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/04/22 (土) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
キャラにピッタリ沿う衣装も、くるくる姿を変える舞台も、いくら浴びても飽きない数々の殺陣もどれもものすごく、それらで彩られた台詞と物語のアツいこと厚いこと!とても広く複雑な世界のはずなのに「たぶんここは後で回収してくれるだろうな」の安心感があり、実際後半で全回収してくれそれがとても気持ちよかったです。一回だけ見てもちゃんと楽しませてくれる…!
Please just a minute
劇団スクランブル
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2023/04/27 (木) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
本日、千秋楽拝見。いつもながら良かったですね。中根さんの困ってるけど頑張る感じのお芝居好きなんですよね。面白かったです。竹内さん初め、みなさん持ち味出てて良かった。次回も楽しみですね。そのうち、ご挨拶できるといいですね。いい感じの暇つぶし出来ました。明日、仕事頑張ります。
騙されざる者たち▶Reboot
LAPITA☆SHIP
ザ・ポケット(東京都)
2023/04/26 (水) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
葛飾ナンバー
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2023/04/26 (水) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
福子、福ちゃんの夜明けに飛べ
enji
吉祥寺シアター(東京都)
2023/04/27 (木) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
昭和44年の王子のアパートでの群像劇、グッときました。何だかんだ言っても、この時代は未来への希望があったんですね。う~ん、懐かしい(自分は幼稚園児でした)。
熱海殺人事件「4作品同時公演」2023
カガミ想馬プロデュース
バルスタジオ(東京都)
2023/04/19 (水) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/04/30 (日) 12:00
#カガミ熱海2023 売春捜査官を観劇 中2日で代役(主演の)を成し遂げた半仁田さんのお芝居がどうのこうの触れるのはなんか野暮ですが、「鬼気迫る芝居とはこういうものか」と思えるシーンなどもあり。見られて良かった。
葛飾ナンバー
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2023/04/26 (水) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
密室脱出モノ。タイトルが軽くネタバレしているのかと思いきや、意外性あり。ただ、如何せんお笑い部分が好みじゃない。今時、女性の見た目に関するネタが多いのもなぁ…。
「キムンウタリOKINAWA1945」「OKINAWA1972」【4月6日(木)19時の回の公演中止】
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
流山児×詩森ろば舞台は、第一弾「OKINAWA1972」、数年後の「コタン虐殺」を観た。今回はその続編的・総集編的公演のようで観たいが二つは厳しい。「OKINAWA1972」の方は概略分っており、アメリカ世(ゆ)から「本土返還」までを時代設定とし沖縄ヤクザという題材のユニークさ。「知らなかった」知識に触れた「面白さ」が評価の大半だったので(書き直したとは言え)骨格は変わらないと踏んで「キムンウタリ」に絞った。
結論から言えば、やはり自分の肌に合わない作品を作る人だな、という感想。何がそう思わせるのか・・。宮台真司によれば「芸術は痛みを伴うもの」。演劇はどうか。現実に傷ついた人の心を慰撫する演劇も立派な芸術だが、本当に感動した舞台は現実の(真の)「痛み」に届いている。ただし宮台氏は「痛み」を「刺す」「不快」とも言い換えていて、フィットするのは「不快」である。快感という甘味にまぶして薬を飲む喩えで言えば、快感より不快が上回る。詩森ろば氏の舞台のこの「不快」から、私は色々と考察を余儀なくされても来た。今回も、不快の源を考える。
詩森氏は劇作家である前に「演出家」と自認する、とは何度か(トーク等で)耳にしたが、この「演出」が肌に合わない、と感じる事が過去幾度か。感覚的なものだが、自分にとってのそれは例えば、客席に向かって俳優が喋る(ナレーション)台詞・演技が多い。そしてダイアローグでない台詞の時間を舞台上で「持たせる」ためにリズミカルに、時に歌に乗せて、何らかのアクションとセットで言わせる。「埋めてる」感が嫌である。それは自分が言葉を理解したいと考えるからか・・。演出意図は恐らく「説明言葉が理解できない」観客層に配慮しての事だろうと思うものの、ノリノリで言わなくとも、普通に説明すりゃいいじゃん、と思ってしまう。
劇中人物としての発語に感情移入させないために持ち込む異化効果は例えばどんでん返しとして、またはディープな芝居の息抜きとして、現代演劇でも用いられる一般的な手法だが、これは、「芝居を観て解決しても(カタルシスを覚えても)現実の解決にはならない」という社会変革を志向したブレヒトの「思想」を超えて、汎用性を持ったという事。しかし詩森氏はこの「異化」の元来の趣旨を感覚的に導入しているのかも知れぬ。
・・仮説はともかく、今回「不快」であった理由は、その構造にある(いや構造そのものは優れているのだが)。
SEXY女優事変
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2023/04/25 (火) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
おっとこれは・・現代を描くとこうなるか。という新鮮なドガドガプラスの新作。「現代日本」を盛り込み切れず、皿からこぼれている。一方、性風俗と親密な距離にある望月氏がAV新法という悪法をトリガーにまっすぐな愛情を見せるのが、業界で真摯に葛藤の中で働く者たちの描写。音楽・歌と踊りは相変わらず中々である。平均年齢が低そうな女優陣の健気に演じる姿が題材と重なってくる。受付にCDが置かれ「追悼野島健太郎」と紙があった。音楽担当のこの人は映画にも携わり、望月氏との接点はそこだったか。残した楽曲を構成しての今回の舞台だったか、遺作となったのかは不明。
ハートランド
ゆうめい
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2023/04/20 (木) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
久々のゆうめい観劇。最初に観たのが数年前下北演劇祭の若手をピックアップする下北ウェーブに登場した1時間作品「弟兄」。自伝的要素があり一発屋な感じも持ったのだがその後尽きる事なく作品を出し、「イタイ」世界を構築する。見逃し多くそれでも今回4作目、芸劇での公演、出演陣もちょっと気合の入った面々という事で気になっていたが、当日たまたま時間が出来たので運よく観劇したら、秀逸。中央にドカンと高い岩場のような装置があってこれが一軒の建物で、下手側の階段を上って玄関、待合室、カウンターバー、奥が居間と段々低くなる感じで、具象が多い割に戸をエアでやってたり、プチ変則な約束事をちりばめた奇妙演出が、独特な端折りで話が進む(後に勿論つながる)進み具合も、場面単独のディテイルのリアリティで見せてしまう。
終盤「音楽」でクライマックスは以前の作と重なり、持ち味。そこはズルいが、見事に嵌まっていた。(作者の熱い部分は台詞でなく歌とか、そういうのに代弁させたいタイプ?) 殺伐とした現代の風景を基調に、その底流に通う人間の血の温度を、その可能性を見せる。「ハートランド」の字体がよく見るとホラー系。ディストピアでの人間の棲息風景、にも見える。