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七慟伽藍 其ノ三十

七慟伽藍 其ノ三十

THE REDFACE

横浜関内ホール(神奈川県)

2023/05/20 (土) ~ 2023/05/20 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

朗読劇ながらチラシと同じ
黒い着物で統一した
今は亡き武将達が迫力で演じられていました
効果音や照明も工夫されてました
ただねぇ
1時間50分もの長丁場で飽きたらしい
前方席の兄さんが
スマホを暗い客席でも気にせず
普通に使い出したのは
閉口どころではなかったわ
観劇数は多い我ながら
こーゆー人は初めて見ました
コソッと見る人はいたけど
まるで自室のリビングで
TVでも眺めているみたいに
スマホいじってた感じで
周囲なんぞ気にしないとはねぇ

ネタバレBOX

各武将さんは
亡くなった順に
それまでの自分の行動を話して
後の話を次世代までに
生きてた武将が話すという設定です
家康公が天下太平を成したと歴史をなぞったら
実は明智光秀が道筋を考えてたという話で
割と古風な陰謀論定説展開でしたが
まぁ上演が長いからですよね
光っちゃんが天海僧正だったという話で現世は納得しましたが
あの世のストーリーテラーだった女性が
八百比丘尼(やおびくに)だったという話でオチたと思ったら
第六天魔王を名乗る信長が
あの世ででも覇を成そうとするトコでエンドであります
Spring Grieving

Spring Grieving

PLAY/GROUND Creation

サンモールスタジオ(東京都)

2023/05/19 (金) ~ 2023/05/31 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/05/24 (水) 14:00

座席1階

Side Aの「桜川家の四兄弟」を拝見。結論から言うと、とてもいい作品だった。脚本もいいし、なにせ四兄弟の演技が秀逸だ。間違いなく、泣ける。

東北の地方都市に住む母親が死んだ。母親には四人の息子がいた。膵臓がんで、事実上手遅れの状態だったようだ。四人の息子の実家には桜の木があった。母はこの木を残してと話していたらしいが、木が根を張って家の水回りに影響していることもあり、四十九日法要に集まった四兄弟の意見は割れる。さらに、この家を買いたいという業者がいて、実家を売るのはどうかという話まで持ち上がる。
長男は浦和で塾を経営、次男は東京近郊で高校教師、三男は福島市で居酒屋の店長、四男は実家に住み作曲家志望だが若干ひきこもり気味。四人も兄弟がいれば、たいがいはもめるだろう。桜の木を切るのかどうか、さらに家を売却するかどうか。舞台はそんな激論が交わされるところからスタートする。
しかし、物語が進行するにつれ、桜の木も実家の売却の話もかすんでいく。母は膨大なメモを残していた。そのメモに書かれた暗号のような文字と数字。この謎解きが進んでいくと涙腺が決壊する。

故郷が地方にあり、息子や娘が東京や近郊に住んでいる人は多いから、客席にはすぐにこの四兄弟の思いを自分のものとして受け止めていく空気が醸成される。そして、知的な労働についている上の二人に対して、三男は居酒屋、四男は未来が定まらない状態というある意味での「格差」がとてもリアリティーを持つ。学校の仕事のため母親の臨終に間に合わなかった次男を三男が激しく責める場面があるが、それは「居酒屋」の仕事にコンプレックスを持つ三男の意趣返しでもあるし、次男も仕事を言い訳にして臨終に来なかった負い目を表している。次男はそんな負の感情が破裂させ、母親の遺言である桜の木や実家を守るために婚約者の意向も無視して実家に戻って住むと強引に主張してしまう。このように四人の兄弟のそれぞれの成育歴や、現在の状況が絡み合って、いかにもそうだなというリアリティーが増していく。
母親は四人を育てるに当たり公平を旨としたというが、実際にはそうも言ってはいられないのが現実だ。仮に二人兄弟でもそうだと思う。自分の経験でもそうだが、母親はそれぞれの息子にしか言わないことがある。息子たちはお互いにその会話に込められた母親の思いを知ることはない。舞台の展開はこうした人間関係や母親の思いを丁寧に描いていく。結果、母親の隠された思いに客席は涙するのだ。

脚本も見事だが、冒頭にも書いたように四人の俳優は出色の演技を見せる。兄弟たちは、本気で泣いているのだ。小劇場の舞台だから余計に、あふれる感情がダイレクトに直撃する。泣かずにはいられない秀作のエネルギーを味わう価値は大きい。見ないと損するかも。
 

作曲家志望の四男が住み、居酒屋の店長をしている三男が福島市から車で1時間の距離を

綿子はもつれる

綿子はもつれる

劇団た組

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2023/05/17 (水) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/05/24 (水) 14:00

110分。休憩なし。

スウィングしなけりゃ意味がない

スウィングしなけりゃ意味がない

サルメカンパニー

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2023/05/18 (木) ~ 2023/05/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/05/20 (土) 18:00

題名から、ナチ占領下のチェコでアメリカからやってきたジャズに酔い痴れる若者たちの群像劇だろう程度の(不完全な)印象で劇場に足を運んだのだったが、久々にスゴイ舞台を観た。今年はこれで96本目の観劇となるが、現時点で今年のBEST1だ。

チケットにはEX列と記されていたので、通常の客席外に増設された席で見切れもあるかと思っていたのだが、2列目(A列とB列の間。B列から階段席)のセンターだった。

(以下、ネタバレBOXにて…)

ネタバレBOX

舞台最先端に、きちんと折りたたまれた衣服が一人分ずつ横に並んでいる。開演すると客席上手側前方の扉から白いランニングシャツにブリーフだけ身につけた7人の若い男たちが入場してくる。軍隊の制服姿の男から舞台上に並べられたそれらの衣服が全てチェコスロヴァキア製のものだと説明されて着用し、チェコスロヴァキア製の小物(タバコなど)や偽造身分証などを手にする場面を観て、これはチャーチル拉致という特殊任務を受けたナチス・ドイツ落下傘部隊を描いた映画「鷲は舞いおりた」のようにチェコにスパイとして潜入するナチスの物語か、それでチェコ国内でジャズに熱狂する若者たちと交わることで変化していくという展開か、と勝手に想像したのだったが、実は彼らはチェコ人で、英国とチェコスロバキア駐英亡命政府の指令を受けて、ヒトラー・ヒムラーに次ぐナチスナンバー3で、ベーメン・メーレン保護領(ドイツに編入されたチェコ領土)の実質的な総督でもあったラインハルト・ハイドリヒ暗殺のためにチェコに潜入するパルチザンだったのだ。
「鷲は舞いおりた」とは真逆の設定だが、チェコでは類人猿作戦(エンスラポイド作戦)として有名な史実らしい。

7人の内の2人は落下傘降下(この場面の表現が上手い!)の最中にドイツ軍の機銃掃射により死亡。ストーリーは先に降下した2名(ヨゼフとヤン)を軸に展開していく。二人はチェコ国内の抵抗運動グループのハイスキーとラジスコフの助けを借りて、暗殺作戦を練り上げるが、その過程でヨゼフはローナと、ヤンはアンナという女性と知り合い、好意を抱くようになる。
やがて落下傘降下で生き残った3人も合流し、暗殺作戦は実行に移されるが、ヨゼフの短機関銃が不発で、やっとのことでその場から逃亡する…。

ここまでが第一幕(95分)。10分の休憩(この時間にジャズの生演奏あり)を置いて第2幕が60分と、合計するとかなりの長尺だが、まさに息つく暇も与えずという言葉通りの展開が続いていく。舞台上の張り詰めた空気は瞬時も緩むことなく、通常だとこれだけ緊迫した演技が続くと観ている方も疲れるものだが、この作品ではそれを全く感じることがない。

ハイドリヒは襲撃された時に負った傷から感染症を発症し8日後に死亡するのだが、ナチス・ドイツは報復としてひとつの村を虐殺で消し去り、襲撃犯が見つからなければさらに3万人のチェコ人を処刑すると声明を出す。落下傘降下班で、襲撃に加わらなかったチュルダの裏切りにより、パルチザンは次第に追いつめられ、最終的に全員が玉砕する。ヨゼフは死の瞬間にダンスホールで仲間たちがジャズを楽しんでいる幻想を見る…。

類人猿作戦について帰宅後調べたところ、一連の経過は劇中で描かれていた通りだった。その点ではドキュメンタリー劇ということになるのだろうが、昨年1月に観たtroupe▲antLion「革命前夜」(1980年代、共産党政権が崩壊するビロード革命勃発直前のプラハでの演劇人の苦悩を描いた奥村千里の作品)をも思い起こして、チェコスロヴァキアという国の激動の歴史に思いを馳せたのだった。

残念だったのがジャズに夢中になる若者たちの姿が前半のほんの1シーン(ダンスホールで興じている時にナチ親衛隊によって制圧される)だけで、それもあってラストの幻想に自由への憧れが反映されないことだ。純真なアンナ(西村優子)と妖艶さも漂わせるローナ(松田佳央理)という対比はうまく活きていたが…。
松田は3月のハツビロコウ「レプリカ」に続いて存在感を示した。男優ではハイスキー役の今里真がいい味を出していた。
舞台「呪術廻戦」【8月4日~8月5日公演中止】

舞台「呪術廻戦」【8月4日~8月5日公演中止】

舞台「呪術廻戦」製作委員会

天王洲 銀河劇場(東京都)

2022/07/15 (金) ~ 2022/07/31 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

映像の迫力が半端ない!しかしながら、肝心のストーリーから外れる笑いネタらしきものがストーリーの流れとキャラクターのイメージ(あくまで主観だが)を、原作から離れさせていくような気がしてならない。楽しい舞台ではあったが、アニメとのギャップが大きい気がした(一部そのまんま!というキャラがいないわけではないが)。

『HUNTER×HUNTER』THE STAGE

『HUNTER×HUNTER』THE STAGE

ネルケプランニング

天王洲 銀河劇場(東京都)

2023/05/12 (金) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

丘山さんのヒソカ観たさに観劇。想像よりかなり完成度のヒソカ堪能!!上田くんのイルミもなかなか魅せる。もちろんゴンにキルア、クラピカ、レオリオのメインキャストも次第にそれと見えてくる。2011年放送のアニメだったが、色あせない。無茶苦茶楽しかった!アニメならかなりの長さのストーリーを短時間にまとめ、それでも話がぶち切れることもなく、登場人物の魅力も損なうことなく仕上げた辺りは流石の一言!演出もガンガン迫ってくる感じで迫力があった。満足!

風を打つ

風を打つ

トム・プロジェクト

シアターX(東京都)

2023/05/18 (木) ~ 2023/05/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/05/19 (金)

母ちゃんの気持ちがいすごくすごく心に刺さりました。
父ちゃんもすごく素敵。
ごく普通の家族なんだけど、「水俣病」が原因で差別を受けそれに対し果敢に生きていく姿に涙しました。

金閣炎上

金閣炎上

劇団青年座

紀伊國屋ホール(東京都)

2023/05/12 (金) ~ 2023/05/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/05/17 (水)

良かったです。物語は薄々知っていたものの、観劇は初めてかも。
特にコロスが良かったです。
仏たちにしか見えない!!金閣寺のシーンではキラキラと目映い舞台美術が素敵でした。
なるほど、あーいう家族環境で育つと…とも考えて見たり。

アクターズハイ

アクターズハイ

LUCKUP

劇場MOMO(東京都)

2023/05/10 (水) ~ 2023/05/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

感想遅くなりました。
暫くぶりの小劇場、小劇場ならではのパワーと熱気、たっぷり感じられました。ストーリーの造りも面白い。でも、ちょっとすっきりしない部分も。力の入った長台詞がやや"唄ってる"感があるのが、少々気になりました。


"

綿子はもつれる

綿子はもつれる

劇団た組

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2023/05/17 (水) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

若者世代切っての才人・加藤拓也の現代艶笑譚。
三十歳から四十歳にかけての今を盛りの世代と、これからその世界へ入っていく十代後半のセックスの話を面白く見せる。
開幕の、ベッドの上で中年男女がぼそぼそと早口でなにやら話している。台詞の細部はよく聞こえないが、二人が事が終わって、帰り支度の最中と言うことは解ってくる。服装だとか、小道具とかでことの次第を説明することなく、そのことを解らせる手際はとても三十歳を過ぎたばかりの作者のわざとは思えない。家に帰った女は連れ子のあった再婚相手と暮らしているが、帰ってきてからのそのうんざり具合も、ろくに説明しないのによくわかる。以後、物語は浮気相手が帰途交通事故死したことで(その葬儀などと言うダサいことは一切・きれいに省くところがこの才人のすごいところだ)隠されていたいとはほつれていき、お決まりの艶笑譚になっては行くのだが、その表現が画期的に新しい。終始大人同士が小声で演じ、子供たちが分かりやすい現代日常語でセックスを話題にする。ろくに解らなくても客に通じるのが万人共有のセックス事情である。客席はシーンと見入っている。満席。
そこは、加藤拓也を褒めるしかない。が。
スケベは、人間性を表す面白い本能ではあるが、結局は、そこに止まってしまってしまったのは残念だった。俳優では、したい盛りの年齢をしれっと演じきった安達祐実快演。いるよなぁ、こんなの。

宇宙の旅、セミが鳴いて

宇宙の旅、セミが鳴いて

劇団道学先生

新宿シアタートップス(東京都)

2023/05/17 (水) ~ 2023/05/24 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

んんんんーーーー

「なんもできない」「チキン南蛮の夜」

「なんもできない」「チキン南蛮の夜」

くによし組

OFF OFFシアター(東京都)

2023/05/16 (火) ~ 2023/05/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/05/21 (日) 17:00

2度目の『#チキン南蛮の夜』。64分。
 初演も観てて、今回も初日に観たが、なんで笑ってばかりだったのか、と後悔するばかりだった(;/_;)。可奈子の抱える切なさが爆発してて、笑えるけれど、笑いながら泣く、みたいな作品。不安定な可奈子を小野寺ずるが演じ、落差の大きさをしっかり演じた。結果的に初日と楽日に観たのだけれど、初日はちょっとおっかなびっくりと演じていたように思う小野寺が、楽日には神がかりとも言える域に達し、見事な作品だった。

Wの非劇

Wの非劇

劇団チャリT企画

駅前劇場(東京都)

2023/05/17 (水) ~ 2023/05/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/05/21 (日) 15:00

ふざけた社会派の真骨頂。面白い。(3分押し)94分。
 笑いの要素が大きく入っているので観ていられるが、実は結構厳しいセクハラ・パワハラシーンが続く。ちょうど今話題になっている(事前に意図したわけではなかろうが)ジャニーズの性被害を軸に、芸能界のさまざまな「ありそうな」ハラスメント案件をふんだんに盛り込んで、ちょっと深刻になったりした後で、笑わせて終わる。笑わせられるが笑えない話だと思った。

「なんもできない」「チキン南蛮の夜」

「なんもできない」「チキン南蛮の夜」

くによし組

OFF OFFシアター(東京都)

2023/05/16 (火) ~ 2023/05/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/05/21 (日) 13:00

2度目の『#なんもできない』。(7分遅れて入場)84分。
 とにかく生きづらさを抱えたモノに対する國吉の優しさに、ちょっと泣けてしまった。私が観た中で唯一の男優だけのくによし組だが、フライヤーに書いてあるストーリーとはちょっと違った展開で、徐々に物語の意味が分かるあたりは國吉らしい物語である。終盤の展開には泣けてきてしまうのだが、役者陣も丁寧に役割を演じて、心が締めつけられるような作品だった。

宇宙の旅、セミが鳴いて

宇宙の旅、セミが鳴いて

劇団道学先生

新宿シアタートップス(東京都)

2023/05/17 (水) ~ 2023/05/24 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/05/23 (火) 14:00

座席1階

道学先生が中島淳彦の戯曲でないものを上演するとのことで、なぜこの戯曲を選んだのかが、開幕前の興味。文化庁演劇大賞を取ったから? いや、賞は関係ない。この本は絶対おもしろい。それを秀逸な出演者たちが支えている。先入観なしで見たほうがいいと思われる。感動的におもしろい。

食糧不足の地球を救うために地球へと航行を続けている宇宙船が舞台。あと数十日で地球へ到達するという時に地球上の母国で異変が起きる。一方の宇宙船でも想定外の緊急事態が発生。この宇宙船は地球を救うことができるのか。
宇宙船のメンバーは選りすぐりのエリートたちという設定だ。女性の方がやや多いが男女比はほぼ半々。中島作品でもそうなのだが、登場人物は普通の人のようで結構個性的だ。そうした人たちの微妙な人間関係を描くのが中島作品だから、青山勝がなぜこの戯曲を選んだかがこれを見れば分かるような気がする。
というわけで、中島作品を堪能するように、今作も楽しめる。しかも長期間の閉鎖空間のコミュニティーである。恋愛はご法度なのに、水面下で結構風紀が乱れているのはいかにもそうなんだろうなという感じがするし、潔癖性の女医さんが恋愛未経験で、キスの経験もなく死にたくないと騒ぎ出すなど、舞台は次から次へと波乱が起きて飽きることはない。極限状態に置かれたエリートたちの個性的な振る舞いがこの舞台の最大の見どころで、笑えるし少し泣けたりもする。
個人的には、やはり演劇ユニットOn7(オンナナ)を率いる青年座の尾身美詞が出色の出来だと感じた。四人きょうだいの長女役。きょうだいの中でも、宇宙船のメンバーの中でも確固たる存在感があり、思わず引き込まれる。

シンプルな演出だけに、役者たちの個性を十分に引き出している。秀作だと思う。残すは千秋楽。見ないと損するかも。

ARTE Y SOLERA CONCIERTO Vol.27

ARTE Y SOLERA CONCIERTO Vol.27

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

めぐろパーシモンホール(東京都)

2023/05/21 (日) ~ 2023/05/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

目の前で繰り広げられる生演奏、生歌、そしてフラメンコ!迫力ありました。みなさんエネルギッシュで好きなものを続けるって素晴らしいなと思いました。最前列に連れて行ってくれた劇友さんにも感謝です。

ソリチュードタウンの死神

ソリチュードタウンの死神

空想嬉劇団イナヅマコネコ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/05/20 (土) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

#ソリ神2023 作品を見てから欲しくなってパンフレットを買ってしまった。記憶の世界ではあるが初演を見ているが今回の方がより演技という面でよかった(今見たのだから当たり前か?)中でも斎藤未来さんの振れ幅の大きな役の演技(度胸?)に正直驚いたし痺れた。久しぶりに役者情報を探してみてみたいと思える公演で行けて良かった。

ネタバレBOX

平日昼とは言えこの内容であの少人数の客席は合点がいかない。日常?パートの芝居にはちょっとだるいなーという印象は受けたものの2時間を超える芝居の割にはそれほどではない内容。そもそも難しいところではあると思うし。歳をとった、成長した表現は基本メイク等ではなく芝居で表現しているがこれがしっかりしている、特に娘役の成長は外見状変わっていないのにしっかり伝わる仕組み。それができるのが舞台であるのだが作品の設定的にもこれに失敗すると致命的に興醒めなので初見の方の印象も聞いてみたいもの。台本的には複雑ながら初めから答えは提示されていて観客が気づかないだけという親切設計。地味にハッピーエンドなのも個人的にかなり好み。作演さんが色々ちょっと一本気すぎるのがちょっと心配ではあります。
物販について以前写真が全体的に加工味が強く解像度が低く感じられブロマイドは背景処理も謎仕様でしたが多少良くなったようには思うが依然加工味は強い。いっそのことチェキ撮って売れば良くね?と思うほど。

ただの愚痴
しかし、面会時間があってやっとここまで来たのねーと思った反面、何でスマートウォッチ電源入れてしたままなんかね。2列目のどセンターで光っちゃたら目立つじゃない。目立ちたいかね。袖で隠してもあなたみてるんだから光ってますやん...とかいう人やら。
2列目どセンターで(別人)ほぼ爆睡してたのに面会で作品について熱く語っちゃうような剛の者も久しぶりに見たわ。面会行ったらだれのファンなのか周りに丸わかりだから...やめたほうがいいと思うけどやめないんだろうねーそういう人は。役者さんはその場でどうもできないのも最悪
Spring Grieving

Spring Grieving

PLAY/GROUND Creation

サンモールスタジオ(東京都)

2023/05/19 (金) ~ 2023/05/31 (水)公演終了

実演鑑賞

 上演時間は、
side-A 約1時間50分、
side-B 約1時間35分。
2作品観る場合、どちらからでもよいが、関連性はあるので、
時系列的には、B→Aが自然。また、それぞれ完結しているので、
単独で観ることもできる。

 家族を真正面から扱った作品で、全体的にはやや抑えめで
静かなタッチだが、だからこそ、本音がぶつかり合うとき
その激しさが際立つ。

 作品の底流にある家族の喪失と再生というテーマが総合タイトルに
表されており、また、下手から上手に向かって伸びる桜も印象的。

『フランダースの負け犬』

『フランダースの負け犬』

劇団月光斜

立命館大学衣笠キャンパス学生会館小ホール(京都府)

2023/04/16 (日) ~ 2023/04/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

柿喰う客さんの演目らしい、シュールで無情な感じを、劇団月光斜さんが上手く魅せてくれていて、好きです。
劇団月光斜さんと柿喰う客さんの演目は相性良いかも、と思いました。
面白かった。

宇宙の旅、セミが鳴いて

宇宙の旅、セミが鳴いて

劇団道学先生

新宿シアタートップス(東京都)

2023/05/17 (水) ~ 2023/05/24 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#中村中 #尾身美詞
#浅野千鶴 #月海舞由
#鈴木結里 #稲葉佳那子
#佐藤正和 #速水映人
#青木友哉 #川合耀祐
#本間剛(敬称略)
枯れ枝に産みつけられた蝉の卵は越冬し、暖かくなるとカラダを形成し始める。湿度を察知すると準備して、雨が降ると孵化して1時間以内に土の中に潜る。そこから7年ほど木の根から栄養を吸って成長し、夏に羽化して僅かな成虫期を過ごし産卵して一生を終える。我々がセミと呼んでいる姿で生きるのは100ヶ月の一生のうちの最後の2ヶ月くらい。人間の生涯を80年としたら最後の1年半の姿。想いを巡らせると胸が締め付けられる。セミは哀愁の塊。哀愁そのものだな。
遭難したり、航空トラブルや船舶……タイタニックもそう。生きながら死が迫る状況に直面するとどうなるのか。どうするのか。
人はいつでもどこでも恋するイキモノなんだな。
ざわわだな。
中村中さんは、やはり目を引く俳優さんだ。発する声や言葉と表情がちゃんと繋がってる。
大好きな尾身美詞さんと浅野千鶴さんが姉妹というキャスティングに身悶える。
加えて、文学座研究生の時から拝見している鈴木結里さんと川合耀祐さんの活躍も嬉しかった。
チュー💋したくなった。

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