ホテル・ミラクルThe Final
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/20 (火)公演終了
新漂流都市
水族館劇場
臨済宗建長寺派 宗禅寺 第二駐車場 特設野外儛臺(東京都)
2023/05/17 (水) ~ 2023/06/06 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
千秋楽に観劇に漕ぎつけた。雨のけぶり始めた羽村駅から宗禅寺境内に到着すると新宿でやっていた頃を思い出す列をなした観客。桃山亡き水族館劇場の第一弾は前作で舞台にも立っていた翠羅臼がかつて水族館に書き下ろした作品の新装版、演出も翠氏による。文体やリズムは異なるが、「旅」「時空」「世界の暗部」「永遠の恋」といったテント劇団共通の要素がある。
パタリ、パタリと板が剥がれるさり気ない屋台崩しと、ワイヤーと水の激しさとのコントラストは中々であった。満場の拍手をさらった。
時間があれば後日追記。
雨の世界
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2023/06/14 (水) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
月組を観劇しました。
雨をテーマにした、不思議な雰囲気を味わえる作品で面白かったです。
音響の雨嵐が迫力あり、舞台を盛り上げていて良かったです。
雨女の話は、あまり共感できないような・・という印象でした。
不思議な世界を楽しめました。
海の木馬
劇団桟敷童子
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/05/30 (火) ~ 2023/06/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
木馬と言えばトロイ戦争。本作でも近代戦争に「木」の飛行機を用いた愚かしい史実が題材となっている。客演小野武彦を現在の老人とし、時代を遡った回想場面にそのまま登場して当時を演じるというシンプルな趣向が効果的であったが、震洋と命名されたその片道切符の"航空機"に乗るべく彼らが配置された山陰地方の漁師町では、機密情報はとうに漏れていて彼らが「特攻」で散る運命であり、町を挙げて迎え入れる体制。靖国の妻となった戦意十分な女性(板垣)や、小野氏とささやかな交流を持つ女子(大手)、夫が出征中の家のために婦人会長に名乗り出させられ、覚束ない働きぶりであった女性(石村)が彼らとの交流や空襲の激化の中で逞しくなっていく、等の心温まるエピソードの合間に、軍の上官らが役得をほしいままにする様や、出動命令が出ては村人と別れの挨拶をし、出動時刻までの数時間(時には半日)を緊張に体を固くして待機したかと思えば「敵機来襲の情報が誤り」として解除される、という事が何度も繰り返されるなど、日本軍の組織力を皮肉る視点も挿入している。彼らを歴史の英雄に祭り上げる事を許さない「愚かな組織の犠牲者」という視点は、ラストに結晶する。
終戦直後に筑豊で起きた武器弾薬庫爆発事故を描いた作品(前々作あたり)に通じる。史実を「受け止めるしかない事実」と飲み込む事を観客に強いる、甘味でない芝居。
M.O.S.ヤングタウン
かるがも団地
SPACE EDGE(東京都)
2023/06/15 (木) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
M.O.S.とは南大沢の略なのだろう。地元の馬鹿中学に入った主人公。馴染めなかった親友は不登校に。財力のある家に生まれた生徒会長が好き放題で学校を牛耳る。それに楯突いた兄は生徒会長に立候補する。そんな日々の中、学校では夜の放火騒ぎが起きていく。
主演の瀧口さくらさんが上戸彩に見えた。
その親友、樋口双葉さんは有村架純に見えた。
トンパチの主人公の兄、奥山樹生(いつき)氏は菊野克紀を思わせる。
主人公の母親、ラーメン屋店主、無線部などのキツいキャラばかり兼任するのは長井健一氏。流石に上手い。
中嶋千歩さんはバドミントン部の女なのだが妙に印象に残る。キャラの書き込みが多いだけに勿体無くもある。
ヒールの生徒会長・浦田かもめさんは奥菜恵に見えた。
大学生の北川雅さんは蒼井優に見えた。
大学生や校長の小日向春平氏は宮台真司っぽい。
Oasisの『Half The World Away』が似合うと思う。
雨の世界
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2023/06/14 (水) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/06/15 (木) 19:30
オフ日でしたので、この時期にぴったりのテーマ作品を2本観てきました。
下北の「劇」小劇場。歴史を感じるローカルっぽい雰囲気が良いですね。
「雨の世界」は、星組を鑑賞。大嵐の中、訪ねた男とその館に住む雨男のお話。
何故、雨男が住んでいるのか。雨男とは何なのか。如何にして雨男になったのか。
ちょっぴりファンタジーで個人的にはこの不条理っぽい世界観、好きです。
ホテル・ミラクルThe Final
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/20 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
STAY Verを観劇
こちらのバージョンもパートが変わるごとに童貞くんから泥沼カップル、マニア系まで同じラブホテルの一室ながら様々な表情が次々と
REST Verでは「行き場のない女性のモヤモヤした性欲」だとしたら、STAY Verは「行き場のない男性のストレートな性欲」の印象が強かった気がしたのだけれど、とにかくそれら人間関係の多様性といったら
これでシアター・ミラクルでの観劇が最後、そんな気持ちも合わさって感慨深くひとパートひとパートを拝見し、そして遂にラストパート
REST Verもラストは異色なパートでありましたが
これで最後だという緊張感というか切迫感というかグルグル迫ってくる強いインパクトを残してのエンディング
この劇場でしか味わえない臨場感、空気感が確かに存在していて、今まで本当に沢山の公演で楽しませてもらいました
新宿シアター・ミラクル、心よりありがとうございました!
Family~明けてほしくなかった梅雨~
ヒューマン・マーケット
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2023/06/13 (火) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/06/15 (木) 14:00
オフ日でしたので、この時期にぴったりのテーマ作品を2本観てきました。
「Family~明けてほしくなかった梅雨~」
タイトル通りの、家族や人間模様の日常風景を切り取ったような作風のドラマ演劇。
「Family」は初見でしたが、シリーズ化していて10作品ほどあるそうですね。
お話の前後を知らなかったので、最初はパンフと登場人物を照らし合わせながら観ていましたが、徐々に理解しました。
総じて良い人たちと言うか…アットホームな印象の劇団。主宰の船戸さんの和装姿も板についてますね。
雨の世界
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2023/06/14 (水) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
月組さんの回を観劇
ちょうどホントに雨の日であり
なんかシンクロしてたかねぇ・・・
舞台セットは床に色とりどりの紙を千切って撒いてあり
舞台下手には赤が基調の紫陽花3輪飾ってあった
開演前は舞台中央に椅子が一脚置いてあった
開演後は黒子さんらが
扉やテーブルや椅子やらを上げ下げしての
舞台変換をされていました
短編を伸ばした感じの
少し不思議~♪な
オハナシって感じの中編=75分の作品
客席の各椅子にナンバリング等はしているが
自由席であった
「その先の闇と光」
ISAWO BOOKSTORE
雑遊(東京都)
2023/06/03 (土) ~ 2023/06/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
A「壁の向こうの友人―名古屋保険金殺人事件―」
B「明日は運動会―和歌山毒物カレー事件―」を観劇
Aは面会室での被害者家族と犯人に
拘置場の職員が狂言回し的な役割で加わる
Bは加害者家族の長女宅居間に
家族が集まり母の無実を訴える為に
ネットに動画を投稿するか否かでの話で
事件経緯や司法の判決の歪さを表現していた
犯罪ものは興味深く
いろいろと映像関係など中心で視聴等しているが
実際の事件を背景にした作品は重みが違うなぁと
感心しきりでした
確かカレー事件では
長女さんが心の闇を広げてしまって・・・な
結末になっていましたね・・・昨年
作品の切り口的には
王道な感じでしたが
やはり背景にある現実からの重みは凄かったなぁと
強く感じた2作でありました
ホテル・ミラクルThe Final
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/20 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Stayバージョン拝見しました。ホテルミラクルは3回目くらいですが今回も面白かったです。2本目のヨッちゃん好きでしたね。大好きな会場でもあり最後のミラクルになるのはざんねんですが、またどこかでホテルミラクル拝見したいですね。ほんとよかったです
独りの国のアリス〜むかし、むかし、私はアリスだった……〜
ことのはbox
シアター風姿花伝(東京都)
2023/06/15 (木) ~ 2023/06/19 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初日のTeam葉バージョンを拝見。最後に遊◎機械/全自動シアターの舞台を見たのはもう30年ぐらい前だから、この作品は未見なのだが、始まってすぐに(当然ではあるが)遊機械っぽい芝居だなあと。高泉はあの役だろうし、白井や陰山はあの役かなとか思いながら見ていた。初日だからか、今日はちょっとギクシャクした出来だったように思うが、推しウサギも見られたし、個人的ノスタルジアも含めて楽しませてもらった。
幸演会
オパンポン創造社
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2023/06/15 (木) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
満足度★★★
野村さんの自叙伝
リアルとフェイクを交えてやっていて、何かすっきりしない
リアルがどこまでかもわからず、もやもや
結局は、幸せとは何かを自分自身に向けても投げかけていたのかな
前回に引き続き不完全燃焼
雨の世界
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2023/06/14 (水) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
ホテル・ミラクルThe Final
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/20 (火)公演終了
ホテル・ミラクルThe Final
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/20 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
【REST ver】前説を兼ねたショートショートに続いてホテルの1室を舞台にした各30分程度の作品が5本、途中の休憩5分が少し長くなったせいかトータル2時間45分、オープニングのダンスはエロ度が減った感じ、2本目の「よるをこめて」がシチュエーション、ラスト共に好み。あと3本目の「きゅうじっぷんさんまんえん」の演技が印象的。
#33経済3篇
JACROW
新宿シアタートップス(東京都)
2023/06/08 (木) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/06/15 (木) 14:00
座席1階
「焔」を鑑賞。EVに積む燃料電池開発をめぐる、自動車メーカーと下請けのバッテリーメーカーが舞台だ。中国のメーカーに押され気味の国産EV。来春の新型EV発売に社運をかけたイチバ自動車は、カワマツエナジーのバッテリーにさらに航続距離を延ばすように要求する。材料を吟味して作り上げたバッテリーだけに、「これ以上の性能向上は困難」と現場は社の上層部に訴えるが、イチバ側が幹部を派遣して伝えたのは、できなければ取引の打ち切りもあり得るという示唆だった。
冒頭場面は記者会見で、数人の記者たちが会見の矢面に立つ会社の幹部を責め立てている場面から始まる。よく聞くと、会社(イチバ自動車)の不正に関する記者会見と分かる。このところメーカー各社で相次いでいる数値不正をテーマとしている。
JACROWの芝居の面白さは、こうした時事ネタをベースに展開される人間ドラマである。今作は、田中角栄役でおなじみの狩野和馬がイチバ自動車の担当社員として重要な役どころを演じるが、彼をめぐるドラマが客席のハートをつかむ。
また、働き方改革としてノー残業デーのアナウンス(これは、役所だけでなく民間企業もやっているのだろうか)や職場不倫、さらに出張申請の不正だとわめきたてる上司(本当は日帰りでいけたのだが、下請けと飲みに行って電車がなくなって宿泊したという経緯)など、いかにも社内のあるあるエピソードが満載で、「これってうちの会社のこと?」みたいな感覚も味わえる。経費節減のため出張でなくリモート会議を命じるのは、どこの会社も同じなんだなあ。
今回は経済3部作を一挙上演ということで、チラシには「経済と書いて『せんそう』と読む」とあった。「経済せんそう」に巻き込まれる社員たちの人間ドラマということだ。当たり前だが政治も経済も人間の思惑がぶつかり合うところにドラマが出てくる。さらなる快作を期待!
雨の世界
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2023/06/14 (水) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
月組を拝見。梅雨の真っ最中に雨に纏わる話の上演だが、今作には他にも洒落が幾つか入っている。それは今作の物語が展開する屋敷の主の苗字であるが、他にもこの家主の家系とは反対の役割を演じていた旧家の苗字にも言えることで、ネタバレで少し苗字についても述べることにする。が、反対の役割を果たしていた旧家の苗字に関しては予想して楽しんでも貰いたい。(追記6.18、楽日だから自分の解釈を述べた)
雨の世界
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2023/06/14 (水) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
R.P.G. ロール・プレーイング・ゲーム
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2023/06/09 (金) ~ 2023/06/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/06/15 (木) 14:00
価格4,900円
ここ数年ワンツーワークスさんの舞台を鑑賞しているが、今回も考えさせられる内容で観ている側としては大変満足だった。
前回の「アプロプリエイト」はキャスト陣が普段より少し豪華だったことも関係して作品自体のクオリティが高かった。しかし今回は、パンフレットを見てみるとワンツーワークス初参加の方も何人かおり、カンパニー全体が若くフレッシュに感じられた。
ここからキャスト個人の話になるが、劇団員の奥村さんと関谷さんは相変わらず流石としか言いようがない。毎度のことだがしっかりとお二人が空気が作っていることが分かる。ネットのカズミを演じた東さんは、何度かワンツーワークスの舞台でお見かけしたことがあるが、毎度忠実に役に入り込んでいて度肝を抜かれる。当時の若い学生そのもので、懐かしさすら感じさせられた。そして石黒を演じた小林さんは、登場シーンが少なかったものの、しっかり演技でインパクトを残す役者さんだと感じた。単純にもっと話しているシーンも観てみたい。プロフィールを調べたらまだ10代ということで、更なる成長と今後の活躍が楽しみである。
ここに記載していないキャストの皆さんも素晴らしいもので、新しいワンツーワークスの形を見たような気さえする。リピートするか真剣に検討したい。