最新の観てきた!クチコミ一覧

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Dramatic Jam 4

Dramatic Jam 4

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/19 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 如何にも、feblaboらしい質の高い作品群!

ネタバレBOX

 チームCを拝見。短編3作を上演した。各々内容は様々だが、どの作品も高校生くらいの思春期真っ只中の柔らかく、傷つきやすく、而ももじもじしたおっかなびっくりを見事に形象化した作品群である。舞台美術はシンプルで合理的、客席は正面席のみである。作品内容によって場転の間にレイアウトが変化する。最初の作品では、正面に向き合う形で椅子、その客席側にテーブルが置かれていたが、2作目では椅子がテーブルの左右に置かれ、喫茶店の店内になる、3作目はフラットという具合いである。この辺りの場転も実に合理的で素早く行われるので観劇の集中力を落とさない。
 作品内容も微妙な思春期の揺れや心許なさ、頼りなさ、照れや経験不足故の覚束なさを巧みに表現して素晴らしい。
 無論、3作品のうち1作は、如何にもfeblaboプロデュースらしい複数の解釈を可能とする謎も仕掛けられた作品だ。どんな解釈が可能か? については観て確かめて頂きたい。
Dramatic Jam 4

Dramatic Jam 4

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/19 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

【チームA】鑑賞
やっぱり短編集は楽しいですね。ただ終わってみて、ちょっと物足りない感じもしました。
短い作品でしっかり完結させて観客に如何にインパクト・満足感を与えられるか、大変困難な創作だと思います。

それから素敵な俳優さんを発見しました。-今井未定さん
今後の出演作を毎回チェックして観に行きたい。

蒲田行進曲【クロジカ】

蒲田行進曲【クロジカ】

演劇ユニット クロジカ

王子小劇場(東京都)

2022/12/07 (水) ~ 2022/12/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/12/09 (金) 14:00

【海田バージョン】
古屋敷銀ちゃんと海田銀ちゃんで「バックグラウンドの違い」を感じた。
古屋敷銀ちゃんは「叩き上げてスターの座を獲得したがその過程であれこれ失くした」感じ、海田銀ちゃんは「根が小心者なのに大物ぶっている」感じ。
そういう意味でダブルキャストの面白さを実感。
ところで演出・演者の意図はどうだったのかしら?(笑)

宝飾時計

宝飾時計

ホリプロ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2023/01/09 (月) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

じれったいセリフのチョイスが絶妙によくって、ハッキリさせて!って言いたくなるよねー
小池栄子が素晴らしいです。
高畑充希の歌唱力が素晴らしいです。
成田凌は物足りないかな。

ほおずきの家

ほおずきの家

HOTSKY

座・高円寺1(東京都)

2023/01/11 (水) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

観ていてとっても心地よかったです。

ミュージカル『CATsLa』

ミュージカル『CATsLa』

呼華歌劇団KOHANA

すみだパークシアター倉(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

私がまだ知らなかった種類の猫ちゃんたちにも会えてとても楽しい舞台でした。
合間に見える猫たちの現実に胸痛むシーンもありましたが、その辺りはなかなか難しい問題です。昔猫を拾ってアパートでこっそり飼っていましたが、引っ越す時には連れて行けず、幸い実家でも猫を飼っていたので預けることができました。その時の黒猫を思い出すような猫も出てきて(怖い猫でしたが)懐かしかったです。
路地裏から突然月にある猫の国へと言うファンタジー、種類の違う猫たちをその毛並み(衣装)と動きで表現していて、アフタートークの時には検索して見て、今度もし一緒に暮らせるならどの猫ちゃんがいいかしら・・・と夢想していました。
楽しい時間をありがとうございました。

Dramatic Jam 4

Dramatic Jam 4

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/19 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

チームDを観劇。2作品とも演劇を作る側の普通の日常を描いているが、舞台をやる大変さが凄く分かった。
途中客席がバタバタして落ち着いて見ることが出来なかったのが残念。

Dramatic Jam 4

Dramatic Jam 4

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/19 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

チームCを観劇しました。

ネタバレBOX

「いまこそわかれめ」が面白かったです。あおげばとうとし、をテーマに会話の応酬は、テンポよく展開されました。「斑な瞳」は、話のポイントがつかめなかったです。「名前のない名前を呼ぶ冒険」はインパクトのある内容に感じました。
記憶の転生

記憶の転生

フェルフェン

新宿眼科画廊(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/17 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

フェルフェン初観劇。演者でもある五十嵐さんが開演前に挨拶するのだが、こんなにきれいに喋る主宰さんは久々かも。始まってからもセリフが非常に聞き取りやすいのだが、それが中盤からやや単調に感じられてきてしまった印象があり、ちょっと残念。12ヵ月連続公演というチャレンジに敬意を表して☆追加。

ネタバレBOX

開場後に流れていたのは、曲順からするとあのCDの2~5曲目かな。
Dramatic Jam 4

Dramatic Jam 4

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/19 (木)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

ほおずきの家

ほおずきの家

HOTSKY

座・高円寺1(東京都)

2023/01/11 (水) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

前回HOtSKYの初観劇「ミカンの花の咲く頃」が、狭い劇場を物とせず(実際役者はひしめき、「はけ」の処理も相当無理をしていた)、感動のドラマであった。今回は打って変わって広い座・高円寺。このギャップも物とせず過不足ない舞台になっていた。
全体図の中で些か入って来ない部分もあったがトータルで良い舞台。役者の使い方、美術、演出面で時折骨っぽさを覗かせたが、今更にスタッフ陣を見れば、演出横内謙介(そうだったっけ)、そして美術に加藤ちか(久々だ)。

在日差別が一つのフックになっており、やや心配が過ぎったが(これ説明すると長くなるので割愛)、心配した方へ流れず、ある家族の物語として成立していた。(かつて「GO!」を書いた金城一紀はその冒頭でこれはあくまで恋愛についての物語だ、と書いた。)

役者・・店のママである母みょんふぁが、最初(似てるけど)みょんふぁに見えず、芯を持つ役柄を演じ切る。娘役の七味まゆみも彼女「らしさ」を封印し、寡黙な演技が光った(後半、母が娘を呼びとめ、今この町を訪ねて来ている夫の昔の映画仲間を招き、二人に夫が残したノートを見せる場面では「父」という存在が彼女を満たして行くのを一言も発さず演じていた)。
店でバイトするベトナム人留学生マイ役をやった扉座女優、その婚約者役で終盤登場する男と、その妹役が、「本物か」と思わせる風情。終盤を盛り立てる。序盤から登場するマイ役は訛りの強い日本語にベトナム語が混じったり英語が混じったり、何を言ってるのかは聞き取れないが「話者の真意」を要所で伝え、観客はちょうどそういう人を相手にしている日本人の体で参加させられる。「作り物」の(意図的で偽善に見えかねない)気配を、このリアルさが撥ね飛ばしている。

舞台上は中央にデンと店があり(上手側にカウンター、中央にテーブル、下手に販売店冷蔵庫、袖にトイレ)、店をはさむ上手側と下手側の高みは戸外を表わし、客席側に広がる海を眺め下す場所。下手には浜辺に下りる階段があり、上手は岩場になっていてよじ登る形。
冒頭から暫くは、この両サイドに若き日のみょんふぁの夫が死者として登場する。高みを超えた向こうに「知らない世界」への奥行を感じさせる。
だがここへ「現実の時間」が、中盤まず下手の高みで日傘をさして海を眺める娘(七味)の姿を置き、次に終盤、浜辺へ弔いの祭壇をやっこらと運ぶ、センチの欠片もない店の常連二人を見せる(墓を訪ねて来た昔の映画仲間に、みょんふぁが後になって「骨は彼の母と共にその海に撒いた」と言い、二十数年ぶりに盆の祭事を行なうらしい様子が芝居の終幕へ向かう雰囲気を作る)。
ここへやって来た二人の一方は太っちょキャラのタクシー運転手(友部康志)、これがもたらす笑いがギリ周囲の反応の内に収まる(店の常連たちの人間模様のリアリティが「受け皿」となる)。
もう一人は、七味に以前告白したという痩せぎすの男(犬飼淳治)。彼の素朴な一庶民の役柄が、この海辺の場面で一挙に前へ出る。十年前に振られた話をして、友部の全面的な応援を受けるといった微笑ましい場面から、おっかなびっくりな十年振りの再告白というおまけが付く。
留学生マイに惚れていたバイト青年が、そのマイに「相談」を受けていたもう一人の青年共々、最後に望み断たれる結末と言い、恋愛沙汰もドラマには欠かせぬ。

昔の映画仲間だったという男は、影の主人公である七味の父と現在(母と娘の)をつなぐ役ではあるのだが、過去についての言及にこの男がもう一つ噛む事で過去の像は陰影が増したのでは・・と思わなくなかった。
今年の初観劇。まずまずである。

ネタバレBOX

全く関係ないが、締切直前でPC不調のため登録しそこねた「アワード2022」を、この場を借りて。
(自分の投票の有無が趨勢に影響しなかったのが救い)

1位 ホリプロ「HANA ー1970、コザが燃えた日ー」
2位 オペラシアターこんにゃく座「あん」
3位 世田谷パブリックシアター「建築家とアッシリア皇帝」
4位 シヅマ「最後の炎」
5位 MyrtleArts「ひとつオノレのツルハシで」
6位 KAAT「ライカムで待っとく」
7位 劇団桟敷童子「夏至の侍」
8位 イキウメ「天の敵」
9位 水族館劇場「出雲阿国航海記」
10位 ProjectNyx「青ひげ公の城」

実際には、順位に響きそうな庭劇団ペニノ「笑顔の砦」を入選し、「青ひげ」を外していたが、殆ど順位をつけがたい同列の10位(否、10位というのも不本意)が横並び。芝居に順位など本来付けられない。
なので列挙すると・・ドガドガプラス「金色夜叉・改」、虚構の劇団「日本人のへそ」、ハツビロコウ「かもめ」、二兎社「歌わせたい男たち」、青年劇場「豚と真珠湾 ー幻の八重山共和国ー」、城山羊の会「温暖化の夜」、アトリエ・センターフォワード「三人姉妹~愛と幻想と、残酷な時間~」が、最後まで捨てがたかった舞台。
次いで、シヅマ「4.48」、世田谷パブリック「毛皮のヴィーナス」、TRASHMASTERS「出鱈目」、昴「ラビットホール」、KAAT「ラビット・ホール」、KAAT「夜の女たち」、ほりぶん「かたとき」「一度しか」、烏丸ストロークロック×五色劇場「新平和」、オフィスコットーネ「サヨナフ」、舞踊ではCo.山田うん「In C」。

次々点と呼ぶもおこがましいが、
若葉町WHARF「風のセールスマン」、新宿梁山泊「下谷万年町物語」、玉田企画「夏の砂の上」、さんらん「ポンペイ」、こまつ座「頭痛肩こり樋口一葉」、燐光群「ブレスレス」、ハルベリーオフィス「小林秀雄先生、来る」、ハツビロコウ「民衆の敵」、理性的な恋人たち「オロイカソング」、新国立の「私の一ヶ月」、「夜明けの寄り鯨」、円「ソハ、福ノ倚ルトコロ」、オフィス3○○「私の恋人」「ぼくらが非情の大河をくだる時」、趣向「パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日を生きることを耐える。」、青年劇場「裸の町」、オフィス再生「正義の人びと」、うずめ劇場「ひとりでできるもん!」、ドナルカ・パッカーン「オッペケペ」、新国立「ロビーヒーロー」、「貴婦人の来訪」、Mrs fictions「花柄八景」、くじら企画「サラサーテの盤」、サファリ・P「透き間」、トリコ・A「へそで、嗅ぐ」、若葉町WHARF「甘い傷」、モダンスイマーズ「だからビリーは東京で」。
ミュージカルでは桐朋学園卒業公演「RENT」、初めて観た四季「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。
異色ながら、モダンスイマーズの人形劇アフレコ「しがらみ紋次郎~恋する荒野路編~」も面白かったなあ。

配信でGood!だったのは「世界は笑う」、「ハイゼンベルク」、「カレル・チャペック~水の足音~」。

この年も「観ておきたかった」舞台の見逃し多し。
ブス会「The VOICE」、さんらん「ゴン太のクリスマス」、小松台東「左手と右手」、名取事務所の別役実作品3作上演、serial number「ひみつせん」、オパンポン創造社「贅沢と幸福」、赤堀雅秋「ケダモノ」、Pカンパニー「5月35日」、欲をかけば行けたのに、と後ろ髪、CEDAR「わが友ヒットラー」、Aga-risk「SHINE SHOW」。

捨てるの苦手な性格という事だけが良く判る総括。年間通しての印象は特にないが、若干、不本意率は上がったか。
社会や政治はヤバイ領域に踏み込みつつある。演劇にどう影響していくのか、見守るしかない。
アベベのベ 2

アベベのベ 2

劇団チャリT企画

駅前劇場(東京都)

2022/11/30 (水) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

初演の「アベベのベ」はチャリT観劇3本目あたりだったか、「チャリTらしい」軽妙な舞台が漸く観られたと喜んだ。突っ込み所は多々あれど、ではあるが。
今作も突っ込み所は満載であるが、この「お話」のフォーマット上に、コンビニというある意味熾烈な労働状況(そういう場所でこそ生じる断裂)や、選挙にまつわるあれこれ、宣教・オルグ的な場面、安倍銃殺事件も組み込んであけすけな台詞を言わせたりと、宴会のテーブルの如く乗っけている。ストーリーを追う視線にはリアリティ的にノイズ多々であるが、そういうものと割り切って個々の場面を楽しめる向きには中々面白い芝居と言えそうだ。
(私は映像という事もあってだろうが、初見では見続けるのがきつく、わざわざ作らなくていい対立を作ったり、あり得ない怠惰なバイトとか、レジへ行けと指示する相手の前に立ちはだかっているくせに肩をドンとやられてこの野郎と言っちゃう店長候補とか、タオルを投げそうになったが、二度、三度と断片的に眺めてみるとピンポイントで面白がらせてる場面が見えてきた。チャリTは割り切って見るべきだし、作る側も大そうなドラマを作ろうとせずチョコチョコと皮肉混じりな一言を言わせる芝居をどしどし作ってほしい。)

かもめ

かもめ

サブテレニアン

サブテレニアン(東京都)

2023/01/14 (土) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2023/01/14 (土) 19:00

前回サブテレニアンに来たのは昨年の1月7日だったから、ちょうど1年ぶりだ。前回は積もった雪が凍りついている道で滑らぬようそろそろと歩を進めた記憶がある。上演されていたのは演劇ユニット小雨観覧車後日譚の「ネモフィーラ」だった。団体名に後日譚となっているように、前年に上演予定だった作品が上演されないままにユニットが解散し、演劇から引退する主宰がなんとか上演だけはやっておきたいという執念での公演だったのを思い出す。

今回の「かもめ」は板橋ビューネというイベントの中の一作。こういうイベントが行なわれていることすら知らなかったのだが、今年で9回目という。唯一の参加条件が「作者が死亡していること」というのが面白い。

黒い床に9つの椅子代わりの黒い立方体の箱がM字型に並べられ、その上に台本らしきものが置かれている。
上演時間75分というから、かなり省略されている模様。

( ネタバレBOXに続く)

ネタバレBOX

意気揚々と臨んだ芝居の上演を途中で打ち切ってコースチャが怒りをぶつける場面を冒頭にもってきたのはなかなかだったが、その後がいけない。

正面奥の黒幕の上部に字幕が投影されるのだが、全台詞のごく一部(おそらく1/10以下だろう)だけだし、劇が続いているのに字幕ははるか前に投影したっきりのもの(それも役者が読み上げる場面転換の際のト書きがほとんど、だ)が投影され続けている。しかも誤変換が多い(例えば仁奈、とりごりん)。
私はチェーホフの「かもめ」は10回以上観ているので、どういう会話が交わされているのかはほぼわかっているのだが(それにしてもどの場面も登場人物が猛々しく叫ぶようなものが多いのは何故なのか)、ほとんど観たことがない人には人間関係やストーリーなどまるでわからないだろう。
かく言う私にも、コースチャが自殺せねばならなかった理由が一向に迫ってこない。新しい形式に挑もうとしたコースチャが、結局のところマンネリに陥り、ニーナへの愛も拒絶され、という葛藤が、ストーリーが大幅に省略されているために表面的なものにしか感じられないのだ。やはりこの過程は丹念に描く必要がある。この上演でやろうとしていたことが何ら伝わってこないのでは失敗と言わざるをえないだろう。
面と向かってそう言うのは辛いので、アフタートークには参加せずに退出した。

ほとんどの場面で軽快なアコーディオンの音色に乗って役者が両肩を上げ下げする動作とスキップで登場するのは演じている学生がミュージカル実用音楽学科だからか。最初は面白かったものの、同じ繰り返しではその意図もよくわからないし、飽きてしまう。

マーシャ役の女優(原作の黒い服ではなく、軍人用の外套を肩から掛け手に持った酒瓶に直接口をつけてらっぱ呑みしているアルコール依存症らしき女性として描かれている)とポリーナ役の女優が魅力的。どうもこうどこか荒んだり生活に疲れたような風情を漂わす女優に弱いんだよなあ(笑)。
恥ずかしくない人生

恥ずかしくない人生

艶∞ポリス

新宿シアタートップス(東京都)

2023/01/07 (土) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

遅くなりましたが、とても面白かったです。トラブルもあったようですが。全く感じさせない演技で素晴らしかったです。場面展開もスムースで、内容も良かったのですが、ラストどう受け取っていいのか、少し考えちゃいました。が、十分に楽しめました。

無人船

無人船

劇団 枕返し

中野スタジオあくとれ(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

人魚の歌声にとても癒されました。まるでディズニープリンセスのような歌声。
かっぱもあまびえも楽しくハッピーエンドと思いきや…まさかの展開でした。

ある生き物

ある生き物

中央大学第二演劇研究会

studio ZAP!(東京都)

2023/01/12 (木) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

ビコーズカズコーズ Because Kazcause

ビコーズカズコーズ Because Kazcause

ケダゴロ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2023/01/12 (木) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

完全に気が狂っている。途轍もない試みに唖然。整形し15年間逃亡し続けた福田和子の逃走劇をこうトランスレーションする発想が有り得ない。筒井康隆に観せて感想を聞きたい。
ステージ上には古い和室の床の間、天井には鉄パイプで足場が組まれている。そこに次々とやって来る7人の福田和子。東映の女番長(スケバン)ものや女囚もののスタンス。前髪ウィッグで変装する7人。天井で蠢くのはアインシュタイン。そこに踏み込んでくるのはニュートン。
7人の福田和子を追う刑事ニュートンと刑事アインシュタインの構図。「万有引力の法則」と「相対性理論」というこの世の掟から福田和子はあの手この手で逃げ続ける。ドアには鍵、最早天井から逃げるしかない!福田和子達はそれぞれ協力し合って天井によじ登る。ブルーシートにくるまれた死体、それすらも8人目の福田和子と化していく。(主催の下島礼紗さん)。キョンシーっぽい遣り取り。
アインシュタイン役の伊藤勇太氏の身体能力はジャッキー・チェンやバスター・キートンを彷彿とさせる。
ニュートン役の鹿野祥平氏は飯伏幸太ばりの鍛え抜かれた肉体美。

うんていに懸垂、鉄棒競技のキツさ。自衛隊のレンジャー部隊の合宿のような地獄絵図。それをうら若き女性達が必死にこなしている。観ているだけでへとへとだ。全身の筋肉が悲鳴を上げる。「THE ガンバルマン」を見ているよう。スカートの見せパンから伸びた痣だらけの二本の脚。工夫を凝らしたアクロバティックな運動。助けを借りて何とか天井裏に這い上がる。ポールダンスやエアリアルダンス風味もあり。

林あさ美の『ジパング』が印象的に歌われる。矢鱈巧い。
「すみ焼き木こりの勘太郎が庄屋の娘に恋をした
 生まれて初めて恋をした 悲しい恋とは知らないで」

途中、水中で重力を失くしたりする描写も。時折鏡に浮かぶ福田和子の顔。バンバンの「『いちご白書』をもう一度」が感傷的に流れる。
木頃あかねさんや浅川奏瑛さんが印象的。まあ全員にリスペクトだろう。
刑事と福田和子、よじ登って落ちて、またよじ登って落ちる。ちょっとネタ切れの停滞もあるがそれもよし。

前作の『セウォル』を予約していたのに諸事情で観られなかった。こうなってみると滅茶苦茶観たかった。

「ケダゴロ」という泥くさい響きを持つ言葉は鹿児島弁で、土に転がった、いずれ肥やしとなる獣の糞を意味する。(「創造都市横浜」の記事から引用)。

because cuz cause(原因があるから)。because kazcause(和子達だから)。

まだ見ぬ未知に好奇心が疼くならば絶対に観ておいた方が良い。観客の期待値は高く、熱気に充ちていた。

Dramatic Jam 4

Dramatic Jam 4

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/19 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

チームD。他愛がないっちゃあ他愛がない演劇あるある2本立て。『紙風船より』は岸田インスパイア。紙風船の必然性はあんまり感じられなかったかな。『はこをつくる』は劇場をつくる話。石巻での上演を前提に書いた本っぽいね。

記憶の転生

記憶の転生

フェルフェン

新宿眼科画廊(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/17 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

40分の短編一人芝居。記憶の奥底に眠る母親の呪縛、つうか記憶の改竄?母親の話なのか、自分の話なのか、ちとわかりづらい部分あり。ラストも多分、俺、ちゃんと理解できてないな。

無人船

無人船

劇団 枕返し

中野スタジオあくとれ(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ダークファンタジーだったかな
日本妖怪もののー
まぁ夏目友人帖でも人魚は出てきたしなぁ
シンプルな舞台に
衣装は凝ってた というか
頑張ってたなぁ

笑いを多用しながらも
基本というか基底の話は
シリアスで暗い感じだった
一時間半の作品

ネタバレBOX

OPは人魚さんの歌から開演しましたが
雨とJRの中央線遅延で
開演時間は遅らせました

幼い頃
人魚を見た主人公
気がつくと亡き父の漁船に乗っています
男性係長と女性部下
係長の不倫相手
主人公の幼なじみに
係長の子供と その友人
船には操縦席なども無く
カッパやアマビエなども加わって
なぜ この船に乗っているのか
元の世界に帰るには
どうすれば と
忘れている過去を思い出し
自らを省みる話となります

回想シーンの再現とか
重苦しい「おままごと」とか
台風21号とか
再現お芝居が結構笑えました

入場時に渡された
ポチ袋は退場時に
気に入った役者さんへ
投票するものだったりします
個人向けな
おひねりシステムだね

人魚さんは
ストーリーテラーな感じで
要所要所で話に
噛んできたりしました

人間側ばかりでなく
妖怪のアマビエなども
過去設定があり
細かく登場人物を作り込んでましたな

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