三人姉妹
アイオーン
自由劇場(東京都)
2023/09/23 (土) ~ 2023/09/30 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ようやくチェーホフの4大戯曲をコンプリート。
この「三人姉妹」が一番ストーリーが豊かで現代のTV・映画のドラマに近く肩肘張らずに自然に観ていられる。
将軍であった父が亡くなり来訪者も減ったとはいえ、自前のお屋敷に住み、父の年金のお陰で働かずに暮らすことができ、使用人を雇ってパーティーを開く余裕さえある。チェーホフの登場人物はこんな人が多く自分の身をどこに置いて捉えれば良いのかとまどってしまう。まあ100年以上前の外国の話なので「へえ、そうなんだ」と傍観していればサーっと流れて行く。それにしても「モスクワに行きたい」という姉妹の気持ちは「東京に行きたい」と思っていた若き日の私とオーバーラップして懐かしい。念願かなって東京(埼玉だけど)に出て来ることができた私としては姉妹にもモスクワに行って貰いたいと祈るばかりだ。
1・2幕は姉妹のダイニングルームで展開される。その家具が気品があってきらびやかに輝いている。規模こそ小さいが「レオポルト・シュタット」を思い出してテンションが上がった。
「自由劇場」は1・2階合計500席のコンパクトな作りで舞台との距離が近く、今回5列目だったせいもあって実演の面白味を満喫することができた。観客には念のいった着物姿のご婦人もいらしたりして、ちょっと幅が広く作りの良い椅子と相まって非日常に入り込むことができた。
ひげよ、さらば
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2023/09/09 (土) ~ 2023/09/30 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
猫たちが、迫りくるタレミミ(犬)の脅威にどうたちむかうか。冒頭、一匹の猫が大きな生きものたちに食われるところから始まる。その死骸のあった場所に現れた猫がヨゴロウザ(中島裕翔)。彼を片目(柄本時生)が猫たちのくらすナナツカマツカの丘へ連れていく。
食われた猫はなみだといい、片目に「(犬に対して)猫たちはまとまらなければならない」と言っていた。片目はその遺志を継いで、ヨゴロウザを猫たちのリーダーにしようとするが、ふと「俺がなみだをタレミミに差し出した」とつぶやく…。
猫たちは自分勝手で互いに自分がリーダーといって譲らない。そんな猫の丘に、タレミミの側近ナキワスレ(石田佳央)が現れ、「誰がリーダーだ」と勝負をもうしこむ。一番威張っていた黒ひげ(一ノ瀬ワタル)は決闘を迫られると、腰が抜けて命乞い。そんななか、ヨゴロウザが「タレミミと話がしたい」と単身、犬の住むアカゲラフセゴへのりこむ。しかし…。
外から襲われる危険への対応という話は「七人の侍」の設定を思わせる。対応のなかには戦前の日本を戯画したようなところもある。ヨゴロウザが強権的なリーダーになって、みんなを軍隊にしてスパルタ的に特訓したり。いやがっていたねこたちも、しだいに「不思議な連帯感」が生まれるのは日本ぽい。しかし「不思議な団結」が生まれ、そして抵抗に立ち上がるのは、日本の過去からずれていく。
みんなが一致団結して犬を追い払うという単純な話にしないところがみそ。戦争をできればしたくないという思いや、「俺たちは服従(?)も支配も屈服もしない。猫としての覚悟をもって生きていく」というヨゴロウザのセリフに、蓬莱竜太のメッセージが感じられた(劇トモの意見)
全体としては大味だが、学者猫(音月桂)の、息子なみだを遠ざけ失った後悔と傷心には、蓬莱竜太らしい心理描写がある。片目の裏切りも、もう一つのカギなのだが、こちらは「命が惜しかった」「(なみだが)そこにいたから」という答えの、その裏が描かれず、物足りない。
原作では学者猫は犬に食われて死に、片目も焼死する。芝居で猫はなみだ以外は死なない。原作よりはソフトに、ハッピーエンドに作ってある。ただ、冒頭のなみだが食われるシーンは、象徴的にえがきつつ、イメージが目に浮かび、怖く、ぞっとする。この恐怖とおぞましさが底流にあることは、この芝居のポイントである。
新宿羅生門
舞台新宿羅生門製作委員会
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2023/09/22 (金) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
幕末転生奇譚、先祖の記憶から覚醒した若者達の戦い というストーリーゆえ殺陣シーンがたっぷり用意された舞台
どの殺陣シーンにもドラマが存在するので、それぞれに趣が違って楽しめるのだけれど、とにかく終盤に向かっての演出が素晴らしい!
ここってファンの方には萌ポイントなんだろうなぁ、などという楽しみ方をしていたけれど、もう笑っちゃうくらいカッコいい
より妖しく変貌した新宿、緊張感をほぐす笑いを織り交ぜながらも美意識は徹底して高く、覚醒の物語が収束していくエンディングにはただもう圧倒されました
明治座9月純烈公演
明治座
明治座(東京都)
2023/09/08 (金) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
当日引き換えチケットが割引になっていたのと、宮原奨伍さん(大人の麦茶)ご出演ということもあり、久しぶりに明治座へ。
楽しかったです!第一部のお芝居は何も考えずに笑っていればいい感じですが、タイトルだけはもっとなんとかならんのか?と思ってしまったのは私だけ?
熊本の大衆演劇の次期座長というカムイさんは、第一部では浪人を演じる役者さんとしてのご出演でしたが、第二部では女形として純烈の歌で着物姿で踊りました。その美しいこと、艶っぽいこと。同一人物とは思えない変わりようで、ぜひご自分の劇団でのお姿を見てみたいですが熊本は遠いです。
第二部ではいつものコンサートのように握手と撮影ができるラウンドタイムもあり、純烈のみなさんの歌と芝居とトークも楽しいひと時を過ごせて大満足です。
アメリカの時計
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2023/09/15 (金) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
この作品は1929年に起きた金融崩壊、即ち世界大恐慌を題材にし、その期間の人々の人生、生活を描き出したものだ。浅学な自分に芝居が突きつけて来たものは、混乱の時代の時間的な長さだった。大恐慌というとリーマンショックのような一時的な混乱と、一部の人間が破産に追い込まれた、といった程度の認識だったが、右肩上がりの経済のなか進歩を疑わなかった多くの中流そして農民たちが家や田畑を奪われ、都会に流れ、炊き出しに並び、取り立て屋のベルに怯え、精神を病んで行くといった風景が、「一時的」とは言い難い苦難の時間の中で進んで行く。
建国以来、米国人が経験した苦難は南北戦争と大恐慌この二つだ、と冒頭に語られるが、江戸の農民たちが二百数十年の間に何度と知れない飢饉に見舞われ重い年貢に耐え忍んだのに比べれば、僅かな期間である。しかし彼らは民主と独立の精神を国是とし豊かさとそれらへの信条が結びついていたため、信じていたものが奪われる経験は精神の危機でもあった訳であった。
この戯曲を今季のKAAT主催公演に選んだ長塚氏にまず敬服。この戯曲には米国の地名、大学名とローカルな単語が頻出するが、私には今の日本社会を隠喩的に描いている舞台と見えて仕方なかった。そしてその同じ状況に対する、心の叫びが様々な行動や言葉の表出となる光景は、それ自体悲劇的だが私たちの心の声の代弁でもある。わが日本を顧みると、この心の声を覆い隠し、何事もないかのように誤魔化し、やり過ごす先には何も起きそうにない。
新宿羅生門
舞台新宿羅生門製作委員会
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2023/09/22 (金) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
発売前のゲームを原作とした荒唐無稽な設定のお話。イケメンの男性キャストのみの舞台ということもあり、正直なところ途中のシーンでは、この人は誰と誰なんだっけ?と迷ってしまうときも少なからずあったが、殺陣は見応えたっぷり。刀を抜くときのようなさりげないSEもズレがなく、途中からは無理にストーリーを追わずに、アクションを楽しもうと割り切って観ていた。
好日
劇団文化座
シアターX(東京都)
2023/09/23 (土) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/09/25 (月) 14:00
座席1階
文化座とは浅からぬ縁の三好十郎。未発表の戯曲があるとは驚きだった。これを「時空を越えて」今の文化座の若手が演じた。三好十郎ご本人が主人公の興味深い舞台だった。
戯曲の舞台は、まもなく太平洋戦争に突入するかという戦前のこと。知人宅に居候している三好十郎をとりまく群像劇でもある。おもしろいのは三好を慕って訪ねてくる劇作家希望の若者たちだ。自分の作品を批評して物になるかどうかをいってくれと言う若者に「この国では戯曲では食っていけない。全く報われない仕事だ」と説教する場面がある。三好本人はこう考えていたのだろう。さらに、当時の世相、政治状況などを背景に、「劇作家が世相や政治におべっかを使うような作品ではなく、本音を書かねば駄目だ」という趣旨の独白もある。戦争にほんろうされながらも上演し続けた文化座のDNAを映し出すような一幕だ。
なぜこの作品が今まで世に出なかったのかと不思議なくらいだが、今が新たな戦前のような世相、政治状況であるからまったく違和感を感じることなく舞台に没入できる。よくぞ今、この作品が初演された、と拍手を送りたい。三好十郎を演じた白幡大介はせりふをかむ場面もあったが尻上がりによくなり、熱演が光った。
天召し -テンメシ-
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2023/09/21 (木) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初演、再演と観てきてストーリー展開も分かってるけど、しっかり没入してあっという間の2時間でした。
何度聞いても心に響く素敵なセリフがあって涙してしまう。
やっぱり良い作品だなって改めて思った。
ミュージカル ターニングポイント
パン・プランニング
博品館劇場(東京都)
2023/09/21 (木) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
第11回西谷国登ヴァイオリンリサイタル
西谷国登リサイタル
浜離宮朝日ホール(東京都)
2023/09/23 (土) ~ 2023/09/23 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
クラシックのコンサートでは珍しい、いきなり舞台が真っ暗闇。明かりがつくと既にピアニストが座っている。演劇の舞台のよう。演出でしょう。ラヴェル/ヴァイオリンソナタより第2楽章「ブルース」というタイトル、ジャズの調べでした。その雰囲気を表現したかったのかも知れません。前半はその後、現代曲が並びます。湯山昭作品は意外と聞きやすい。「スレンナタリア」というヴァイオリンと5弦ヴィオラの為の曲。西谷国登と作曲家ハケンの二重奏、普通に演奏するだけで無く、激しいアクションもあり驚かされました。後半は一転して、正統派の弦楽合奏。メンデルスゾーンの弦楽だけのV協。聴く前は違和感があるかと心配しました。管楽器・打楽器があるものだという先入観。やはり杞憂。名曲は楽しめますよ。ひょっとしたら、元の協奏曲を知っているからこそ面白いと感じたのかも知れません。勿論、演奏は素晴らしいものでした。新納洋介の「バースデー演奏」あり、メンデルスゾーン初期の作品のアンコール演奏あり、十分楽しませて頂きました。
天召し -テンメシ-
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2023/09/21 (木) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ラビット番長「天召し」観劇した
この作品は今回初めて観た
昭和時代なのかとても懐かしく感じた!
笑い多く沢山笑いました
テンポも良く将棋を軸した人間ドラマあり温かい作品で感動しました
将棋シリーズ間違いなかった
制作もいつもどうりしっかりしていた
オススメできる作品
ジャングルジャングル9
アイビス・プラネット
王子小劇場(東京都)
2023/09/20 (水) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
想像していた感じと違っていて、思っていたよりさらに面白かったです!!
「異界の魚」熱演が凄かったですが、そっちへ行くとは思っていなかった・・・。
「尋問」台本はあってもゲストの反応でどう転がっていくかわからない。アフタートークで、その苦労が忍ばれました。先日ゲキバカさんの舞台でお見かけした伊藤さんの回を見ましたが、物語に没入していく様が素敵でした。
他の方たちの回も見たいので、配信を楽しみにしていますが、リハで6号を演じられた土矢さんの回も見られたらうれしいのですが。リハだけ参加しますとツイートされていて、え?なんでリハだけ?と思いましたが、本番の役者でリハができないからなんですね。出演できるのは一生に一度だけ。面白い発想のお芝居です。
あんた、滅茶苦茶だよ!!
劇団えのぐ
萬劇場(東京都)
2023/09/20 (水) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/09/21 (木)
萬劇場にて劇団えのぐ『あんた、滅茶苦茶だよ!!』を観劇。
公演タイトルに必ず“色”に関する漢字が入っているという劇団えのぐさん。以前から気になっていた劇団の一つでしたが、これまでなかなかタイミングが合わず、今回初めて拝見させていただきました。
劇団のプロフィールを見ると、男女の2人の脚本・演出家がおり、奇数公演と偶数公演でそれぞれ分けて公演を打っているとのこと。第12回公演となった今回の偶数公演回は松下勇さんの作品でした。このローテーションというか、一つの法則のようなルールは面白いと思いますし、劇団の特徴・個性としてありだと思います。定時開演に拘っているという部分も概ね共感出来ます。
劇場に入ると、ステージ上に今回の使用劇場でもある“YOROZU”のロゴが刻まれた木材が露出。また、脚立なども剥き出しで置かれており、まるでセットを組み立てている途中、或いは解体している途中かのような空間が広がっており、ある意味斬新で不思議な感覚に陥りました。それもそのはずで、今回の作品は旗揚げ30周年を迎えるとある劇団の1週間前に起こる悲劇を描いたバックステージ物。スポットライトを浴びる役者さんだけでなく、原作者、脚本家、演出家、舞台監督、照明、音響、美術、衣装など、様々な裏方の役が登場し、非常に賑やかで、興味深い作品であったと感じました。恐らく今回の公演においても、多くの裏方さんがそれぞれの仕事を全うしているからこそ成り立っているものだと思います。
ただ、今回の作品はそのような各々の仕事を紹介しているものではなく、公演直前で台本を全部変えることになった。それも何回も。。。という、まさに誰もが「滅茶苦茶だよ!!」と叫びたくなるようなストーリー。ステージ上で繰り広げられるドタバタ劇はユニークで面白かったですし、どのような結末が待っているのだろうと楽しみもありました。
一方で、あまりにも声を張り上げているシーンが多いというか、大声で演じている役者さんが多く(ほぼ全員?)、観ていて若干ストレスを感じてしまったのも事実です。。声を張り上げたり大声を出すようなシーンは、場合によっては非常に重要な役目を果たすポイントになり得ると思うのですが、今回のように終始大声で演じている作品になると、ストーリー展開上、肝となるポイントが掴みにくく、耳が休まることもなく、途中から内容云々よりも耳障りの方が先行してしまったような印象を受けました。良くいえばエネルギッシュでパワフルなのかもしれませんが、シーンによる強弱もなくやや単調。今回が初見でしたので他作品も気になるところですが、これが劇団えのぐさんの作風や特徴であるとしたら、次の観劇は控えようかなとも思ってしまいました。終演後足早に劇場を後にしていた夫婦が「うるさかった」と感想を話していたように、好みが分かれる部分かもしれません。また、テンポが良く、よく稽古されている印象を受けましたが、シーンによってはもう少し間(流れに変化)があっても良いかと感じました。役に成り切っているというよりは、演じているという印象が残り、やや感情移入がし難い気もしました。途中であっと思わせる工夫・仕掛けが施されていた点は良かったです。
Dear dreamers
自由劇場
シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)
2023/09/23 (土) ~ 2023/09/25 (月)公演終了
満足度★★★
ちょっと期待しすぎたのか、どころか物足りない やはりコロナや大学からの活動停止処分が…
新入生公演だからなのか、緊張感が演技にもでて、ういういしさを飛び越えて、ぎこちなさが…
夢を持たなくても良いんだよ、と言いたかったんだろうけど、夢を持って入学してきた人には…
次回に期待
パンドラの一滴
虹色りきゅーる
神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)
2023/09/24 (日) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
満足度★★
うーん😔わからん
初めて観たが…終わり方も中途半端
ギリシャ神話知ってても、楽しめたのかは疑問
皆のストレートな意見を聞いてみたい…
しあわせ色の青い空
7どろっぷす
小劇場 てあとるらぽう(東京都)
2023/09/21 (木) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
ミュージカル ターニングポイント
パン・プランニング
博品館劇場(東京都)
2023/09/21 (木) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
知人に誘われてダイヤチームの回を拝見。休憩込みの2時間15分だが、3つぐらい並行して進むストーリーをもっと整理して、休憩なしで進めた方がよかったような。
第11回西谷国登ヴァイオリンリサイタル
西谷国登リサイタル
浜離宮朝日ホール(東京都)
2023/09/23 (土) ~ 2023/09/23 (土)公演終了
第11回西谷国登ヴァイオリンリサイタル
西谷国登リサイタル
浜離宮朝日ホール(東京都)
2023/09/23 (土) ~ 2023/09/23 (土)公演終了
切り裂かないけど攫いはするジャック
ヨーロッパ企画
本多劇場(東京都)
2023/09/20 (水) ~ 2023/10/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
推理小説もコメディも両方好きなので期待していたが
村人のどうでもいい推理を長々と聞くのが退屈で
頼むから早く先に進んでくれ!とずっと祈っていた。
ゲームで例えるなら早く村から出たいのに
村人の話がクソ長くてボタン連打して
聞き流している展開に似ていた。
その退屈な推理はボケにしては弱く
それに対してのツッコミも弱い。
だから、笑いとしての掛け合いが成立してない為
ずっと退屈な時間が続いた。
会話で笑いが起きないから
ドリフのコントの「志村、うしろうしろ!」みたいな
古典的な手法で笑いをとっていて私には合わなかった。
大きな舞台美術が出てきてもう〜ん…でした。